氷国で妖精がくれたもの |
先日の 『氷国x日本』では、我々の妖精嬢がスペシャルなハンドメイドのお土産を配ってくれました。お土産というより、参加章のような感じでしたが。 写真は私のTシャツで、胸のところについているフワフワがそのお土産です。フェルトに本物の羊毛のフカフカを付けたもので、これがすごく可愛い!配られたのはひとり一個ですが、氷国イベント終了後、私が「かわいい!かわいい!」を連発して、余分にいくつか貰いました。ね、本当に可愛いでしょう。これを、セーターのクビの周囲にぐるっと付けたら、ホントに可愛いと思う・・・って、私はいったい何歳なのでしょう。妖精嬢が娘であってもおかしくないので、気だけは若いということで。 それからなぜ突然、妖精が出てくるのかといえば、アイスランドは妖精の国で、アイスランド人の90%以上がその存在を信じていると言われています。うーん、信じているというか、「信じない理由がないだろう」という消極的な意味での、存在の肯定も含まれます。 妖精という訳が果たして正しいか分かりませんが(専門の方が見ていましたら、ぜひご教授ください)、アイスランド語でhuldufolkというのは、隠された人々・隠れている人々という意味。その起源を辿れば、アダムとイブの間には沢山の子供達が生まれ、ある日、神様がイブのところにやって来るというのです。イブはそれまでに子供達をきれいにしておこうと思うのですが、なにせ時間がない。風呂に入れられなかった子供は神様に見せられないと思い隠してしまいました。神様がイブのところに来て、子供達が小綺麗に育てられていることを見て了承し、「他に子供は?」と尋ねます。身綺麗にする時間のなかった子供を見せて神の怒りを買うことは出来ないと思ったイブは、「他に子供はいません」と答えます。というわけで、この子供達は存在していないことになってしまいました。 なので、彼らは隠され、隠れているだけで存在していないとは言えないんですね。これに関しては、様々な逸話がアイスランドのあちこちにあり、道路建設や家屋の工事等でも、彼らの領域を侵さないよう、注意しなければなりません。・・・冗談のように聞こえますが、これは大まじめです。日本でも、「祟り」という名の元に、切ってはいけない木や、動かしてはいけない石などがありますよね。それと同じような感じでしょう。 話は少し飛躍しますが、アイスランドへ行くと、溶岩がゴロゴロ転がっています。どこの国でもそうかもしれませんが、これらは決して持ち帰らないでください。アイスランドの溶岩には、彼らが住んでいることがあるからです。 なぜ受付嬢が妖精なのか?と不思議に感じた方もいたことでしょう。仲間内で冗談のように言い始めたことですが、それは実はアイスランドの歴史や社会に深く根ざしている話題でもあるのです。そのような国だからこその音楽もたくさんあります。ぜひ下のバナーをクリックして、音楽ショップを覗いてくださいね!(小倉悠加) 妖精の国の音楽SHOP、日本盤購入で送料無料!↓バナーをクリック! |
by icelandia
| 2006-09-27 17:19
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