execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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2009アイスランド・エアウエイブス2日目(後半):教会ライブはいつもスペシャル!
 毎年10月に開催されるアイスランド最大のポピュラー音楽フェス、アイスランド・エアウエイブス2日目後半のレポートです。実は1ヶ月近く前に書いてたのに、今頃アップって・・・。

アイスランド・エアウエイブス2日目(後半)
身がふたつあれば・・・で、あれもこれも見たい!
教会ライブはいつもスペシャル!

前回のレポートはこちら

 午前中から午後にかけ、ヴァルゲイルとシガーロスの二大スタジオ見学を終え、ほとんど放心状態。参加者のほとんどが、シガーロスやビョークのサウンドに惹かれてアイスランドに興味を持ったという方ばかりであるため、メッカ巡礼(?)のような濃厚さ。
 それでも、一日はまだ始まったばかりです。
 ところで、下はこの日に発行された全国新聞に掲載された記事。とてもいい思い出になりました。
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16:30 Agent Fresco (Naked Ape) シガーロスとヴァルゲイルのスタジオツアーを終え、ホテルに到着するやいなや走ったのは、Naked ApeというTシャツ屋のオフ・ベニュー会場。外は若者がたむろしています。
 Agent Frescoは今年初頭に行われたバンド・コンテスト優勝者で注目度が高く、会場はびっしり。
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 ジャズ・フレイバーのキーボードが特徴で、格調高い演奏をするバンドですが、この日はキーボード自体の調子が悪くて残念。それでも、熱の入った演奏とヴォーカルは健在でした。
 アイスランドは暖房施設は整っていても冷房がなく、こういった小さな場所ではTシャツになれることが必須。なのに着替え忘れてヒートテック着用のままの私は汗だく。酸欠状態のヴォーカリストは、唯一外の空気が入る天井に張り付いての熱演。涼風でも浴びないと、ぶっ倒れそう。
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 翌日、ノルディック・ハウスでアコースティック・セットを披露するとのこと。すごーく行きたいけど、場所の移動に往復30-40分歩くことになるのを考えると、時間がぁ・・・・。

17:10  Ghostigital, Finnbogi Petrsson(i8) i8(アイ・エイト)はアイスランド、ピカ一のギャラリー。世界的に有名なアイスランドの芸術家はほとんどこのギャラリーの所属。ここが催すのだから、悪かろうはずがないし、ゴースティギタルとフィンボギという取り合わせも興味津々。
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 その場所に近づくと、何やら付近に白い煙が。え?火事?まずいよ。消防車呼ばないと・・・・と半ば焦ると、どうやらその煙はi8から出ている。で、これがパフォーマンスの一部だと気づくのに、かなり時間がかかりました。人が入っていくのを見て、あぁ問題ないんだ、とわかった。
c0003620_19142239.jpg 期待を裏切らない前衛体験。何かといえば、i8をスモークで満たし、その中でガンガンDJをやる。周囲が全く見えなくて、かなり怖い。誰かとぶつかったらイヤだし、階段や柱にぶち当たると激しく危ない。実際、座ってる人を踏みつけそうになったし、なんか異様に怖かった。
 私も時間があれば長居したかったです。視界が無い分、音が全身を取り巻いて、ある種のトランス状態を招きそう。
 そして、このコンビが数年前にアルバムを出していて、リイシューされていたので、早速ゲット。ショップにも急遽置きました(解説後で書きます)。ここ。


17:20  Nico Murhly (Kaffibarinn) i8に長居できなかったのは、ニコを見たかったから。去年はスケジュールのダブルブッキングか何かでどうしても間に合わず、ドタキャンした彼なので、今年はもう絶対に見なくちゃ!
 会場に飛び込み、人を掻き分けて前の方へ行く。ニコはヴァルゲイルが主催するベッドルーム・コミュニティの一員。最近つくづく感じるのは、ヴァルゲイルのところのアーティストは、ぶっちぎりで音楽性が高い。個性も強いし。あぁ、この話はまた別の時にしましょう。
 去年出したアルバム『Mother Toungue』からの新曲を披露。不思議なミニマリズムで、スティーブ・ライヒが好きであれば、かなり気にいると思う。今回のミニ・ライブも素晴らしく、本会場でも絶対に聴こうと決定。
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 そして去年ベッドルームのライブに参加したマジケル(MaJiKer)が登場。
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「去年すごく楽しかったから、今年は勝手に自分で来た(笑)」と。ここで、彼はニコのニュー・アルバムからニコに内緒でリミックスした曲を披露。これがまた結構面白かった。 
 そして次はマジケルのパフォーマンス。彼のパフォーマンスがユニークで面白いことは去年たっぷり見たので、やはり今夜もお客さまのご案内時間の都合でここで泣く泣くオフ・ベニューはリタイア。

18:20  夕食(サラダ) 19時までに食べ終えることを考えると、道中にあるスーパーのサラダバーを利用するのが精一杯。
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19:00  本日の見どころ説明 今年のエアウエイブスはメイン会場のスタートが去年よりも30分遅いため、この時間を利用して、みなさまに私が集めた情報を伝達。見たいものが決まっている人は、自由にどうぞ。勝手が分からない人は、何かの参考にしてね、ということです。
 毎年思うことだけど、事前に少しでもMySpaceあたりで出演しそうなアーティストを聴いておけば参考になるし、アルバムをじっくりと聞き込んでおけばベター。右も左も分からない場合は、私の情報をある程度参考にどうぞ。というか、結局この情報が非常に役に立ったと異口同音に言われました。

19:40  Rokkuro (Hafnarfus) デモ盤が気に入って2006年にショップで扱ったバンド。初めてライブを見たのは2年前のエアウエイブスで、運良くCDデビューも果たし、まだ高校生だったメンバーが初々しく、ヴォーカルが可愛くて、オーガニックなサウンドがいかにもレイキャヴィクらしくてよかったーーというところまでは順調でした。
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 今回、メイン会場で聴いて、まだ若干力不足かなぁ。良くも悪くも「相変わらず」なので、手慣れてきてるけど、小さくまとまりかけている気配。若いし、もっとハジけていろんなことをやっていいのに。即座に見切りをつけ、Nasaへ移動。
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19:50  Fallabraedur (Nasa) 2年前に教会でチラリと聴いた男性合唱団。これは期待を裏切らず、無骨、素朴でイイ!
 ウエストフョルズル出身男性のコーラス隊で、まずは物量の勝負。なにせ人数が多いから迫力アリ。みんなかっこいいし、骨太の声が魅力的。教会の時はアコースティックでしたが、今回はギター、ドラムス、そして紅一点でバイオリンが加わり、実に華やか。
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 そして、突然出てきたお爺ちゃん。団員はスーツでビシっと決めているのに、この爺ちゃんだけ普段着のセーター。それで彼が歌い始めると・・・ウマイ!!どこのどなたか存じ上げませんが、いい味出してますねぇ。素直にさらりと歌いながらもいい感じの重みがあり、暖かな歌声で、好みだわぁ。このお爺ちゃんにず〜〜っと歌っていてほしかったけれど、2-3曲でライブはお仕舞い。このグループ好きです。
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 私が見たライブそのものではありませんが、どのような感じかをぜひご覧ください。音楽は1分20秒頃から。


20:10  夕食 (Lobster House) 旅行代理店氏がおいしいロブスターを食べに行くと言っていたので、「もしも時間があれば行くと」宣言しておきました。ライブ優先で、あくまでも時間があればということ。次のパフォーマンスまでに15分か20分余裕があり、まぁ次はヒャルタリンの女性ヴォーカルのソロで割合察しはつくため、見ても見無くてもという判断で、ロブスターハウスへ走る。
 私の計算では、移動に往復10分弱、ササっとスープを賞味して、再度Nasaに戻るまで所要時間30-35分と見ました。
 レストランにはツアーのお客さま2名と旅行代理店氏がいて、ちょうどスープを食べ終えかけたところ。私は「(高級レストランだけど)急ぎ!」でスープをお願いして、「やっぱりここのスープが一番!」とササっと食べ・・・。食べるのが優先で写真を撮ることに気づくのが遅かった。
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 ちょうど私が食べ終えようという頃に、みなさんが頼んだ海老のグリルが来たし、予定外に白ワインなども頼んでしまったので、旅行代理店氏の分をちょこっといただく(ワインとグリルが旨いんだぁ)。で、話もそこそこ、「はぁ〜ここは本当にいつも美味しいわぁ」言った瞬間席を立ち、再び会場へ。素敵な夕食にありつけて満足。

20:50   Sigridur Thorlacious og Heidurspiltar(Nasa) 間に合った!聴けたのは3曲。
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彼女は現在人気絶頂のヒャルタリンの女性ヴォーカリスト。 最近ソロ・アルバム『A Ljuflingshol』を出してすばらしく好評。
 このアルバムはヨン・ミューラ・アルナソンというアイスランドの有名ソングライターの曲を取りあげたもので、以前オスカル・グジョンソンがやはりヨンの曲を集めて『Songdansar Jons Mula Arnasonar』を作っていたため、メロディに親近感があり、食後のひとときをまったりと楽しませてもらいました。



21:20   Samuel J. Samuelson (Nasa) この日のNasaのラインアップは手堅く、ヴァラエティに富んでいてグッド。去年のサミーはDJとストリングスの共演という異色のライブで、今年は本領発揮のバンド編成。文字通りジャズ・ファンク。演奏も一流のミュージシャン揃い。せっかくの機会なので、無名バンドを見て青田探しも手だけれど、手堅いと知りつつ、乗せられると知りつつ、安心して楽しみに行くのも悪くない。
 サミーはフライパンを持って盛り上がります。
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 なにせ暖房はあっても冷房の効かない国なので、白熱が予想される場合は、短パンがお作法。
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 演奏はこんな感じ。

 曲の途中、イニシアチブを取っているひげ面の男性がサミー。シガーロスのバックで、管楽器を吹いていることもしばしば。このバンドの他、ファンクのヤグア(Jaguar)も率いています。ビッグ・バンドのアルバムはこれ。

22:00   Slatur (Frikilkjan)空振り サミーのアンコールを飛ばして教会へ。というのも、23時からヒャルタリンなので、ギリギリに行って入れない可能性があるため、その前のSlaturを見に来たつもりでした。ヴァルゲイルも面白そうだから見に行くと言っていたので。
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 なのに、会場に到着すると、だ〜〜れもいない!! スケジュール変更を知らなかった orz......

22:20   Disa (Idno) エアウエイブス中の貴重な一時間を空白で過ごすのは忍びないため、教会を出て一番近場のIdnoへ。Disaは見たかったし、好都合といえば好都合。
 Disaはアイスランドのサラブレッドで、有名ミュージシャンの両親を持ち、去年はNasaで手堅いデビュー・ライブを披露した子。
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 歌が上手いだけでは終わらない気配は去年からあったし、実際に今年のパフォーマンスはアーティスト然としていて優秀。イズノという会場も彼女に合っていて、最小限のバックと、PCを駆使したパフォーマンスで、歌の技巧的な旨さを強調するというより、彼女が声で描く音の世界感を披露したかったのだろうと思う。想像以上に実験的でアンダーグラウンドの臭いのするサウンドだったけど、彼女の存在自体は華やかで、メジャー感がありました。
 最後の3曲を聴いただけながら、小さなところでまとめようとしない姿勢は充分伝わったし、アーティストとしての器(持って生まれたものなのかなぁ)をとても感じました。Disaのデビューアルバムはこちら。

22:40   Hjaltalin (Frikilkjan: 外で行列20分) Disaが終わったので、再度教会へ。徒歩でも近距離とはいえ、ライブ中はずっと立っているし、外は結構寒いし、体力勝負です。で、教会に戻ってみると人だかり。リハーサル中なのでプレスも含めてシャットアウト。え〜〜ん(涙)。
 でも待つしかないので待ちます。教会ライブは、いつ誰を見ても素晴らしい。練られた内容が多いのと、やはり教会という場所柄でしょうか、キリリとした空気があり、一杯やりながらのライブとは味が違う。
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 今年の教会ライブは人気絶頂のヒャルタリンで、オーケストラとの共演。指揮は原田知世さんのアルバム『eyja』にも参加した新進気鋭のダニエル・ビャルナソン。女性ヴォーカルは先ほどNasaでパフォーマンスしたばかりのシグリヅル。
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 このライブは演奏が優雅だこと優雅だこと。バック演奏の音の厚みと艶、質感がケタ違い。オーケストラ用にアレンジし直されていて・・・曲によってはムード歌謡みたいになりそうで危うかったのはご愛敬。全般的にとても素敵でした。
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 これがその時の演奏。


 演奏が終わるともう真夜中。メイン会場でのライブは続いていますが、明日もあるし、満足のいく素晴らしい演奏だったので、教会ライブを本日の〆としました。

 フゥ〜っと満足のため息をつきながら、ホテルへ帰る途中、先日味見をして気に入ったFrutinaというヨーグルトドリンクを味違いで購入。ホテルでこれを飲みながら、メールをチェックして、翌日の計画を立て、ベッドに潜り込んだのは、深夜3時近く。
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 翌朝はツアーもご案内予定もないので、朝寝坊を決め込むことに。それにしても、濃厚に忙しい一日でした。満足、満足。<次回へ続く>(小倉悠加/Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif



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by icelandia | 2009-12-17 19:39 | Pops | Comments(0)
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