ギター・イスランシオを聴いて:その2 |
アイスランド・ジャズの誘い アイスランドからのアーティストとしてExcite Music Storeには現在一組をご紹介していますが、来年1月中に4組、2月中には8組まで増やしていきますので、どうぞご期待ください!まだ一組だけとはいえ、アイスランドでは名門中の名門グループなので、聴いて損はありません!って、音楽は損得の問題ではありませんが・・・。 ギターイスランシオの視聴はこちらから さてさて、著名ジャズ評論家、岩浪洋三氏からの投稿第一弾の後半「ギター・イスランシオを聴いて:その2」をお届け致します。(小倉) ----------*----------*----------*----------*----------*---------- ギター・イスランシオを聴いて:その2 今回配信されてるアルバムは彼らの代表作といえるが、ジャケットには『スカンジナビアン・ソングス』と印刷されており、スカンジナビア地方の民謡やそれに近い曲を主として演奏しているものと思われるが、その中のダウンドードが可能な曲の内、とくに最初にぼくがすすめたい2曲が(10)「Havard Hedde」と(11)「Yksi ruusu」である。ギターイスランシオの視聴はこちらからなにか日本の流行歌にでもありそうな情緒たぷりの美しくて憶えやすいメロディをもっており、アイスランド人は人間性や感情まで日本人に似ているのではないかと思えてきた。歌詞をつけて歌いたくなってしまう曲でもある。 そして演奏というか、サウンドの方は2ギターによる響きがちょっと古風で、マイルドだが、個性的でユニークだ。上の2曲以外も、どれも親しみやすい曲調で楽しい。何曲かつづけて聴くと、一層彼らのサウンドの中に自然に入っていくことができる。 2ギターのせいもあるが、ギター・イスランシオの絵層を聴いていて、ぼくはふとベルギー出身のジプシー・ジャズ・ギタリストで、戦前の30年代から戦後にかけて大活躍したジヤンゴ・ラインハルトのグループ・サウンズを思い出した。もっとももジャン後のグループにはヴァイオリンが入っていたが、ギター・イスランシオのバイオグラフィーを読むと、フランスのヴァイオリニストやオランダのクラリネット奏者と共演したことがあると出ているので、なるほどと思った。ジヤンゴがヴァイオリンやクラリネットの共演を好んだよう、このギター・イスランシオにもきっとヴァイオリンやクラリネットが似合うことだろう。来日の折には、ギター・イスランシオの演奏に、曲によって、ヴァイオリンやクラリネットを加えると面白いのではとないかと、ぼくは勝手に想像している。 いまなおジヤンゴ・ラインハルトの人気は世界的に人気が高いが、ジヤンゴのファンにはぜひこのギター・イスランシオの演奏を聴いてほしいと思う。ギター・イスランシオはアイスランドの伝統音楽を現代によみがえらせているともいわれ、同国では3枚のCDがいずれもベストセラーになっているというが、アイスランド人は愛国心の強い民族なのかもしれない。来日もしたテナーのオスカール・グジョンソンも来日公演でアイスランドの国家をジャズ化して演奏していた。 しかし、民謡やその国の伝統音楽は素敵で、ナチュラルなものが多く、世界中の人々の共感を得るものではなかろううか。ギター・イスランシオの演奏がとても身近に感じられるのを知って、そう思った。 |
by ICELANDia
| 2004-12-28 00:14
| Jazz
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Comments(2)
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Commented
by
respectsqeeze
at 2004-12-29 20:31
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こんばんは。
お久しぶりです。
ギター・イスランシオ視聴で何回も繰り返して聞いてますよ(笑)
やっぱり、それだけハマっちゃったんでしょうね。
素敵です。
アイスランド・ジャズ。
あー。
CD欲しいな買おうかなぁ。
お久しぶりです。
ギター・イスランシオ視聴で何回も繰り返して聞いてますよ(笑)
やっぱり、それだけハマっちゃったんでしょうね。
素敵です。
アイスランド・ジャズ。
あー。
CD欲しいな買おうかなぁ。
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ICELANDia at 2004-12-29 23:53
respectsqueezeさん、いつもコメントをありがとうございます。ギター・イスランシオのCDアルバム発売は来春発売なんです。でもその前に全曲ダウンロードできるようにしますので、どうぞお楽しみに!!