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本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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アイスランド・エアウエイブス一日目(前半)アミーナ、アルスティディルのリハーサル・スタジオへ!
 (前回はこちら)そしてやっとフェス開始!第一日目、2014年11月5日(水)。この日からみっちりフェス三昧が続きます。重ね重ね、ブログのレポートが遅れてごめんなさい。なにせもう4ヶ月近く前ですものね・・・。

 フェスは毎年、お客さまを会場の下見にご案内するところから始まります。私自身、会場がわからなくて迷ったことが少なからずあるため、そして、効率良く回るためにも、この下見が案外大切で、これで救われることが結構あります。れにしてもこのツアーも今年で10年目。よくぞ続いたものです。近年は毎年満員御礼だし。

 この写真で私はチョルトニン湖の向こう側の市庁舎でも指しているのでしょうか。会場としては、イズノというレイキャヴィク市最古の劇場の前になります。ウッディ・フロアで、数年前までは寝転びながらライブを聞いたものでしたが、近年は人が多すぎて無理・・・。
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 その近くにおいしい自然派レストランがあり、店長がなんと日本人女性なのでご紹介させていただきました。
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 日本人が行列を作り、街中をダラダラと歩く姿は、どうやらアイスランド・エアウエイブス第一日目の風物詩になっていることを最近私は知って、複雑な心境。みなさんの歩行の邪魔になってたらすごくごめんなさい。小一時間だけなので許して!(と言いたい)。そして到達したのが「死ぬ前に行ってみたい音楽ショップ」世界第二位に選ばれた12Tonar。
 そこに居合わせたのは、なんと、最近ブログにもしましたアイスランドの多神教の最高司祭であり、フリドリクソン監督の映画のサウンドトラックをほとんど手がけているヒルマル・オゥルン・ヒルマルソン。巨匠です。何となく、我々の存在に圧倒されていた感が無きにしもあらずでしたが。
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 こちらも風物詩化している(?)、12Tonarの共同オーナーの片割れラウルスと私のお笑いコンビ。私がお笑いなのではなく、ラウルスがすぐ「ハラキリ!」だの「スシ!サムライ!」だの言うので、漫才になってしまいます。もう一人のオーナーのヨハネスはシャイなのでほとんど出てこない。彼に言わせれば、「ラウルスを裏で操る僕の方が大物だ」(笑)。
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 あらま、こんな記念撮影していたのね。覚えてなかった。数年前にオープンしたハルパというコンサートホール&コンベンションセンター。芸術家のオーラヴル・エリアソンによるガラスのファケードが本当にきれい。
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 そして次に向かったのが、これまた名物になりつつあるスペシャル・スタジオ・ツアー。例年はシガーロスのプールスタジオとヴァルゲイルのベッドルーム・コミュニティのスタジオへ行っていますが、今年はプールスタジオが見学不可となりパニック(私が)。お客さまの期待を裏切らない内容を誇りとするので、あれこれ検討し、交渉し、結果的に落ち着いたのが次にご紹介する2組のアーティスト(+いつものベッドルーム)。

 そして訪れたのがアミーナのリハーサル・スタジオ。ここは私にはとても懐かしい場所です。10年以上前、アパラット・オルガンカルテット、トラバント、シンガポール・スリングの3組が共同で使っていた場所で、最初に私をここに連れてきてくれたのが他でもないヨハン・ヨハンソンでした。そしてここは、2年前に彼女達が『The Lighthouse Project』をリリースした時にも寄っていたので、雰囲気も分かっていたから安心。
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 出迎えてくれたのはソルルン、マリア、ヒルヅルの3名で、エッダは海外で不在。だからアミーナはアイスランド・エアウエイブスに出演していなかったのですね。彼女達は「みなさんが来る前に練習していた」という新曲を披露してくれました。
 リハーサル・ルームなので雑然とはしているけれど、女性らしい繊細な飾り付けがしてあったり、素敵なポスターが貼ってあったりで、狭い場所とはいえ、アーティストとも直接話せるし、みんながとてもうれしそうでよかった!

 食事は著名建築家アルヴァ・アアルトの設計によるノルディック・ハウスに構えるちょっとお高級なレストラン。外からの明かりが入ってきて、ガラス越しには山も見えて、いい感じ。
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 ランチ後に行ったのは、使われなくなった電力発電所。平たく言えば廃墟です。ここらへんがレイキャヴィクの興味深いところで、廃墟として放置するのではなく、音楽家や服飾やウエッブデザイナーなど、アート関係者がオフィスやスタジオを構えて活用されているんです。
 私達を迎えてくれたのは弦楽器とヴォーカル・ハーモニーが美しいArstidir(アルスティディル)というグループで、私は以前からファンで応援しています。

 まずは発電所の見学から。ん?音楽ツアーのはずなんですが・・・。正直、音楽ファンを発電所の廃墟のスタジオなんかに連れて来て楽しんでもらえるんだろうか?と若干不安だったものの、みなさん建物内に足を踏み入れたとたん、「ここ面白い!」を連発。確かに普通に面白い!(笑)
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 それに、この白くて丸い不思議なものも、この場所をアート展として使った時の展示物だそうで、私の記憶がアレで恐縮ですが、計器の記録用紙か何かを重ねていた覚えが。中に入って声を発すると、それが不思議な感じで響いていました。
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 そしてこんな感じでスペシャル・ライブ。事前に参加人数を伝えてあったので、あちこちのオフィスから椅子を借りだし、即席でとても素敵なライブ会場を作ってくれていました。
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 ね、とってもいい感じでしょう!今回はちょうどリハーサルもしていたため、正式メンバープラス・ワンで、素敵な女性がチェロで入っていました。彼女はオーラヴル・アルナルズやFor a Minor Reflectionのバックでも弾いていた人です。
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 アルスティディルは2015年3月に3枚目のアルバムをリリースします。ちなみに2枚目のアルバムはオーラヴル・アルナルズがプロデュースのこの作品。で、3枚目のアルバムを制作するにあたり、資金集めにKickstarterを使いました。クラウドファンディングですね。その話はこちら
 この記念ショットはリーダー格のグンナルと私で、私が着ているのはそのクラウドファンディングでのお約束の品であるアイスランド・セーター。確かこの柄はグンナルの祖母伝承ということで選んだ覚えが。セーターを受け取った第一号が私だそうで、それで彼が指を指しているのです、「このセーターだよ」と。
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 クラウドファンディングは目標額の3倍以上を集める大成功。ただしアルバム制作は遅れに遅れ、本来は去年のクリスマスに間に合っているはずが今年3月に。もちろんアルバムも送ってくるはず。ICELANDiaショップ用にも別口にサイン入りをお願いしているので、3月中には届くといいなぁ。

 そして向かったのがベッドルーム・コミュニティ・レーベルのスタジオです。
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 エアウエイブスの初日はまだあまりアーティストが到着しておらず、レーベル側からは翌日来られないかと言われていたけれど、スケジュールの関係でこの日か時間を調整ができず、今年は大勢のアーティストに会えずにちょっぴり残念。それでも、イギリスのロイヤル・ウェディングの音楽を担当したジェイムス・マクヴィニーが渾身の特別ライブを披露してくれました。有り難うジェイミー!
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 アイスランド・エアウエイブスの第一日目、いかがでしたか?・・・と書きたいところですが、これはまだまだ初日の前半で、ツアーのスペシャル・メニューだけです。本番でありお楽しみのライブは、この後に続きます!(次回に続く)
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          2月28日TAMA映画フォーラムで上映↓
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アイスランドからの音楽とグッズ満載ショップ!↓








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by ICELANDia | 2015-02-25 13:09 | Trackback | Comments(0)
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