学生監督制作アイスランド短編映画、オスカー・ノミネート! |
アイスランド映画祭が3月上旬に開催されます。それに関しては来週あたり少しゆっくりと取りあげる予定です。会場は東京と神戸で、チケット情報や上映映画に関しては公式サイトをご覧ください。 そんな折りにビッグ・ニュースが飛び込んできました。なーんと、ルナル・ルナルソン監督の短編映画『The Last Farm』がアカデミー賞の短編実写映画賞にノミネート!この映画は、2005年7月に東京で行われた『ショートショート フィルムフェスティバル 2005』で審査員特別賞インターナショナル部門を獲得した作品。監督は来日もしました。 オスカーにノミネートされるようでは重鎮なのかと思いきや、意外にもこの監督は現在デンマークのコペンハーゲンで映画を勉強する20代の学生。それでも、昨年は日本での受賞に加え、ウエスカ国際短編映画祭で大賞を受賞した他、2004年のノルディスク・パノラマ賞やキエフ国際映画祭等で最優秀短編映画賞に輝き、アイスランドで権威あるエッダ賞も受賞しているので、オスカーのノミネートも自然な流れのようです。 内容は、老夫婦が長年住んできた土地が過疎になり、夫婦の農場一軒が残るのみとなってしまったため、都会への移住を勧められながらも、頑なにその地にとどまる生き様を描いているそうです。 それにしてもアイスランドは近年続々と若くて優秀な映画人を輩出してエライ!オスカー・ノミネートの先輩であり、アイスランド映画の重鎮といえばフリドリック・トール・フリドリクソン監督。そのフリドリクソン監督が『The Last Farm』では共同プロデューサーとして名を連ねているので、後輩の育成に力を入れているところが伺えます。ちなみに音楽はキャルタン・スヴェインソン。・・・って誰?って言わないでね。シガー・ロスです。 この作品、現時点ではアイスランド映画祭の上映映画リストに入っていませんが、開催まであと1ヶ月あるので、何とか手配できないかしら?というわがままを言ってみたくなります。 (小倉悠加) *どうぞICELANDiaのショップにお立ち寄りください。 *ICELANDiaの母体、アリヨス・エンタテイメントのサイトはこちらです。 |
by icelandia
| 2006-02-02 21:45
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Comments(1)
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umeda_2 at 2006-02-04 03:54
トラックバックありがとうございました。アイスランドやニュージーランド、オスカーにもハリウッド的な流れ以外の多くの作品が登場してきて素晴らしいことだと思います。自分も映画監督志望で現在留学資金を貯めている所なので「The Last Farm」はとても興味深く、楽しみです。
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