execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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ディープなアイスランドの一日
 生まれ故郷の渋谷でアイスランドを満喫して幸せな一日でした。以下はどうにもこうにも個人的な感想なので、どこまでみなさんの参考になるか分かりませんが、本日のアイスランド映画祭は、土曜日のオープニング日よりもグッとディープにアイスランドを満喫しました。
 
 『大鴉が飛ぶとき』:この映画は監督直々に私のところにDVDが送られてきて、既に見ていたため、パスしました。ストーリー自体は面白いし、史実の生活環境に基づいてよく作り込まれていると思うのですが、登場人物がわかりにくいとの指摘が一部あり、まぁそれはそうかもしれません。北欧では大変に評判の高い映画ですが、ある意味ありがちな映画なので、日本人にはピンとこないのかもしれませんし、実を言う私も、正直苦手です。だって、すごく野蛮なんだもん。だから、アメリカ人がこれを買い取り、『野蛮人の報復』とか、そういうタイトルで公開しようとした理由も理解できます。幸か不幸か、この映画は結局アメリカ配給会社と契約を結び、契約金を手に入れたものの、アメリカでは未配給のまま終わっています。
 
 『農夫ジョン』:絵本のような短編。字幕がなかったのですが、これって本当は字幕があったのでしょうか?英語が書かれていると、日本語ほど早く読めないし、筆記体なので余計に時間がかかるため、字幕無しでは日本人は酷です。内容は、何となく面白かったし、もう一度見たい!音楽もいいし。
 
c0003620_22464283.jpg 『フレンムル』:お〜〜〜、レイキャヴィーク!このドキュメンタリーをご覧になった方の中には、ある種ショックを覚えた方もいらっしゃるようですが(高社会福祉国家の負担を重くしている人々の話ですし)、私には謎解きになりました。見てわかるように、フレンムルはレイキャヴィークの主要バス・ターミナルです。港に近い側にもうひとつ、もう少し小規模のターミナルがあり、あそこはほとんど本当に乗り降りする人しかいません。でも、このフレンムルは「浮浪者でもなさそうだし、第一ストリート・ピープルというのは寒い日ばかりのアイスランドでは凍死しかないので存在し得ない。いったいこの人達は・・・?」と、バス・ピープルである私は常々不思議に思っていたので、その謎解きがこの映画でした。
 なので、どこの国でもありがちだし、こういう人達ってなぜか酒を買うお金はあるんだよなぁ、なんてノホホンと見ていたので、オエっというシーンや、アルコール度が40%近くあるような地酒をラッパ飲みしているのを見て、思わず大笑いしそうになり(本当はもっと大声で笑いたかった)ました。酒臭さが漂ってきそうで、それがナンでしたが、ドキュメンタリーとしてもよく出来ていたと思います。単純に楽しめる映画ではないかも知れませんが、見てよかったです。
 それに、よく知るバス停だけあり、「あ!これはあの角度から撮影した」とか、「そういえば、あそこの奧にXXXXがあるんだよなぁ」と、ひたすらレイキャヴィークに思いを馳せ、まぁとにかく案外楽しめました。最後はほろ苦さと希望が入り交じったような、そんな映画で、レイキャヴィークをどの程度知るかにより、感想が違ってくる映画ではないかとも思います。シガーロスの音楽は、毒消しみたいでしたね。
 
c0003620_22472172.jpg 『アフリカ・ユナイテッド』:アイスランド映画祭で一番悩まされたのは言語でした。『ダークホース』はデンマーク語だったし、アイスランド語もわからないし。日本語の字幕を絶対に読まないとダメなので、時々集中力が切れます。その点、この映画は基本的に英語なので有り難かった。
 最初はモノクロで、徐々にストーリーの活気が出てきて、カラーになっていく変化も面白いし、確かに笑える場面もありました。でも、何となく『フレンムル』の方が軽かったなぁ。だって、『フレンムル』に出てくる人々は、特にアルコールの影響下での会話は、単なるアル中のオジサンの戯言だから、そのように聞いていればいいので、苦笑しますが、『アフリカ・ユナイテッド』の登場人物は全員が全員非常に真面目で一生懸命だからこそ、笑えるようで、実はすごく真剣なので、半ば申し訳ないような気分になりました。
 音楽は全部アイスランド産。ラテンやファンクが出てきたので、海外からの音源かと思った方もいるかもしれませんが、最初の方に出てくるラテンはトーマス・エイナルソンの『Havana』の最初の曲。次のファンク系の曲はジャガーというグループ。あと、思いがけずバングギャングも出てきました。
 ドキュメンタリー風に撮影された映画だと言われても信じるほど、出てくるキャラの誰もが個性的。それをよくチームとしてまとめあげ(決してまだまとまってない?)、映画としてもまとめたと感心することしきり。
 何気なく出てくるアイスランドのごく当たり前の風景に、郷愁を覚えた映画でもありました。
 
 この後の、生演奏付きのサイレント映画(風景映画)の上映は、残念ながら時間切れで見ることが出来ませんでした。見ていたら、もう本当に、お腹一杯アイスランドを満喫したことでしょう。
 
 人口30万人の、「スカスカ」感を満喫したので(”スカスカ”というのは、村上春樹さんがアイスランドについて使っていた言葉です)、いつもは閉口するばかりの渋谷の人混みが、賑やかで面白いと30秒ほど感じました。
 
 アイスランドの映画、やっぱり面白いなぁ。既に見てしまったので、今回は『氷の国のノイ』『精霊の島』『101レイキャヴィーク』『エイジェル・オブ・ザ・ユニバース』等はパスしましたが、私がパスしたものが、実は本当は一番みなさんに見て頂きたいものかもしれません。特に『氷の国のノイ』は私も大好きで、何度も見ています。
 それから、映画祭のプログラムが情報満載なので、映画祭を見に行った方々、ぜひお買い求めください。映画を見に行った後に読むと、きっととても楽しいと思います。渋谷のユーロスペースでは3月10日金曜日まで、次に神戸が18日(土)〜20日(月)になります。関西在住のみなさん、ぜひ通し券を購入して、たっぷりとお楽しみください!
 
 昨日、新しい盤がいろいろと入荷したので、ショップの情報更新に忙しく、来週までブログの更新はできそうにありません。なので、何でもいいからアイスランドの「更新」がいい方は、ぜひICELANDiaショップにお立ち寄りください!(小倉悠加)

 *ICELANDiaの母体、アリヨス・エンタテイメントのサイトはこちらです。c0003620_22263649.jpgc0003620_13213440.gif
 
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by icelandia | 2006-03-08 22:48 | News | Comments(1)
Commented by i3miura at 2006-03-11 14:08 x
小倉悠加さま、コメントありがとうございます。
アイスランド関係専門のBlogというのも珍しく面白いですね。
ミュージシャンは何人か思い浮かびますが、それ以外の情報というとなかなか無いですよね?
また寄らせていただきますのでよろしくお願いします。
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