execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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爽やかでした!日本アイスランド国交樹立50周年パーティ
ICELANDiaのブログをいつもお読みいただき、有り難う御座います。ICELANDiaは音楽レーベルであり、アイスランドの音楽全般を扱うショップなのですが、このブログはどうやら「何でもアイスランド」化しています。ショップには200種類以上のアルバムを取りそろえていますので、ぜひお立ち寄り下さい!こちらです。

   日本・アイスランド国交樹立50周年記念パーティ華やかに開催!
            Dec. 7, 2006 @ hotel Okura

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外交筋の参加が際だつ中、普段からの大使館とのお付き合いが多いということで、招待していただきました。このような正式な機会にお声がかかり、光栄です。
 
 まずは、両国間の歴史のおさらいから。1956年12月8日、日本とアイスランドは正式に外交関係を結びました。ちょうど50年前のことで、日本は第二次世界大戦後、国連への加盟が認められるちょうど1年前のことでもありました。アイスランドとの関係も、国際社会への復帰とほぼ同時期に遂げられたと言えるのでしょう。
 大使館は5年前まで両国に存在しなかったため、国交樹立といっても、その実はほとんどが民間主導で、特に漁業の分野においての関係が強く、また民間だからこそ友好的に、ビジネスとして互いに旨くやってきました。関係者の方々、ご尽力に感謝いたします。
 
 そして1999年6月に小渕首相がアイスランドを訪問し、その時に両国の大使館設立が決定。この時ばかりは政府の対応は素早く2001年2月には駐日アイスランド大使館が開設。以来、大使館の協力もあり、2003年からはアイスランドへのチャーター直行便も毎年運行されるようになり、日本人の多くがアイスランドに興味を持つようになってきたと思います。
c0003620_21541330.jpg 私自身がアイスランドとつながるようになったのも、やはり大使館開設後のことで、親日家でもあった初代の大使の暖かい支援のおかげで、アイスランドに対して非常に親しみを持つことができました。また大使館は親しみやすいオープンな親日路線を崩してはおらず、アイスランド・ファンは増殖の一途を辿っています。
 
 1億人以上の国民がひしめく日本に住んでいても、正直、政治や大使館は別世界です。私自身、未だ自国の首相や皇室の方々に直接お会いしたことはありません。縁のない庶民的な生活をしている、ということでしょう。
 
 でも、総人口30万人の国では、政治はとても身近なものであり、政治の透明度も世界ナンバーワンだし、真剣に国家を運営しているという印象があります。それは本当にうらやましい。外人に対しても政府はオープンで、アイスランドに住んでいない私でさえ、既にアイスランドの首相2名に、お目にかかっています。加えて大臣級も数名。
 昨日のパーティは、仕事や階級に分け隔て無く、平等に物事を取り仕切るアイスランドの、そんな姿がよく出ていたたいへんにさわやかで喜ばしいものでした。
 
 それで、昨日のパーティです。会場に集まったのは、外国の外交筋(大使等)と日本人が半々程度。若干日本人が多いかな。外交とはよく言ったもので、海外の方々と、交わって知り合うということなんですね。アイスランドからは外務大臣が来日し、入り口の金屏風の前で、バルゲルズル外相、外相のご主人、駐日アイスランド大使、大使夫人の4人で、一人一人のお客さまを大切に迎えていました。

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 会場にはFLISのメンバーがジャケットを着用し、小綺麗な格好で演奏しています。先週の土曜日にO-Westで披露した前衛的な実験音楽ではなく、グ〜〜っとスタンダードになった音楽でしたが、そのような中でもタダでは済まさないグループなので、ところどころ、粋なベースラインや、少々かっ飛んだピアノ・フレーズを入れつつ、穏やかに進行していました。さすがに、ドラムスの変拍子はありませんでした(残念!)。
 
c0003620_22124239.jpg 夕刻7時過ぎにはバルゲルズル外務大臣のスピーチから始まり、日本の副外務大臣が安倍総理からのメッセージを届けてくれました。バルゲルズル外相も、阿部総理のメッセージも非常に心温まるもので、かつ的確に二国間の関係を具体的事例を盛り込みながら描写し、これからの展望なども言及していて、私はとても感激しました。さすが、両国を代表する人物です。
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 もちろん安倍総理本人が、頭を捻りながら書いているとは思ってはいませんが、それでも、この場を真摯にとらえ、心から互いに祝おうではないかという心意気が出ていて、非常に好感が持てました。実際、数多くの議員が来ていたそうです(私は全然わかりませんでしたが)。参議院議長の扇千景さんも居たとか・・・。ま、そのようなお偉い方は、チラリと顔をお出しになり、すぐに去られるようです。日本はまがりなりにも世界の大国なので、皮肉でも何でもなく、さぞお忙しいことと思います。アイスランドのためにお時間を割いていただいたことに、感謝します。
 
 しかし、情けない国会議員もいました。直接お会いしたことがある方であり、また、とても喜ばしい話題の中にこういうことを書くのは不本意ですが、やはりこれはアイスランドを愛する者として、また、納税者として苦言を申し上げます。
c0003620_21583659.jpg 乾杯の音頭を取った日本アイスランド友好議員連盟の議長、乾杯の音頭に”国交正常化”ですか?お集まりの方々も苦笑していましたが、日本とアイスランドの国交は正常ではなかったのですか?自分がどのような席に招待され、何を期待されているのか、そんな基本的なことさえ頭に入っていない状態で壇上に上がることは、失礼も甚だしいことです。何となく口を滑らせることでもありません。
 通訳が機転を利かせてサラリと流したのでまだ助かりましたが、一瞬私はヒヤリとしました。喜ばしい席に水を差すとはこのことです。
 
 正式な外交の場ですから、順当な方に乾杯の音頭を取っていただいたとは思っています。しかし、下準備をしないにも程があり、お粗末で情けない。これもパワーゲームの一部なのでしょう。例えば、私がいくら熱心に心を砕いて何かをしても、たいした働きにはなりません。片や国会議員が数人でも集まれば、それは本当のパワーとなり、国を動かすことも可能になります。個人的にそのような権力が好きか嫌いかは別として、アイスランドが日本という国家と対等に、また有利に渡り合うためには、必ず必用な重要な方々であり、大切なお付き合いであることは充分理解します。国会議員のみなさん、特に日本アイスランド友好議員連盟に所属する議員の方々、議連に名を連ねるだけではなく、ぜひ実のある活動を積極的に御願いします。
 
 ということで、気を取り直して
    乾杯!国交樹立50周年おめでと〜!!(拍手)
 
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 日本は大戦後、飛躍的に復興し、アイスランドも植民地で貧しい国だったのが、世界で最も富める国の仲間入りをしました。この50年間、互いに長い道のりだったことでしょう。互いの健闘を讃えましょう。
 
 それで、あとはもう、食べるだけです(笑)。アイスランドのコミュニティは日本でも狭く、知っている顔も多く、知り合いとは既に「どーも、どーも」とあいさつをし、その知り合いの知り合いともあいさつをし、あとは自分が納税者であることだけでしか関係のない国会議員と、各国大使なので、食べるだけです。はい。
 
c0003620_220583.jpg 最近仲良くしてただいている出版社の方といっしょに皿を持ち、お行儀が悪いのは承知でオードブルを皿に高々と盛り上げ、彼女たちと共にテーブルとイスを確保。こういう場に慣れていらっしゃる方は、スマートにつまみを盛り、いろいろな人とお話をしていましたが、このような場には縁のない庶民な我々は、食い気満開です。
 
 いろいろと美味しかったです!特においしかったのが、アイスランドのラム肉を使用したスープ。あぁ、なつかし〜。この味と香りはアイスランドのラム肉しかあり得ない。ラム肉は薄切り肉を積み上げて焼く式の、中東で見られる料理もありましたが、あの肉は臭みを香辛料で上手に消したもので、アイスランドのラムちゃんとは大違い。それから、真ん中がトロリとしていたチーズ。ウォッシュですね。たまんなくおいしかったです。ワインも進みます。このチーズのせいで、帰宅時にモンドールを買ってしまった私。時期だもんねぇ。
c0003620_2212887.jpg それから、スーパーのパック寿司と回っていない寿司以外の、本当に職人さんが目の前で握ってくれる寿司も、久々に食べました。中トロ狙いでしたが、赤身も食べればよかったかも。ご飯がソコハカとなく暖かく、ネタも分厚く、下準備を丁寧にした非常によろしい寿司で、日本の寿司って本当はこうだよね!と満足。
 フタがしてあったので、みなさんあまり手を出さなかったのか、残っているのをいいことに2度もいただいてしまったのが、フォアグラのムース。塊のフォアグラよりも濃厚度は落ちたものの、それなりに香りは残されたよろしいお味でフォンドボーのソースやちょこっと入っていたブルーベリーとの相性もよく、社交性の無い私は、会話は気にせずおいしいものをおいしく味わえて幸せ。我々女性3人のテーブルは見事に宴会状態。
 
 残すはデザートだけで、デザートを取りに走ったところ、アイスランド外相があまり人に囲まれていないことを発見。一応キチンとご挨拶をと思い、話しかけることにしました。
 
 「私は小倉悠加で、アイスランドの音楽を日本のみなさまに紹介しています」と。
 「あなた、私の省に来たことあるでしょう」と外相。確かにレイキャヴィークの外務省へは行ったことがありますが・・・。
 「確か絶対に来たことがあるわよね。そうそう、ヤコブ(JFM)といっしょに」
 
 な〜るほど。あの時にいらっしゃった方ですね。どーりで何となく見覚えがあるような感じがしていたけれど、もう記憶の彼方のことで、何処の何で知っているのかが分からず・・・。失礼しました!確かに一昨年の秋頃にお伺いしています。覚えていてくださり有り難う御座います。すごく光栄です、恐縮です。 

 ということで、なんと、外相が私を覚えていて、私が外相を覚えていなかった・・・と。失態です。でも、私ひとりの失態で済みました。音楽を輸出品としてもっとプロモートしてくださいということを御願いすると外相は、向こう3年間政府予算でアイスランドの音楽をもっと世界に広めていく活動をすることが、2週間ほど前に決定したことを教えてくださいました。そーか、やっぱりね。Airwavesのあの盛り上がり方と、英米のマスコミの参戦を見ていると、そういう積極的な働きかけが、世界のアイスランドを主張するにも役立つのは明白で、自然観光以外の興味も掘り起こせるわけだし、まさに私が主張したいところがそこなのです。やはり私の感じたことは正しかった。
 
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 それにしても、愛知万博でお会いした文部科学省の大臣も女性だったし、外務大臣も女性。アイスランドは世界初の女性大統領を輩出しているし、アイスランドではそれが普通のこと。北欧の諸国はどこもそうですね。日常的に女性差別を感じながら日本で生活をしている者にはうらやましい限りであり、ひたすら尊敬します。外相、激務だと思います。特に最近はアメリカ軍のアイスランド撤退後の安保問題等、頭が痛いことでしょう。国民の顔が全部見えているといって過言ではない国なので、責任対象が具体的に見える分、その役割も重いことでしょう。そういう女性を支えていらっしゃるご主人もお見事!
 
 アリヨスのチラシをお渡しし、名刺も再度持っていってもらっていただきました。で、帰宅して名刺帳をチェックしたところ、外務大臣の名刺もそこにキチンと正座していました。が、あぁ、分かった!私がお会いしたのは外務大臣ではなく、通産大臣としての彼女だったのですね。どーりで。外務大臣にはお会いした覚えが本当になく、別の省庁はある、という印象は間違ってなかったわけで、その印象自体は間違っていなかった、と。なーるほど。
 
c0003620_2225810.jpg その後、FLISのメンバーと話し、ベースのヴァルディは去年スーパー・ジャズの一員として来ていたので会っていたけれど、他の2人は始めてだったので、一通り声をかけ、ドラマーのヘルギから、今週末O-WestのASA-CHANGを見に行くということを聞く。なので、FLISに会いたい人は、今週末再度渋谷のO-Westへどうぞ。帰国はその翌日だそうです。
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 ピアニストのダヴィドとも話し、ムームのオルヴァルとは血縁関係はないけど(でもアイスランドは全員が親戚だよね〜という話も)、彼とはスピリチュアル・ブラザーだ、という意味で、ライブの時に「マイ・ブラザー」と言ったのだそう。それから、やはり現在リリースされているアルバムでは、彼のソロ名義(FLISのメンバー全員で演奏)のアルバム『Rask』が先週末のO-Westでの演奏に最も近いということを明言してくれました。というか、そのものだった部分もあるそうです。

c0003620_2243969.jpg 既にボチボチとご注文いただいていますが、アルバムとしても非常にクオリティが高く、新鮮な感覚のフリー・ジャズ・アルバムで、一部でものすごく高い評価を得ているアルバムでもあります。「一部で」というか、広く世界中で聞かれているわけではないためそんな書き方ですが、聴いた人は絶賛します。特に土曜日のO-Westの演奏に感心した人であれば、必ず気に入ることでしょう。私も、O-westでの演奏を聴いてからその後このアルバムを聴き直したところ、ものすごくピンとくるものがあります。かなりお勧めです。

 夕刻も9時をまわると、ほとんど知り合いの日本人やアイスランドの関係者しか残っていない状態で、何となくノンビリ・ムード。おっと、デザートを食べるのを忘れてた!個別の器に入っていた何かは既になく、ほとんどのケーキも、私の中で本命だったチョコレートケーキも姿を消し(うー、残念!)、かろうじてイチゴショートが残ってた!お〜、良い味だけど、もっと濃厚なクリームでもよかったなぁ。最近はみなさんダイエット指向なのか、フォアグラのムースにしてもそうだけど、軽いのが多い。太りたい人種は稀なようで、約1名では”声”にならない。
 
c0003620_2262217.jpg 今回のパーティには、政治や外交筋の他にも、私のように民間で、いろいろな関係で接点のあった方々の顔が見られ、互いに知ってはいても、せーので揃うことは無いため、とても貴重で楽しい一時でした。それから、日本アイスランド協会の渡辺淳一会長をお見かけしたものの、結局ご挨拶できず失礼しました(当方、日ア協会広報担当です)。
 
 全般的にとても華やかで友好的なパーティでした。政治色も強くなく、アイスランドらしいさわやかな外交で、大拍手です。100年記念までは生きていられませんが、75周年までは少しでも民間交流と相互理解のために、私もがんばりたいと思います。単に音楽が好きなんでしょ、っていう突っ込みは無しね(笑)。
 
 FLISのみんな、演奏してくれて有り難う。P-VineのYさん、楽器レンタルの手伝いをしてくださったそうで、有り難う御座いました。アイスランドからの外相夫妻、外遊続きでお疲れかと思います。よきクリスマスをお過ごしください。大使館職員&お手伝いの方々、本当にお疲れ様です。きっと大使も参事官もホ〜っとしていることでしょう。国会議員や各国大使、その他の関係者のみなさま、お時間を有り難う御座いました。お仕事とはいえ、目立たずともキチンとしたサービスを提供してくだったホテルの方々、有り難う御座いました。
 
 今後も、アイスランドと日本の友好的な関係が続き、益々民間の交流が活発化し、相互理解が深まることを心より願います。拍手!拍手!拍手!(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-12-08 22:38 | News | Comments(0)
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