execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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ホットすぎる出来事:火と熱湯で痛手を受けたアイスランド
 うわぁ、ショック!

 2007年4月18日、近年で最も大きな火災がレイキャヴィーク市の中心部で発生しました。
音楽が好きでAirwavesのフェスを見に行ったことのある人は特によく分かると思いますが、Airwaves開催中に事務局の窓口となっていたHeressoのすぐ横にあるクラブのPravdaがひどいダメージを受けました。
 
c0003620_21282355.jpg 火事が発生したのは18日の午後で、火元はPravdaのすぐ横にある小さなキオスクの天井近くからであるという目撃情報。このキオスクはホットドックも売っていて、クリントン大統領も食べたという有名ホットドック屋と近距離であるため、私は最初その有名店と間違えて入ったことを思い出します。
 
 このキオスクを含めた両隣が激しく燃え、 特にここはレイキャヴィーク市内で最も古い建造物がいくつかあるため、市民は大きなショックを受けているようです。
c0003620_21285279.jpg クラブであるPravdaは1801年に木材で建てられた歴史的建造物であり(アイスランドには高い木がないので、木材は貴重なものです)、この建造物を救うため100名あまりの消防士が出動。あまりにも燃え方が激しいため何としても一部でも救いたいという思いで、クレーン車が出動し、最後は屋根をはがして消火にあたったそうです。そのおかげで、一階の内部はほぼ大丈夫のようです。

 また、キオスクに隣接するもう一方の建造物も1852年築であり、どちらの建造物も、この地域の景観に大きく寄与していたため、出来る限り迅速に、元通りに再建築すると既に市長が明言しています。
 
 アイスランド最大の音楽フェスティバル、Airwavesの期間中に窓口となるHeressoは、Pravdaの隣ですが、何とかひどい事態は避けられたようです。
 
 当局は、キオスクに隣接する建物への火のまわりがあまりにも早かったため、設置してあった防火壁が不十分であったのかを調査中。調査結果によっては、アイスランドの消防法が変更されるかもしれません。消火活動方法自体が再考を迫られることも。
 今回の火災は、経済的ダメージのみならず、文化的資産を失うことになりました。レイキャヴィークの中心街では、このような歴史的価値のある建造物が数多く使用されているため、この火災は様々な側面で今後の市民生活に影響を及ぼすことになるかもしれません。
 
c0003620_21292184.jpg  私自身、Pravdaは思い出深い場所で、例えば、日本でも人気が高かったカラシが最後のアルバムをリリースした際に、特別な照明も何もない場所でシークレット・ギグをやったのがこの場所で、私はそこにたまたま居合わせて貴重なライブを見ることができました。それから、キッチン・モーターズの面々やアイスランドの音楽関係者と共に、ムギソンのAirwavesデビューを見たのもこの場所です。去年は、友人のバンドがここでライブをやり、日本のテレビ制作会社に取材してもらったのが、Pravdaの2階でした。その他、単に飲みに行ったり、DJを聞きに行ったりと、Pravdaへは何度足を運んだことか。それほど古い建造物とは知りませんでした。なので、Pravdaが焼けたのはとてもショックです。
 
 それでも、Pravdaの隣にあるHeressoがひどくダメージを受けなかったのは幸いです。HeressoはAirwaves開催期間中の事務局であり、かなり以前からWiFiが完備されていたこともあり、愛用のPowerBookを持ち込んでは、日本にメールを送ったりということをしていました。店内に奥行きがあり、お茶も食事も気軽に出来て、PC持参で長居できる場所です。あぁ、この店が壊滅的にならなくて本当によかった。それでもたぶん、消火活動の関係で水浸しにはなっていることでしょう。
 
 あと、不幸中の幸いは、火事現場が交通の良い場所にあり、前の道も割合広く、すぐ斜迎えにオープンスペースがあったので、大型車が難なく入れたこと。場所をもう少し詳しく説明すれば、映画『ロック・イン・レイキャヴィーク』の最後に、屋外ライブをやるシーンがあります。屋外ライブ会場になった場所が、火元の正面です。
 
 この火事での人的被害はなく、煙による健康被害を考え、付近の住民は全員速やかに別の場所に移されています。火事のために職を失うことになるのが約100名。近隣の商業施設の再開には少し時間がかかりそうです。
 
 アイスランドの国営放送ニュースで、火事関係の映像を見ることができます(アイスランド語)。
  http://dagskra.ruv.is/streaming/?file=4338277/0
  
c0003620_21314398.jpg 火事だけでは物足りなかったのか(?)同日夜10時頃、レイキャヴィーク市内の温水パイプが破裂し、メインストリートに熱湯が流れ出しました。そのため、メインストリートはサウナ状態。この時間帯はまだ人通りも多く、7名が足に火傷をして病院へ搬送。このパイプは1985年に設置されたものなので、掘り出してみると60センチの亀裂が。かなり長い間腐食状態が続いていたのでは、と言われています。
c0003620_2132656.jpg レイキャヴィーク市の場合、地熱発電に使うタービンを冷却するために出来た温水の温度を90度弱に下げたものがパイプで市内の貯水タンクへ運ばれ、そこから一般家庭に供給されています。
 
 4月18日の水曜日は、火と温水でひどく熱い一日を送ったレイキャヴィークのようでした。これを教訓に、今後このようなことが無いことを切に願います。 (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2007-04-21 21:42 | News | Comments(0)
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