execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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フェローの歌姫を世界に紹介したアイスランド、スクリーミングvol.5
 いつもICELANDiaにお立ち寄りいただき有り難う御座います。このブログを読むことにより、少しでも涼しく過ごしていただければと思います。
 ホント、暑いですね。太陽が痛いほどです。洗濯物はよく乾いて助かるけど。
 
 こういう暑い日が続く時は、氷河が出てくる映画でも見て、ぜひ涼んでくださいね。アイスランド音楽ドキュメンタリー映画『スクリーミング・マスターピース』の東京での公開は8月17日までになります。関東地方のみなさん、ぜひそれまでに渋谷シネクイントへ!
 
 シネクイントでの公開は終了になりますが、7月下旬からは関西、中部地方での公開が始まります。詳しい劇場情報はこちらでご覧下さい。特に名古屋のシネマテーク(8月下旬公開)ではICELANDiaの商品が並ぶ予定なので、中部地方のみなさま、ぜひご期待ください!
 
 ★★『スクリーミング・マスターピース』サウンドトラック特別解説#5★★  
c0003620_1692595.jpg 7. "Brostnar borgir" by Eivor Palsdottir

 アイヴォールはこの映画の中では変わり種。というのも、彼女はアイスランド出身ではなく、フェロー諸島の歌姫で、最初はフェロー民謡を歌っていたためか、歌い方が独特です。
 私が初めて彼女を見かけたのは2003年夏のことで、毎年レイキャヴィーク市が行うカルチャー・フェスティバルという街を挙げてのフェスの祭、小さなビルの一角でアコースティック一本で歌っていた彼女でした。
 
 艶々した肌で長い金髪を三つ編みにしたアイヴォールは、当時まだ19歳だったとは思えない大人びた歌声。声量も表現力もあり、雑然とした場所での演奏であったため何だかよくわからないけれど、逸材であることは光っていました。
 
 アイヴォールがアイスランドで活躍するようになったのは、地元では既に16歳でレコード・でビューしていた彼女が、もっと歌を学びたいとアイスランドへやってきたため。 
 アイスランドでライヴ活動を始めながら学校に通っていたアイヴォールのライブを聴いた12 Tonar(レイキャヴィークの音楽ショップ)のオーナーがその才能に惚れ込み、また単なる音楽ショップから脱却し、映画『スクリーミング・マスターピース』の中でもくり返し語られるBad Tasteレーベルのように、自社レーベルを持ちたいと思っていたこともあり、彼女に白羽の矢を立て、12Tonarレーベル第一弾として売り出したのが、アルバム『Krakan(カラス)』でした。サントラ収録曲もこのアルバムからの曲です。
 
c0003620_16134677.jpg 映画に出てくるアイヴォールのシーンは、2003年秋のライブです。ちょうど前述のアルバムが発売された直後で、アイスランドで最も権威あるMorgunbladid紙が見開き大きな記事をフィーチュアしたこともあり、ライブは大盛況。アルバムもアイスランド国内のベストセラーになり、私の記憶に間違いがなければ、アイスランド国内だけで1万枚は売っていたはずです。
 
 なにせ人口30万人の国。1万枚というのは超ベストセラーであり大ヒットで、2004年初頭に行われたアイスランド音楽祭では、彼女が年間最優秀新人賞と大賞を受賞。12Tonarのレーベルはさい先の良い滑り出しで、キッチン・モーターズ関係の一連のアルバムがその後このレーベルから出てきたことは、日本でも知る人が少なくないことでしょう。12 Tonarの現在があるのは、実はアイヴォールの『Krakan』のおかげなのです。
 
 このアルバム『Krakan』はアイスランドではなくオスロのレインボウ・スタジオで録音され、バックはアイスランドの一流スタジオ・ミュージシャンを起用。内容はすべてアイヴォール自身に委ねられ、ジャケット等も予算が許す範囲で彼女の希望を取り入れています。
 
 12 Tonarでたまたま彼女をみかけたことがあり話しかけたところ、なんだかポカン顔。あれ?英語が理解できないのかなと思ったら、アイスランドに自分のライブを見ていた日本人がいるというのが不思議だったのでしょう。二十歳そこそこの若い子なので、マスコミ対応などという術も身につけていなかったのかもしれません。
 
 当時の(たぶん今でも)アイヴォールは音楽的な方向性を定めておらず、12 Tonarのセッティングで例えばヨハン・ヨハンソンと何かできないかを探ったりということもありました。『Krakan』のヒットを目の当たりにして、あるプロデューサーからは「ビートルズのカバーを歌えば世界的なヒット歌手にしてあげよう」というようなオファーもあり、私が最も頻繁にアイスランドへ行っていた時期だっただけに、いろいろな裏話を聞いたものでした。
 
c0003620_16101287.jpg あれから丸4年間の月日が流れ、アイヴォールはその間にアルバムのリリースを数枚重ねました。個人的にとても思い出深く、愛着があるのはフェローで録音した彼女のファーストと19歳の時に録音したセカンドの『Krakan』で、ハスキーな声を自由自在に使い、プログレッシヴなヴォーカルでのエスニック・ジャズのフレーバーを持つ『Krakan』は特に聴き応えがあります。

 しかし音楽的にはカナダのビル・ボールンとコラボして、フォーキーなルーツを上手に表現した『Eivor』というアルバムが一番彼女には似合っているような気がします。アコースティック・ギターのさわやかな響きと、張りのあるエイヴォールの声が、渋いビルの声に重なり、スカっとしたハーモニーを織りなすのが聞きものでしょう。
  
 音楽的にまだまだいろいろなことを吸収していきそうな多彩な女性で、『Krakan』のヒットによりヨーロッパやスカンジナビア諸国へのライブ活動が多くなった彼女は、交通の利便のため数年前からデンマークを拠点にしているようです。そんな彼女の第二の故郷はアイスランドで、さびしくなるとアイスランドの友人に電話をかけることもしばしばあるとか。
 
 そのアイヴォールは9月に初来日を果たします。
 
<アイヴォール・パルスドッティル来日公演予定>
2007年9月30日(土) 伊丹『アイフォニック地球音楽シリーズ』詳細
2007年9月30日(日) 南青山マンダラ 詳細

 (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2007-08-09 16:26 | News | Comments(2)
Commented by tsuma-colle at 2007-08-10 05:08
先日はブログにコメントをいただきありがとうございました。
コメントをするのは初めてですが、いつも拝見させていただいてます。
スクリーミング・マスターピース、観ました☆
大好きなアーティスト、まだまだ知らなかったアーティスト、
アイスランド音楽の表情をたくさん感じれて
ますますアイスランドが好きになったし、良い刺激をたくさんもらいました。
私は関西なのですが、写真展も時間をつくって遊びに行きたいと思ってます^^
これからもアイスランドのこといろいろ教えてくださいね、
ブログの更新楽しみにしています。。
Commented by icelandia at 2007-08-10 19:32
コメントを有り難う御座います!映画は一度だけでなく、回を重ねて見るとまた違った表情が見えてくるかと思いますので、よろしければぜひ二度見てくださいね。
そうですか、関西だとあれやこれやのアイスランド関係イベントへも来られませんよね。やはり東京が多いので。いつか関西でも音楽イベントをやりたいものです。
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