アイスランド音楽フェス Iceland Airwaves初日:2007年10月17日はまだ助走 |
ICELANDiaのブログにお立ちよりいただき、いつも有り難う御座います。アイスランドの時差に慣れたところで、Iceland Airwavesへ突入!今年も音楽三昧の思い切り楽しい旅になりました。 2007年10月17日 Iceland Airwaves1日目 10:00 各会場案内へ Iceland Airwavesは各会場をホッピングする形式になっています。大きな会場がドカンとあるわけじゃないので、会場の位置確認へ。ツアー参加者20名をご案内するので、途中迷子が出ないかちょっと心配。 ホテルから出て、各会場の特徴をご説明しながらまわるうちに、私が大好きなIdnoへ。なぜこのIdnoが好きかというと、アイスランドに最初にできた劇場であり、歴史的な建造物で雰囲気があるということもありますが、ここではあまり大きなバンドは演奏せず、ローカルなシーンが繰り広げられて、案外掘り出し物のライブが多いのです。 そんな話をしつつこの会場の中を覗いていると、「2階と3階を開けてあげるから、ぜひ見に行って」と会場のマネージャーが鍵を開けてくれました。この2階、3階が非常に見物で、家具といい調度品といい、まるで生きた博物館のよう。私も3階まで来るのは初めてで、参加者一同ここでテンションがドっと上がりました。 私が撮った写真は全部ボケているので、窓から見たチョルトニン湖でご勘弁を。 12:00 通し券のアームバンド配布 Iceland Airwavesでは今年5千枚の通し券が販売され、開始前までにすべて売り切れ。もちろんツアーはこの通し券付きで、通し券であるアームバンドを全員に確実に渡すのが重要な仕事。 事務局のセンターが開く正午ちょうどに行き、混み合わない前にサクっと全員にこれを渡せたのでよかった。そして会場案内は続き、12時半頃街中で解散。 12:30 ランチ レイキャヴィクには新しいレストランやカフェが、数限りなく増殖中。でもそれは我々が宿泊していたホテル側の街中であり、反対側はあんまり〜〜。次に行く場所の関係で、いまいちカフェに恵まれていない地区でのゴハンを迫られたので、仕方なくピザ屋へ。しかしピザが焼かれるのを待つ時間もないため、ラップ(西洋巻き?)で済ます。これで1500円くらい。 13:50 Iceland Reviewへ Iceland Reviewはアイスランドを紹介する英語雑誌で、私はその雑誌のオンライン版であるIcelandReview.comの特派員となっています。気が向いたらニュースを送るというような、実にお気軽なものですが、それでも日本に誰かがいるというので重宝がられています。メールでやり取りしてきた編集者やアート・ディレクターに会い、今後はIcelandReview.comのサイト上の写真を私が主催するサイトで自由に使用していいという許可をいただき、これはうれしい。 15:00 Tyffiに会いに Tyffiというのは街中にあるロブスターハウスのかつてのオーナーで、時々日本のわさびを送ってあげていた関係で仲良くなった人でした。彼がロブスターハウスを手放したのは1年半前で、「同じことをやっているのがイヤになった」とか。現在は北欧諸国から輸入した防寒服を販売しています。シェフがいきなり防寒服販売とは・・・。腕が良かっただけに残念ですが、本人はケロっとしたもの。IcelandReviewから徒歩5分のところに店を構えていたので、10分ほど寄りました。 15:30 再びSmekkleysa 通り道だからということもあり、再びBad Taste(Smekkleysa)のオフィスへ。それでもって、最終的にいろいろなオーダーを入れ、「用意が出来次第ホテルに届けてね」と。 16:00 ちょこっとSequencesを見る 全部通り道!こんな短い距離はバスに乗るまでもなく、ひたすら街の端から端へと歩きます。バスの初乗りが560円では、東京だったらタクシーの初乗り並み。だからレイキャヴィクへ行くとひたすら歩き、歩いてばかりなので、必然と足腰が強くなります。 この場所はいつも何かの展示をしていて、それを知っているので今年もやってきました。Sequencesというアート・フェスがAirwavesと並行して開催されているので、ちょっとだけ見学。外からではわからないけれど、ここは3階まであがれるのです。去年までは確か、アパラット・オルガン・カルテットのアートワークの絵を描いたマルカスが受け付けにいたんだけど、今年は見なかったなぁ。 17:15 Rokkuroを見る(@12Tonar) 途中、本屋等に寄ったり、b5というカフェでパソコンを借りてメールを読んだりしたので少し遅れましたが、念願のRokkuroを見ることができました。このバンドは去年のAirwaves中にデモ盤を見つけてとても気に入っていたので、今年は正式CDデビューにこぎつけたということでとてもうれしい。 このデビュー記念に、84枚限定のスペシャルパッケージ版を発売。中身のCDは市販のものと同じでも、パッケージは手作り!30枚は欲しかったけれど、数が限られているだけに10枚譲ってもらうのがやっとでした。で、1枚は私自身が欲しいので、9枚をみなさまにお分けいたします。パッケージは全部異なるため、パッケージを選ぶことはできません。一枚ずつ歌詞カードにナンバリングしてあります。商品はこちら。 そしてこのアルバムが素晴らしい!まるで子守歌を聞いているようなやさしい響きで、去年のデモEPよりも随分としっかりとしたし、ちょっと華やかな演奏になりました。全部アイスランド語で私にはツボで、すごくはまっています。 18:00 Fish&Chipsで一息 この日は割合ゆるいとはいえ、あれこれと見たいので、ここらへんでお茶と腹ごしらえを。初めてアイスランドへ来た2003年の時にいっしょだったレコード会社勤務の女性とも久々にゆっくりしました。これから何を見るか、あれやこれやとみんなで考えるのは楽しいことです。 19:00 Rafskinnaのパーティ(@Organ) Rafskinnaというのは今年春から発行され始めたDVDマガジンで、レイキャヴィクの日々移り変わるアート・シーンを何とか映像に納めて残したいという思いから始まったもの。作っているのはシンガポール・スリングのメンバー。 目当てはDVDマガジンというよりも、シーベアーが目当てでした。Seabearやっぱりよかったです!それから、アイスランド国内だけに流通している特別仕様の彼らのアルバムも仕入れてきました。こちらにあります。 DVD マガジン--> http://rafskinna.com/ それで、このDVDマガジンをお土産に購入してきました!私自身まだ見ていないのですが、堂々150分の内容で、英語字幕があります。音楽とアート中心のようなので、言葉が分からなくても何とかなるかとは思いつつ、アイスランド語特有の何かは外人ではあまり理解できないかなぁ、とも。PALですが、リージョンフリーなのでパソコンであれば大抵再生できるかと思われます。 お土産としてICELANDiaで3冊だけ特別価格にてご提供します。商品はここにあります。 このパーティではSkakamanageもライブをやり、これまたお目当てでしたが、Skakkamanageよりも、Seabearの方がメリハリがあって断然よかった。というか、Skakkamanageはまったりしすぎていて途中で出てきてしまいました。CDではかなり好印象だったので、ちょっとがっかり。 20:00 Heressoでツアー仲間のライブ! Heressoというのは、Airwavesのインフォメーション・センターが臨時に置かれているカフェで、いつもわいわいと賑わっている場所です。ここで、なんとツアー参加者が飛び込みライブを行いました! この方はギターとアンプを日本から持ち込み、自分でカフェ側にかけあってライブを実施!Heressoでのこのライブを皮切りに、ツアー中数カ所で生演奏を繰り広げました。すご〜い!ヴォーカルは力強く、ギターもいい感じにワイルド。途中からはかなり真剣に聞き入る人も出てきて大成功。 という状況と同時に、私はアイスランドから発信されていて、日本ではソフトバンクが仕切ることになっている「Eve Online」というゲームの日本人担当者と会っていました。 21:20 Elizaライブ(@NASA) アイスランドの歴史的名ガール・バンドにKolrassa Krokridandi(コルラッサ・クロークリザンディ/英語はBelatrix)があり、そのリード・ヴォーカルを務めていたのがこのElizaでした。おっと、思わず「エライザ」と書こうとしてしまいましたが、アイスランド語読みだと「エリザ」でしょうね。 印象としてはクリッシー・ハインドに近い感じ。少しハスキーな迫力のある声で、とても安定したパフォーマンス。抑え所をきっちりと決めて、気持ちのいいライブでした。つ〜か、ものすごく貫禄あったわぁ。入場するのが遅かったので聞いたのは3曲だけ。 21:45 Smooshライブ(@NASA) かわいいし、かっこいー!アメリカからの3人姉妹のバンドで、一番上のお姉さんがキーボードとボーカル、真ん中の子がドラムスとヴォーカル、なんと11歳の三女がベース。天才的なひらめきはまだ現れていないようだけど、それなりに才能アリと見ました。とにかく若々しくて新鮮。 22:30 Soundspellライブ(@NASA) ハードなのかと思ったら、案外バラードっぽいのが多く、ヴォーカルの声を気に入るか気に入らないかで評価が分かれることでしょう。ヴォーカルが自意識過剰気味でドラマチックに作りすぎるのがチと気になったので、3-4曲ほど聞いて、外の空気を吸いに出る。 23:15 Light on the Highwayライブ(@NASA) 結構ハーモニーがきれいなバンドだし、手堅いのでずっと聞いていてもよかったけれど、同じ時間帯にアイスランドの我が息子(?)アルニ君のバンドがやるので、そちらの会場へ向かう。 23:30 TZMPライブ(@Organ) The Zukkakis Mondyano Project(TZMP)はアルニ君と友人のスタイニーが結成したデュオで、去年からDJが加わって3人組に。 今年のパフォーマンスは一番よかった!私は2003年から彼らを見ていて、これで彼らのライブを見るのは3回目ですが、今年が一番良かった!ノリノリでこなれていたし、以前まではジョークっぽいパクリ曲調のものもあったけれど、今回はそういうのはやめて、キチンと自分たちの音楽性で勝負したのが清々しかった。 24:00 Shadow Paradeライブ(@NASA) これは予定外で見た。Light on the Highwayを見ていた時、Shadow Paradeのプロデューサーに会い、CDを手渡されて「今日は絶対に見てくれ」と言われてしまったので、以前から見ろ見ろと言われていた手前、義理に思って見ました。ちなみにこのプロデューサーは、IndigoやSiggi Armanも手がけています。 ハード・ロックかと思って遠慮していたら、案外メランコリックで好き系でした。 初日はこんなもんで、それほどバッティングしません。が、これが週末に近づくにつれて、バッティグが多くなり、土曜日なんて身を4つに分けてもまだ足りないほど。初日はかなりまったりゆったりと楽しみました。(小倉悠加) アイスランド土産を放出中!↓バナーをクリック! アイスランドのデザイナー商品は↓ |
by icelandia
| 2007-10-25 10:01
| Pops
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Comments(1)
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Commented
by
hari-records at 2007-11-23 01:09
ブログへのコメントありがとうございます!
我等が浅井さんのアイスランドでの勇姿が写真つきで紹介されているなんて感激です。
是非とも彼のライヴにも足を運んでみてください♪
ありがとうございました!
我等が浅井さんのアイスランドでの勇姿が写真つきで紹介されているなんて感激です。
是非とも彼のライヴにも足を運んでみてください♪
ありがとうございました!
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