execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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アイスランドと中国、アルミ工場と巨額投入のダム建設、バス停暖房等々ニュースいろいろ
 アイスランドのことしか書かないのに、いつも ICELANDiaブログにお立ち寄りいただき有り難う御座います。

 ゲ!もう3月も下旬ですかぁ?!時間が経つのが早すぎる・・・・。

 あれから中国vs.ビョークがどうなったのかと私もヤキモキしていますが、中国側はサラ暴動の火消しが先でビョークにかまっているヒマが無いことでしょう。それに、いくら身勝手な中国とはいえ、アイスランドには少し気を遣っておきたい。
c0003620_1657255.jpg アイスランドは確か去年中国と自由貿易を約束していたはずです。貿易相手としてのアイスランドには中国側がそれほど興味がないとしても、温暖化の影響で北極海の海路がひらけると、アイスランドは重要な拠点になることでしょう。中国は当然その海路を虎視眈々と狙っていると思われるので、(取るに足りない物事で)アイスランド政府の神経を逆なでするのは避けたいのでは?
***

 それでは、最近私の目にとまったアイスランド関係のニュースをあれこれを。

主要バス停に暖房!
 お〜〜、これはいい。主要なバス停に暖房を入れるそうです。みんなバスに乗るのは好きだけど、天気の悪い時に長時間バス停で待つのは苦痛。バス待ちが苦痛だからとマイカーを使用されたのではCO2削減によろしくない。
 なので、まずはレイキャヴィクの主要なバス停に暖房を入れましょう、と。これ、大賛成です!まだ具体策はなく、とにかく「暖房を入れよう」という話が決まっただんかい。都市部であれば、温水パイプはどこでも通っているので、近場から温水を引いてくればいいとして、外気はどう遮断するんだろう。出来上がってのお楽しみですね。

クリーン・エナジー、日本も早くやりましょう! 
 この度、アイスランドの大統領が初めてメキシコを訪問。アイスランドがメキシコにクリーン・エネルギー(特に地熱)の技術を提供することで合意。
 あぁそれから、二国間の租税も廃止だそうで。これは数年前から私も在日アイスランド大使館にはお願いしていて、大使館側も日本側に働きかけているとはいえ・・・。日本政府、物事遅いですから・・・。鯨の話も大切ですが、事務的な話だけで片付きそうなこういった物事はサッサと進めてほしい(と思うのは、私がシロウトだからでしょうか)。
 それで、メキシコとアイスランドは大学で共同研究を行い、メキシコ側は既に北米の大学との提携もあるそうで、益々地熱の研究が進みそうです。
 日本はといえば、火山国。利用できる地熱はたくさんある国です。しかし、火山周辺は国立公園で景観を崩せなかったり、熱湯は民間の利権が絡んだりして、地熱は国民全体が恩恵を預かるべきものという考え方がないため、なかなか進まないのでしょうか。地熱の安定度を測ることさえままならないのでしょうか。
 クリーン・エナジー最先端国アイスランドの地熱発電を支える心臓部は三菱重工製。日本に技術がない訳では無いことは明白なので、チーム・マイナス6%から一歩進み、国策としての具体案を早いところ練ってほしいものです。ガソリンは放置でいいから。

アルミ精錬工場でまた喧々囂々)
 何事にも光と影がある。アイスランドのクリーン・エナジー政策は成功しているし、外貨獲得を安定させ、経済発展を確実にするためには、どうしても・・・アルミ精錬工場が必要。
 アイスランドの国際空港ケプラヴィクも首都レイキャヴィクもレイキャネス半島に位置し、そのレイキャネスの先端の方(空港に近い部分)にアルミ精錬工場を造る許可を地元当局が出したという。
 決定権は地元自治体にあるものと見受けられますが、各省庁の大臣から「CO2の排出量が限られている時、そんなことを勝手に許可してもらっては困る」とか、「あの地域はアルミ工場など作らなくても開発できる機会があるはず」と、支援をしない風向き。環境大臣も「環境省での(CO2排出に関する)決定がくだされない前に許可を出すとは何事」と。
 しかし自治側は「安全かつ高給な雇用が増えて結構ではないか」という感じ。さて、どうなりますやら。

ナショナル・ジオグラフィクでKárahnjúkar特集(英語)
 http://ngm.nationalgeographic.com/2008/03/iceland/del-giudice-text
 Kárahnjúkarとは、様々な問題を含んだまま強行突破したアイスランドの巨大ダムのこと。水力発電プロジェクトといえば聞こえがいいのかもしれないが、アルコアというアルミ精錬会社だけのための環境破壊との批判も強く、年間の国家全体の電力消費量の半分を消費することになる。アルミ精錬工場がらみの公害問題も。
 上記はそれに関する割合くわしい経緯が特集されています。写真もきれい。興味ある方はどうぞお読みください。

読みが甘かった。概算を大きくオーバーのダム建設
 上記Kárahnjúkarダムの建設費が、予定よりもかかっていることは分かっていたが、実際どれほどオーバーしていたかの数字が出てきた。なんと約264億円!分かりやすいのように1ドル100円計算にしましたが、3ヶ月前だと日本円にして300億を超えていたということ。総工費ではありません。
 このプロジェクトのために借り入れられた金額が1500億円・・・(数字が大きすぎて実感無さすぎ)。これをアルコアとの40年間の契約期間の間に取り戻すってことらしいのですが、にわかには信じ難い・・・。
 新たな概算オーバーの数字と、この1500億と、自腹(?)で出した分を考え合わせると軽く2千億。それを40年で均等割すると年間50億円以上の利益をアイスランド側に渡して貰わないと割が合わない。
 数字が大きすぎてよく分からないとはいえ、とにかく、私なら数字を見ただけで逃げ出します。あのまま鳥とか鹿をあの場所で放し飼いした方がいいように思う。それだけの予算があるなら、無理してでもビョークとシガーロスでも呼んできて、コンサートをやった方が、よほどアイスランドの収入になることでしょう。少なくとも私は行きます。

アイスランドの天気予報サイト開通(英語)
 http://en.vedur.is/
c0003620_15292844.jpg これまでも「世界の天気」のような予報サイトでアイスランドの天気も知ることはできますが、各地の細かな天気予報をアイスランド語以外で伝えるサイトはこれが初めて。各地の地図をクリックすると、更に細分化された天気予報を見ることができます。うーん、これはいい!もちろん週間予報もあります。アイスランドの今週の天気をざっと見れば、水曜日の予想気温が5度で一番暖かいけれど、どうやら雨が降りそう。金、土と晴天にはなりますが、気温はマイナス1-2度なので、ちょっと寒い。
 単に天気だけではなく地震速報も兼ねているようです。これを見ると、確かに地震国であることがよく分かります。火山が多いので当然ですね。
 アイスランド旅行の際には、行く前数日程度でいいので、見ていればどの程度の服装を想定すればいいかの目安になることでしょう。

観光地としてのゲイシールが更に安全に)
 ゲイシールは間欠泉です。お湯が勢いよくドッカーンと吹き出すアレ。あの地帯は個人の所有地で、既に有名な間欠泉の部分はアイスランド共和国が買い取っていましたが、このたび他のエリアも買い取ることになりました。
 ゲイシールは熱湯が噴き出すにも関わらず、ほとんど柵も無いに等しい状態。時折観光客が近づきすぎて火傷を負うことも。近づきすぎる方がいけないとはいえ、風向きによっては全く予想外の方向へ熱湯が吹いてくることもあるため、あながち注意しているだけでは避けられない部分も。
 本来であればもっと早く安全対策をしたかったけれど、土地所有者の合意が得られず後手になっていたとか。もっともその土地所有者は安全対策に反対だったわけではなく、許可もとらずに物事を進めようとした国の「態度」が問題だったとか。
 この度やっと、国が周辺全域を買い取ることになったそうで、遅まきながら安全対策が進むことでしょう

UNIFEM/国連女性開発基金へユニークな貢献)
 女性に偏る貧困を減らし女性に対する暴力を終わらせ、途上国や戦争国の女性の自立を支援する国連の基金に、「バタフライ・ウィーク」と呼ばれる先週、アイスランドで約1千5百万円の寄付が集まりました。
 これはものすごい金額で、国民ひとりあたり約50円を寄付したことになり、日本の人口で換算すれば60億円相当!!
 ところで、先週の土曜日(3月15日)が国際女性デイだったことを、ご存知でしたか?私は知りませんでした(呑気で失礼)。この日、リベリアのキング=アケレレ外相(女性)がアイスランドのUNIFEMで記者会見をし、内戦が続いたリベリアで女性が虐げられてきたが、女性の力で国を復興へとスピーチしたそうです。
 男女平等感世界一のアイスランドですから、きっとその言葉が国民の琴線に触れたことでしょう。ニューヨークの本部からのサンドラー女史も、アイスランドがユニークな貢献をしてくれたこと、諸外国もそうあってほしいということを述べたそうです。
 日本は・・・男尊女卑の時代に生まれ育った世代が第一線から退けば、自ずと状況はよくなることでしょう。 考え方に個人差があるとはいえ 、実感としては、私の世代あたりが境目かなぁ。

アイスランドの春到来!
 3月第3週である先週、アイスランドに南西に春の到来を示す渡り鳥の群れが到着。天気や風の具合がよければ、イギリス島からアイスランドまで、6-8時間で飛んでこられるという。ロンドン->アイスランド間のフライトは約3時間。タクシーに要する時間も含まれているので、実際に飛行しているのは2時間強だと思われますが、それでも鳥の飛行能力ってスゴイ!

アイスランドの男性に最も多く発症するガンのトップ3
 アイスランドのガン協会が早期発見のための、男性の健康診断を呼びかけている。これは性差別ではありません。去年ガン協会は、乳ガン撲滅の大キャンペーンをやったので、次は男性ってことです。
 男性に最も多いのが、大腸ガン、肺ガン、前立腺ガンで、それぞれにブルー、ホワイト、パープルが割り当てられ、乳ガンはピンク・リボンでしたが、今回は3色のリボンで啓蒙したそうです。
***

 このブログを開始した時は、アイスランドというと「アイルランドでは?」と聞き返されることもしばしば。”なにそれ?”という顔をされることも多かったのですが、最近はアイスランドと言うと、「気になっている国です」という反応が増えて嬉しい限りです。遠く離れている国ではありますが、中身を知れば親近感もわき、「地球の住民」のお友達としてぜひいろいろなことを知っていただければ、です。(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




  旬のアイスランドの音楽を↓







  
 アイスランドのエコをシルバー作品で↓
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by icelandia | 2008-03-17 15:36 | News | Comments(2)
Commented by Toru at 2008-03-17 17:31 x
バス乗り場が暖かくなるのはいいですね。でも、だいたいどこでも歩いて行っちゃうかな。

あと、天気予報サイトありがとうございます。地震情報と写真がついているのも面白いですね。

アルコア、サイトをみたらやけに環境とか持続可能とかに力を入れているんですけど、本当なんでしょうか。なんとなく信用できません…
Commented by icelandia at 2008-03-17 18:08
バス乗り場は、歩いていて寒くなったら駆け込もうかなぁ。雨宿りも。本来の目的ではないけれど(笑)。アルコアは、美しい謳い文句が現実として軌道に乗らない限り私は信用しません。
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