execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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アイスランド音楽フェス・ツアー間もなく発表!
AIRWAVES┃参┃加┃の┃音┃楽┃ツ┃ア┃ー┃間┃も┃な┃く┃発┃表┃!┃
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 やっとみなさんに概要をお伝えするだけのところまでこぎ着けました。なんと、片道ですが直行便チャーター機を使用します!帰国はロンドン経由!時間的ロスの少ないフェス参加に便利なロケーションの街中のホテルに宿泊し、ミュージシャンとの交流会なども予定しています!!!長蛇の列のメイン・アクトでも、優先的に入場できます!

 Iceland Airwavesはアイスランド最大の音楽フェスティバルで、内外からのオーディエンスは年々増え続け、今年も200組み近いアーティストが参加!街中の会場をクラブホッピングしながらのフェス参加の楽しさを、ぜひ体験してください。ICELANDiaの企画なので、お気に入りのあのアーティストに会える可能性も大です。会えるのはICELANDiaアーティストに限りません。

 もちろんフェス期間中は、私が出来る限りサポートさせていただきます。 

 期間は10月18日(水)から、4泊6日または5泊7日。早朝に到着するため、一日目からフルに時間を使えます。費用は4泊で26万円弱?。5泊だともう少し高めになります。もちろんフェス参加料も込みです。

 とにかく安いことと、便利であることに重点を置いて作っています。氷国の旅費の高さを知る人は、ビックリ(@o@)のお値段ですよね!正式発表は8月以降になります。ぜひ旅行関連の情報にご注目ください!!

 <お知らせ>
  なんと、私は3週間近くネットにアクセスできなくなります。夏休みなのですが、自ら行きたい!というのではなく、家族に引きずられていく感じです。でもまぁ、エンジョイしてこようと思っていますが。
  インターネットが使えないと、ブログにもアクセスできないため、少しの間更新できなくなります。8月10日前後には復活しますので、それまでは、過去のブログでお頼みしください!
  みなさまも、楽しい夏休みをお過ごしくださいね!お仕事の方は、どうぞ体調をくずさぬよう。私が留守の間も、ネットショップはそのまま動いてくれるので(お利口!)、ご質問等の対応はできませんが、新入荷アルバムもゴソっとあるので、どうぞ時間をかけてゆっくりとご覧ください。アイスランド国旗グッズもあります。 (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-07-26 11:49 | News | Comments(0)
JFM、オンエアー!再放送は7月23日
 JFMことヤコブ・フリーマン・マグヌッソンの最新作『ピアノ!』が7月21日、Music Birdでオンエアーされました!再放送は7月23日。

 ジャズ評論かの杉田氏はここで、「鍵盤からメロディを紡ぎ、ピアノ本体からビートを生み出す手法は、ヒューマン・ビート・ボックスの経験に基づくというからアイデア賞もの。アンビエント作としても楽しめます。」と評してくださっています。
 そーなんです。アンビエントとか、ヒーリング系がお好きな音楽ファンにも是非お聴きいただきたい作品です。コテコテのジャズではないので。

 詳細はhttp://www.musicbird.jp/shinpu/new.htmlでご覧ください。

 ヤコブについてはこちらのブログも併せてお読みくださいね。 (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-07-22 07:47 | News | Comments(0)
アイスランド音楽名盤:ビョークもはまったメガス
 今回は硬派というか音楽マニアック話です。どうも音楽をイメージ先行で扱えないため、売り方が下手だと言われるけど、音楽がいかにファッショナブルであるとか癒されるとか(結果的にそうであることは構いませんが)、そういう聴き方が苦手なもので・・・。
 アイスランドの歴史的名盤20枚の第三位に、Megas & Spilverk Thjodanna のs『A Bleikum Nattkjolum』が入っている。首位がシガー・ロス、二位がビョーク。本来は二位のビョークの話が先かもしなけれど、ビョーク前にメガスのことを取りあげます。
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 アイスランドの外に出てしまうと全く知られていないアイスランドの二大名アーティストが今日のお題であるメガスとブッビ・モルテンズだ。別の表現をすれば、ビョークやシガーロスを知らないアイスランド人がいても特別に珍しくもないけれど、アイスランド人でメガスやブッビを知らない人に会ったら、私はたまげる。
 彼らはそれだけ大きな功績があり、社会的に衝撃を与えた文字通り偉大なアーティストなのだ。ではなぜ彼らが国外で知られることがないのかといえば、それはとても単純なことで、海外に出て活動しないのと、アイスランド語以外では決して歌おうとしないからだ。
 
 メガスがいかに偉大かということは、アイスランド語が理解できないと真には理解できないらしい。なにせ、ノーベル文学賞を受賞したアイスランド人作家ラクスネスの次に、文学的に素晴らしいと絶賛されるほどだし、その内容もまた非常に過激であるとか。
 メガスの信望者は数多くその代表がビョークでもある。ビョークがいかにメガスに心酔していたかといえば、彼女はメガスのバックボーカリストだった。シュガー・キューブスで大活躍し始めた後も、とにかくメガスの仕事だけは極力続けた。それも妹のインガと共に。バック・ヴォーカルを務めるビョークが入っているMegasのアルバムは3枚存在する。それからあくまでも噂ではあるけれど、ロック歌手のご多分に漏れずドラッグとアルコールで廃人のようになってしまったメガスに、アパートを買い与えたのが彼女であったとか・・・。
 また、ブッビ・モルテンズもメガスを師匠と慕い、歌詞を書くとメガスに見て貰い、彼の意見を求めるという。私はメガスにサインを貰ったことがあり、アイスランド語を理解する友人に見せたところ、私の名前のユーカに、飛ぶという単語のフルーガという言葉をかけ、非常に巧みな言葉遊びでサインをしてくれたという。
 
 ここでいきなりボブ・ディランの話をしなければならない。私は特にディラン・ファンというのではないけれど、ディランがいかに偉大なアーティストであるかを嗅ぎ取ったのは、確か高校生の頃だった。私はメインストリームのアメリカン・ポップスが大好きで、カーペンターズの解説を全部書いていることでもお分かりの通り、正直なところポップス一辺倒だった。西海岸系はマニアックに追っていたけれど、それもメインストリーム・ポップの延長上のお勉強にすぎなかった。
 ディランは60年代に一世を風靡したアーティストであり、私がポップスを聴き始めた頃のディランは小休止状態だったと言ってもいい。でも、彼の初来日が決定した。あれは78年頃だったろうか。カレン・カーペンターの歌声が命だった私に、ディランのだみ声は「どこが音楽?」という印象ではあったけれど、そのだみ声の中に異様なほどの迫力と威力を感じたことも確かだった。手放しで好きな系統の音楽ではなかったものの、向学心が出て、武道館で彼を見ることにした。そこで予習として、当時話題になっていたアルバムを何枚か聴いた。確か『欲望』と『Hard Rain』だったかと思う。あのダミ声に慣れる必用はあったし、カーペンターズのように口当たりがいいものとは全く異質でも、その中に詰まっていた感情は、言葉の理解力に欠けていたとはいえ、当時の私の胸を打った。
 商業的な成功を見据えて工業製品のように作り出された音楽というのは、その場ではよくても、結局はどことなく虚しく感じるようになる。お手軽なハンバーガー屋のように、急場しのぎにはなるけれど、本当の満足感が得られない。
 表現は旨くないが、ディランには母親がにぎってくれた塩ニギリのような、充実感があった。
 
 メガスを最初に聴いた時、「アイスランドのディランだ!」と思った。こういう感想がアーティスト本人にとって良いか悪いかは別として、実際、歌い方や節回しがディランっぽい。本人は真似たつもりはないらしいが、言葉の力に頼ると、万国共通あのような歌い方になるのかもしれない。
 言語が理解できず本当に残念だが、以来私はメガス・ファンだ。音楽的にディランほど冒険をすることはないが、メガスの声が持つ魅力はディランと比べられて当然と思われるところがある。これはもう、実際に聴いてもらうしかないのだが。
 
 c0003620_1847320.jpg 1977年に発表されたこのアルバムは、メガスとフォーク・ロック・グループのスピルヴェルク・ヒョウダナのコラボで、アルバムのタイトルは『ピンクのガウンを着て』というものであるという。ギターを中心としたアコースティックな響きのサウンドの中に、メガス特有の節回しに彩られたヴォーカルが光る。現在のメガスのシンギング・スタイルが固まる前のものであり、ある種のさわやかさが漂うヴォーカルで、その響きだけを聴くのも私は好きだ。
 
 60年代後半から70年代にかけて、アメリカの西や東のシンガーソングライター系を丹念に聴いていた音楽ファンであれば、特にこのアルバムでのメガスはたちまち気に入ることだろう(=私自身がそのひとり)。特に歴史的名盤の第三位に選ばれたこのアルバムは、全般的に軽いアコースティックで口当たりも良く、時々音楽的に面白いヒネリがあって聴き応えがあり、「名盤」と太鼓判を押されるだけの内容の濃さと普遍性がある。
 現在、CDで復刻された盤には、アウトテイクスが10曲も入ったお得なアルバムで、アイスランド人でもなければメガスのアルバムを20枚も集める必用はないけれど、このアルバムはぜひ逃してほしくない。復刻アルバムは現在入手可能。いくら名盤とはいえ、ずっとこれが入手できるとは限らないので(アイスランド国内諸事情により)、ピン!ときた人は、早めに入手することをお勧めします。
 
  このアルバムが発売当時から世界に出ていたなら、復刻が続く70年代のAOR系名盤と同等かそれ以上の扱いを受けるべき作品であり、アイスランドという小さな国の中だけにその評判がとどまっていたことが残念だ。アイスランドが誇るべきにして誇るアーティストの名盤中の名盤で、こういった名作が少しでも日本の耳の肥えた音楽ファンに届いてくれることを心から願ってやまない。  (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-07-17 18:48 | アイスランド音楽名盤紹介 | Comments(0)
気分だけでもアイスランドの温泉!スパモイスト
 今年もまた、どうしようもないほど蒸し暑い季節がやってきました。都市のヒートアイランド化を少しでも緩和するため、ビルの外側に水を流して滝のようにしちゃおうという計画があるとか。それってすごくいいかも。
 
 こんな季節は、アイスランドへ行ってクールダウンしたいところですが、そうもいかないので、気分だけでもお手軽にアイスランドへ。
 
c0003620_227416.jpg そんな時にこんなアイテムがあります。それは、Luxから出ているSpaMoist(スパ・モイスト)。ウォーターリリーという素敵な名前で出ているため、「なんだか素敵な花の香り?」というイメージかもしれませんが、実はこの製品にはアイスランドの巨大露天風呂であるブルーラグーンの温泉の成分が含まれています。
 ブルーラグーンは独自にスキンケア製品を発売していますが、まぁご多分に漏れずアイスランドのことなのでひどく高値(に感じるのは私だけでしょうか)。バス・ソルト1パックが千円近いと、やはり手が出せません。もちろん飛行機に乗って、アイスランドまで出向くことを考えれば、1回分が1万円でも安いのかも知れませんが、日常ではそうはいきません。
 
 アイスランドの温泉そのものではありませんが、こういった製品を使えば少しそういった気分に浸れるのは確か。ボディ・ソープ、バス・エッセンス、石鹸等があり、使い心地はとてもいいです。ボディ・ソープは泡立ちがよく、ツルツルできめ細かな泡に包まれていると、すごくいい気分。バス・エッセンスはお湯が白濁して、お肌がツルンツルンになるのが速攻で分かります。
 
 特にメーカー側から宣伝してほしいと頼まれている訳ではありませんが(そのような希望があれば、喜んで頼まれますが)、風呂も暑苦しいと感じてしまうような季節なので、ご紹介してみました。バス・エッセンスは一回分でも売っているので、アイスランドが大好きなみなさん、または、気分だけでもアイスランドの壮大な温泉に浸りたいみなさん、一度ぜひお試しあれ! (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-07-15 22:08 | News | Comments(0)
学問の秋!早稲田の「アイスランド総合講座」
  日本とアイスランドの国交50周年を記念して、早稲田でアイスランドのあれこれを知る
「アイスランド総合講座」がこの秋に開講されます。オーロラや温泉のことはよく見聞きするようになりましたが、政治経済や歴史を含めたアイスランド共和国の全貌を知る機会はなかなかありません。私自身、この機会にぜひアイスランドのあれこれをさらいたく、とても楽しみにしています。

 講座内容の詳細は以下の通りです。
 
9/30 北欧におけるアイスランド 岡澤憲芙早稲田大学教授
10/7 デンマーク・アイスランド関係史 村井誠人 早稲田大学教授
10/14 経済 ベネディクト・ホスクルドソン アイスランド大使館公使参事官
10/28 女性環境 木下淑恵 東北学院大学助教授
11/11 現代史 小森宏美 京都大学地域研究統合情報センター助手
11/18 地理と自然 長谷川明子 アイスランド大使館 大使秘書
11/25 議会と選挙 藪長千乃 文京学院大学助教授
12/2 労働市場と雇用・失業政策 福島淑彦 名古屋商科大学助教授
12/9 未定 未定
12/16 政治 トーヅル・アイギル・オスカーソン駐日アイスランド大使

 受講申し込み等の詳細はこちらをご覧ください。 (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-07-12 16:04 | アイスランドってどんな国? | Comments(0)
ギター・イスランシオ関東ツアー大成功!
 去年の愛知万博時の来日は、あまりにも急遽の決定で会い損なっていたギター・イスランシオ。今回は日本アイスランド協会の招聘により、日本・アイスランド国交樹立50周年の正式イベントということで、東京公演を含む関東3カ所での公演ツアー。決して大規模なツアーではありませんでしたが、3カ所でお客さまは500名を超え、どの会場も盛況でした。
 それから、各地で心のこもった歓待を受け、グループ一同に代わり各会場の主催者の方々及び関係者の方々に厚く御礼申し上げます。前のブログにも書きましたが、北浦和のライブハウスKYARAの方々には、どうしようもない場面を救っていただき、本当に有り難う御座いました!
 
 それでもってギター・イスランシオ。音楽性も高く、演奏の腕も確かな上、とにかく爽やかで明るいおじさま達でした。この道30年、40年というベテラン揃いで、どんな場面でも「この世界に長くいれば、いろんなことを経験してるから、絶対に大丈夫!」と豪語するだけあり、ホント、心優しいのに加えて、肝っ玉も据わっていて、最初から最後まで、本当に快く仕事が出来ました。
 
 以下が簡単なレポートです。
 
c0003620_4113675.jpg 6月28日(水)来日
 午後便なのでホテルに到着したのは夕方。当初はてっきり午前便での来日だと思っていたので(私自身がそういう便での帰国ばかりだったので)、びっくり。ロンドンからであれば、いくらでも早い時間につなげる成田直行はあるのに、なぜまたJALに?
 「せっかくの来日なので、何も考えずJALにした」とマネージャー氏。私ならBAかヴァージンを使うけどなぁ。ま、いいけど。
 夕刻は駐日アイスランド大使との会食。アイスランド人男性5名に日本人女性一名という、ひたすらアンバランスな組み合わせ。「アイスランド人はアイスランド語でどーぞ」と宣言した後は、私はひたすら寡黙に食べていました。が、理解できないアイスランド語ではあるけれど、「ベラトリックス」「チューレ」「ヒルマヨール」「トルブロット」「スメクレイサ」等のアーティストやレーベル名は見事にキャッチできるため、その単語から何を話しているのかを勝手にストーリーを作り上げ、脳内で楽しんでいました。
 そして面白かったのは周囲のテーブルの反応。みなさん耳をそばだてて、「何語を話しているのか?」というのを見極めようとしていたようです。絶対に英語じゃないし、フランス語でもなさそうだし、ドイツ語っぽくもないし、スペイン語でもない。西洋人の顔なので、まさか中国語でも韓国語でもなさそうで・・・・。彼らの言葉を聞いて、すぐにアイスランド語!と分かる日本人はまだ少数派であることでしょう。
 ハシの使い方に慣れていない人もいましたが、アイスランド人はみんな海産物が大好き。日本の刺身はとておいしく、特に日本人は世界のトロの8割方をさらっていくだけあり、特にトロを気に入っていたようです。っていうか、あれだけ脂っこいマグロは初めてだと。
 というわけで、大使、ごちそうさまでした。
 
 9月29日(木)東京公演
 それにしても、みんな背が高い!ヴァイキングの末裔は、未だそのDNAがキチンと残っていて、とにかく長身。エレベーターの中でアイスランド人だけに囲まれていると、自分が背の低い人になったようで快感。私の身長は164センチで、日本女性としては背が高い部類に入るため、自分の目線より20センチ近く高い人とは滅多に出逢わない。
 午前中は周辺をぶらぶらして過ごしたとのこと。2時頃メンバーをホテルでピックアップし、会場となる青山へ。
 加藤登喜子さんのホームグラウンドでもあるテアトロ・スンガリー青山は、去年、シグルズール・フロサソン・アイスランド・スーパー・ジャズ・カルテットでもお世話になった場所なので安心。全く危なげなくリハーサルを終え、青山の街へ。ライブ前に軽く腹ごしらえでもと思い、せっかくの日本なので、「寿司がいい?」と聞くと、意見は真っ二つ。寿司派と、「いつも食べてるようなものがいい」派に別れたため、寿司派は回転寿司でお茶を濁し、西洋料理派はカフェで食事。
 ライブ会場に戻ると、開場30分前にも関わらず、ちらほらとお客さまが。特に厳しい気候ではないものの、外でお待ちいただくのもナンなので、そのまま何となく開場。
 ワン・ドリンクが付いているのに加えて、今回のツアーはアイスランドのおいしいラム肉とスモーク・サーモンのご提供をいただいたため、試食コーナーもありました。スーパーの試食のように、爪楊枝の先にちょこっと付けて食べるのではなく、きっちりと皿盛りで、お代わりも自由。相変わらずラム肉は臭みが無く、本当に美味。大盛りに盛った肉もサーモンもあっという間に消え、お代わりも追加され、単なるコンサートだけではなく、食の面でもお楽しみいただけたようです。
 今回のツアー用に、ちょっとしたプログラムを制作し、そこに演奏予定候補曲目と短い解説を掲載しておきました。国交樹立記念の文化事業なので、アイスランドの音楽をよりよくみなさんに知って頂きたいという主旨に基づいています。
 
 ライブの前にまず駐日アイスランド大使からご挨拶をいただき、それからギター・イスランシオの登場。その場で半ば無理矢理、大使秘書の長谷川さんに通訳をお願いしてしまいました(いつも本当にお世話になっていますm(__)m)。記念すべき第一曲目は「God Gave Me Ears」という曲で、アイスランドに伝わるトラッドです。せっかく通訳をしていただけるので、一曲毎にユーモアあふれる解説をリーダーのビヨルンがしてくれます。このユーモアというのが結構独特で、アイスランド人らしい辛辣さを交えたもので、そういう点でもとても面白いライブとなりました。
 
c0003620_4115086.jpg ギター・イスランシオはアコースティック・ギター2本とベースという構成ですが、持ち運びの利便を考え、今回はベースだけはエレキ・ベースでした。エレキとはいっても、大きなコントラバスの電子ヴァージョンで、ハード・ロック・グループで使われているようなエレキ・ベースではありません。
 リーダーのビヨルンは、北欧ではピカ一の腕前、ヨーロッパ全土でも5本の指に入ると言われるギターの名手で、そのテクニックは噂に違わない腕前。単なる早弾きではなく、雰囲気のある的確な演奏と、抜群の即興能力、また、演奏にも彼のユーモア溢れる場面がいくつもあり、特に「死刑台へむかう時のニワトリの心境をギターで表わす」というものは、ギターを軽く叩きながら、まるでニワトリが羽をパタパタさせながら逃げ回っている様子を見事に描き出し、ここはもう誰もが彼の卓越したギターの扱いに目を見張るばかりでした。

c0003620_412360.jpg かつてアイスランドのビートルズと言われたヒョルマルに所属していたグンナルはメロディを弾くことが多く、そこかしこに、懐かしいヒット曲のメロディをワン・フレーズほど散りばめるなど、音楽ファンに対してツボを得た演奏をしていました。ギターの音色の雰囲気は、とても暖かなものがあり、表情豊かで、技術力抜群のビヨルンと、非常にいいコンビを成していました。
c0003620_4121742.jpg 目立たない存在ながら、的確にベースを刻んだヨンもアーティストとしてはとても幅が広く、グンナルとビヨルンがいかなる即興を入れようと、涼しい顔でキチンとこなしていき、時には自分も遊び心を入れる余裕さえあり、グンナルとビヨルンの個性の異なるギターを、ベースでつなげる役を巧みにこなしていました。
 このギター・コンビ、とにかく何でも出来てしまう。地方の会場の主催者から、「ビートルズをぜひ一曲聴きたい」と言われれば、30分でアレンジして作り上げてしまうし、音響機材が足りない!と大騒ぎした会場では、「仕方なければアコースティック2本で演奏できるから」と肝の据わった対応ぶり。演奏時間も自由自在で、「1時間半でまとめて」と言えば、ぴったりそのように演奏するし、「押してるから短めに切り上げて」と言えば、そのようにも。「あの曲面白いから、もっと長くやったら?」と言えば、即興をバンバンやるし、とにかく自由自在。
 音楽の内容も、もちろんアイスランドや北欧のトラッドが中心ではあるけれど、そのアレンジはあくまでもギター・イスランシオのオリジナルの解釈であるし、それはまたジャズというカテゴリーにも納まりきれず、とにかく、自由で楽しくひたすら心地いい。
 
 「このグループは癒し系ですね」
 
 私にそう囁いた人が何人かいました。私はフォーク・ジャズというようなジャンルであろうと思っていたけれど、確かにあの爽やかな響きはいわゆる「癒し系」のようだ。でも彼らの真骨頂は癒し系のバラッドというよりも、むしろブルースやスタンダード・ジャズでも、全米大ヒット曲でも、どのような曲でも個性的に料理してしまうことで、癒し系よりもハードな曲の方がそういう点では断然面白い。なので彼らのレパートリーの中には、チック・コリア、ディジー・ガレスピー、スティービー・ワンダー、エリントン、ガーシュウィン等がある。今回披露してくれたのは、スティービーの「Sir Duke」や「Isn't She Lovely/可愛いアイシャ」程度だったけれど、個人的には例えば、『リターン・トゥ・フォーエバー』を丸ごとカバー、なんていうのを、ゼヒお願いしたいし、前述の主催者氏のように、ビートルズ・カバー特集もすごく面白いだろうと思う。
 それでもって、この人達ほどの実力があれば、何でもこなせるだろうから、イーグルスやスティーリー・ダン、エルトン等の名曲も聴いてみたい・・・って、思い切りポップス・ファン丸出しのリクエストになってしまうが。クイーンなんてどうだろう?ストーンズも???!!
 
 それから、事前に何曲か日本の童謡の楽譜を送っておいたところ、「赤とんぼ」を演奏してくれた。こういった曲は地方での受けの方がいいようで・・・。
 
 このライブを見て、私はギター・イスランシオに対する認識が変わった。私は彼がアイスランドのトラッドを中心に演奏するグループだと思っていたが、実はそれ以上に、どのような楽曲でも、個性的な味付けで演奏をしてしまう天才肌の音楽集団なのだということを知った。
 オリジナルにこだわるアーティストもいるが、彼らはそれぞれのプロジェクト等でオリジナルをたっぷりと生み出しているし、特にグンナルはポピュラー・ソングだけでも500曲以上も作曲している大作曲家で、今更オリジナルにこだわろうという気も毛頭無いようだ。ギター・イスランシオはむしろ他人の作品をどう料理するかにかけていて、そこら辺の調理法を考えるのが至極面白いのであろうと思う。
 
 
 おっと、簡単にレポートをと思っていたのに、私感出まくりのブログになってしまいました。でも、ブログは元来そういう場所である、ということで。
 
 6月30日(金)浦和公演
 埼玉県知事、さいたま市長の両氏揃ってのライブ鑑賞で、埼玉がアイスランドと非常に関係の深い地であることを伺い知ることができました。そういった重要な人物においでいただくことと同様、音楽ファンのみなさんに本当はもっと彼らの演奏を聴いていただきたい。
 
c0003620_4123288.jpg 7月1日(土)栃木公演
 (米ソの冷戦を崩すきっかけを作ったレイキャヴィーク会談の舞台である建造物とまったく同じに作った)アイスランド迎賓館のある大金温泉グランドホテルでの公演。レイキャヴィークのホフディ・ハウスの設計図をアイスランドから借りて建設したもので、とにかく寸分も狂わず全く同じ建物。内装も、輸入して揃え、これを見たメンバーはとにかく、開いた口がふさがらない状態。
 「何度も本物のホフディ・ハウスに入ったことはあるが、驚くばかりに全く同じ。建物の前に立つと、レイキャヴィークに戻ったような錯覚さえ覚える。」
 迎賓館とホテルは若干離れた場所にあり、この日のライブは南那須烏山市長がいらっしゃいました。舞台も広く音響も整っていて、一番落ち着いて演奏できた場所かもしれません。
 
  最後に重ね重ね、各地でお世話になった方々や関係者各位、それから、ギター・イスランシオを見に来てくださったみなさん、特に遠方より遙々お越しになったファンの方々に心からお礼を申し上げます。
  それから、ずっと絶盤になっていた彼らのファースト・アルバム『Iceland ic Folk』が最近アイスランドで再発されました。何枚か持ってきてもらったので、限定枚数で放出中です。詳しくはショップをご覧ください。 (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-07-07 04:21 | Jazz | Comments(0)
アイスランドのCM放映予定:狙って見てくださいね!
 現在ギター・イスランシオが来日中です。昨日(金曜日)はさいたま市で演奏しました!さいたま市長や埼玉県知事、国会議員までお越し頂き、とてもゴージャスな列席者でびっくり。しかしその前には超アクシデントがあり、地元の心優しいライブハウスKYARAの方々に救っていただきました。KYARAのみなさん、本当に有り難う御座いました!!!
 ・・・というようなドタバタ話は後日また。

 今日は、ちょっと急いでお知らせしたいことがあります。アイスランドからの水、アイスランド・スプリングのCMがテレビで流れているのはご存知ですか?私の家人は見ているのですが、どーも私自身はそのCMに出逢えないでいます(ほとんどテレビを見ないので、出逢える訳もないのですが)。
 販売会社に尋ねたところ、7月上旬は以下のスケジュールで放送されるそうです。

 アイスランドのさわやかな息吹に少しでも触れたい!という方はぜひご覧ください。

7月1~3日「全米女子オープン(ゴルフ)」
7月5日「トリビアの泉」、7月6日TBS木曜ドラマ「花嫁は厄年」
7月8日土曜プレミアム「ボーンアイデンティティ」、
7月12日「報道ステーション」

 (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-07-01 00:36 | News | Comments(2)
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