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execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

<  2006年 10月   >
  • 10月22日アイスランド音楽三昧ツアー最終日レポート(後半)
    [ 2006-11-10 16:04 ]
  • 10月22日アイスランド音楽三昧ツアー最終日レポート(前半)
    [ 2006-11-10 16:02 ]
  • キッチン・モーターズ三昧!10月21日氷国ツアー・レポート(後半)
    [ 2006-11-06 18:05 ]
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    [ 2006-11-05 01:57 ]
  • オーロラもクッキリ!10月20日氷国ツアー・レポート
    [ 2006-10-31 19:37 ]
  • 会った!見た!AirwavesTour10月19日レポート!
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  • Iceland Airwavesツアー、初日レポート!
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    [ 2006-10-22 20:05 ]
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  • Iceland Airwaves絶好調10月20日のスケジュール
    [ 2006-10-20 20:25 ]
10月22日アイスランド音楽三昧ツアー最終日レポート(後半)
18:20 予期せぬ告白に・・・・
 この街は小さくて本当に便利だ。数分も歩けば目抜き通りに出る。捜し物があり、本屋へ行く。すると、ばったりツアー仲間に会った。ちょうどいい、今からJaraかArniに会おうと思うから、会いたい人がいれば、一緒に会えるかも。
 Jaraは事情あって夜遅くにしか会えないという、アルニは明日から日本へ発つというので、それじゃ日本で会おうということに。よし、そしたらゆっくりゴージャスに最後のディナーでもできるかも、と思いつつ、後で後悔しないよう音楽に全く関係のない知り合いに電話をする。
 
 エイナールは2度目のアイスランド訪問時に宿泊したゲストハウスのオーナーで、現在は既にゲストハウスを手放しているが、最たる理由もなく訪氷するたびに会っていた人だ。
 電話に出た彼の声が変だった。寝起き?
 「え?マジでユーカか?!アイスランドにいるの?」
 「タイミング悪かった?ごめんね。また後から電話しようか」
 「いや、すごいタイミングで電話をもらったもんだ。今、レイキャヴィーク?明日の早朝帰る?何してるの?そうか、Airwavesか。相変わらずだね」
 そんなありきたりな会話をして、それじゃまた、と言おうとしたら、「実は・・・」と彼が切り出してきた。かいつまんでいえば、今年の9月末に胃ガンを宣告され、第一回の化学療法を終えて病院から出て一週間のタイミングで私が電話をしてきたという。
 「君と話していると元気が出てくるよ。有り難う。今から時間あるの?お茶でもしようか?」
 そういう事情では会わずにいられない。彼もまた、すごく気遣いをする人で、私が街中に籠もっていると郊外に連れ出してくれたり、一人飯が続き、もう一人でゴハンするのがイヤとわがままを言えば、ランチ・バディになってくれたり。
 
 身支度したいので30分ほど欲しいという。そのような事情では彼と会うことが最優先だ。私は彼が身支度をする間、関係各所に電話をし、「悪いけど会えない。今後のことはメールで」を連発した。
 
 2年ぶりに会うエイナールは、こざっぱりとした風情だった。引き締まって元気そうな感じだけど、目のまわりが少し黒ずんでいたのが気になった。叫ばなくても話し声が聞こえる静かなところへ行きたかった。いくつか大人向けのカフェを彼は候補に挙げ、SASのホテルへ。街中から少し出るので少しせいせいする(街中でも充分せいせいしているけど)。
 SASサガ・ホテルは日本人の団体観光客が使用する高級ホテルでだけれど、街中から外れているため私は滅多に来ない。というか、隣のアイスランド大学まではよく来ていたけど、このホテルに入るのは初めて。さすがきれいだし高級そう・・・。
 
 「あの〜、悪いんだけど私、すごく腹ぺこなんだよね。食事していいかな」と、いつものわがままを言った。前に見えているサラダバーがおいしそう!(アイスランドで生野菜は高級品!)
 時間帯がまだ早いのか、カフェの人影はまばらでとても静かだ。ゆっくり話すのにちょうどいい。まずは互いに近況報告をして、それから彼は病状についてを話してくれた。その後は食事のことを含めてほとんどスピリチュアルな話をした。
 聞きかじりも多いけれど、マクロビオティックの基本、祈りも含めたヒーリング・エネルギー(言葉や想念の波動)について、音楽の効能、ホメオパシーとアロパシーetc。どうやら彼は私がもっと俗っぽい人物だと思っていたらしく、少し驚いた様子だった。音楽業界はとても俗っぽいところなので、そう思われていても不思議はない。でも、十代の頃から見えない世界に興味を持っていたし、音楽だって見えない世界なのだ。だって音って見えないでしょう。
 要は、この世の中には不条理なことが多すぎて、表面的な物事のとらえ方だけでは気が狂いそうになる。裏を考えることが、せめてもの救いになることもある、ということだ。
 
 彼には夢があるそうだ。それは社会階層の底辺で自信無く生きている人々に、誇りと希望を持って生きていけるような事業を展開していくということ。数年前から徐々にその基礎は作っていて、これから大きく羽ばたこうというタイミングでの、ガン宣告だったという。
 「僕は絶対に生きるし、5年後を目標に、世界レベルの自己啓蒙のコンベンションをレイキャヴィークで開きたいんだ。それを絶対に実現するという強い決意をもたらしてくれたことでは、病気にとても感謝している」と。
 それじゃ私も5年後のそのコンベンションに、必ず参加しに来るからと約束した。私は私で、5年後にはそういったことをボランティアでお手伝いできる状況になっていたい、なっていようという心でもある。
  
  ガランとしていたカフェは満員になり、陽気な話し声があちこちから聞こえて、いつの間にか華やかな場になっていた。エイナールとゆっくり話もできたし、食事もできたし、彼が早くよくなることを心から祈るのが私の役目だと心に刻んだ。

21:30 Jara、可愛すぎぃ〜
 やっぱりJara(ヤラ)に会った。食事をしている間にメールをくれて、「XXで待っている」からと書いてきた。勝手に待っていられても困るけど、彼女の時間が空いたので連絡をくれたようだった。
 特に話すこともないんだけど、彼女は私が執念で見つけた女性だった。どこかのビデオクリップにチラリと出ているのを見て、その声がすごく気に入って、絶対に探し出そうと思ったのが数年前。なので、彼女の名前を再び見つけた時はすごくうれしかったし、そこまでして探してくれた人がいるということも、彼女には励みになっているという。
 「Grand Rokkの演奏ひどかったでしょう。素人丸出しでごめんなさいね。リハーサルの時間がなかなかなくて、ほとんどぶつけ本番で・・・」
 確かにその通りだけど、あれでよかったんじゃないの?可愛いのも才能のうち!彼女は気品のある顔立ちで、日本ならアイドルになれそう。でも既に一児の母で、話を聞いて改めて狭い世界だなぁと思ったのは、私が彼女の息子を数年前に見かけていたのだった。「あの彼とガールフレンドが連れていた子があなたの息子さんなんだ。だったら私、会ったことある。3年前に、チューレ・レーベルのオフィスで」。レイキャヴィークは本当に世界だし、男女関係も入り組みがちになる。高社会福祉国家なので、簡単にくっついて簡単に別れられるということ。
 そんな社会なので、「夫と子供と3人暮らし」というのでは、関係が分からない。「私は、私の息子と、息子の父親と暮らしています」という表現がアイスランドでは正しい。男性が夫でも恋人でもどーでも構わない。自分の息子の父親である、というところがミソ。  
 
22:30 ダメ押しのJFM
 JFMことヤコブには、日本の家を出発する直前に「今からレイキャヴィークへ行くから、24時間後に携帯に電話して」とメールを投げて出た。忙しい人だけど、律儀な性分だから、絶対に電話をかけてくると思っていた。だから、連絡が来ないのは彼の都合がつかなかったのだろうとてっきり思ってた。
 「ユーカ、やっと電話してきたか。ものすごく待ってたよ。」
 
 なんと彼は携帯電話そのものを変更していて、以前の電話に入っていた番号を間違って消去してしまったという(あれ〜)。なので、私が来ていることは知っていても、連絡の取りようがなくて、ヤキモキしていたという。明日の早朝帰るから、またメールで話しましょうといって切り上げるつもりが、「101のバーで待っててくれ。15分で行くから」。
 ということで、ちょうど帰り道にあるホテル101へ。ここはレイキャヴィークでとびきりスタイリッシュな空間。大スター級がお過ごしになる特別なホテルでございます、です。週末の夜は成金族で素敵な人々でごったがえすが、日曜の夜は全く誰も居ない。が、ロビーには、ベッドルーム・コミュニティで会ったヴァルギーが誰かと会っていた。ここに私が宿泊しているのか?と尋ねられたけど、まっさかぁ〜の世界。一泊5万は下らない場所だもん。
 「これから人に会うの。誰かは来ればわかるわ」と。
 もったいぶって言ったつもりはない。JFMは文字通り誰もが知っている。ビョークを遥かにしのぐ国民的大大人気グループのメンバーだからだ。
 
 というわけで、レイキャヴィーク最後の夜の締めくくりは、飛び込みセーフのJFM。彼はなぜかチョコ・ミルク・シェーク。私はシャンパン。今後どうしようか、ということを話し合う。話し合っても、私に資金が無いため、あまりどうにもならないけど、それでも彼は私の存在にこだわる。
 
 彼はロサンゼルス、ロンドンと、巨大音楽マーケットの裏を知り尽くしている。なにせロンドンではエルトン・ジョンやフィル・コリンズ等とも縁があり、ロサンゼルスではジェイ・グレイドン、リチャード・ペイジ、ビル・チャンプリン、トム・スコット等、今や超豪華なメンバーとしか言いようのないメンツでアルバムを何枚か制作している。アイスランドでは、音楽市場の70%以上をある大手レコード会社が牛耳っていて、もちろんヤコブもその会社とは縁が深い。でも、彼は大きな会社との取引よりも、個人的な関係を重視する。
 すぐに人が変わってしまう大手のレコード会社の社員よりも、小さな存在でも本当に熱心な誰かに扱ってもらった方がいいという。顔が見えて、気心が知れていた方がいいと。それに、ヤコブは私にとって、かなりエポック・メイキングな存在でもある。
 
 私が会社を起こして、このような仕事をやろうと決意したのも、彼が私に寄せる並々ならぬ信頼と、後押しの言葉があったからに他ならない。彼が私の中に何を見たのかは未だに分からないけれど、ドイツではアイスランドが大好きな女性が、彼女ひとりの力で彼のグループをそこそこの人気まで押し上げたという実績が既にある。なので、ヤコブの中では、熱心に物事をやる女性は、最終的に強いと思っているのかもしれない。私の場合、それが当てはまるのか分からないが、少なくとも人間としての信頼を裏切るようなことは無い。それはどのアーティストに対しても同じだ。
 
 ヤコブのアルバム『ピアノ!』は、本当に素晴らしい(ぜひ試聴してください!)。バンドのような音なのに、全部ピアノでやっている。アイスランドのジャズ系アーティストは世界に出しても遜色のない人が多い。そのクオリティは脱帽ものだけど、なにせ知られてない・・・。それから、ジャズというと「何だかねぇ〜」と理由もなく敬遠されがちなので(=私もその一人でした)、「ヒーリング・ミュージック」ということにしようかと思ってる。内容的にそんな感じだし、インストゥルメンタルだけどポップ性もあるので、ジャンル分けがとてもしにくいし。
 それで、ヤコブには来日話があり、2007年には、3名でグランド・ピアノを操るという話題のステージが日本でも見ることができるかもしれない。
 
          ++++++++++++++++++++++++

 ICELANDiaが企画した音楽ツアーは、本当に楽しかった。個人的には忙しすぎて、せめてあと2泊ほしかったけれど、それは次回の課題として、今回は参加者全員、あれもこれもと欲張りにレイキャヴィークを、アイスランドを楽しむことが出来て本当によかった。オーロラも見たし、音楽も心惹かれるものが多かったし、仕事仲間にも友人にも会えたし、チラリと街中も見たし。何よりも、事故もなく健康に過ごすことができた。

 最後になりましたが、私のツアーに参加してくださったみなさん、本当に有り難う御座いました。テレビの撮影隊もご苦労さまでした。街中ではお会いしなかったけれど、流行通信の取材も旨くいったことを願っています。それから、私のわがままな企画を実現してくださった地球の歩き方ドットコムの担当者、片道の直行便を使わせてくださったアイスランド航空と、休日にも関わらずお手伝いしてくださったSさん、いつも応援してくれるアイスランド大使館のみなさん、そしてAirwavesの関係者及びレイキャヴィークの人々に心から感謝します。
 あぁ、僕も私も行きたかったと、そこでため息をつきながらこのブログを読んでいるみなさん、ぜひ来年はご一緒しましょう! (小倉悠加)




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by icelandia | 2006-11-10 16:04 | アイスランドってどんな国? | Trackback | Comments(0)
10月22日アイスランド音楽三昧ツアー最終日レポート(前半)
 2006年10月18日からのICELANDia企画の音楽フェスツアーは、本当に充実し、企画段階から「ものすごく濃厚なツアーになるなぁ」と思っていましたが、実際にはほどよい濃厚加減を通り越して、少し薄めたかったくらい。参加者のほとんどが20代だったため、みんな昼夜を問わず精力的に動き回り、本当に充実しまくった時間を送ったようでした。
 来年も必ずやるので、ぜひみなさんご注目くださいね。

ツアー第5日目現地最終日 2006年10月22日

10月22日の予定は未定で決定ではない予定:その1
一日かけて郊外ツアー!!
  うーん、やっぱり人に会いたいので一日中郊外へ行っていられない・・・・。

10月22日の予定は未定で決定ではない予定:その2
10:30 National Museum 
      適当に昼食
13:00 Whale Watching
16:30 お茶&適当に人に会う または 美術館(Kjarvalsstadir)
18:00 のんびりとゴージャスな夕食
20:00 のんびりと人に会う
22:00 Sirkus で飲む
 適当にホテルに帰り荷造り
 
 最後の日くらいはゆっくりしたくて、余裕をもって考えたつもりでした。やっぱりわがままを言って、2泊ほど延泊すればよかったかと後悔。そうすれば散策したり博物館をまわる時間もあったことでしょう。アイスランド大学の日本語クラスもなかなか寄ることが出来ず、ここ何度かの氷国訪問は残念な思いをしています。
 
10月22日の実際の行動
8:00 眠れなくて早く起きてしまう。荷物の片付け。なにせ仕入れたアルバムの数が尋常ではないので(私にすれば)、どうにも荷物作りが大変。 

9:00 朝食。みなさんに会ったところで、ツアーの記念にアルバムを渡す。交換して聴けるように、それぞれ違ったアルバムを贈りました。いい思い出になってくれるといいなぁ。

10:20 今日も天気がいい!
 それにしても私たちが日本から天気を持ってきたように、毎日気持ちの良い晴天が続く雨、くもり、晴れが1時間以内に全部来てもおかしくないアイスランドで、それも曇天の方がいつもは多いのに、本当に天気に恵まれた。
 今日も気持ちの良い天気だ。ホテルを出ると、本当に何気ない光景が美しく見える。民家の庭や植木も輝いて見える。”大自然”ではないが、街の風景も本当にいいものだ。本日は今回の旅行の最終日なので、街中の風景をデジカメに納める。

10:30 久々のヨハン・ヨハンソン
 私のこれまでのブログを読めば、木曜日から毎日顔を会わせているけど、こうしてお茶をするのは本当に久々。私がアイスランドに通い詰めていた2003年、ヨハンと私は街中でばったり逢うことが多く、よくお茶をしたりチープな店で食事をしたりしていた。あの頃のレイキャヴィークの音楽業界は、日本は遠い国であり、ヨハンも多分に漏れず日本へのあこがれと興味を抱いていたが、日本の音楽業界人間がレイキャヴィークのシーンに興味を持って訪れたことはなく、盛んに日本での活動の可能性等を尋ねていた。
 2004年の正月頃に会ったのが最後なので、3年近く会っていなかった。特に話すこともないんだけど、教会コンサートを見たツアー仲間から、感動したということをくれぐれもよろしく伝えてほしいということで、それはしっかりと伝えた。
 ヨハンと午前中に会い、彼が朝食をとり始めて思い出したささいな事がある。アイスランド人って(ヨーロッパ全般?)スライス・チーズを乗せたパンにジャムを塗って食べるんだよね。あれ、一度やろうと思ってるんだけど、つい忘れてまだ味見してなかった。
 それで、「おー、久しぶり」ということから始まって、忘れないうちにサインをもらう。12月に日本に来るのを楽しみにしているということと、「東京ってどう歩けばいいの?」という質問も。電車や地下鉄でまわるんだよ、と言うと、「歩きまわるだけじゃダメなの?」って・・・。散策してもいいけど、行きたい場所を決めないと、どこにも辿り着かないよぉ。

 今回のキッチン・モーターズのショーケースは、KiraKiraことクリスティンと、ベンニ・ヘム・ヘムのベンニことベネディクトの二人が中心となっているため、自分はあまりよく分かってないという。
 でももしも機会があれば、自分のソロ作品も演奏をしたいという。「出来ることなら日本でも教会でやりたいんだ。普通のライブハウスじゃなくて、スペシャルな場所がいい」と。
 そう急に言われても東京だと急遽手配すると言っても時間が必用だし・・・。とりあえず、シガーロスが以前演奏した品川のグローリア教会のことを話し、「空いてるかどうかわからないけど」という前置きで、検討してみてはどうかと話しておいた。
 他でもないヨハンであれば、どこか素敵な場所でやれると思うし、私が捜してみせる。日本ではまだ無名に等しいけけれど、一度聴けばどれほど素晴らしいアーティストであるかは如実なので、何の心配もない。
 途中、イギリスのレーベルの担当者がやってきた。12時から5 - 6本インタビューが入っていて、そのすべてがフランスだという。バングギャングにしてもフランスで一番受けているという理由は何なのだろう?
 日本で何か出来ることがあれば協力を惜しまないから、と伝えて別れた。
 
12:00 ホエール・ウォッチングへ! 
 私の以前からの知り合いの友人が、ホエール・ウオッチング会社の社長だという。先日彼に連絡を入れたら、なんだか速攻で手配してくれた。私の名前をゲスト・リストに載せておいたので、「何人でもいいから好きなだけお友達を連れて行っていいよ」と。有り難い。
 ホエール・ウオッチングは未体験だったし、郊外へ出られなかったので、今回は博物館等はパスしてクジラ見物でもすることにした。
 場所がよくわからないのと、ホエール・ウォッチング会社は数社あるので、少し早めに港へ行く。ランチの時間がなかったけれど、船で何かあるか、と。

13:00  海から眺めるレイキャヴィーク
 若干迷ったけれど、無事全員船に乗り込んだ。所要時間3時間半から4時間だそう。こんなに天気のいい日曜日に、街を散歩できないのは残念だけど、日曜日の街は店が閉まっているので、まぁいいか。  
 

 船はレイキャヴィーク港を出発して、陸地から段々と離れていく。こうして海側からレイキャヴィークを見たのは初めてで、背後に何だか白い煙がもくもくしているところが見える。なるほど、こから「煙たなびく街」ということでレイキャヴィークという名前が付けられたのね、と納得。
 このホエール・ウォッチング、結論から先に言えばクジラは見えず、イルカはたっくさん見た!説明のお姉さんがとても上手で、期待感をもたせつつ、場を盛り上げていく。看板に立っていると海鳥やイルカが見えるが、ずっと立っているのは寒すぎるので、案内役のお姉さんの声が盛り上がってくるのを合図に、船内と看板を出たり入ったり。
 連日連夜の活動と時差と寝不足でいい加減疲れ切っているので、船内の暖かさと船の揺れが気持ちいい。それにしてもお腹空いたなぁ。私の期待に反して、コーヒー程度しか売ってないんだもん。仕方ないので、持参したクッキーやせんべいをみんなでかじる。
 
 帰路の1時間半ほど船内で思う存分眠ってしまった。連日の睡眠不足がたたり、船酔いした仲間もいて可愛そうだったけれど、全員とにかく暖かな船内で仮眠を取り、船を下りて外の空気を吸うと、何となくスッキリとした気分になってきた。
 

 
16:40 楽しいフリーマーケット!
 レイキャヴィーク市内では土日だけフリーマーケットが催される。「アイスランドのフリマは屋内なんですねぇ」と誰かが感慨深げに言っていたが、その通りで、屋外では寒すぎてねぇ。
 フリマなので、ガラクタからお高級品まで何でもあるけれど、私のお勧めは書籍類と、天然スキンケア製品。読書大国なので本の種類が多く、アイスランド語は読めなくても、写真だけ眺めていても面白い古書がある(お値段は・・・高めかも)。興味ある人であれば、切手や初日スタンプも豊富。
 スキンケア製品は地元のハーブを使ったもので、天然素材のみ。大量生産ではなく、アイスランドの伝統的な流儀にのっとったハーブ専門家の女性が手作りしているもので、街中の土産物屋では絶対に売っていない。効能はたぶんそれなりだと思いますが、とにかく香りが素晴らしくて私は大好きです。
 
 ここでツアー仲間はなんと、アイスクリームを食べてる!「アイスランドでアイスクリーム!」だそう。うーん、美味しそうだけど、身体が冷えそうなので私は遠慮します。
 何かおいしそうなものはないかなぁ?と食品セクションへ行くと、確かに美味しそうだけど、サーモンマリネの塊を買ってもここでは食べられないし・・・。冷凍の手長エビ、タコをはじめ、タラの干し物や伝統食であるアンモニア臭の強いサメの肉も。パフィンの肉も売ってました。お菓子もいろいろとあるけど、・・・日本人の口に合いそうにない風情なので、手を出す勇気がなかった。

17:40 名物アーティストに遭遇! 
 こうしてフリマをまわりながら、私はある人と連絡を取っていた。彼女の名前はシグリズール・ニールスドッティル。ビョークも彼女の音楽を集めていることで有名な、アーティストおばぁちゃんで、私は何度も彼女のお宅にお邪魔したことがある。去年の夏にブルータスや流行通信でも取りあげられていたことのある名物アーティスト。今回は忙しくて寄れないけど、せっかくアイスランドにいるので電話だけでもと思ったら、「是非来て」コール。こうなると、行かないわけにいかない。ツアー仲間全員は多すぎて家の中には入ることができないようなので、せめてということで玄関先で会ってもらうことにした。
 

 彼女は今年でいくつになったんだろう?映画『氷の国のノイ』で彼女の曲が使われて、一躍有名になってからもう3-4年経つのではないだろうか。とても元気そうだし、まだまだ美しい!それに、気遣いの素晴らしい人で、今回もみんなと快く写真に納まってくれたと思ったら、お土産にと、彼女のアルバムをひとりひとりに手渡してくれた。ここに来なかった仲間の分までいただいて、後からキチンとひとりひとりに手渡しました!心から有り難う!
 
 ツアー仲間には申し訳なかったけれど、現在客人が宿泊しているし、家が狭くてとてもそこまで何人も家に入れないということで、私だけ少しの間お邪魔することにした。私が最後に来た後で、日本の取材が何回か来たこと、新しいアルバムを順調に出していること、アイスランドで有名な詩歌に曲をつけていること、等々、とにかく精力的に想像力を使っているだけあり、衰えとか、老いとか、全く感じられない。確かにシワの2-3本は増えたかもしれないけど、まだまだ大丈夫。
 老後はあのようにして、生きていければいいなぁとつくづく思うほど、本当に素敵な生き方をしている。メロディを作り、歌詞を書き、それをキーボードで演奏して、自らの声で歌う。そしてジャケットの絵も全部手書き。本当にすごいなぁ、その一部でいいから真似したいものだと思う。
 
 右の写真は、流行通信の取材で使われた写真を引き伸ばしたものを、とてもうれしそうに見せてくれた(取材陣の方々、フォローを有り難う御座います)。
 
 充実した楽しい老後を送っているこの女性、順風満帆だったけれど、ひとつ悲しいことがあったという。長年飼っていた猫が亡くなった、と。そういえば、毎回行くたびに、毛並みのいい猫が出てきたっけ。「また新しい子を飼えば?」と尋ねると、それは出来ないという。自分はもう年老いているので、猫を残したまま死ぬようなことがあってはその子が可愛そうなので、もう生き物は飼わないのだ、と。「猫を飼うことで長生きの目的ができない?」とは言ったものの、確かに猫と自分の寿命と、健康という問題もある。
 
 アイスランドに移り住んで久しいが、彼女はデンマーク人だ。なので、アイスランド語は話すけれど、アイスランド人に言わせるとデンマーク語訛りだそう。英語は意思の疎通が出来る程度は話せるし、私とは言語よりも以心伝心の方が大きいのかもしれない。今回は時間もないためあまり込み入った話をしなかったけれど、以前は、何を思ったか、彼女は自分の今までの人生を、恋愛も含めて全部私に話してくれて、それにつられてか、私も彼女に人生相談をしたことがあった。心優しいお母さんのような人で、私は彼女が大好きだ。
 なので、お茶も飲まずに去るのは辛かったけれど、まだあと数人、少なくとも電話をして、場合によっては会う必用がある人がいる。絶対に次回はゆっくりしに来るからと言って、彼女の暖かな家から離れた。 最終日レポート後半に続く(小倉悠加)




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by icelandia | 2006-11-10 16:02 | アイスランドってどんな国? | Trackback | Comments(0)
キッチン・モーターズ三昧!10月21日氷国ツアー・レポート(後半)
20:00 感激のSiggi Arman 
 この時間帯、誰を見るべきか非常に迷い、まずは場所が近いという単純な理由で美術館のDaniel Agustを見ることにした。彼は元GusGusのヴォーカリストで、バングギャングのバルディ・ヨハンソンの叔父さんだとか。ダニエルはこの夏、『Swallowed a Star』という内容の濃いアルバムを発表している。が、ダニエルはチラ見で終わった。確かにかっこいい、歌はうまい、バックの演奏もシャープで乗りもいい。つまりはプロのエンターテイナーだから、かなり進行が読める。非常にクオリティの高いパフォーマンスだけど、レイキャヴィークに来たからには、インターナショナル・スタンダードのそういったギグではないものを私は楽しみたい。19時にSiggi Armanをこなしておけば、20時には腰を落ち着けてこのダニエルを見ることができたけれど、19時は見逃しているため、ここはもう、シッギ・アルマンしかないでしょう。
 
 幸いにも、Idnoへ行った時には、シッギのパフォーマンスはまだ始まったばかりのようだった。あらま、ピアノはシガーロス(キャータン)ですかぁ。おぉ、やっぱりこっちの方が(私には)正解だわ。
 シッギ・アルマンは、シガーロスのお気に入りアーティストだ。初めて彼らがアメリカをツアーした時、シッギ・アルマンのデビュー・アルバムを会場に流し、確かその次のアメリカ・ツアーには、彼をサポートとして同行させている。だから彼のライブを一度はすごーく見たかった。
 
 さすが一筋縄ではないシガーロスのことだけあり、シッギ・アルマンには尋常ならぬ魅力がある。彼はシンガー・ソングライターで、基本的にはギター一本での弾き語り。ガタイの大きさに似合わずハスキーというよりもショボショボした声で、ボソボソと歌う。堂々としていない。一段高いステージに居る彼は、消え入りそうな感じさえする。修行僧が業に励むかのように「私は人の前に立って歌わなければいけない」という悲壮な決意を持ってステージに上がっているような印象さえ受けかねないほど、媚びたところが微塵もない。
 これがイイ!
 音楽は商品である前に自己表現であることを体現したのがシッギで、たどたどしい歌ではあるけれど、心をこめた真摯な姿勢が、技術的な旨い下手とは関係のないレベルで人の心を打つ。その彼を友人であり国際的ミュージシャンであるキャータンが控えめな演奏でアクセントを付けながら、シッギの歌を支える。シッギの曲はメロディがそれなりに面白い。洗練されているとは言い難いけれど、独特の節回しも魅力です。見ていて本当に気持ちがいいし、感動を覚える。
 
 シッギ・アルマン、素晴らしかった。ジーンときました。やっぱりレイキャヴィークだよなぁ、こういう音楽環境があるって、本当にうらやましい。
 それで、こうして帰国して彼のアルバムを聞くと、飾り気の無いファーストの『Mindscape』も親近感がわくし、2枚目の『Music for addicted』は、ヨハン・ヨハンソンのプロデュースで、シガーロスのメンバーも全面的に協力していて、シッギの個性を生かしながらきれいにまとめてあって、友情だよなぁと思うのです。なので、帰国してから、このアルバムがヘヴィ・ローテーションに。
 
20:45 Olof:真摯なパフォーマンスは続く
 この時間帯、かなり見たいものが重なっている。念願の7oi君も見たかったけど、シッギの後にヘヴィなエレクトロニカを聴く心境にはなれず、そのままIdnoに居残ってオルロフを見ることにする。
 オルロフって誰?と思われるかもしれないが、ムームの双子ちゃんの片割れが抜けた時、日本に来日したのが彼女です。それから、2004年のAirwavesではスロウブロウのステージにも立っていた。弦楽器の特異なマルチプレイヤーで、例えばアミナやKiraKiraとは同世代で学校に通った仲間。
 私の予想に反して彼女はバイオリンを持たず、手にしたのはウクレレと何か私の知らない楽器。彼女もシッギに続いてとても真摯なパフォーマンスで、雰囲気のある歌を歌っていた。「次の曲は私の大切な妹に捧げます」とか、一曲づつ必ず友人や家族に捧げて、「今日、この場に来ている私の母親に、みなさん大きな拍手を御願いします」と、とてもアットホームな雰囲気。演奏が上手で普通なので、彼女のパフォーマンスは当たり前に過ぎたけれど、彼女の家族や友人を思う暖かな心は歌からにじみ出ていて、やっぱりいいなぁと思った。

20:45 KiraKira  
 夕食後からずっとIdnoというチョルトニン湖畔の劇場に居座っている。今夜のこの劇場は、キッチン・モーターズ・ナイトなので、キッチン・ファミリー総出演(アパラットは別格で昨日やったけど)。
 KiraKiraことクリスティン・ビョークのパフォーマンスは、以前同じこの会場で見ていて、彼女のライブもオーガニックでとても面白い。今回は乙女ちっくでもコアなエレクトロニカ・アルバム『Skotta』も出し、どんなサプライズが飛び出すのか?と見たいのはヤマヤマだけど、ビッギには義理がある。仕方ないので、KiraKiraは東京でみるからいいや、ということで自分を納得させて、クリスティンは2曲だけ見て美術館会場へ(この後、ムームのクリスティンが出てきたようです)。
 
 Idnoの出口へ向かうと、先ほどライブをやったオルロフとシガーロスのキャータンが笑談している。というか、オルロフはちょーっとばかり酔っていて、陽気になっているようだった。彼女のパフォーマンスもとても好きだったので、お邪魔かなと思いつつ、ひとこと「とても誠実な歌で感銘を受けました」と言うと、オルロフはかなりすました顔になり、「有り難う御座います」と丁寧に返してくれた。キャータンには以前インタビューさせてもらったことがあるので、彼にもひとことあいさつして、会場を出た。
 
21:10 Biggi 
 Biggiはアイスランドでとても人気のあったマウスというバンドのリード・ヴォーカリストで、そこで10年以上活躍した後、バンドが解散。2年前からソロとしてイギリスに渡り、今月に初ソロ・アルバムを出したので、実績を買われていきないメイン会場でのギグ。どこかのパーティで知り合って以来、時々なにげに近況報告を貰っていたので、晴れ舞台を見てあげなくちゃ、と。
 ビッギは迫力もあるし歌がうまい。当たり前よね。10年間も人気バンドのリードを張ってたのだから。ポップ・ロックだったマウスのイメージを生かしつつ、新しい側面をサウンド的に演出し、ヒット曲を既に持っている人なので、それを取り入れつつ盛り上げて、プロらしくきれいにまとめられたステージ構成だった。彼が舞台に立つのは初めて見たし、やっぱり来てよかった。
 
 バックステージに行こうとすると、またしてもガードが固い。でも、先日の新聞記事が効いたようで、「あぁ、新聞に載ってた人ですね。どうぞ」とスンナリ。やはりどこの国でもマスメディアの力はある。
 
 久々に合うビッギは、文字通り一回り大きくなっていた。今回2年ぶりにアイスランドに来て気づいたのは、人が大きくなっている!平たく言えば、みんな太った。素人はいいとして、お願いだからパフォーマーはあんまり太らないで。誰かを見る度に、Totoのデヴィット・ペイチを思い出し(古くてごめん)、そのうちコートか何かで体型を隠すのかなぁ、なんて。ヨハンみたいいつも背広姿であれば、隠しようもあるけど、ロッカーはTシャツだからビール腹が目立つ。
  「ソロ・アルバムのリリースですって?!おめでとう!」
 「お〜、日本からわざわざ有り難う」と言って、コラボレーターでありプロデューサーのイギリスの友人を紹介してくれる。イギリスの友人というのは、東洋系の男性なので、イギリス男性特有の”チ!東洋の女か”モードはない。よかった。レイキャヴィークを出て、ロンドンでどんな活動をしていたかなど、ひとしきり話すと、早々と楽屋入れ替えだそうで、そこを追い出される。それじゃまたメールででも連絡を、ということで、ビッギとは別れた。
 
 美術館会場の次のステージはリーヴスだ。デビュー当時からすごく好きなバンドだけど、どうもイマイチのめり込めないのは何故なんだろう。悪くないんだけどなぁ。アイスランドのバンドというよりも、私にはイギリス系のバンドに聞こえるせいだろうか。一応最初の2曲はリーヴスも見たけど、以前NASAでフルに見ているし、これもチラ見で終わり。
 
22:30 Evil Madness:想定外でヨハン再登場 
 またまた中途半端な時間になってしまった。どーしたもんかと思いつつ、足はふら〜っとIdnoへ。困ったときのIdno頼みというか、私の音楽的指向がこの会場と合ってるんだなぁ。
 
 と、そこで目にとまるものが・・・。あれ?今日もまたオーロラ?!あぁ、出てるよ出てる。オーロラだわぁ。昨日ほどクッキリとは見えないけど、それでもちゃんとオーロラ。しばしベンチに座って眺めていると、昨日ほどではないけれど、シュルシュルっと形を替えてカーテンのようにヒラヒラするオーロラの光が見える。2日間も続けてこうして街中から見えるなんて、何とラッキー。郊外へ出れば、きっとすごいのが見えるんだろうなぁ。
 
 と思いつつ中へ入ると、30秒で誰かのギグが終わった。今日は午前中ゆっくりもせず、時差にもめげず、昼寝もせず、あちこちに顔を出すので、オバサンはツカレタ・・・。ステージ前にはあまり人がいないので、バッグを枕に寝そべることにする。ん?寝るってそんなのアリかって?アリです!!
 神経が図太くなったのと、本当に疲れていて、こうでもしないと保たない。そこに再度心優しい日本の青年が現れて、私にオフトンならぬコートをかけてくれました>有り難う!次に誰が出てきてもいいや、キッチンだからキッチンぽくインディーでいいし、誰かの友達の友達が出てくるんだろうから、きっと知り合いやら、知り合いの知り合いやらが出ているのだろう、と。
 
 舞台の上でセッティングが始まると、あれ?アレッ?またヨハンがいる。そうか・・・。点と点が結びついていなかったけれど、次のEvil Madnessはヨハンが入っているプロジェクトであることを思い出した。
 昨日12 Tonarへ行って買い付けをした際、その場で運ばれてきた新譜が摩訶不思議なブックレット付きアートワークの『Evil Madness/ Demon Jukebox』というアルバムだった。クレジットを眺めて、「へぇ、ヨハンが入っているんだ」ということと、アートワーク全般がとても綺麗だったので、私としてはかなり多めに買ってきた。店主に言わせれば「僕らが作った中で一番ゴージャスな盤。この仕様は初回限定にしようと思ってる。今のところプレスしたのは500枚。たぶんその後はごく普通のパッケージになると思うけど、まだ決定はしていない」と(興味ある人は左のジャケ写をクリックしてください。試聴もあります)。

 そーかそーか、次に演奏するグループがそのEveil Madnessなんだ。偶然とはいえ、Idnoに来てやっぱりよかった。
 メンバーはヨハンと、コンピューターを扱う3人組。「とてもダークな音楽だ」と言われていた通り、確かにダークな世界が広がる。夕刻に教会で聴いた、生楽器と電子音の共演でのヨハンとは天国と地獄の違いがある。

 しかしダークであるとはいえ、スッキリとした音作りだし、疲労困憊の身であるため、あまり明るくスカっとした音楽よりも、そのまま「あぁ、疲れた!」と言える雰囲気の少し重めで暗めの音楽の方が、好都合だった。さすがにミュージシャンが出てきたので横になるのはやめて座って見ていたが、どーも身体が重いので、行儀悪いとは思いつつ、また横にドロンと寝かせてもらった。ミュージシャンに失礼かとは思ったが、好きな格好で楽しめばいいという流儀だと解釈してもらえることを祈り、そのまま寝ころんで聴いていた。するとそれが、スンゴクよかった。なにせ少々古い作りの劇場で(レイキャヴィークの歴史的建造物であり、初めて映画が上映されたのがこの場所だった)板の間であるから、低音が床にビリビリと響いている。これが絶妙なマッサージのようで、途中眠りそうになるほど気持ちよかった。

 「Evil=邪悪」な「Madness=狂気」の「Demon=悪魔的」な「Jukebox=ジュークボックス」というが、ここにヨハンが加わっているのがミソで、彼の知的でキリリとした響きの電子音がそこらここらに散らばり、邪悪で重たいトーンの中に、一縷の光を与えている。確かに昼間の光の中で聴く音楽ではなさそうだけど、夜、しんみりと流せばオツな雰囲気をかもす。
 それに、タイトルを読んでいると、ブラック・ユーモアというか、なかなか笑えたりもする。1曲目から順に「グロテスクな内側」、「モンスターを理解すること(注:内なる怪物ってことでしょう)」「ひどく病んでいて、恐怖な芸術詩」「奇異な概念の要素」「とても成功した不運」「飢餓のポルノ」「わけわからずのテレビ・パーソナリティ」「祈祷する女性グループ」「???(解読不能)」「個人的悪魔的サイコドラマの突然の瞬間」「予期せぬ出来事とごっちゃになった恐ろしくも夢のような暴力」「長時間の継続的反復的深いイライラと抑制不可能な苦悶に刺激されて」「見慣れない植物(目が覚めると両手が無かった)」。これらのタイトル、それらしくもあり、それらしくなくもあり。

 当初このプロジェクトは、ピンク・フロイドの『狂気(Dark Side of the Moon)』よろしく、「ヨハンのダークサイド(Dark Side of Johann Johannsson)」かと思っていたら、翌日本人に会った際、それは否定されました。これは彼が中心のプロジェクトではない、と。
 誰が中心であってもなくても、やはりそこに各人の個性が入っているので、面白い。メンバーはStilluppsteypaが中心で、そこにBJ Nelsen, DJ Musician, Curver, Petur Eyvindssonとヨハンが加わっている。
 
 レイキャヴィークならではのアンダーグラウンドな世界にどっぷりと浸れて、しあわせ〜〜。外に出ようと身支度をしていると、「ハーイ!」と私に声をかけてくる女性がいる。よく見れば、Jaraだった。先日グランド・ロックで見たとっても可愛い女性。
 「ここに座る?座ってもいい動物の上に」と、面白い表現なので、最初は何のことかわからなかった。そして、彼女は限りなく敷物に近い毛皮のコートを上を指す。有り難う、板の間に寝てたんで、ちょっと冷えたから、毛皮はありがたい。
 そこに一瞬腰を降ろして、四方山話。Evil MadnessでPCを扱っていた、赤いストライプ・シャツの男性がボーイフレンドだという。明日時間があれば会いましょうということで別れた。近くで見ると、肌がきれいで本当に可愛らしい顔立ちで、ベビー・ヴォイスだしいい感じ。
 
 あぁ、これで今年のAirwavesも終わりだなぁと思いながら出口へ向かうと、お馴染みの12 Tonarのオーナーがそこにいた。2003年の夏に初めて訪れた12 Tonarは音楽ショップであり、自社レーベルはもっていなかった。そこから数年で、ビョークやシガーロスを生み出したSmekkleysaを抜く大手レーベルになっていったというのだから、すごい。彼の仕事も店頭での販売から、レーベルオーナーとしての仕事にシフトしていき、最近では滅多に店頭で見なくなってしまった。私がアイスランドの音楽をこれほどよく知らない時期に、いろいろなことを教えてくれた人だ。
 「新聞記事見たよ。アイスランド音楽業界を代表して、心からお礼を言いいたい。本当に有り難う。」
 「こちらこそ素敵な音楽をサポートしてくれて有り難う。」
 「12月にキッチンと一緒に日本へ行く予定で航空券まで買ったんだけど、どうしてもその時期アイスランドに居なくちゃならなくて、結局行けなくて残念だ」
 「これから日本との縁は増えるでしょうから、きっといつかは来ると思うよ。機会があればぜひいつでもどうぞ」
 日本とまったく縁がなかった頃、彼には私だけがその小さく細い綱のような感じだったかと思う。その時に話してくれた夢が徐々に現実になりつつあり、その躍進ぶりを見ていると、私も嬉しい限りだ。ビジネスには厳しいけれど、着実にステップ・バイ・ステップで進む人なので、今後も何か面白いことを大いにやってくれるのではと期待している。 
  
 暖かで華やかな空気の会場を出ると、空にオーロラの姿はもうなかった。これで私はリタイアしたのだが、次に出演したニックス・ノルテスもビッグ・バンドっぽくて面白かったそうで、これを見たツアー仲間からそのことを聞いて少し後悔。翌日の朝の予定がなければたぶんそのまま長居したけれど、午前中にヨハンとの約束を入れてしまったので、体調の調整に走ったのがアダでした。この悔しさは、来年はらしましょう!
  
 ということで、1-2曲の”チラ見”を含めると10アーティストほど見たことになる。正直、その中で深く心に残っているのはほんの一握りで、やはりそこらへんにアーティストとして成功するかしないかの分かれ目があるのでしょう。感激した音楽を胸一杯に詰めた一日でした。(小倉悠加)




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by icelandia | 2006-11-06 18:05 | アイスランドってどんな国? | Trackback | Comments(2)
ブルーラグーンでパーティ:10月21日氷国旅行レポート(前半)
地球の歩き方ドットコムのご協力を得て実施となったICELANDiaの音楽フェスツアー、これが4日目です。あまりにもレポートが長いため、前半、後半に分けます。

私以外の参加者は、昼間は郊外に出て自然観光をしたり、ゆっくりと街中を散策したり、ずいぶんと盛りだくさんで楽しんだようです。私はといえば、溜まりに溜まったあれこれを、アイスランド国内にいる間に何とか片付けようと到着以来あくせくと動き回るばかり。なので、この日はノンビリしようと心に決めていました。

ツアー第4日目 2006年10月21日

10月21日の予定は未定で決定ではない予定
11:00 起床
12:00 ブルーラグーンのHangover Partyへ
16:30 ホテルへ
17:00 Johann Johannsson教会コンサート
18:00−20:00 Mr. Destiny party 夕食
19:00 Siggi Arman (Babalu)
20:00 Daniel Agust (Museum) または Siggi Arman(Idno)
20:45 Olof(Idno)または 7oi(Pravda)
21:30 KiraKira (Idno) & Biggi(Museum)
22:15 Leaves (Museum) または Boroko
23:30 Mr.Silla (National Theater Basement)
体力が続けば明け方まで・・・
  Airwavesのこの日の予定はこちら。

 午前中はノンビリの予定でした。朝は遅く起きて、見たいライブが被りまくっている夜がんばろうと。上記には書いていませんが、例えばUlpa, Peter Ben, Worm is Green, Hairdoctor等、ライブが重なりまくっているので、優先順位は1)どうしても見たいライブ、2)義理があって見に行かないといけないライブ、3)会場が近くて気軽に覗きに行けるライブ、と決めたのですが・・・
 
実際の行動 
9:30 それはマズイ!入場証紛失者続出!
 本当は11時頃まで寝ているつもりでした。でも、何となく目が覚めたので、朝食へ。朝食をとっていると、ツアー仲間のひとりから「小倉さん、チケットのアームバンドを無くしたんですが・・・」。
 そうか、昨日アパラットでモッシュしたもんね。分かった。良くも悪くもアバウトなところのある国なので、何とかなるでしょう。何とかしましょう。とはいえ、午前中はそれほど時間がない。荷物整理は放置するとしても、ブルーラグーンに行くため、身支度が必用。
 
10:40 想定外の撮影参加 
 日本のテレビ撮影隊が、11時頃から個性派音楽ショップの12 Tonarへ行っているのは知っていた。オーナーにそのことは伝えて、私は行く予定じゃなかったけど、たまたまフェスの事務所が12 Tonarの並びにあるため、ついでに寄ることにした。
 テレビ隊と私たちは同時に到着したから、またまた同じことを言われた。「小倉さん、プレス・パスを昨日落としてしまったようなんですが・・・」。アチャァ〜。
 こうなったら、みんなまとめてフェス事務所へ行きましょう。どうなるか分かんないけど、直訴するのはそこしかないから。
 ということで、テレビ隊の撮影終了を待ってフェス事務所へ行くことにしたため、12時きっかりにはブルーラグーン行きのバスに乗らなくてはならない私としては正直焦る。
 
11:30 事務所にも予備はない・・・ 
 このフェスは、アイスランド国内で以前からDJイベント等をやっていたMr.Destinyが取り仕切っている。ここ数年、このフェスが好調なため、町外れの狭い事務所から、街中にオフィスを構えることになった。
 土曜日でもフェス中であり、幸いにも事務所は開いていたが、アームバンドは全く尽きていて、出演アーティストでさえイチイチ付き添わないと会場に出入りできない状態だという。まして数に非常に限りあるプレス・パスはない。プレスはまぁ機材を持っているので何とか理解してもらえるとは思うが、一般客はどうにも・・・。
 「何とかしてあげたいけど、本当にどうすることもできなくて申し訳ない」と言われつつ、それでも食い下がり、「この人はアームバンドを落としたので中に入れるよう」と一筆書いてもらった(けど、アイスランド語だからよくはわからない)。
 
12:00 ブルーラグーンへ 
 ブルーラグーンでは今日、ハングオーバー・パーティ(二日酔いパーティ)が行われる。去年までは日曜の昼にやっていたが、日曜はヨーロッパや北米に帰る人が多いため、今年は土曜の昼間に移したらしい。
 バスは時間通りに来るが、とにかく混んでいる。一気に6-7台のバスが到着したせいか、ブルーラグーンの入り口は大混雑。特に我々は、周囲の溶岩に登って散策してから入り口へ行ったため、かなり入るのに時間がかかかった。ブルーラグーンの中に入り、そこに居られるのは正味1時間半程度だろうか。どちらにしても、湯に浸かっているのは一時間程度が限度だとは思っていたので、ぴったりの時間配分ではあるが、これじゃ食事をする時間がないなぁ・・・。

14:00 ブルーラグーン、やっぱり気持ちいい〜〜! 
 人混みをかき分けて、やっとのことでロッカーを見つけ、シャワーを浴びていざ外へ!前回来たのは2003年のことで、その時は大規模工事中だった。ずいぶんと綺麗になったなぁ。湯はぬるい印象があったけが、今回は人混みのために全体の湯がきれいにかきまざっている感じで、湯が運ばれ煙が出ている場所の近辺はこの上なく熱いが、その他の場所は割合ちょうどいい湯加減。
 DJが音楽を鳴らし、橋のあたりは人混みでグシャグシャ。それでも、イモの子を洗うような日本の海岸状態ではなく、人がまばらな部分も多いにあり、ひどく混雑していて不快ということは全くない。

 踊り場である板の間から、DJをやっている孤島につながる橋の下に到達すると、そこに青い色の液体が運ばれてきた。どうやらパーティ用のカクテルらしく、ブルーラグーン・カクテルで乾杯!アルコールは入っているのか入っていないのかというほど、とても軽い飲み物。そこに絶妙なタイミングで「How Scandinavian of me〜」(Hunter)というビョークの歌声。
 「ブルーラグーンに浸かってブルーラグーン・カクテルを飲みながら、ビョークを聴いてるなんてサイコー!!」と、ひとはしゃぎ。このままビョーク特集でオッケーだったけれど、DJとしてはそのようなミーハーで安易な選択には走らず、知らない曲に移ったので、私も人の居ない方へ。

 ブルーラグーンのことはいろいろな人が語っているので、省略モードですが、何と言っても開放感がたまらない。露天でしょう。それも露天としては世界一というほど広い。湯の色もホワイト・ブルーだし、温泉だし、演出とはいえ温泉の真ん中で黙々と蒸気が吹き出していて、雰囲気満点。その、蒸気が吹き出すところに、孤島のように板の間があり、そこに登って景色を見渡せば、立ち入り禁止区域になっているところも同じような白濁したブルーの水が続き、溶岩の岩がゴツゴツと黒く突き出て、そこにホワっと白い湯気がかかっている。何とも幻想的で思わず見とれてしまう。天気がよかったので、尚更見るもの全てが透明感と光に溢れている。はぁ〜、絶景です。
 お約束の白い泥(シリカ)を顔や身体に塗り、打たせ湯というのか、滝の下で長年の肩のこりをほぐし、キャーキャー言っているうちにすぐに時間が経ってしまった。もう少し長居したいけど、長居するとシャワーやロッカーが混みそうなので、私は少し早めに湯から上がることにした。
 
15:30 レイキャヴィークへ
 短い間だったけど、来てよかった。気分転換になったし、やっぱりブルーラグーンは素晴らしい。今の時期は夜の8時までやっているので、運が良ければ、ラグーンに浸かりながらオーロラが見えるはず。いいな、いいなぁ、そういうのにも、一度遭遇したいなぁ・・・。

 ということで、バスはブルーラグーンを15:40に出発。16:40にレイキャヴィーク到着。案の定、食事の時間が全くなかった。焦るなぁ。17時から絶対に見たいライブがある。
 私はある程度食べないと低血糖で倒れてしまうので、空腹は敵。アメで誤魔化せるレベルではないので、5分ほど歩くがホットドックを食べに行く。私も30秒の時間にうるさい都会人の端くれなので、ここらへんの計算は万全だ。うまくいくと、5時10分前には教会の会場に到達できる。
 という読みだったが、ホットドック屋の列が案外長く、これがクセもので8分もかかった。が、食べないと集中して音楽が聴けないので、最悪5分遅れて行ってもいいことにした。それに、混雑してたって何だって、印籠のプレス・パスがあるから入れないことはない。
 アイスランドにいるのに、1分遅れている山手線をイライラしながら待っているかのように、とにかくホットドックをゲットして(カリカリのオニオンが相変わらず旨い)、食べながら歩き出し、4時57分には会場の教会にたどり着けた。この教会というのは、湖畔に近い国立美術館の横に建つFrirkjanのことだ。
 

17:00 Johann Johannsson "IBM 1401, A User’s Manual"  
 この世のものではないことは、既に分かっていた。2003年のAirwavesの際、私は丘の上に建つハトグリム教会で、彼の『Englaborn』のライブを見ている。あれはこの世のものとは思えないものだったし、あれがきっかけでヨハンというのがどうやらスゴイらしいという評判のきっかけにもなっていった。で、そのライブの後に、12 Tonarのオーナー、ヨハン、私の3人で食事をしたのも、すごくいい思い出として残っている。
 なので、このライブに対する私の熱意の入れ方は尋常ではない。だから本当はもっと早く来て、良い席を確保したかった。が、これも縁というものなのでしょう。良い席は初めて見る人に譲り、今回は2階席から下を眺めることにした。悪い席では決してないし、彼のローリング・ストーン誌編集長は私とは向かい側の2階席で、さすが敏腕編集長は見るべきものを漏らさない。
 
 まずメンバー編成を書き出せば、中心はヨハン・ヨハンソン。ヨハンというのは、昨日の夜アパラット・オルガン・カルテットの一員として思い切りロッキンロ〜ル!した人物である。でもこのライブは全く毛色が異なる。アンビエントなエレクトロニカとクラシカルな弦楽四重奏の共演で、どういう風にカテゴライズすればいいんだろ?で、メンバーは、カプット・アンサンブルという弦楽四重奏団と、パーカッショニストのマシアス・ヘムストック。前回の教会コンサートでは、マシアスはドラムスを叩いていたけれど、今回は電子楽器でのパーカッションのみ。
 
 このライブは彼のニュー・アルバム『IBM 1401, A User’s Manual』のリリースを記念してであり、テーマはアイスランドで活用された初期のコンピューターとの別れ。今回上演されたのは、オリジナルである弦楽四重奏でのアレンジで、アルバムのレコーディングでは60人編成のオーケストラ用にアレンジし直されている。ヨハンの父親はアイスランドにコンピューターが入り始めた初期のエンジニアであり、ヨハンはこのアルバムの録音にあたり、父親の屋根裏部屋に置いてあったIBM1401で音を鳴らしてそれを古めかしいリール・テープで録音し、アルバムの最後に入れた。一度聴くとこの世に戻ってこられない作品だ。
 このアルバムのダンスはここにクイックタイム・ムービーが置いてある。
 
 Airwavesでは未知の素晴らしい音楽に数多く出逢うことができるが、そんな中でもやはりこのライブはピカ一だった。想像以上に素晴らしかった。教会というセッティング自体が素敵だし、会場に響く音はとてもやわらかで、そこに夕日が赤く差し込む様子も、キャンドルの炎がゆらめく様も、何もかもが感動的だった。
 ライブの後、私は誰とも話したくなかったし、ツアー仲間は放心状態になり、ずっと身動き出来ず、観客がまばらになり、PAが運び出されようという時、やっと我に返って立ち上がれたのだという。アパラットが”動”であれば、こちらは”静”の世界。同じ人物が対極の世界を持っているというのがすごいし、それだけではなく、その中間当たりに位置するポップっぽいものもやっている。
 アイスランドでは誰もが何でもやるとはいえ、ヨハンが関わるプロジェクトは非常に多く、アイスランドで伝説的なハチャメチャ・バンドだったと言われるハムにも参加していたというのだから、とにかく守備範囲が広い。それでいて器用貧乏ではないところがまたスゴイ。

 
18:10 マンガ研究家、ウルフヒルドゥル
 これで心残りなく帰国できるから、もう何も見ないでホテルに帰ろうーーー正直、そんな心境だった。帰り際、誰にも会わなかったし、会いたくなかったし、話したくなかった。ジーンとした心を持って、そのままホテルに帰って、少しの間ゆっくりしたかった。
 でも、そのような訳にはいかなかった。電話が鳴ったのが確か18時10分。無視してもいいけれど、無視すると本当に世捨て人になってしまいそうだったので、電話を取る。「小倉さん、夕飯しませんか?」とツアー仲間。
 教会からは5分ほど離れていたが、引き返して落ち合うことにする。ヨハンが機材を片付けていたので、声を掛けた。電話するのも億劫になっていたので、好都合だった。ヨハンは明日取材が5本も入っているというが、明後日には私が帰国するので、午前中に会うことにする。 
 
 さーて、どこで夕食にしようかぁ、と迷っていると、私の携帯がまた鳴った。相手はウルフヒルドゥルというマンガ研究家だ。彼女はヨハンの幼なじみでもあり、いっしょにライブを見ましょうということにしていたが、私の到着が遅れたため、会えず仕舞いになっていた。

 私は当初「Manga」という単語が理解できなかった。要は日本語のマンガなのだが、マのところにアクセントが来て、マンガーと最後に音引きが付いて発音されるため、最初にこれを耳にした時は、「マンガーって何だろう?マジンガーZの一種とか?日本人なら知ってるだろうって、そんなの私は知らない。何?ポップ・カルチャーのはずだって?テレビを見ない私は尚更知らない!」と。
 説明を聞けば、なーんだ、マンガなのね。マ・ン・ガ。マンガーじゃわかんないよ。ということで、マンガ・ブームだそうな。ウルフヒルドゥルは中央図書館の司書で、マンガ・セクションを担当している。人気のセクションで、高貸出率を誇っているという。アイスランド語になているマンガはなく、すべて英語訳だという。

 私はマンガっ子だった。テレビはあったけれど、マンガが一番の楽しみ。だから少女漫画はよく読んだし、マンガ本が部屋の中に高く積み上げられている時代が長かった。
 「時代も変わったわよね。私が小さい時はマンガを読むとバカになると言われたのに。今じゃポップ・カルチャーの研究対象だものね。それに知ってる?脳波を計ったところ、マンガを読むとバカになるどころか、脳のアチコチが活性化されて、頭がよくなるってこと。時代と共に、定説が覆されるったらありゃしない。」
 
 私にひきづられ、成り行きで彼女との夕食に同行させられてしまったツアー仲間はちょっと可愛そうだったのか、それとも現地の人と会うことができて面白かったかは分からないけど、少なくともその中のひとりはマンガ本の整理をしようとしている人で、もしも英語になっているものの日本語の原本があれば送るから、と心優しい申し出を彼女にしてくれた。日本では腐るほどあるマンガ本も、海外では文化財産となるようです。
 
 写真は、その時に食べたサーモン。とても新鮮でおいしかった。ゆっくりできる時間があれば、パンをごっそり食べながら、白ワインでも飲んだんだけど・・・。本当に今回の旅は分刻み・・・。(後半に続く)(小倉悠加)




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by icelandia | 2006-11-05 01:57 | アイスランドってどんな国? | Trackback | Comments(0)
オーロラもクッキリ!10月20日氷国ツアー・レポート
なんとも濃厚なICELANDia企画の音楽フェスツアー、3日目は少しバテ気味とはいえ、精力的に動き回ります。

ツアー第3日目 2006年10月20日

この日の予定は未定で決定ではない予定
9:00 起床
10:00 関係各所に電話連絡
11:00 ホテル出発 街中を散策
12:00 Iceland Airwavesプレス用 Welcome Party
午後は 3-4人に会って打ち合わせ
18:00−20:00 Bed Room Community レーベル・パーティ顔出し
19:00 Thorir (Hljomalind)
19:30 Reykjavik! (12Tonar)
20:00 夕食
20:30 Steintrygur(Idno)
21:30 Biogen (Idno) または Bennni Hemm Hemm(Museum)
22:15 Apparat Organ Quartet (Museum)
23:00 Jakobinarina (Museum)
23:00 Ghostigital (Idno) またはThe Go Team(Museum)
00:00 Otto Von
  Airwavesのこの日の予定はこちら。

 本日も予定びっしりです。会いたい人、会う必用のある人が山積みで、正直こなしきれない。なので、どーしても必用な人しか連絡を取らず、多少義理を欠いた人もいてひたすらごめんなさい。上記を見ると、会場が数カ所しかない印象だけど、本当は、オフ会場も含めれば14カ所もあるのです。音楽的趣味が2会場に固まっているだけ。
 
実際の行動 
9:30 起床 朝食が10時までなので、なるべく間に合うように無理しても起きる。朝食後、朝日がサンサンとはいる部屋から、あちこちに電話してハローを言ったり、アポを取ったり。
 狭い街なので「都合のいい時間になったら適当に電話して」というのが多い。このアバウトなペースには1日で慣れた。が、逆に計画が立てにくい。

11:00 12Tonarへ
 少々遅れ気味でホテルを出発。途中銀行に寄る。新生銀行のATMカードがそのまま使えて便利だった。そしてお決まりコースの12 Tonarへ。
 
11:30 縁ある人と偶然に

 12Tonarのソファに腰を降ろしてあれこれを試聴しながらWiFiをつなげていたツアー仲間に、写真のファイルを落として、カメラのフラッシュ・メモリを空にしてもらう(助かりました。有り難う御座います>該当者様)。
 12 Tonarは本当に居心地がいい。しかしボケっとはしていられず、12 Tonarレーベルのアルバムを仕入れるので、その場であれこれと説明を聞きながら注文を決める。実はもう数年前から仕入れさせてほしいということは伝えてあった。が、私の側の体勢が整っていないという理由でペンディング。ビジネスの部分ではSmekkleysaよりもシビア。決して悪い意味ではなく、だからこそ近年12Tonarがすごい勢いでアイスランドの音楽シーンに躍り出てきたと言える。
 私がいかにアプローチしてきたかはオーナーも店員も全員知るところなので、彼らは「長い間待ってくれていて有り難う。全く返事をしていなくて本当にゴメン」と平謝り状態。
 彼らのやり方も人柄も心情も理解しているつもりだけど、一時期本当にウンともスンとも言わなくなったので、どうなったんだろう?と疑問を抱いた時期があったことは確か。彼らも心の中では気にしていたようで、要は忙しくてなかなか手が回らず、また、対日本というのは慣れていなくて面倒で、義理を欠いているうちに何となく連絡しにくくなってしまった、というのが真相のようでした。だから実際に行けば話は早かった。
 
 そんなこんなをしていると、ある人物が入店してきた。アメリカの音楽誌ローリング・ストーンの編集長、David Fricke だ。80年代のことになるが、私は彼の記事をFMfanという音楽誌で翻訳していた。なので顔は知らなかったが、彼の名前と記事はよく知っている。昨日確かNASAを横切った時、彼がAsiと一緒にいて、誰かに自己紹介をしているのを耳にして、気になっていた。
 「失礼ですがローリンス・ストーン誌の方ですよね」と、私が一時期彼の記事を日本語に翻訳していたことを伝えた。とてもやさしい目をした穏やかな人で、「それはどうも。きっと僕の記事よりも君の翻訳の方が意味を成していたことだろうね」と。アイスランドで日本人に会い、それも自分の記事を翻訳していた人物というのは少々驚いたようだったけれど、何となくニコニコして嬉しそうでもあった。
 
13:00 ポール・ライドンと会う
 午前中ポール・ライドンから携帯にメッセージが入っていた。「昼に時間があればランチはどう?」と。成り行きでしか行動できなくて、1時近くになって連絡するのもナンだったけど・・・。ハトグリムススキルキャ(丘の上の教会)の前で待ち合わせ、適当に歩いてお茶&ランチをすることに。
 小学校の前を歩いていくと、何だか背後から声がする。振り向いてびっくり。昨日、Dimmaの社長アダルスティン宅で会った可愛い男の子でした(何度聞いても名前が覚えられない)。私を見かけたので、ハァハァと息を切らせて走ってきてくれた。かわい〜、有り難う!
 ポールのことは2003年の秋に彼が出したアルバム『Vitlust Hus』(ICELANDiaのショップで購入可能)で知り、その作品はマイ・ブームに。実際に会うと音楽の印象と同じくとても物腰のやわらかな人で、前回レイキャヴィークに来た際には、お子さんといっしょに郊外のプールへ行ったことも。
 12月にはキッチン・モーターズの一員として来日するので、とても楽しみだと話していた。ライブは東京(12/2@渋谷O-West)と京都(12/5火@京都拾得 )で予定されています。

15:00 自分が載る新聞記事をゲット
 ポールとは東京で再会することを約束して、次は日本でリリースする予定のアルバムを取りに別口の場所へ。昨日訪れたZonetと枝分かれしたオッタルの自宅へ行かなくてはならず、車で迎えに来てくれるとのこと。

 車でのピックアップ場所を再度ハトグリムススキルキャの前とした。街中は車が止めにくいので、教会が一番分かりやすい。その教会へ行く途中、私は何度かカフェに立ち寄った。文字通り立ち寄るだけで座らない。なぜかといえば、昨日取材を受けた私の記事がFrettabaladidという新聞に掲載されているので、それが欲しかったからだ。Frettaは「無料」で、bladidは「新聞」ということらしい。アイスランドで最も権威ある新聞はMorgunbaladidで、Morgunは「朝」だから、朝日新聞みたいなもの?
 数年前まではこの無料新聞、どこにでも山積みしてあったのが、近年購読方法を変更したらしく、カフェに何部か置いてある程度なので、何件かカフェをまわりやっと一部ゲット。
 新聞記事になるといっても驚くことはない。これで3度目。アイスランドではテレビにもラジオにも出たことがある。小さな国なので、誰でも人生一度くらいはテレビやラジオに出るのが当たり前の国だ。これをアイスランド人はよく「a 3 minute fame (3分間の名声)」と表現する。
 
15:30 Zonetレーベル買い付け
 待ち合わせ場所がクセモノだった。「教会の前」と言ったので、彼女は律儀に教会のドアの前で待っていて、私は道路沿いであり、教会の前の敷地内の銅像の前で待っていたため、ふたりともず〜っと待ちぼうけ(苦)。互いに、「屋外でのアイスランド時間は辛いよぉ」と思っていたようです。
 それでもほどなく落ち合うことが出来、学校の休暇でたまたま実家に帰っているというオッタルの娘さんにピックアップしてもらいました。オッタル自身は上海音楽祭に出張中であったため会うことはできませんでした。それで、この娘さんがまた美人!かわいい!アイスランドは美人の大量生産国で、ホント、どこを見ても可愛い子ばっかり!
 注文済の荷物を受け取り、Zonetレーベルで面白そうなものを他にもピックアップして、車でホテルまで送ってもらう。今回の旅はゆっくりと街を散策する時間もなく、まして郊外までは足を伸ばせないので、ほんの10分間とはいえ、こうして車で街を出る機会は貴重です。
 
17:00 再びアダルスティン宅へ
 ドタバタとホテルに荷物を降ろし、再度ハトグリム教会まで送ってもらう。そして昨日の話の続きがあるため、Dimmaのアダルティン宅へ。
 昼間小学校の校庭から駈けて出てきてくれた可愛い坊やがいて、そこに同じ年齢の女の子がやってくる。
 「ガールフレンドなの?」と尋ねると。
 「違うよ!」とちょっと怒った風。ごめん、ごめん。ガールフレンドじゃなくて近所に住む親戚の女の子だったのね。
 ツーショットがあまりにも可愛いので、歌を歌ってと頼みました。Quicktimeで撮ってあるんだけど、どうやってブログにアップしたらいいんだろう?これが最高に可愛いんだけどなぁ。
 アダルスティンとの話は楽しいけれど、ここで長居をするとAirwavesが見られないので、キリのいいところでお暇をする。彼のレーベルはジャズが中心でも、数年前に無くなった奥様がフォーク歌手であったことから、トラッドや子供用アルバムまで出し、この子供用のアルバムの内容がイイッ!フルカラーで絵本のようなブックレットがついていて、歌も子供っぽいものではなく、大人が聴いて充分に楽しい。ストーリーの語りあり、歌あり、デュエットありで、実はこれに今すこしハマっています。
 
18:00 Reykjavik!をチラ見してホテルへ
 Dimmaのアルバムも楽しいものをピックアップしてまた荷物が増えてしまったので、ホテルに置きに帰る。12Tonarの前を通りかかるとまたもや人だかり。ツアー仲間もそこにいました。Reykjavik!というバンドの演奏中で、哲学専攻の学生がやっているとは思えぬハチャメチャ度!いえ、これこそが哲学的なのかもしれません。

18:30 みんなと部屋食
 ここらへんで夕食にしたいがレストランに入っている時間はない。昨日Idnoで見たベッドルーム・コミュニティのパーティに必ず顔を出すと言ってしまったので、何としても20時までには到着したい。大通り沿いの店であることは分かっているけど、ホテルからは・・・徒歩15分だなぁ。ゆっくりと食べている時間がないので、一息つくことも兼ねて部屋食。世界的な日本の発明、カップヌードルに多謝。
 ツアー仲間がカップ食品を持ってウロウロしていたので、私の部屋に呼び寄せる。そこでちょっとした部屋食パーティ(?)になり、その日彼女たちが行ったゴールデン・サークルの話を聞く。こうして話をしているのはとても楽しいけど、時間が気になってくる。彼女たちもそろそろ身支度をしてAirwavesへ突入するというので、私も外に出ることにした。
 
19:45 ベッドルーム・コミュニティ、リリース・パーティ&トラバントのヴィッディと再会
 なにせ街の反対側が会場なので、歩くといっても時間がかかる!東京で徒歩15分なら近いかもしれないが、レイキャヴィーク市内で5分以上は遠い!それに、新しい店の3階だそうで、入り口がわかんない!汗だくになり会場に入るとパーティはそろそろお開き。だよね、だってもう予定終了時間過ぎてるもん。それでも、顔は出したから義理は果たしたぞ。
 昨日Idnoで会ったNico MurphyとValgeirにあいさつをして、イギリス人のマネージャーにもあいさつを。で、このイギリス紳士とやらがイヤなマネージャーの典型で、私を見るなり、”フン、東洋の女か”モード。この手の人物は業界にゴマンといるので慣れているとはいえ、いつ会っても不愉快。こういう輩と出逢う度に、アイスランド人がいかに女性を平等に扱うかに心から感謝と尊敬の念を抱く。ちなみにこの紳士は美人の若いアイスランド女性に囲まれてご満悦のようでした。マネージャーは感心しないが、ValgeirもNicoも本当に気持ちのいい青年です。
 ここで、キラキラことクリスティン・ビョークにも会う。いつもならすごく喜んでくれるのに、なんとなくツンとしてこちらが手を出しても握手もしない。場が悪かった?
 
 パーティはお開き状態なので、コートを取って帰ろうかと思ったら・・・あれ?ヴィッディじゃない!窓の外の階段のところでタバコを吸っているのはトラバントのヴィッディ。なつかし〜〜!
 トラバントは2003年にやったアイスランド・ブルーというイベントの時に招聘したバンドで、彼はそのギタリスト。その後、アイスランドへ行く度にトラバントとはゴハンを食べたり、飲みに行ったりしていたので、今回はいつ連絡を入れようかと思っていたところだった。
 「ユーカ、今から屋根の上へ登るけど、君も行く?」いきなり屋根の上か。旅行保険掛けているのか自分でもわかんないけど、ま、いいや。
 屋根へ登るといってもそれほど難しくはなく、ヴィッディが立っていたのは階段の踊り場で、そこから少しばかり無理をすればすぐに屋根に辿り着いた。夜なので映らないだろうと思って写真を撮らなかったけれど、トライしておけばよかったと今になって後悔。素晴らしくゴージャスな景色ではないけれど、屋根の上から見るレイキャヴィークの大通りはいつもとは違う表情で、何となく面白かったし、屋根の上は気持ちいい(よい子は真似しないように)。
 
 「今回はなぜAirwavesで演奏してないの?トラバントといえば、いつもみんながすごく楽しみにするバンドじゃない」
 「当初は出演する予定だったんだ。でも、イギリスでの大きな美術展があり、ラッキ(シンガー)がそこに呼ばれた。彼も迷ったみたいだけど、イギリス行きを選んだから、今回はライブができなかったんだ」
 なるほどね。あれやこれやと話が尽きなくなり、シガーロスやムームが出没するSirkusへ。Sirkusなんか入ったら長居しそうだけど、全くSirkusへ行かなくて終わるのもシャクなので、ビール一杯だけ付き合うことにする。ここ数年のトラバントの活動、個人的なこと、日本は本当に夢みたいだったなぁという思い出話等々。日本からのツアー仲間で、トラバントが好きな人がいるので、時間があればまた後日合おうということで私はSirkusとヴィッディを後にした。
 
21:30 一瞬のキッディとテレビ取材
 既にいろいろなライブを見逃し、中途半端な時間になってしまった。なのでもしや周囲に居るのではと思い、人気レゲエ・バンド、ヒャルマルのキッディに電話をする。案の定、美術館会場にいるというので、一瞬でもと思い会いに行く。キッディは思ったよりも随分と物腰のやわらかな若者で、レゲエ・バンドというイメージとは違っていた。立ち話しかできなかったけれど、次回はゆっくりお茶でもしましょう。
 そしてIdnoへ行こうかと歩き出すと、テレビの取材班にばったり。そこで、今から何を見て何を撮影し、街中の様子などもどうすればいいか、と延々と立ち話(寒すぎるぅ)。それでここから、しばらく撮影隊に付き合うことに。

 22:00 Ice Bar体験 興味あったこともあり、撮影隊にくっついてICE BARへ。東京にも出来たようですが、周囲を氷の世界一色にした氷のバーで、座る椅子も氷製。入っているのはせいぜい20分間が限度という寒さであるため、その場で羽織るものを貸してくれます。
 Ice Barで出しているのは、アイスランドで一番新しいヴォッカReykaを使ったカクテル。それほどのアルコール度ではないようだけど、身体が暖まります。でも、サブッ!


22:30 念願のアパラットのライブ!
 アイス・バーと美術館は目と鼻の先とはいえ、遅れたくはなかったのがアパラット・オルガン・カルテットの演奏。なぜか私は22:45開始だと勘違いしていた。本当は15分からだったのね。入った時は既に何曲かやっていたらしく、すごく悔しい。撮影隊には、どこから撮影できるか(ステージ前にも行けるし、2階の周囲からも撮れる)を伝えて、私は当然出来る限り前へ前へ。するとツアー仲間もそこに。
 

 アパラットはやはりピカ一!数年前にリハーサルを見せてもらって、これがかなりかっこよかった。だからずっと生演奏が聴きたくて、ここにきてやっとライヴを見ることが出来て感激。清掃局から引き取ったキーボードとは思えないわぁ。キーボード奏者4人でキーボードは合計8台。そこに生ドラムスがバコスコ。音の壁といっても限度があるっしょ、というくらい分厚い壁なのに重苦しくない。スカっとした気持ちの良い音で、キーボードの呼吸も一糸乱れず。やっぱり職人集団は違うわぁとひたすら感心。こういうのは何も考えないで楽しみましょう。年齢も忘れて、地元キッズといっしょに手で三角マークを作りました。
 あ〜、こんなバンドならずーっと演奏続けていてぇ。終わっちゃいやぁ〜〜状態!ツアー仲間の若い男子は、思い切りブち切れてモッシュしてた。ケガしないかが心配だったけど、気持ちよくモッシュできるだろうなぁ、わかるよ。

 それで、せっかくこうしてみんな日本から来たのだから、意地でも楽屋に入ってやろうと思う。でも、近年ガードが固くなり、以前みたいにプレス・パスがあるだけじゃ楽屋に入れてもらえない。どうしたもんかと周囲を見渡すと、おぉ、もってこいの人物がいるではありませんか。12Tonarのオーナーがそこにいたので、「みんなをアパラットに会わせてあげて」と頼むと、ガードマンに掛け合い、既に中に入っている人物にヨハンを呼んできてもらい(ヨハン、スマン)、それでドサクサの中みんなを楽屋に入れました。
 すると、機械仕掛け(アパラット)のメンバーは思いの外陽気で、快く我々日本人の写真撮影にひとりづつ付き合ってくれた。その様子はこちらのブログでもどうぞ。
 

23:00 何たってオーロラ!
 Jakobinarinaを見始める。ローリング・ストーン誌編集長お勧めバンドでもある。彼の編集長氏は去年何の予備知識もなく彼らを見て、その個性に感激したそう。年齢は若く、平均17-18歳というところでしょうか。去年のバンド・コンテストの優勝者だそうで、筋は悪くないけど、職人軍団アパラットの後では、どうしてもねぇ。順番が悪かったということで、1-2曲聴いて会場を出る。

 会場の外には、モッシュして身体から湯気が立つツアー仲間が歩道に座り込んでいた。あ〜、ホント、あの演奏は気持ちよかったねぇ。もう充分だから日本に帰ろうかぁ、という感じ。で、聞くところによれば、アパラットをめざして入場待ちをしていた時、空にうっすらとオーロラが見えたという。
「暗めの場所に行けばもっと見えるかもしれないから、行ってみよう」と、チョルトニン湖畔であり、メイン会場のひとつでもあるIdhoへ向かう。12時からのゴースティギタルをその会場で見たかったので、好都合ということもあった。
 今日は(アイスランドでそう言うかは知らないが)花金である。だからNASAでは結構いいハード・ロックバ・ンドが出ていて、国営放送の中継車も来ていた。中継車の中にあるモニターをのぞき込み、フランスのコジラというバンドの首振りを横目にしながら湖畔にたどり着く。

 でてるよ!オーロラ!!

 やっぱり出てるよぉ。ほら、湖の上を見ればよく見える。この後は、わーわーキャーキャー言いながら。ベンチに座って空を眺めるだけ。我々につられたのか、「これがオーロラってやつ?」と尋ねてくるアメリカ人や、その他の外国人。外に出ているのはさすがに寒いけど、凍え死ぬほどじゃないし、横には会場があるから、耐えられなくなったら中に入ればいいだけ。
 そんな安心感も手伝ってか、ベンチに寝ころんだり、たまたま仲間が持っていたラム酒を瓶からラッパ飲みして、身体を温める。
 よくも飽きずに見ていたものだと思う。色が淡い時もあれば濃い時もある。アイスランド人はオーロラの動きを「ダンスする」という。光が本当にカーテンのようにヒュルヒュルっと一瞬のうちに動く。
 
 今日はどこの会場も最高のアーティストで熱の入ったライブをやっている。当然音楽はものすごく気になる。ライブを見たい聴きたい。でも、オーロラは本当に運が良くないと見られない。この時期はオーロラが見えやすいとはいえ、天気次第なので、見えない時には1ヶ月見えない時だってある。まして、街中から見ることのできる機会は少ない。街中は光が多く、郊外よりも見えにくいからだ。
 とにかく、「すごーい」を連発しながらオーロラを見続けた。1時間も外にいると、どうしても身体が芯から冷えてくる。なのにオーロラの光は益々強くなってくる。ここで一端ホテルに帰り、セーターを思い切り着込んでからまた見に来ようということになった。ホテルに帰るため国会議事堂のある公園を通る時に空を見上げると。またまたすごーい!建物が四方八方にあり、その区切られた四方八方から光が落ちてくる。その光景があまりにもゴージャスで、しばし芝の上に寝転がってその光景を見る。建物で空がふさがっている部分に、たまたまオーロラの光が集まっていて、降り注ぐようなオーロラの光は本当に神秘的で美しい光景でした。

 あ〜〜幸せ〜〜。


 (上記オーロラ写真は同行者が写したものです。)
 
 ホテルに戻り、ありったけのセーターを身につけ、再度外に出ると・・・ほんの15分間だったのに、もうオーロラは無い。ウォッカのボトルも持って、万全なのになぁ。とりあえずは再度湖畔に行く。かなり酔っている自分に気づく。当たり前だよ、ラムとウォッカをガブ飲みだから。
 せっかくIdnoまで来たので、一応中に入ってみるけど、Ghostigitalは30秒で終わってしまった。残念!
 再度湖畔に出てベンチに座ると、セーターで身体は温かいし、ウォッカに酔っているし、やたら気持ちが良い。疲れたし眠い。このままこのベンチで眠ってしまいたいけれど、ここで眠ては、翌日「日本女性、オーロラに魅せられ湖畔で野宿」なんて新聞ネタになりかねないので、ホテルに帰り酔った勢いで休むことにする。(小倉悠加)




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by icelandia | 2006-10-31 19:37 | アイスランドってどんな国? | Trackback(1) | Comments(2)
会った!見た!AirwavesTour10月19日レポート!
到着して休む間もなく濃厚に始まったICELANDia企画の音楽フェスツアー、2日目は何ともアイスランド的な出来事から始まります。

ツアー第2日目 2006年10月19日

この日の予定
8:00 起床
9:00 ホテル出発
11:00 新聞の取材
12:30 昼食
13:00 関係者打ち合わせ
14:30 昼寝(これは重要!)
16:00 関係者打ち合わせ
17:30 夕食 (このへんの時間帯からオフ・ヴェニューでもライブをやっているので、それを見てもいい)
20:00 フェス本格突入
25:00 ホテル帰宅、就寝
  
 かなり詰まっているけれど、街自体が小さいので、うまくいけば充分にまわるはず。2日目は現地時間に慣れるため、ずっと起きていた方がいいけれど、無理して長い間起きていて、次の日にぶっ倒れたことがあるため、今回はみなさまに迷惑をかけないためにも、ひたすら体力温存の方向。
 
 しかし、上記はあくまでも希望的予定で決定ではなく、やはり実際は若干かけ離れたものになりました。

実際の行動 
9:00ホテルを出て関係者に会う予定のカフェへ。ビョークが今でも応援していて、シュガーキューブスの仲間がやっているSmekkleysaというレコード会社の社長Asi(アウシー)と会う約束。アイスランドの音楽関係者で、一番ビョークに近い人物です。
この時期、海外からのマスコミも多く、かなり忙しい人なので、今回だけは無理かと思っていたけれど、彼と初めて会ったのは2003年で、私がこうして継続してアイスランドの音楽を応援していることは彼もよく知っているので、朝一の時間を割いてくれました。
 ・・・って、それは有り難いんだけど、いきなりアイスランディック時間。アイスランド人は日本人のようにピタリと時間に来ません。30分遅れはアイスランディック・タイムと私が呼んでいて、かなり当たり前のこと。1時間遅れもあり得るようです。しかし、私は日本から来たばかりなので、まだキチキチしている。なかなか会えない人なので、ツアーのみなさんとチラリと会っていただこうかと思い、何人か一緒にお連れしたので、あまりにも遅いのは困る。
 万が一を考え15分遅れの状態で電話したら、「ごめん、5分後に行く」ってホント?それで45分経っても現れないのでまた電話したら、「ごめん、出る直前に電話があって、それを済ませてた」。ということで、自転車(!)に乗って颯爽と現れたのは予定を1時間近く過ぎてのことでした。
 「来月、シュガーキューブスの再結成があるけど、来る?」って、そんなに何度も来られるわけがなく、招待して!と冗談で言ったら笑ってた。(プライヴァシー保護のため写真の顔にはボカシをかけてあります。)
 
11:00 いきなりアイスランディック・タイムの洗礼を受け、それでも11時きっかりにホテルに戻り新聞取材の記者を待つ。私がホテルに到着すると同時にまずはカメラマンがやってきて、テキトーにそこらへんで撮影し、5分後に記者がやってきた。
 この記者とは何度か電話で話したことがあり、記者というかラジオのDJというか、音楽評論家というか、ロック・アーティストというかーーアイスランドではいろいろな職業を掛け持ちする人が多いので、さほど驚くことではない。Dr.Gunni(ドクトル・グンニ)は地に足のついたロックをやっている人です。
 静かな場所がよかったので、ホテル・ボルグ(かつては迎賓館として使われた由緒正しきホテル)へ行き、そこでお茶を飲みながらあれこれを話す。
 「ところで、何でドクトル(ドクター)なの?博士号でも持っているの?」と逆取材。
 「いや、博士号とは関係がなく、最初にライブをやった時に、ドクトルXXX(XXのところ忘れた)のドラムスを使ってたんで、いつもそのドラムスを使うからそう呼ばれるようになった」そうだ。
 なぜレイキャヴィークが好きなのか、なぜアイスランドの音楽なのかを私に語らせると長い。なんかず〜っと話してた。
 
12:40 取材終了無罪放免。そこから徒歩数分のところに個人的に大好きなシルバー・アクセサリー屋があり、仕入れさせてもらうことになったので、「適当に電話してアポとって」ということだったので、電話をする。アポを13:10にしたので、それまでの30分間、周囲のニット店をまわり、ショップのお客さまから頼まれたものを捜す。



13:10 arum(アウルム)というショップでデザイナーのグズビヨルンに会う。彼女の店を見つけて大好きになったのは、初めてアイスランドを訪れた2003年5月のこと。それ以来、アイスランドへ行くたびに見に行っていました。私はバブリーな頃、この手のものにたっぷりと貢ぎ、デパートから専門店まで時間をかけて見て回ったので、ジュエリーに関してはかなり煩い。たくさん持ってるからこれ以上増やしたくないし、とびっきり魅力的でない限り欲しくない。で、このブランドは、私の感性とピタリと共鳴して、すごく好き。大好き。
 朝からコーヒーばかり飲んでいたので、コーヒーは辞退して、早速いろいろと見せてもらう。正直、値段は高めだけど製品が素晴らしいし、パッケージも素敵なのでオッケー。あれこれとオーダーし、日本のデパートも扱うらしいという話も聞き、サイトを日本語化してあげる約束もして、
 「あなたの注文は土曜か日曜に、必ずホテルに届けるから心配しないで」と。
 それから、以前に購入したイヤリングを片方無くしてしまったため、廃盤になっているというそのイヤリングの相棒を作って貰えることにもなった。有り難う!
 
14:30 昼夜がひっくり返っているような場所では、ここらへんで限界が来ます。単なる観光であれば多少の疲れは無視するけど、今回は私がツアーを引率しているので、倒れる訳にいかない。なので、ホテルに帰り、部屋でテキトーにスープをすする。16:30にはSmekkleysaの店で朝Asiから会うよう言われた人とのアポがあるため、あまりゆっくりとは寝ていられない。電話もあちこちにかけなくちゃ。でも、横になるだけで疲れは違うので、1時間弱ウトウトする。

16:25 目的地の途中にZonetというレーベルのオフィスがあったことを思い出し、Zonetへはアルバムを大量に取りに行かなくてはならないので、その打ち合わせがてら、突然オフィスに押しかける。と、・・・細かいことは省略するけど、オーナーが変わっていて、在庫の半分はそのままだけど、残りの半分はある人物の自宅にあるという。なるほど、だから自宅に連絡してこいと言われていたのか。どちらにしろ、せっかく来たのでということで、あまり大量にならない程度に見本盤を貰う。

16:35 5分ほど遅れてSmekkleysaの店へ。ここは由緒あるレコード・レーベルでもあり、店頭には、なーんとビョークの「Who is it?」のPVで使われていた、鈴がいっぱいついた衣装が飾られていた。う〜ん、雰囲気ある場所だわ。

 ここで会ったのは、Lobster or FameというSmekkleysaの歴史を刻む展示会を日本でやれないだろうか?ということで、どのような物事が必用で、どういう物品があるのかを教えてもらいました。この展示会は、レイキャヴィークの美術館で見ているので、ある程度は知っているものの、縮小ヴァージョンはどのようなものが可能か、というのが一番知りたかった。
 レイキャヴィークはカフェ・ミーティングが普通です。なので、またコーヒーを飲んで目を覚ます。日本では滅多にコーヒーは飲まないけど、レイキャヴィークは水がいいせいか、すごくコーヒーがおいしい。
 
17:20 Smekkleysaの店に戻るとMamutが演奏中。見たいと思ってたので、キャッチできてよかった。ツアー仲間や別口で来ていた日本人の若者に会う。店内には前述の展示会用に作ったパネルなども展示されていて、ゆっくりと店内を見たかったけれど、18:00からの12Tonarに出ているアクトが気になり、トナーへ。


17:40 12Tonarではライブの真っ最中。外まで客があふれ出ていて、中に入れない。同じく外にあぶれている仲間に会う。トナーの庭の方を見ると、何だか私の方を見てあいさつをしている風の男性がいる。う〜ん、どこかで会っていたのだろうか?見たことがあるよーな無いような人で、う〜ん、思い出せない、ので無視。(後で気づいたのは、この人は12Tonarの社員で、彼がこの店に入った当時私がよく出入りしていて、いっしょに食事したこともあった。今回、少し太っていたしメガネを掛けて無くて分かんなかったのよぉ。ゴメンネ)。
 ライブが終わり、客が減ったので中に入る。店に入っても知っている顔が無いので、地下へ。お目当てのライブは18時からなので、10分ほどそこでウダウダ。
 上の階で演奏が始まったので地上に上がると、もうそこは人でいっぱい。そして背後を振り返ると、レジのところに見慣れた顔、顔、顔。12 Tonarのオーナーと長年の店員で、私に気づくと、みんな驚いたように満面の笑顔で、人混みをかき分けて、せめても握手をということで手を伸ばしてくる。
 ライブはとてもエネルギッシュで、ハーモニーも決まっていて、どこかラテン調で、カラリとしていて、アイスランドらしからないなぁと思ったら、目当てのPetur Benではなく、アメリカからのTilly and the Wallだったということ。18時きっかりに始まったし、疲れで頭が回っていないこともあり、これが見たかったアーティストだと勘違いして、次へ移動。
 
18:30 お腹も空いたので夕食。本当は部屋で何か食べようかと思ってた。アイスランドはやたら食費が高い。朝食は付いているけれど、昼と夜を5千円程度の予算では、まともに食べられない。だけど、せっかくアイスランドまで来たのだからラムを食べようという案が上がり、ツアーでご一緒した方としばし食事。
 ものすごく忙しないが、食事場所とホテルが3-4分ほどしか離れていなかったため、ライブ会場に持ち歩くのは辛い量のサンプル盤をホテルに置きに行く。それも、ディナーを注文して、そのディナーを調理中の合間にホテル急いでホテルを往復した。はぁ〜〜、たぶん、これを読んでいるだけで、みなさんも、もう疲れてきたかと思います。私の一日、長いっしょ。
 アイスランドのラム肉は本当に臭みがなくておいしい。ただ、量がありすぎ。時差もあってメロメロの老体なので、そんなに食べられない。夜の部はこれからが長いので、ワインを飲みながらゆっくり食べているわけにもいかず、二人一皿にすればよかった。
 
19:40 それにしても、本当に分刻みの行動で、ウトウトでも昼寝をしておいてよかった。ということで、次はDimmaレーベルの社長、アダルスティン宅へ。
 Dimmaというのは今年のアイスランド音楽賞でジャズ・アルバム大賞を受賞したシッギことシグルズール・フロサソンのレーベルで、「もうすぐアイスランドへ行くから」と言っていた待って貰っていた支払や、Dimmaレーベルの他のアルバム、シッギの今後の日本での活動など、あれやこれやをミーティング。とても心地の良いリビングで、赤ワインなどもいただき、 ホッペがぷちぷちのとびきり可愛い男のお子さんもしょっちゅう出てきて長居してしまいました。
 それにしても親子の会話は世界共通なのか(アイスランド語は分からないけど、たぶん)
 「今、お客さまが来ているからこの場所は使えない。その代わり、お前はアイスでも買ってきて食べなさい」と(たぶん)言って子供にお金を渡す。  
 (アイスを持って子供が帰ると)「ボク、ここに居ていいかな?」
 「ネイ!(NOのこと)」
「どうしても?ね?いいでしょう?!」
「ネイ!ネイ!ネイ!」と父親が言うので、私も「Nei! Nei!」と調子に乗る。
でも、こうしているともう21時過ぎ。私は絶対にGrand Rokkへ行きたい、Jaraを見たい。

+++ Iceland Airwaves2日目のライブ・スケジュールはこちら ++++

21:30 すごく遅くなってしまったけれど、Grand Rokkへ。レイキャヴィークの中心街は小さく、ギュっと詰まっているので、移動は楽だとはいえ、移動が楽でなければ、このようなクレージーなスケジュールは組めない。
私が行った時には、彼女のパフォーマンスは最後の3曲程度だった。Jaraの話をするとまた長くなるけれど、とにかく私は彼女のベビー・ヴォイスが大好きで、絶対に会ってみたい人だった。もうやたら顔も仕草も可愛くて、後日彼女と会った時にこの日のパフォーマンスが全く練られていなかったこと等を聞いたけれど、まぁいいのよ。すごく可愛かったから。いかに可愛かったかは、この人のブログでも分かる通りです。
グランド・ロックもAirwavesが終わると閉鎖になるそうで、途中、移転したとはいえ由緒正しきライブ・ハウスだったので、何だか残念。

 ここらへんの時間帯は、 実はGuakurinnに見たい人が集中していたんだけど、 一度既に見ていたり(thorir)、見なくても何となく想像がつくもの(Eberg)は涙を飲んで切り離し、レイキャヴィークで一番新しいレーベル、ベッド・ルーム・コミュニティの会場Idnoへ。
 
22:00 Nico Murphyはアメリカ人だけど、MySpaceで聴いて気に入ったので、見るべしと思った。後から気づいたことだけど、ビョークがアテネ・オリンピックの開会式で歌った「Oceania」のピアノはこのニコが演奏していた。
 正直、この種の音楽をあまり聴いている方ではないため、歴史(?)に疎いのだが、いつからこんな風に電子楽器と生楽器が上手に共存するようになったんだろう?ヨハン・ヨハンソンにしてもそうだ。
 情感も情景も豊かで、すがすがしいさわやかな感じの音色とメロディで、前のJara(ヤラ)があまりにも素人だったこともあるかもしれないが、「音楽を聴いた!」という実感を得た内容の濃いライブでよかった。
 ベッドルームのマネージャーにあいさつをしなければならないため、楽屋へ寄るので外に出ようとすると、いっしょにいた仲間が騒ぎ出した。
 「ヨハンだ!小倉さん、ヨハンですよ!」
 「ん?どこどこ?」
 お〜、ヨハンじゃないの。2年前は会えなかったから、3年ぶりかな。一時期、私は外を歩くとヨハンに会い、サブウェイでチープなゴハンをしたり、ライブのポスターをいっしょに貼りに行ったり、何となくよく出くわした時期があった。ヨハン、洋服がサイズアップしたね。貫禄出たね。

 ヨハンとは後日改めて会うことにして、Idnoの楽屋にチラっと寄ると、そこには元シュガーキューブスのドラマーのシッギが居て(よく会う)、それからニコと、ニコの次ぎに演奏するValgeir(通称ヴァルギー)にも会う。カメラを向けると、「写真撮られるの大好きだよ」と言って、気軽に応じてくれた。音楽から想像して気むずかしいのかと思ったら、すごくフレンドリーな2人でした。

23:00 Valgeir Sigurdssonは、前のニコに続き、Medullaでビョークと共演。映画『束縛のドローイング9』の中で、(サントラ未収録の)日新丸のテーマを書いている人でもある。なので、少しの間でも見たかった。23:30からのSeabearもすごく気になり、また、他のツアー仲間はMugisonを見に行ったので、彼らをムギちゃんと会わせてあげたいと思い、ムギソンがやっている美術館会場へ。なのでSeabearはパス。このグループを見た人は全員すごく気に入って、彼らのアルバムを求めて街を彷徨えど見つからず、「小倉さん、どこで売ってるか知りませんか?」と。SeabearはICELANDiaのショップにあります。デモ盤なので、アイスランドの店頭では捜しにくいかも。
  Valgeir の演奏は、ニコよりもエレクトロニカ・アンビエント寄りで、腰を落ち着かせて聴けば、随分と入り込んだことと思う。でも、ムギソンも気になりIdnoを後にする。
  
23:30 ムギソンはワン・マン・バンドではなくなっていた。彼の話をするとこれまた長いけど、最初に会ったのは彼がまだイサフョルズに住んでいた2003年で、とってもシャイではにかんだ感じの青年だった。彼は2003年のAirwavesでレイキャヴィークに本格進出し、私はPravdaというクラブで行われたそのライブにたまたま居合わせた。ファミリーとも言えるメンバーに囲まれた心温まるライブで、ずっとアイスランド語で話していたのに、私の顔を見つけると英語に切り替えてくれたことは、今でも心に暖かく残っている。
 2004年のAirwavesでは既に彼は国際的な存在となり、Nasaというメイン会場でトリを務めた。それも、ガールフレンドやラッガがゲスト・ヴォーカリストとして出演し、ムギパパまで出てきて大いに盛り上がり、彼のものすごい成長を見せつけられた。
 2006年、久々に見たムギソンは、ムギバンドを従え、文句なしの上質パフォーマーになっていた。アイスランドの片田舎出身の、無垢でシャイな彼はもうそこには存在せず、自信に満ちあふれるライブで、歌にも迫力が出て、とにかくもう文句はありません。でも、あのレベルになると、今度は英米のパフォーマーと対等に見なくてはならなくなり、上手に表現できずに歯がゆいのだが、アイスランド出身云々は関係ないレベルなので(だって、シガーロスみたいに特徴ある音楽じゃないし)、世界にゴマンとパフォーマーのいるブルースやロックというカテゴリーの中でどれほど活躍できるか、旨くて迫力も実力もあるだけに、今後どう個性を出していくかが課題。デビュー当初はものすごい個性を放っていたけれど、同じ事はくり返しやりたくないそうで・・・。
  ムギソンの成長を見て年月の経過にひたっている間にライブはお仕舞い。仕方ない。途中からしか会場入りしなかったのだから。ここでツアー仲間を捜すが全く見当たらない・・・。どうしようかと迷った結果、ヴァルギーのパフォーマンスが終わっていないことを祈りつつ再度Idnoへ。でも、結局、彼のパフォーマンスは終わっていました。
  

 ここからThe Whitest Boy Aliveを見に行く体力は残っていたけれど、彼らがライブをやる会場は一度はいると出られなくなるし、調子に乗ってここで無理をすると明日に響くので、大人の分別をもって本日はリタイア。
 ホテルに戻り寝たのは、やはり夜中の2時過ぎでした。つづく。 (小倉悠加)




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by icelandia | 2006-10-29 01:46 | アイスランドってどんな国? | Trackback | Comments(0)
Iceland Airwavesツアー、初日レポート!
 ICELANDiaが企画したツアーで、アイスランド最大の音楽フェスIceland Airwavesを見に行ってきました!自画自賛ですが、アイスランド国内の音楽業界人やアーティストと数多くのコネクションを持つICELANDiaが企画しただけあり、かなり濃厚でお得なツアーになったと自負しています。

  Airwavesを見て数回目になりますが、内容は更に充実し、フェス自体の運営もスムーズで、それから滞在中2日間続けて、市内からし〜っかりとオーロラが見えたことも、非常に素晴らしい体験になりました。
  

ツアー第1日目 2006年10月18日
 朝6時40分の福岡行きがキャンセルとなり、次の便で福岡へ。正午過ぎのアイスランド航空直行便にてアイスランドへ。これは今年のアイスランド直行チャーター便の最後の便で、直行は往路のみ。復路はロンドン経由となります。
 
 アイスランド航空機はガラガラ。往路のみの直行なので、利用したツアーは我々だけ。あとはアイスランド航空の従業員やアイスランドへの取材陣がちらほら。250人乗りに30名弱の乗客で、アイスランドまでほとんど横になって寝て行きました。
 機内サービスに当たるキャビン・アテンダントもリラックスしている感じで、(前回2003年に利用した時よりも)ずっと笑顔が多く親切。機内食は相変わらず弁当方式で、まぁそれで構わないけど、チョコ一個でいいからデザートは欲しかったなぁ。食後に甘いものを一口食べると、とても締まるんだけど。
 機内誌を見ると、やっぱり世界の中心はアイスランド。そうだよね。


10月18日 13:40 アイスランド、ケプラヴィク空港到着 
 復路はロンドンのヒースロー空港を経由するため、機内の手荷物に液体を持ち込めないことを事前に聞いていました。到着早々アイスランドの地酒などを買い、液体ものは帰りにチェックインするスーツケースの中に入れられるよう算段。ちょうどバスの迎えまでかなり時間があったため、入国検査後で、税関を抜ける前にあるスーパーのような大きな免税品店で、みなさんいろいろと買い込んでいました。
 
15:30 ツアー専用バスでレイキャヴィーク市内のホテルへ
 空港の中は暖かいけれど、外に出るとさすがに寒い!ビュ〜っと風が吹き、思わずオーバーを着て、急いで手袋と帽子を出す。いつもアイスランドに到着するのは、早朝か夕刻、または夜中で真っ暗な時ばかり。今回はピカピカの昼間だったので、空港からレイキャヴィークまでの道中がよくわかり、ホント、ゴツゴツの溶岩に苔がびっしりと生い茂った景色が続く。既に霜が降りるのか、岩影になっている部分は白っぽく、やっぱり寒い国であることを実感。
 
17:00 ホテル到着後、散策へ 
 ホテルはレイキャヴィークの街中である郵便番号「101」内の場所。Airwavesの会場には至近距離なので、フェスには最高のロケーション。日本人観光客がよく利用する高級ホテルは中心部から徒歩15分以上かかるので、そこは使わないで貰いました。当然、ホテルの規模としては小さいけれど、街中ではこの程度の規模のところしかないし、寝に帰るだけなので、これで充分!
 
 ホテル到着後、この日の夕刻から開催されるAirwavesの通し券(アームバンド)をもらいに、フェスのインフォメーション・センターへ。ホテルからインフォ・センターまでは徒歩3分程度であるため、ホテルを出て、Airwavesのメイン会場となる場所を数カ所案内してまわる。一度歩いて見た程度では覚えないかもしれないけれど、とにかく、近い!ということを感じてもらえればオッケーということで、レイキャヴィーク・アート・ミュージアム(キャパ的には一番大きな会場)、ゴイクリン(いわゆるライブハウスっぽいところ)、NASA(ロック系のメイン会場)、イズノ(レイキャヴィーク初の劇場であり映画館だった場所)を見つつ、国会議事堂を眺めつつ、以前は迎賓館として使われたホテル・ボルグも横目に眺めつつ、ビョークの出没度が高いApotekというレストランの横も通りつつ、インフォメーション・センターへ。このインフォメーション・センターの直ぐ隣には、Pravdaという会場もあります。

 ということで、実は上記の5会場は、10分もあれば全部歩いて網羅できます。それほど互いに近い場所にある。なので、明け方まで遊んでへとへとになっても数分で帰れる場所にホテルがあるのは、このフェスに参加する上で、とても大切なこと。

 インフォメーション・センターはあまり広くなく、かなりの人でごった返していました。参加者分のアームバンドを貰い、私とテレビの取材はプレス用のパスを貰い、これであとはフェスを楽しむだけ!でも、最初のギグは20時からなので、まだ表も明るいので、もう少し先までみなさんと散策をすることに。私があれこれ手配している間、ツアー・ピープルはTシャツを買っていました。いいなぁ、私は完全に買い損ねた。後日買おうと持ってたんだけど。
 
 この日の目玉は・・・MUMのDJセットをSirkusでやることになっていたため、最北端のトロピカル・バーと言われるSirkusへ。ここもまた、ミュージシャンが良く出没するスポットで、この日はムームのメンバーに加えて、(シガーロスの)ヨンシーも居たそうです。私も以前、この店でヨンシーやカラシのメンバーに会ったことがあります。その他諸々、みなさんが知らないアイスランドのミュージシャンやアーティストとごっそり顔を合わせる場所です。
 
 そんな風に街を散策していると、頭上に自転車が吊られている。マジで。というのも、Airwavesの開催中、同時に現代アート・フェスティバルのSequencesも行われていて、街のあちこちのギャラリーやカフェで、展示会やイベントが行われていました。そんな場所のひとつに入ってみると、そこにはなんと、今年の初め原美術館でやっていたオーラブル・エリアソンの別作品があり、思いがけなくエリアソン作品を見ることが出来て、ちょっと感激。それ以外にも、ハっとするような作品がかなりありました。
 
19:30 ロブスター・ハウスで食事
 私はここの食事が大好きです。くじらの刺身、ロブスターの旨みをしっかりと煮出した特製スープ、半生みたいなフワフワのロブスター等、好きなものばかり!名物ということもあり、テレビの取材ついでにここで食事。

「今日は晴天なのでオーロラが出るって聞いたんですけど、どうでしょう」と取材陣に尋ねられました。
「なにせ天気次第ですからね。出てる時は、ここからでも見えるので今日はどーでしょーか・・・」と私。
「滞在中に見られますかね」と。
「本当にそれはお天気次第で・・・。オーロラはこの季節毎日出ていて、雲があれば見えないし、雲がなければ見えるという、そういうモンですから・・・」こういう質問は困ります。だって、本当に天気次第なんだもの!
 
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Iceland Airwaves開幕! 
  初日のスケジュールはこちら
  
 実は私が食事を始めた時間から開幕しているのですが、水曜日の初日は前夜祭みたいなものだし、機上で眠ったとはいえ、完徹後なので、ゆる〜く見て終わりにすることにしました。が、テレビ取材の方にコーディネイターが存在せず、それでも不便だろうと思い、あちこちの会場をご案内することに。
 
 そして寄ったのがGaukurinne(ゴイクリン)で、外に行列が出来ていたので、まずはテレビはそれをキャッチ。こういう時にメディア・センターで貰ったメディア・パスが活躍し、取材ということで行列を横目に我々は中へ。でも、会場内は立錐の余地もなくカメラを持ってはなかなか進めない。それでも当初見ようと思っていたシニック・グルーの最後ちょこっと見ることが出来たので、まぁいいとしましょうか。ただ、グループのリーダーであるロバートに会えなかったのが心残り。行く前から、会おうと言ってあったけれど、電話番号を尋ねてなかったので、楽屋で会うしか方法がなく、これは失敗だったかも。
 
 そこからロックのメイン会場であるNASAヘ向かうと、あれぇ?どうしたの??NASAは国会議事堂前の四角い公園に面していて、何だか国会議事堂が傾いているみたいに見えている。ん?なんと、この日だけ前述のアート・フェスティバルの関係で、国会議事堂にアートを投影していた。これがとても幻想的で、思わず少しの間ボケーっと見つめる。
 それから、そんなこと全く予定になかったけれど、『世界ふしぎ発見!』よろしくなぜか私がご案内役になっている部分があります。何だか成り行きでそうなってしまったと・・・。なので、そのうちどこかのUHF局でアイスランド特集をやっていたら、そこに私が出てくるかもしれません。
 Nasaの中をチラリと見たけれど、ごくストレートなロックでそれほど趣味ではなかったため、次へ移動。きっと行列が出来ているだろうと思い足を伸ばしてSirkusまで行くと、案の定MUMのDJセットを目当てに行列が出来ていました。行列には日本人の方がも数名いて、会場の中には既に私のグループの人も入っていたようです。そこでまたまた、私が『ふしぎ発見』状態。うーむ、まともに化粧もしてないぞ。こんな顔でテレビなんかに出ていいのか?!
 
 私自身もMUMが気になったものの、時間も無くなってきたためPravdaという会場へ(はぁ〜、よく歩くわぁ)。ここはごくありがちなクラブで、1階でDJを、2階でコンサートをやってます。23:40から、私が”アイスランドの息子”と呼んでいるアルニ君がThe Zuckakis Mondeyano Projectの一員としてギグるので、それを見に行きました。彼らはアルバムも出しているので、ぜひこちらもご覧ください。
 TZMPは以前のAirwavesでも見ていて、レパートリーもあまり変わっていないようだったけれど、DJが可愛かった!やたらキレイな目をした子で、かなりそれが楽しかった(・・・という楽しみ方もアリです)。狭い会場なので大量に人を詰め込める場所ではないとはいえ、TZMPのギグには70-80名入っていたのではないでしょうか。かなりの盛り上がり!
 
 ということで、もう夜中の12時過ぎ。初日にしては動き回ったし、私の年齢ではここらへんが限界。それでもホテルに帰りあれこれと片付けをしたり、予定を書き出したりして寝たのは夜中の2時頃でした。
 
 同行のツアー・ピープルが一名ブログを公開しているので、同じ日のことをぜひ、 こちらのブログでもお読みください。ムームについては、彼のブログの方が詳しいです。ヨンシーやダニエル・オーガスト(元GusGusヴォーカリスト)その遭遇も。(小倉悠加)




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by icelandia | 2006-10-26 18:08 | アイスランドってどんな国? | Trackback | Comments(0)
Iceland Airwaves最終日
 ICELANDia企画の旅行ツアーで、アイスランド最大級の音楽フェス、Iceland Airwavesを見るため目下アイスランド滞在中です。レポートは帰国後になりますが、フェスのスケジュールと私の行動予定をお裾分けです。最終日は10月22日は日曜日で、ヨーロッパや北米からの渡氷組は、大半がこの日に帰国するため、実質的にはもうフェスは終わりですが、それでも、しぶとく(?)やっているところもあります。
 
<会場別スケジュール:メイン会場> 
Gaukurinn
20:00 Red Barnet
20:45 Hellvar
21:30 Buff
22:15 Hjorvar
23:00 'TBA'
00:00 'TBA'' 

<会場別スケジュール:オフ会場> 
Airwaves Information Centre, Hresso
-Reykjavik Grapevine program-
19:00 ユ101 Reykjavik specialユ

Sirkus
"Bedroom community ミ Unofficial launch party"
21:00 Valgeir Sigurdsson (dj set) / Ben Frost (dj set) / Nico (dj set) / Alfons X (dj set)

Bar 11
21:00 Tommy Gun
22:00 Atomstodin
23:00 Savant

Dillon
-Hangover night-
20:00 Lay Low
21:00 Petur Ben
22:00 Rosa
23:00 Andrea Jonsdottir ミ dj set

Nakti apinn
19:00 Gunnkat
20:00 Jonny Sexual

Prikid
-Hangover night-
21:000 DJ (TBA)
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小倉悠加の行動予定
 この日まで、博物館や美術館を回る時間が全くなかったので、日本からのテレビ取材のスケジュールと会えば、同行しつつ見に行く予定。特に国立博物館はここ2年ほどでオープンしたので、是非とも見ておきたい。
 この日までに漏らしてしまった人に会ったり、最後の日くらいゆっくり食事をしたいけれど、どうなるでしょう。そして最後の日くらいSirkusで飲みたい!
 
21:00 "Bedroom community - Unofficial launch party" @Sirkus

翌日、23日の早朝アイスランドを出て、ロンドン経由で帰国します。

(小倉悠加)




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by icelandia | 2006-10-22 20:05 | News | Trackback | Comments(0)
Iceland Airwavesのパーティはブルーラグーン!
 ICELANDia企画の旅行ツアーで、アイスランド最大級の音楽フェス、Iceland Airwavesを見るため目下アイスランド滞在中です。レポートは帰国後になりますが、本日10月21日のスケジュールと私の行動予定をお裾分けです。
  この日は、世界最大の露天風呂と言われるブルーラグーンで音楽を聞きながらのハングオーバー・パーティ(二日酔いパーティ)が午後にあり、ブルーラグーンに浸かりながら、音楽が聞ける滅多にないチャンスなのです!
 
<会場別スケジュール:メイン会場> 
Grand Rokk
20:00 We Made God
20:45 Fortune
21:30 Led by a Lion
22:15 Atomstodin
23:00 Foreign Monkeys
23:45 Dimma
00:30 Changer
01:15 Solstafir
02:00 Nine Elevens

Pravda - Airwaves bar
20:00 TBA'
22:00 Cory Andreen (US) - dj set
01:00 Alfons X - dj set
02:00 Filur (DK) - dj set

Gaukurinn
20:00 Norton
20:45 Audio Improvement
21:30 Johnny Sexual
22:15 Sometime
23:00 Amanda Blank (US)
00:00 Whomadewho (DK)
01:00 Hairdoctor
01:45 Spektrum (UK)
02:30 Clash DJs (UK) - dj set

The National Theatre Basement
22:00 Toggi
22:45 Hjaltalin
23:30 Mr. Silla & Mongoose
00:15 Jens Lekman (SE)
01:15 Patrick Watson (CAN)
02:00 Worm is Green

Nasa
20:00 Wulfgang
20:45 Ulpa
21:30 Walter Meego (US)
22:15 Benny Crespo's Gang
23:00 Fields (UK)
00:00 Brazilian Girls (FRA/US)
01:00 Hermigervill
01:45 Dr. Mister & Mr. Handsome

Reykjavik Art Museum
20:00 Daniel Agust
20:45 Petur Ben
21:30 Biggi
22:15 Leaves
23:00 The Cribs (UK)
00:00 Kaiser Chiefs (UK)

Idno
20:00 Siggi Armann
20:45 Olof Arnalds
21:30 Kira Kira
22:15 Borko
23:00 Evil Madness
00:00 Storsveit Nix Noltes
00:45 Hafdis Huld
01:30 Leave Calmer (US)

Pravda - Airwaves club
20:00 Jezibel
20:40 7oi
21:20 Reykjavik Swing Orchestra
22:00 Unsound
22:40 Ruxpin
23:20 FM Belfast
00:00 Cocktail Vomit
00:40 Jonfri - dj set
02:00 Margeir aka Jack Schidt - dj set
04:00 Krede (DK) - dj set
 
<会場別スケジュール:オフ会場> 
Blue Lagoon
12:30 'Airwaves hangover party'


Frikirkjan church
17:00 Johann Johannsson

12 Tonar
17:00 Patrick Watson
17:30 Reykjavik!
18:00 Kimono
15:00 Eberg
16:00 Brazilian Girls (US)
18:00 Hafdis Huld
上記時間が矛盾していいますが、そう書いてあるので・・・

Smekkleysa
13:00 Reykjavik
14:00 Ninety Nine (AUS)
14:40 Dikta
15:20 ユSpecial guestsユ

Airwaves Information Centre, Hresso
-Reykjavik Grapevine program-
19:00 ユ101 Reykjavik specialユ

Kaffi hljomalind
-Grandmother Records & Friends-
12.00 Nikki
13:00 Sacre Bleu
14:00 Campfire Backtracks
15:00 Lay Low
15:30 Kira Kira
16:00 Mr. Silla & Mongoose
17:00 Malneiro Phrenia
18:00 Vardi
19:00 Royal Fortune
20:00 Miri

Sirkus
23:00 KGB (dj set)

Dillon
21:00 Brain Police
22:00 Andrea Jonsdottir ミ dj set

Prikid
21:00 Truckload of Steel
22:00 Gullfoss &Geysir ミ dj set

Kaffibalinn
23:00 Benni B-ruff ミ dj set

Bar11
21:00 Wulfgang
22:00 Weapons
23:00 Pan

Nakti apinn
19:00 Thugs on Parole
20:00 Retron

Hitt husid
20:00 Sudden Weather Change
20:30 Jamieユs Star
21:00 Nogl
22:00 Soundspell

Babalu
15:00 Brynjar Ottoson
15:40 Arnljotur Sigurdsson
16:20 Haraman band
17:00 Joana (IRE)
17:40 Beggi Dan
18:20 Haraldur Ingi
19:00 Siggi Armann
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小倉悠加の行動予定
 この日はモロかぶっている時間帯が多く、いろいろと見たいギグは多くても、数がこなせません。物理的な時間があり、身体がヒトツしかないというのは本当に・・・。ただし、メイン会場でやるアーティストも、オフ会場でやっているので、よーく時間を考えれば、かなりキャッチできそう。
  それにしても、息をつくヒマも、食事をする時間も見当たらない・・・。移動時間は数分だけど、それにしても時間なさすぎ〜〜。

12:30 'Airwaves hangover party'@Blue Lagoon
レイキャヴィークには午後4時半頃戻る予定。
17:00 Johann Johannsson @Fr談irkjan church
散策しながらKaffi hljomalindへ
19:00 Siggi Armann@Babalu
20:00 Daniel Agust@Reykjavik Art Museum
20:45 Olof Arnalds @Idno
20:40 7oi @Pravda - Airwaves club
時間はOlofと重なっているので半々。
21:30 Biggi @Reykjavik Art Museum
22:15 Borko @ Idno
23:30 Mr. Silla & Mongoose @The National Theatre Basement

最後のいくつかは体力次第。本当はもっとキッチン・モーターズ関係を見たいのですが、12月には東京に来るようなので、レイキャヴィークでしか見られない人を優先した結果が上記になります。

(小倉悠加)




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by icelandia | 2006-10-21 20:51 | News | Trackback | Comments(0)
Iceland Airwaves絶好調10月20日のスケジュール
 ICELANDia企画の旅行ツアーで、アイスランド最大級の音楽フェス、Iceland Airwavesを見るため目下アイスランド滞在中です。レポートは帰国後になりますが、フェスのスケジュールと私の行動予定をお裾分けです。本日は10月20日の予定です。
 
<会場別スケジュール:メイン会場> 
Grand Rokk
20:00 Tarnus Jr
20:45 The End
21:30 Bob
22:15 Call to Mind (UK)
23:00 Coral
23:45 Dyrdin
00:30 Hooker Swing
01:15 Gavin Portland
02:00 Mordingjarnir

Pravda - Airwaves bar
20:00 DJ Amman - dj set
22:00 Le用old & Ewok - dj set
01:00 TBA
03:00 Walter Meego (US) - dj set

Gaukurinn
20:00 Vax
20:45 Lisa Lindley-Jones (UK)
21:30 Jan Mayen
22:15 Mammut
23:00 Cold War Kids (US)
00:00 Wolf Parade (CAN)
01:00 Jeff Who?
01:45 Holt hora

The National Theatre Basement
22:00 Hogni Lisberg (FO)
22:45 Picknick
23:30 Lara
00:15 Kalli from Without Gravity
01:00 Shadow Parade
01:45 Trost (DE)

Nasa
20:00 Our Lives
20:45 I Adapt
21:30 Future Future
22:15 Sign
23:00 Gojira (FRA)
00:00 Minus
01:00 Brain Police
01:45 Dr. Spock

Reykjavik Art Museum
20:00 Baggalutur
20:45 Benni Hemm Hemm
21:30 Islands (CAN)
22:15 Apparat Organ Quartet
23:00 Jakobinarina
00:00 The Go! Team (UK)

Idno
20:00 Hestbak
20:45 Steintryggur
21:30 Biogen
22:15 Stilluteypa
23:00 Dalek (US)
00:00 Ghostigital
00:45 Otto von Schirach (US)

Pravda - Airwaves club
20:00 Steve Sampling
20:40 Innersleeve
21:20 Beatmakin Troopa
22:00 Bloodgroup
22:40 Thundercats
23:20 Steed Lord
00:00 Funk Harmony Park
00:40 Ozy
01:20 Skatebard (NO)
02:00 Thor - dj set
03:30 DJ Oli Ofur - dj set
04:30 Exos - dj set 

<会場別スケジュール:オフ会場> 
12Toanr
17:00 "Special friends of 12 toar"

Smeklleysa
17:00 Skakkamanage
17.30 Hairdoctor
18:00 ユSpecial guestsユ

Airwaves Information Centre, Hress
20:00 ユThe Westfjord specialユ

Kaffi hljomalind
14.00 Joanne Kearney
15:00 Haraman Band
16:00 Hvarf
17:00 My Summer as a Salvation Soldier
18:00 Picknick
19:00 Brilli
20:00 Tilly and the Wall (US)
21:00 Strakovsky horo
22:00 Leave Calmer (US)
23:00 Hot Club de Paris (UK)

Sirkus
23:00 Buckmaster da la Cruz (dj set)

Dillon
21:00 Benny Crespoユs Gang
22:00 Telepathetics
23:00 Andrea Jonsdottir - dj set

Prikid
-Hip hop session-
22:00 Benni B-ruff, Dori DNA & Gisli Galdur - 4 deck dj set


Kaffibalinn
23:00 Kasper Bjorke (DK) dj set

Bar 11
21:00 Eg
22:00 Androm
23:00 Royal Fortune

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小倉悠加の行動予定
 怒濤のように人に会いたいので、どれだけ時間があるかは分からないけれど、この日はオフ・ヴァニューを覗きたい。夜は絶対に外せないギグが多いので、すごく困る。

20:45 Steintryggur @Idno
 時間がモロにベンニ・ヘムヘムと被ってる・・・。
21:30 Biogen  @Idno
22:15 Apparat Organ Quartet @Reykjavik Art Museum
23:00 Jakobinarina @Reykjavik Art Museum 前からの流れで
00:00 Ghostigital @Idno
00:45 Otto von Schirach ここは体力次第

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 時間の余裕がないので私は行けませんが、この日のNasaはかなりすごいラインアップです。ギンギンのロック系が好きなら絶対にこの日はNasaだなぁ。
(小倉悠加)




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by icelandia | 2006-10-20 20:25 | Trackback | Comments(0)
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