execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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感謝の気持ちを込めて Takk!!!
 みなさんへTakk!   どうぞよき新年をお迎えください!!

c0003620_3564033.jpg  もう年末になってしまいました。な〜んと時間の経過が早いこと!たぶん、これが今年最後のブログになります。なので、みなさんにたくさんの感謝の気持ちをこめてーー。
 
 この秋、早稲田大学エクステンション・センターで受けた「アイスランド総合講座」終了式の話を書いた際、少しだけ最後に触れていたことがありました。アイスランドの音楽ファンはきっとお気づきになったことでしょう。それはシガーロスのアルバム『Takk...』です。
 
 終了式の際にこのアルバムを持っていって、駐日アイスランド大使に一言書いていただきました。それが右下の画像です。『Takk...』のアルバムには、意外な使い道があります。これに気づいたのはスペシャル・パッケージ版を見た時で、すぐにピン!ときました。
 
c0003620_1235615.jpg  『Takk...』は通常のアルバムも特別版も見た目は変わりませんが、中を開くと違いは如実で、特別版には20ページ近いデザインページがついています。もちろん見るだけでも素敵ですが、これをスクラップ・ブック的に使ったら素敵ではないか、と。
 
 アイスランド語の「takk」は英語では「thank」の、感謝するという意味なので、私はこのアルバムを「有り難うノート」として使っています。イベント時にみなさんにお会いすした時、”来ていただいて有り難う御座います”という気持ちをお渡しすると同時に、そこに何か一言を書いていただこうと。
 
c0003620_3573540.jpg たくさんページがあるので、スクラップ・ブックとして写真を貼り付けたり、イラストを描いたり、そういう使い方も大いにアリ。何かの記念として自分で持っていてもいいし、素敵な思い出ブックを作り、お友達にプレゼントしても喜ばれることでしょう。手をつけず、きれいな状態で持っているよりも、そうやって思い出作りの一環として使うのが本筋ではないかと私は感じています。
 
 ということで今年の締めくくりは、こうしていつもICELANDiaのブログをお読みいただき、アイスランドに興味を持ってくださる方への感謝の気持ちを込めて、特別仕様の名盤『Takk...』をスペシャルな価格でご提供させていただきますね。
 
 それから、『Takk...』ではありませんが、12月中に入荷予定だったアルバムが入荷せず、ご迷惑をおかけしているお客さまがたくさんいらっしゃいます。この場を借りてごめんなさい。通常は4-5日営業日で届く航空便が、なんと3週間かかって届いてきました。が、それは半分で、まだあと半分が未着です(涙)。ご注文いただいた商品をキチンとお届けして今年を締めくくりたかったのですが、こればかりは仕方ないのでご容赦ください。辛抱強くお待ちいただき、有り難う御座います。
 
 ということで、アイスランドで12月にリリースされたアルバムが何タイトルか入荷しています。年末年始は私もお休みをいただくため、詳しい解説を書くのが少し後になってしまいますが、ICELANDiaショップには、現在200種類以上のアルバムがあり、まだまだ増えていきます!この秋に入荷したものは随分とたくさん試聴をつけているので、ぜひ一度じっくりとご覧ください。1月の2日か3日には、福袋をアップする予定なので、お見逃し無く!!
 
 今年一年有り難う御座いました。ぜひ楽しく幸せな新年をお迎えくださいね!!(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-12-29 04:11 | アイスランド音楽名盤紹介 | Comments(2)
光の祭典:アイスランドのメリー・クリスマス!
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 アイスランドの文化にご興味を持っていただき、有り難う御座います。今回はサンタの紹介を随分とサボってしまいました。一挙に今日まで紹介します。
 
 それから、22日までさかのぼりますが、アイスランドでは伝統的にリーフブレッド(パイ生地にきれいな葉模様をつけたもの)を作ります。その作り方はQuickTimeのスライドでこちらで見ることができます。ちなみにバックの音楽は私が大好きなこれです。

アイスランドの13人のクリスマス・ピープル(サンタ)
12月18日:アイスランドのドア閉めサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3245634
12月19日:スキール大好きサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3250019
12月20日:ソーセージ大好きサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3255559
12月21日:窓のぞきサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3260775
12月22日:ドアの臭いかぎサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3265788
12月23日肉盗みサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3274679
12月24日:ろうそくサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3274742    
  
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 アイスランド語でメリークリスマスは「Gledileg Jol」です。「gledileg」がhappyにあたり、「jol(ヨゥル)」がクリスマス。「jol」はljos(リョゥス=光)が語源であるといわれていて、ICELANDiaの母体であるアリヨス(alljos)も、al+ljosで全部光という意味です。

 アイスランドは元々は異教徒で、外部の圧力によりキリスト教に改宗しているため、クリスマスではあるけれど、クリスマスの言葉の中にキリストが入っていません。12月22日は冬至で、アイスランドでは一年で最も闇が長い日でした。日照時間は4時間程度でしょうか。
 
 そのような時期に光はとても大切です。付け加えれば、この13人のサンタというのも「Jolasveinarnir」と書き、光の人々ということになります。13人の光の人々が冬至を前後して山から一人ずつ降りてきて、そしてまた一人ずつ帰っていく。そういう光のお祭りをしていくうちに、アイスランドは最高に暗い時期を迎え、サンタが全員山へ帰った頃には、少しずつまた日照が伸びていきます。
 
 キャンドルで街を満たす光の祭典がアイスランドのクリスマスです。教会へは行きますが、前述の通り元々は異教徒の国家であったため、キリスト教色は他の欧米各国に比べるとそれほど強くありません。この時期、アイスランドへ行くと、民家はそれぞれ工夫を凝らして光で窓辺を飾り、墓地まで電飾がほどこされているのです!!(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-12-24 19:41 | アイスランドってどんな国? | Comments(0)
更に興味津々:早稲田のアイスランド総合講座
    Takk...を贈ろう

c0003620_1215687.jpg いつもICELANDiaのブログをお読みいただき、有り難う御座います。
 2006年12月16日、先週土曜日に、早稲田大学から修了証書をいただきました!って、私が大学生であるわけがなく、早稲田大学エクステンションセンターが行った「アイスランド総合講座」の最終講座がありました。
 この講座はアイスランド大使館寄付講座として提供されたもので、受講料を支払い、一定回数の講座に出席すれば、誰でも修了証が貰えます。レポートもないし・・・・。
 
 全10回の講座で、毎回専門家が講師になり、他の北欧諸国にまぎれて影が薄くなりがちなアイスランドをあれこれを、集中的に教えていただきました。比較的若い国であり、国の構造もそれほど大規模ではないとはいえ、歴史や政治経済、地理等の各分野でアイスランドならではの特徴も少なくなく、常々疑問に思っていたことが解決したり、「へ〜、なるほど〜」という気づかなかった意外な点もあり、全般的にとても興味深く受講しました。私はお堅い分野が得意ではないのに、意外にも政治経済の話に惹かれて自分でもびっくり。
c0003620_1225556.jpg 特に最終講座であり、駐日アイスランド大使がお話くださった、アイスランドがいかに国際社会に対してアピールし、国際世論を見方につけて国を運営していくかという指針には、感銘を受けました。
 
 最終講座の後は、場所をカフェテリアに移しての終了式及び懇親会。大使館や大学側の計らいで、絵本や音楽、ニット製品のディスプレイを一部に置かせていただきました。私が音楽コーナーに張り付いていたところ、このブログでアイスランド総合講座のことを知り、受講したという男性がも。みなさん、声をかけてくれて有り難う!!
 
 この懇親会、びっくりするほど盛大。受講生約200人のうちの170名以上が終了したという、とっても優等生の講座であるということにも結構驚きますが、午後3時半からの懇親会には、ビールにワイン、寿司、中華、オードブル、デザートと、通常であれば会費X千円は出さないとできないパーティ状態。大学という特殊な環境であり、また、大使館が友好親善、国際理解のもとに寄付しているとはいえ、いつも同じなのですが、アイスランドのさわやかで、あっぱれな心意気にひれ伏すばかりでした。
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 それで、ディスプレイしていた音楽アルバムのいろいろな話をみなさんにしていると、講座を主催したエクステンションセンターのセンター長が、この講座でアイスランドの音楽の話をすることが出来るかを私に尋ねてきました。
 
 確かにこの講座は難いテーマが多く、文化面に一切触れられていないため、アイスランドにはどのような文化があるのかという話題は確かに欲しいし、その方が講座としても内容のバランスがとれることでしょう。
 
 音楽の話は歴史を含めてぜひしたいところではあるけれど、私は音楽の教師ではないため、音階がどーのという話が出来ません。ピアノは10年間習っていたし(死ぬほど前のことだけど)、楽典もかじったことはあるので、まぁ、ある程度は調べれば話すことができるとは思いますが、どこまでアカデミックに出来るかは、うーん、うーん。現代アイスランド音楽業界の構造だとか、その裏話的であれば面白いところをつまみ出せるけど、下世話だしなぁ。ジャンルを問わずアイスランド人の考え方、メンタルな部分がよく出ている現在の音楽を中心に話を構成すれば、文学との関わりも出て面白いかもしれません。
 
 その場では、お茶を濁すような返事しか出来ませんでしたが、考えて練れば、それなりに面白い話になり得ることでしょう。せっかくお声をかけていただいたので、音楽を中心に、アートや映画といったビジュアル面も含めて、現代のアイスランドの文化を扱う講義をワン・テーマ提案できないかと思っているところです。文学はその中に根強く反映されているので、そこも一挙にカバーできるか、と。
 
c0003620_1235615.jpg 話がエラク逸れましたが、そういうわけで修了証をいただきました
 
 私の知り合いアイスランド・ファンで、最近ブログを書き始めた女性がいて、同期受講生の彼女が、この講座と終了式についてを詳しくレポートしているので、興味ある方はぜひこちらもお読みください。写真もあって楽しいです!

 さて、その終了式の際に、大使に書いてもらったのが写真のものです。ん?どこかで見たことのあるビジュアル、と感じる方もいることでしょう。この話はまた次回にでも。 (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-12-21 12:08 | アイスランドってどんな国? | Comments(2)
遂にICELANDiaブログが本国アイスランドでも掲載!?
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ICELANDiaも国際的になったものです!!

 画像はIceland Reviewというアイスランドの時事ニュース他を英語で発行している雑誌社のサイトで、そこにな〜〜んと、私が送ったメールに基づく記事が掲載されました!きっとこのブログの読者のみなさまはお分かりになるかと思いますが、以前に書いた日本アイスランド国交樹立50周年の記念レセプションについてです。Iceland Reviewの記事はこちらです。
 
 取り立てて、何ということのない話題ですが、何となくうれしくてブログに書いてしまいました!
 ・・・ただ、顔写真は掲載用ではなく、編集者に対して「私はこういう者です」ということで出しただけだったのですが・・・。私の横の赤いドレスの美しい女性は、駐日アイスランド大使館参事官夫人です。
 
 ICELANDiaショップで、本日からちょっぴりクリスマス・プレゼントを開始しました。何とお買い上げ金額に関係なく、一回のお買いものに200円分のポイントを加算してしまう太っ腹!(CDお買い上げの方が対象。)ICELAND AIRWAVESのシールもプレゼント!詳しくはぜひショップをご覧ください!アイスランドのクリスマス・アルバムもぜひご注目を!! (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-12-18 11:24 | Comments(4)
スペシャルなクリスマス・アルバム&13人のサンタ
アイスランドに興味をお持ちいただき有り難う御座います。アイスランドの伝統である13人のクリスマス・ピープルを毎日一人ずつご紹介するつもりが、単に「つもり」だけになってしまいそうです。去年は真面目に毎日アップしましたが、今年はそれが困難なので。少し横着ですが、数日まとめてご紹介することでお許しを。

アイスランドの13人のクリスマス・ピープル(サンタ)
12月13日:牛小屋のサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3222602
12月14日:鍋底のコゲすくいのサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3226446
12月15日:おたまなめサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3231566
12月16日:鍋なめサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3235770
12月17日:皿なめサンタ
 http://icelandia1.exblog.jp/3244180
  
  ++++++++

心温まる穏やかな兄妹デュエットによるクリスマス・アルバム!  
  KK & Ellen 『Jolin eru ad koma』


 本日の一枚はぜひ毎年聴き続けて聴きたいクリスマス・アルバムで、心がウキウキしてくる作品です。私個人のお気に入りアルバムなので、自信をエッヘンと持ってお勧めします。特に音楽の趣味が私と似通っていると、一年中聴いちゃうかもしれません。それほど素晴らしい。
 
c0003620_2221061.jpg まず、何が素敵かといえば、兄妹のデュエットであるというところ。ブルース系のシンガーソングライターで、アイスランドではとても人気のあるKK(カオカオと読みます)と、妹エレンのふたりがシンプルなバックで穏やかに歌い、兄妹なので息もぴったり。声質も無理なくブレンドするので、そのハーモニーやユニゾンがこの上なくきれい。
 みなさんはもちろんカーペンターズを知っていますよね。カーペンターズも兄と妹のコンビで、ハーモニーが美しいデュオでした。カーペンターズとは味付けが異なりますが、KKとエレンはごくシンプルに、気取らず、楽しく、穏やかにクリスマスを歌います。
 
 カーペンターズのクリスマス・アルバムもこれまた超定番ですが、カーペンターズの作品は華やかな雰囲気をかもし、KKとエレンの作品は、その場を暖炉の火が照らすような穏やかな雰囲気にします。
 
 それから、収録曲もイイ!!アイスランドのクリスマス曲と、「きよしこの夜」等、日本人にお馴染みの曲が収録され、知らない曲ばかりではなので、とても馴染みやすい。
言葉での説明も舌足らずなので、ぜひ試聴をぜひお聞きください。きっと好きになってしまうことでしょう。▲印を押すと聞きやすくなっています。
 
 このアルバムはアイスランド国内でも人気が非常に高く、品薄だそうです。ICELANDiaでは数枚確保したので、ぜひ早めにご注文ください。それから、「送ったからもうすぐ届くよ」と言われているのにまだ届かないので、どうやらクリスマス貨物で遅れているような気配です。こんな風に書きながら、入荷待ちというのも間抜けた話ですが、クリスマスまでにはお届けできるはずですので、とにかく早い者勝ち状態です!(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




  他にもクリスマス・アルバムが!↓バナーをクリック!
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by icelandia | 2006-12-15 22:06 | アイスランドってどんな国? | Comments(0)
13人のクリスマス・ピープル:まえがき&羊の乳なめサンタ
 いつもICELANDiaのブログにお越しいただき有り難う御座います。
 
 毎年12月12日から、アイスランドでは本格的にクリスマス・シーズンを迎えます。アイスランドでは13人のクリスマス・ピープル(サンタ)がいて、今日から毎日ひとりづつ山から街に降りてくるからです。
 彼らの総称はアイスランド語で『Jolasveinarnir』。英語にするとChristmas Lads。直訳はクリスマス・ピープルなのですが、これをサンタと解釈する人もいる。で、どちらなのでしょう?と大使館に問い合わせても明確な答えは得られません。
 去年はクリスマスの人々を毎日ひとりづつご紹介したので、また同じ事をやるのも・・・とは思いましたが、伝統行事なので、去年書いたものにリンクを貼ることのみで今年はご紹介することにします。、読み直したい方、去年読んでいない人はリンクを辿ってくださいね!
 
まえがき:13人のサンタ+両親+クリスマス猫 http://icelandia1.exblog.jp/3221635
  
12月12日:羊の乳なめサンタ http://icelandia1.exblog.jp/3221985
 
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 去年の記事にリンクをするだけでは面白くないので、今年は毎日一枚ずつ、何か音楽をご紹介することにしましょう。
 
   『Hvit eg borg og baer』
 これは本当に楽しいクリスマス・アルバムで、他のアルバムに収録されていないビョークの歌声も聞けます。クラシカルな響きの荘厳なコーラスから、ビョークやメガスの名演まで、バラエティに富んだ内容のアルバムで、クリスマス情緒もたっぷりです。詳しい説明も書いてありますので、ぜひこちらをご覧ください。 もちろん試聴もあります。 ショップには、他にもクリスマス・アルバムを置いてあるので、ぜひご覧くださいね!(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-12-12 17:26 | Comments(0)
爽やかでした!日本アイスランド国交樹立50周年パーティ
ICELANDiaのブログをいつもお読みいただき、有り難う御座います。ICELANDiaは音楽レーベルであり、アイスランドの音楽全般を扱うショップなのですが、このブログはどうやら「何でもアイスランド」化しています。ショップには200種類以上のアルバムを取りそろえていますので、ぜひお立ち寄り下さい!こちらです。

   日本・アイスランド国交樹立50周年記念パーティ華やかに開催!
            Dec. 7, 2006 @ hotel Okura

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外交筋の参加が際だつ中、普段からの大使館とのお付き合いが多いということで、招待していただきました。このような正式な機会にお声がかかり、光栄です。
 
 まずは、両国間の歴史のおさらいから。1956年12月8日、日本とアイスランドは正式に外交関係を結びました。ちょうど50年前のことで、日本は第二次世界大戦後、国連への加盟が認められるちょうど1年前のことでもありました。アイスランドとの関係も、国際社会への復帰とほぼ同時期に遂げられたと言えるのでしょう。
 大使館は5年前まで両国に存在しなかったため、国交樹立といっても、その実はほとんどが民間主導で、特に漁業の分野においての関係が強く、また民間だからこそ友好的に、ビジネスとして互いに旨くやってきました。関係者の方々、ご尽力に感謝いたします。
 
 そして1999年6月に小渕首相がアイスランドを訪問し、その時に両国の大使館設立が決定。この時ばかりは政府の対応は素早く2001年2月には駐日アイスランド大使館が開設。以来、大使館の協力もあり、2003年からはアイスランドへのチャーター直行便も毎年運行されるようになり、日本人の多くがアイスランドに興味を持つようになってきたと思います。
c0003620_21541330.jpg 私自身がアイスランドとつながるようになったのも、やはり大使館開設後のことで、親日家でもあった初代の大使の暖かい支援のおかげで、アイスランドに対して非常に親しみを持つことができました。また大使館は親しみやすいオープンな親日路線を崩してはおらず、アイスランド・ファンは増殖の一途を辿っています。
 
 1億人以上の国民がひしめく日本に住んでいても、正直、政治や大使館は別世界です。私自身、未だ自国の首相や皇室の方々に直接お会いしたことはありません。縁のない庶民的な生活をしている、ということでしょう。
 
 でも、総人口30万人の国では、政治はとても身近なものであり、政治の透明度も世界ナンバーワンだし、真剣に国家を運営しているという印象があります。それは本当にうらやましい。外人に対しても政府はオープンで、アイスランドに住んでいない私でさえ、既にアイスランドの首相2名に、お目にかかっています。加えて大臣級も数名。
 昨日のパーティは、仕事や階級に分け隔て無く、平等に物事を取り仕切るアイスランドの、そんな姿がよく出ていたたいへんにさわやかで喜ばしいものでした。
 
 それで、昨日のパーティです。会場に集まったのは、外国の外交筋(大使等)と日本人が半々程度。若干日本人が多いかな。外交とはよく言ったもので、海外の方々と、交わって知り合うということなんですね。アイスランドからは外務大臣が来日し、入り口の金屏風の前で、バルゲルズル外相、外相のご主人、駐日アイスランド大使、大使夫人の4人で、一人一人のお客さまを大切に迎えていました。

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 会場にはFLISのメンバーがジャケットを着用し、小綺麗な格好で演奏しています。先週の土曜日にO-Westで披露した前衛的な実験音楽ではなく、グ〜〜っとスタンダードになった音楽でしたが、そのような中でもタダでは済まさないグループなので、ところどころ、粋なベースラインや、少々かっ飛んだピアノ・フレーズを入れつつ、穏やかに進行していました。さすがに、ドラムスの変拍子はありませんでした(残念!)。
 
c0003620_22124239.jpg 夕刻7時過ぎにはバルゲルズル外務大臣のスピーチから始まり、日本の副外務大臣が安倍総理からのメッセージを届けてくれました。バルゲルズル外相も、阿部総理のメッセージも非常に心温まるもので、かつ的確に二国間の関係を具体的事例を盛り込みながら描写し、これからの展望なども言及していて、私はとても感激しました。さすが、両国を代表する人物です。
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 もちろん安倍総理本人が、頭を捻りながら書いているとは思ってはいませんが、それでも、この場を真摯にとらえ、心から互いに祝おうではないかという心意気が出ていて、非常に好感が持てました。実際、数多くの議員が来ていたそうです(私は全然わかりませんでしたが)。参議院議長の扇千景さんも居たとか・・・。ま、そのようなお偉い方は、チラリと顔をお出しになり、すぐに去られるようです。日本はまがりなりにも世界の大国なので、皮肉でも何でもなく、さぞお忙しいことと思います。アイスランドのためにお時間を割いていただいたことに、感謝します。
 
 しかし、情けない国会議員もいました。直接お会いしたことがある方であり、また、とても喜ばしい話題の中にこういうことを書くのは不本意ですが、やはりこれはアイスランドを愛する者として、また、納税者として苦言を申し上げます。
c0003620_21583659.jpg 乾杯の音頭を取った日本アイスランド友好議員連盟の議長、乾杯の音頭に”国交正常化”ですか?お集まりの方々も苦笑していましたが、日本とアイスランドの国交は正常ではなかったのですか?自分がどのような席に招待され、何を期待されているのか、そんな基本的なことさえ頭に入っていない状態で壇上に上がることは、失礼も甚だしいことです。何となく口を滑らせることでもありません。
 通訳が機転を利かせてサラリと流したのでまだ助かりましたが、一瞬私はヒヤリとしました。喜ばしい席に水を差すとはこのことです。
 
 正式な外交の場ですから、順当な方に乾杯の音頭を取っていただいたとは思っています。しかし、下準備をしないにも程があり、お粗末で情けない。これもパワーゲームの一部なのでしょう。例えば、私がいくら熱心に心を砕いて何かをしても、たいした働きにはなりません。片や国会議員が数人でも集まれば、それは本当のパワーとなり、国を動かすことも可能になります。個人的にそのような権力が好きか嫌いかは別として、アイスランドが日本という国家と対等に、また有利に渡り合うためには、必ず必用な重要な方々であり、大切なお付き合いであることは充分理解します。国会議員のみなさん、特に日本アイスランド友好議員連盟に所属する議員の方々、議連に名を連ねるだけではなく、ぜひ実のある活動を積極的に御願いします。
 
 ということで、気を取り直して
    乾杯!国交樹立50周年おめでと〜!!(拍手)
 
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 日本は大戦後、飛躍的に復興し、アイスランドも植民地で貧しい国だったのが、世界で最も富める国の仲間入りをしました。この50年間、互いに長い道のりだったことでしょう。互いの健闘を讃えましょう。
 
 それで、あとはもう、食べるだけです(笑)。アイスランドのコミュニティは日本でも狭く、知っている顔も多く、知り合いとは既に「どーも、どーも」とあいさつをし、その知り合いの知り合いともあいさつをし、あとは自分が納税者であることだけでしか関係のない国会議員と、各国大使なので、食べるだけです。はい。
 
c0003620_220583.jpg 最近仲良くしてただいている出版社の方といっしょに皿を持ち、お行儀が悪いのは承知でオードブルを皿に高々と盛り上げ、彼女たちと共にテーブルとイスを確保。こういう場に慣れていらっしゃる方は、スマートにつまみを盛り、いろいろな人とお話をしていましたが、このような場には縁のない庶民な我々は、食い気満開です。
 
 いろいろと美味しかったです!特においしかったのが、アイスランドのラム肉を使用したスープ。あぁ、なつかし〜。この味と香りはアイスランドのラム肉しかあり得ない。ラム肉は薄切り肉を積み上げて焼く式の、中東で見られる料理もありましたが、あの肉は臭みを香辛料で上手に消したもので、アイスランドのラムちゃんとは大違い。それから、真ん中がトロリとしていたチーズ。ウォッシュですね。たまんなくおいしかったです。ワインも進みます。このチーズのせいで、帰宅時にモンドールを買ってしまった私。時期だもんねぇ。
c0003620_2212887.jpg それから、スーパーのパック寿司と回っていない寿司以外の、本当に職人さんが目の前で握ってくれる寿司も、久々に食べました。中トロ狙いでしたが、赤身も食べればよかったかも。ご飯がソコハカとなく暖かく、ネタも分厚く、下準備を丁寧にした非常によろしい寿司で、日本の寿司って本当はこうだよね!と満足。
 フタがしてあったので、みなさんあまり手を出さなかったのか、残っているのをいいことに2度もいただいてしまったのが、フォアグラのムース。塊のフォアグラよりも濃厚度は落ちたものの、それなりに香りは残されたよろしいお味でフォンドボーのソースやちょこっと入っていたブルーベリーとの相性もよく、社交性の無い私は、会話は気にせずおいしいものをおいしく味わえて幸せ。我々女性3人のテーブルは見事に宴会状態。
 
 残すはデザートだけで、デザートを取りに走ったところ、アイスランド外相があまり人に囲まれていないことを発見。一応キチンとご挨拶をと思い、話しかけることにしました。
 
 「私は小倉悠加で、アイスランドの音楽を日本のみなさまに紹介しています」と。
 「あなた、私の省に来たことあるでしょう」と外相。確かにレイキャヴィークの外務省へは行ったことがありますが・・・。
 「確か絶対に来たことがあるわよね。そうそう、ヤコブ(JFM)といっしょに」
 
 な〜るほど。あの時にいらっしゃった方ですね。どーりで何となく見覚えがあるような感じがしていたけれど、もう記憶の彼方のことで、何処の何で知っているのかが分からず・・・。失礼しました!確かに一昨年の秋頃にお伺いしています。覚えていてくださり有り難う御座います。すごく光栄です、恐縮です。 

 ということで、なんと、外相が私を覚えていて、私が外相を覚えていなかった・・・と。失態です。でも、私ひとりの失態で済みました。音楽を輸出品としてもっとプロモートしてくださいということを御願いすると外相は、向こう3年間政府予算でアイスランドの音楽をもっと世界に広めていく活動をすることが、2週間ほど前に決定したことを教えてくださいました。そーか、やっぱりね。Airwavesのあの盛り上がり方と、英米のマスコミの参戦を見ていると、そういう積極的な働きかけが、世界のアイスランドを主張するにも役立つのは明白で、自然観光以外の興味も掘り起こせるわけだし、まさに私が主張したいところがそこなのです。やはり私の感じたことは正しかった。
 
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 それにしても、愛知万博でお会いした文部科学省の大臣も女性だったし、外務大臣も女性。アイスランドは世界初の女性大統領を輩出しているし、アイスランドではそれが普通のこと。北欧の諸国はどこもそうですね。日常的に女性差別を感じながら日本で生活をしている者にはうらやましい限りであり、ひたすら尊敬します。外相、激務だと思います。特に最近はアメリカ軍のアイスランド撤退後の安保問題等、頭が痛いことでしょう。国民の顔が全部見えているといって過言ではない国なので、責任対象が具体的に見える分、その役割も重いことでしょう。そういう女性を支えていらっしゃるご主人もお見事!
 
 アリヨスのチラシをお渡しし、名刺も再度持っていってもらっていただきました。で、帰宅して名刺帳をチェックしたところ、外務大臣の名刺もそこにキチンと正座していました。が、あぁ、分かった!私がお会いしたのは外務大臣ではなく、通産大臣としての彼女だったのですね。どーりで。外務大臣にはお会いした覚えが本当になく、別の省庁はある、という印象は間違ってなかったわけで、その印象自体は間違っていなかった、と。なーるほど。
 
c0003620_2225810.jpg その後、FLISのメンバーと話し、ベースのヴァルディは去年スーパー・ジャズの一員として来ていたので会っていたけれど、他の2人は始めてだったので、一通り声をかけ、ドラマーのヘルギから、今週末O-WestのASA-CHANGを見に行くということを聞く。なので、FLISに会いたい人は、今週末再度渋谷のO-Westへどうぞ。帰国はその翌日だそうです。
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 ピアニストのダヴィドとも話し、ムームのオルヴァルとは血縁関係はないけど(でもアイスランドは全員が親戚だよね〜という話も)、彼とはスピリチュアル・ブラザーだ、という意味で、ライブの時に「マイ・ブラザー」と言ったのだそう。それから、やはり現在リリースされているアルバムでは、彼のソロ名義(FLISのメンバー全員で演奏)のアルバム『Rask』が先週末のO-Westでの演奏に最も近いということを明言してくれました。というか、そのものだった部分もあるそうです。

c0003620_2243969.jpg 既にボチボチとご注文いただいていますが、アルバムとしても非常にクオリティが高く、新鮮な感覚のフリー・ジャズ・アルバムで、一部でものすごく高い評価を得ているアルバムでもあります。「一部で」というか、広く世界中で聞かれているわけではないためそんな書き方ですが、聴いた人は絶賛します。特に土曜日のO-Westの演奏に感心した人であれば、必ず気に入ることでしょう。私も、O-westでの演奏を聴いてからその後このアルバムを聴き直したところ、ものすごくピンとくるものがあります。かなりお勧めです。

 夕刻も9時をまわると、ほとんど知り合いの日本人やアイスランドの関係者しか残っていない状態で、何となくノンビリ・ムード。おっと、デザートを食べるのを忘れてた!個別の器に入っていた何かは既になく、ほとんどのケーキも、私の中で本命だったチョコレートケーキも姿を消し(うー、残念!)、かろうじてイチゴショートが残ってた!お〜、良い味だけど、もっと濃厚なクリームでもよかったなぁ。最近はみなさんダイエット指向なのか、フォアグラのムースにしてもそうだけど、軽いのが多い。太りたい人種は稀なようで、約1名では”声”にならない。
 
c0003620_2262217.jpg 今回のパーティには、政治や外交筋の他にも、私のように民間で、いろいろな関係で接点のあった方々の顔が見られ、互いに知ってはいても、せーので揃うことは無いため、とても貴重で楽しい一時でした。それから、日本アイスランド協会の渡辺淳一会長をお見かけしたものの、結局ご挨拶できず失礼しました(当方、日ア協会広報担当です)。
 
 全般的にとても華やかで友好的なパーティでした。政治色も強くなく、アイスランドらしいさわやかな外交で、大拍手です。100年記念までは生きていられませんが、75周年までは少しでも民間交流と相互理解のために、私もがんばりたいと思います。単に音楽が好きなんでしょ、っていう突っ込みは無しね(笑)。
 
 FLISのみんな、演奏してくれて有り難う。P-VineのYさん、楽器レンタルの手伝いをしてくださったそうで、有り難う御座いました。アイスランドからの外相夫妻、外遊続きでお疲れかと思います。よきクリスマスをお過ごしください。大使館職員&お手伝いの方々、本当にお疲れ様です。きっと大使も参事官もホ〜っとしていることでしょう。国会議員や各国大使、その他の関係者のみなさま、お時間を有り難う御座いました。お仕事とはいえ、目立たずともキチンとしたサービスを提供してくだったホテルの方々、有り難う御座いました。
 
 今後も、アイスランドと日本の友好的な関係が続き、益々民間の交流が活発化し、相互理解が深まることを心より願います。拍手!拍手!拍手!(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-12-08 22:38 | News | Comments(0)
本日、日本・アイスランド外交関係開設50年!
c0003620_0545387.gifc0003620_0552540.gif本日2006年12月8日、日本とアイスランドの外交が正式に解説されてから、ぴったり50年になりました。おめでとう、アイスランドと日本!

アイスランドはノルウェーやデンマークの植民地として他国の支配下に置かれ、長い間自分たちの自由を持たず貧しい生活を強いられてきた国です。そして独立が認められたのが60数年前。それから、アイスランド国民は懸命働き、自国のアイデンティティを確立し、国土の一部が北極圏にかかるなど厳しい条件があるにも関わらず、島国であることから漁場には恵まれて、漁業を基盤に国家を建設してきました。

日本はアイスランド漁業の良いお客さまで、同時に、同じ島国であるという親近感と共に捕鯨国でもあります。両国に大使館が出来た歴史は浅いので、50年間の外交のほとんどは民間が担ってきました。

日本とアイスランドの国交がうまくいっているのも、多くは民間の水産や貿易会社がアイスランドとの関係を友好に保ってきたおかげであります。アイスランドにこれまで関わってきた民間業者のみんさま、本当に有り難う御座います。

外貨の獲得ということでは、漁業には叶いませんが、アイスランドは今、観光や芸術(音楽、映画、アート)の分野でも大いに注目され、総人口30万人という小国ながら、キラリと光る存在感を放っています。

本日は、都内の会場にてこの外交樹立50周年を記念するパーティが開催されます。その模様はまたレポートしますね。とりあえずは、本日が何の日かアイスランド・ファンのみなさんに知っていただきたく、投稿しました。 (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-12-07 00:48 | News | Comments(0)
盛りだくさんキッチンのアイスランド音楽ナイト!
 いつもICELANDiaのブログをご注目いただき、有り難う御座います。このブログ、大変に評判いいのはうれしいのですが、本来はアイスランドという国の文化と、アイスランド音楽ショップの宣伝を兼ねてますので、ぜひショップをよろしくお願いします。
 
c0003620_12455723.jpg さ〜て、行ってきましたアイスランド・ミュージック・ショーケース。キッチン・モーターズ・レーベルの面々が大勢出てきて、本当に面白かったですねぇ、よかったですねぇ。会場はギュゥギュゥ詰めではなく、レイキャヴィーク的に良い感じの余裕でしたが、もっともっと、大勢のみなさまに来ていただきたかったです。ホント、あまりにもゴージャスなミニ・フェスで5時間近く内容びっしりでした。
 
 2006年12月2日。とても心地よい冬の一日。私は9月から土曜日の午後は早稲田でアイスランド総合講座を受講しているため、まずは早稲田へ。銀杏並木がとてもまぶしく美しかった。ですが、メスの木があるようで、実を踏んづけてしまい、受講中ずーっとその臭いが周囲にしていたかと思います。ごめんなさい。
 
 KOKORO ROKKOROL 〜Icelandic Music Showcase
アイスランド・ミュージック・ショーケース

Apparat Organ Quartet / Benni Hemm Hemm / Flis / Paul Lydon / Kira Kira / DJ Apfelblut @O-West in Shibuya/ Dec, 2.2006

17:30開場は少し遅れて、実際は18時近かったようです。会場の外で会った大使館の人や、ヨハン・ヨハンソンと話していたため、私が入場した時には既にKiraKiraことクリスティン・ビョルクの演奏が開始されていました。
 キラキラは相変わらず至極女の子っぽい服装で、50-60年代を思わせるようなオーソドックスなスタイル。丸めの白い襟のついた赤いワンピースは、どことなくサンタクロース色。アイスランド人の誰もがそうであるように、とても色白で透き通すような肌をしていて、トレードマークの赤い口紅が可愛い!なのに、出す音はアンビエント・ノイズ!バックには、ギターのヒルマル・イェンソンともう一人。
c0003620_12463049.jpg  ヒルマルは、ジャズ畑出身のものすごい腕利きギタリストであり、またとてもアバンギャルドな音を想像する人です。若干のエスニック色と共に摩訶不思議な音の世界を繰り広げる『Napoli23』は、アイスランドでも腕利きのジャズ・ミュージシャンが顔を揃えたものであり、音楽性もとても高いので注目です。
 ・・・というようなことを横目でチェックしつつ、外の階段へ。というのも、アパラットのメンバーに会いたかったから。でも彼らは、今夜演奏する曲をまだ作り終えていないため(!)近所の喫茶店で30分ほど打ち合わせしたいそうで、ハローのあいさつもそこそこに、消えていきました。
 長丁場であることは分かっていたし、会場は再入場できないため、体力温存で2階へ。そこでじっくとKiraKira鑑賞。

 あれは自作のノイズ発生器なのでしょうか。手でこすったり、それから、頬ずりしてノイズを出すやつもありましたよね。マイクスタンドもキラキラするように(?)スパンコール付きのカバーを巻いていて、彼女の煌びやかで女性っぽい可愛らしさとは裏腹なアンダーグラウンドの世界で、またそれがレイキャヴィークの音楽シーンのある側面をよく出していました。
 低音をぐわ〜んと効かせたかと思うと、オルゴールをサラリと鳴らしたり、それが全て、風の音や嵐の音に聞こえて、私はシガー・ロスと共通の自然観のようなものを感じましたが、みなさんはいかがでしたか?
 
 それから、ブログ用にと写真を撮ってきましたが、なにせ暗いため、全く上手に撮れておりません。ごめんね。
 
18:50 KiraKira終了。DJ Apfelblutがすかさず雰囲気を壊さず、次に更なる期待をもたせる選曲でDJを開始。うーん、気が利いてるわぁ。

19:00 ギターを持ち、Paul Lydon登場。アーティストの登場はMCも何もなく、前のアーティストが次のアーティストの名前をチラリと言う程度。そこらへんも、レイキャヴィークっぽい。
 Paul Lydonのアルバム『Vitlaust Hus』というのは、私がアイスランドへ行き始めた頃に紹介されたアルバムで、とても気に入り、絶盤になっていたところを本人に御願いしてプレスしてもらったアルバムでした。ICELANDiaのショップに置いてあるのは、ポール本人がプレスしていたアイスランド盤のオリジナルです。
c0003620_1247856.jpg  何が気に入ったかといえば、シャウトしないごく穏やかな歌と、エコーのかかったピアノの響き。後から知ったことは、このアルバムは自宅でレコーディングしたもので、なので、ピアノの響きは部屋の共鳴。ある時、彼の自宅パーティに招かれ、ぜひ何か聴かせて!という私のリクエストに応え、彼は一曲そこで披露してくれました。それはまさに、上記のアルバムの音そのもので、大感激したことは言うまでもありません。
 今回はギターだったので、最初は正直あまり雰囲気がつかめず、曲は知っていてもテンポも変わっていて、取っつきにくかった。それでも、ポールはこのアルバムの前に、雰囲気の全く違うオーケストレーションやギターのアルバムも出しているので、ギターを持って現れたからといって驚きはしませんでしたが。
 
 ギター一本、ポールひとりのワンマン・ステージで、それはそれで雰囲気はあったけれど、やっぱり少しだけバック演奏が欲しかったかな。曲が単調になりがちだし、少しでもバック演奏の助けがあると、彼が持つ独特のメロディがもっと際だったことと思う。アルバムでは、クリスティン等が参加しているので、たぶんリハーサルの関係だったか、と。
 
19:25 ポール・ライドン演奏終了。次はFLISの登場だ。私は当初、Flisが最初に出てくると思っていた。日本でのアーティストの「格」を考えると、Flis、KiraKisa、Paulというのが順当なのだが、そういえば、去年シグルズール・フロサソン・アイスランド・スーパー・ジャズ・カルテットが来日した時も、そういう考え方は彼らもしなかった。彼らはシンガーであるクリスチャーナと来日し(←ここにリンクったアルバム、激にいいです。試聴してください。お勧めはポップ・ロック・ファン)、この時も、「ミュージシャンの”格”なんていうのよりも、音楽として、まずはインストゥルメンタルがあり、次にヴォーカルが加わった方がいいよ。ミュージシャンの人数を減らしていくのはおかしい」と主張。
 その通りで、KiraKira、Paul Lydonという順はよかったけれど、グループであるFLISを先に出して、 Kirakiraのようなアンビエント組が続くのは、音楽的にヘンテコだったことでしょう。
 
19:35 Flis登場。ベースのヴァルディはスーパー・ジャズのベーシストでもあり、Flisはまったり系のジャズ・アルバムを出しているため、彼らがいったいキッチン・アーティストとして、どのような演奏をするのか検討もつかなかった。
 出てきてみると、まったり系なんて明後日のことで、バリンバリンにエクスペリメンタル。それも、彼らはジャズ・ベースのミュージシャンでもあるので、ジャズの作法も入れつつ、音楽性はあちこちに飛び出すからたまんない。
 誰がリーダーなのかわからないけど、ピアノは、アイスランドの若手ナンバーワンと言われるダヴィズ・ソール・ヨンソン。フリー・ジャズの美しいメロディをわざと崩し、クレイジーにキーボードを操るのが圧巻。
 
c0003620_12475239.jpg  ダヴィッズのリーダー名義で『Rask』というアルバムがあり、FLISのメンバーが全員入っているので、今日改めて聴き直しました。こちらのアルバムはフリー・ジャズのスタイルをとってますが、キッチンの会場で聴いた片鱗は充分にあり、曲によっては、あの時の演奏そのもの。なので、緊急輸入することにしました。こちらのアルバムは予約特別価格にしてあります。
 ベースはスーパー・ジャズでもお馴染みの若手ナンバー・ワン・ベーシストのヴァルディ。シグルズールの時の演奏とは全く異なるワイルドで、ノイズチックな即興。
 ドラムスはがっつりした、いかにもヴァイキングっぽい(?)体型のヘルギ。このドラムスが凄かった。変速リズムバシバシで、それも芯のしっかりしたいい音で、しびれまくりました。たぶん、ドラム演奏だけ聴いていても飽きなかったことでしょう。
 
 そんなわけで、やはりFLISは大穴だった。どのような演奏を期待できるのか予備知識が全くなかっただけに、彼らの演奏はうれしい誤算で、「すごくよかった」という感想が続出。ただ、当日会場で販売していたFLISのアルバムは、この日の演奏とは似ても似つかない、まったりのんびりジャズでした。それなりにいいアルバムですが、エクスペリメンタル系のFLISが聴きたければ、『Rask』を聴いてください。
 
 それから、ピアノのダヴィズが「DJ Apfelblutは僕の兄弟です!」ってアナウンスしていたけど、ホント?DJの顔をしかと見なかったけれど、あれってムームのオルヴァルですよね?父親違いの兄弟?そこらへんがよくわからないので、知っている方、教えてください。
 
20:10 Flis終了 私も中休みとしてドリンクをゲットしに下へ行くと、知り合いに会う。私はお名前だけしか知らなくても、みなさんが私の顔を知っていらっしゃるので、声を掛けてくださった方々、有り難う御座います!

20:30 Benni Hemm Hemm登場。 うわ!大所帯!ホーン・セクションだけで7人。そこに、ベンニ、キーボード、ドラムスと、ギター関係3名の総勢13人。
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 なんか知らないけど、やたら面白い。何が面白いって、平たく言えばビッグ・バンド・フォークだけれど、良い意味で節操がなくバラエティに富みすぎ〜〜。ベンニの歌自体は後半になって安定してきた感じで、最初は少し不安だったけれど、そこは物量で勝負というか、通常のロック・コンサートでのホーン・セクションは派手でファンキーな場合が多いけれど、今回のはとっても穏やか。ふわ〜っと会場全体を包み込むような音色で、まずはそれに魅了される。
 そしておや?ベースは先ほどのピアニスト?!マジ?ドラムスもFlisのヘルギ。ピアニストのベースラインは、これが思いの外ファンキーな時もあるけれど、ピアノよろしく美しいラインも数多く、感心しました。はい。
 
 ベンニは一曲毎に曲紹介をする。「次の曲は、夏の終わりについての曲です。それはまるで12月2日の東京のようです」って・・・。アイスランド人のジョークは私は未だ分からない。面白く解釈していいのか、皮肉なのか、自虐的なのか、よく分からない。この発言にしてもそう。

 次は「日本は僕が今まで演奏したり訪れたりした中で本当にものすごく素晴らしいところで、帰りたくありません。帰らないで良ければいいのに。なので、次はすごく悲しい曲を歌います。これを歌うことにより、二度と東京に帰ってこないようなことが防げることを願います。」英語が第二カ国語だから、うまく表現できないことを差し引いても、本当に素晴らしい場所に来たので、悲しい歌を歌う、というのはどういうことなのか?アイスランド人のメンタリティがよくわかんな〜〜い。で、よくわかんないから面白い。
 そしてこの悲しい歌がまた、本当に悲しげで面白い。ホーン・セクションも楽器を演奏せず、この悲しい歌を浪々と歌うことに参加する。曲調はまるで昭和歌謡曲。バックの演奏も、あの最先端演奏は何処へ?状態で、徹底的にクサイ。これがまたひどくおかしい。面白がっていいのかわかんないけど、面白い。その後に続くのは、悲しい歌の後なので、ハワイアン・ラヴ・ソング!マジでハワイアンでした。

 それから、レゲエ調やラテン系の曲調も飛び出し、”北端の島ですが、陽気に生きたいと思います。せめて音楽だけでも南国気分”のようなところがあり、ホント、これをマジに受け止めるべきか、「人生をジョークとでも思わない限り、こんな国に住めない」とかつて私に言ったアイスランド人特有の”人生、笑い飛ばし術”なのかわからないが、とにかく、興味深かった。面白かった。笑った。
 最後には、ウシ、馬、キリン、豚等のかぶり物まで出てきて演奏していたけど、あれって何?アイスランド語が分からないので、悔しい。
 
21:20 ベンニ終了 噂通り、とてもユニークなバンドで、楽しませて貰いました。ホント、堪能した。そしてまた新たな課題が・・・アイスランド人のジョークなのかマジなのかわからないあのユーモアの感覚。いえ、あれがユーモアなのかさえも分からない・・・。

 さーて次はアパラットなので、下のフロアへ行く。それまでは体力温存モードだったけれど、アパラットは違います。荷物もロッカーに入れ。体勢は万全。
 あれ?1階って案外混んでないというか、詰まっていない。途中で帰ってしまった人も多いのかしら?だとすれば、至極残念。
 
21:35 アパラット・オルガン・カルテット登場!  
 え〜と、報告必用でしょうか(って、自分で好き勝手に書いてるんだけど)?Airwavesのレポートにも書いたし・・・。
 
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 私の側にいた人が、彼らの演奏を聴き始めるなり、「なつかしい音がしてる」と言っていたけれど、確かにそうだと思います。なにせ、ゴミ箱から集めたキーボードなので、最新バリバリのキーボードではなく、いい加減壊れかけたロシア製のナンタラとか、そういうのばかりを使っています(当方、キーボードの種類はあまり詳しくなくごめんなさい)。
 70年代風の音の感じなので、その時代でいえばELPとかリック・ウェイクマン等と同じく、プログレ系にカテゴライズされていたかもしれませんね。たぶん一番近いのはクラフトワークでしょうけれど。
 
 このバンドも、ある意味、物量勝負で、4人が各2台づつのキーボードを扱います。でも、これが非常に音楽的センスを要する作業で、8台を駆使してキーボード過多にならない音楽を作るのはたいへん。パートが被りがちだし。
 「テクノかと思ってたら・・・」という感想も。はい、テクノではないです。テクノっぽいものはあるけど、基本的にはロックだしポップです。デス・メタル入ってます、という曲も。ヨハンの音楽バックグラウンドには驚くべきものがあり、アイスランドでは伝説的な最悪かつ最高のロック・バンド『Ham』にも彼は加入していたので、それを知っていれば、デス・メタルもアリと思えることでしょう。
 
 それから、誰がヨハン・ヨハンソンか、というご質問も。観客側から見て一番左のスキンヘッド、ヴォコーダーでヴォーカルをとっていたのがヨハンです。まさかそういう人はいなかったと思いますが『Dis』『Virdulegu Forsetar』『Englaborn』『IBM Users Manual』『Unun』『Dip』等のヨハンとは別物です。というか、別プロジェクトなので。『Looq』もですね。
 
 この日の収穫はアンコールで(シングル化されていた)「Stereo Rock'n Roll」が演奏されたこと。Airwavesでもやらなくて、あ〜聴きたかったのにぃと思っていた。私の他にも同じ思いのファンがいたようで、この曲だとわかると観客が「オ〜」とどよめき、それを受けてステージ上でメンバーが顔を見合わせ、日本の観客がこの曲を知っていることに驚いた様子。
 
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22:40 アパラット終了 アパラットのヘンテコな振り付けも少し出てきて、Airwavesに引き続き楽しませてもらいました。新曲も披露し、ライブを意識してのロック寄りの選曲でまとめていたようです。
 
 すべてが終わった後、いろいろなアイスランド人に様々な理由で声をかける必用があり、会場にウダウダと残っていると、フォトセッションということで出演者全員が舞台へ。
 ひえぇ〜、壮観だわぁ。こんなに日本に来日してしまって、アイスランドに人は残っているのだろうか?計算すると就業人口(どの国でも総人口の約半分)の約0.00016%に当たり、日本の人口比にすると、約1万人強です。
 それから、みんな肌が白くてきれい!もうメチャクチャ美しい!太陽光をあまり浴びないと、いかに肌がきれいになるかを見せつけてくれました。
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 外に出ると、そこにはオーロラが・・・出てるわけない!渋谷のホテル街!
 
 何はともあれ無事に終了したこと。それから、これだけユニークな音楽が他にもゴマンとレイキャヴィークに散らばっていること。そういったことを日本の音楽ファンに知ってもらういい機会になったと思います。私は部外者としてノホホンと見ていたに過ぎなかったけれど、出演者も多いため、このイベントをまとめられた関係者はさぞいろいろとご苦労も多かったと思います。とても素敵なイベントにしていただき、有り難う御座います。この場を借りて、私からもお礼申し上げます。(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




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by icelandia | 2006-12-04 13:09 | News | Comments(0)
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小倉悠加がアイスランドに拠点を移す関係で、小倉が参加するツアー説明会の最終は5月13日です。それ以降も説明会はありますが、小倉はビデオ参加等になる可能性が高いです。
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