execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
<   2007年 05月 ( 6 )   > この月の画像一覧
音楽アーティストも出馬していたアイスランドの国会議員選
 どうも音楽に関係のないネタになりがちになっていますが、ICELANDiaは音楽レーベルなので、これから夏の間は、音楽ネタを多くします。音楽ファンのみなさん、ぜひご注目くださいね!

 と、音楽ネタにすると書いたばかりですが、またまたいきなり政治ネタです。が、一応音楽がらみでもあります。まずはアイスランドに新しい政府が出来たことをご報告させてください。
 
c0003620_14282255.jpgc0003620_14284487.jpg←のマークにあるように、今までは独立党と進歩党の連立政権でしたが、以前のブログにも書いたように先日の選挙の結果、この2党の連立では過半数を辛くしか超えた議席しかないこともあり、少しの間どーしたものかと無政府状態(?)でした。
 議席だけを見れば簡単な算数で、最も勢力の強い独立党が(全63席中)25議席。ここに以前連立していた進歩党の7議席を加えると、ものすごく辛く過半数を超えることになります。数の力が欲しければ、7議席を超える党派と組めばいいわけで、そうなると、9議席の左翼緑の党か、18議席の社会民主盟のどちらかしかなく、数で見ると、まぁ、社民と組めば議席数では圧倒的に有利になります。
 しかし、党派が大きければ大きいほど、互いの主張もぶつかるため、政府内での政策の調整が厄介になるかもしれません。
c0003620_14282255.jpgc0003620_14295077.jpg ←でもまぁ結局は、数で落ち着いたみたいです。2007年5月23日に設置された新しい政府は独立党と社会民主盟の連立政権となり、国会の63議席中43議席を占めることになりました。


               
 
 それで、今回の選挙から、環境問題というよりも、環境保全・保護を重視する新党のLiving Land党が生まれ、そこから残念ながら議員は出ませんでしたが、この新党の立候補者の中に、なーんとJFMことヤコブ・フリーマン・マグヌッソンがいたのです!!
 
c0003620_14223262.jpg 日本でも芸能人が立候補することはよくあるとはいえ、ヤコブの場合は有名人だからではなく、以前から政府の仕事に関わり、特に70年代は外務省からロンドンへ派遣され、文化広報官を務めたこともありました。
 このヤコブという人は、そうだなぁ、特に60年代後半から70年代の音楽マニアがどっひゃぁ〜と驚くような人脈を持っていて、イギリスとロサンゼルスの両方の音楽業界内に強力なコネクションがあります。イギリスはエルトン・ジョン関係やプログレ系ミュージシャンが中心で主に70年代、そしてロサンゼルスはAORという言葉がまだ無く、アダルト・コンテンポラリーと呼ばれていたAOR初期の70年代後期から80年代にかけて、今や超大御所になったジェイ・グレイドン、リチャード・ペイジ、Totoのメンバー等を集めてアルバムを何枚かレコーディングをしています。その中の一枚が『ジャック・マグネット』で、日本ではAORの名盤として有名ですね。
 
 アイスランド国内ではデビュー以来絶大な人気を誇るStudmennのメンバーで、ビョークとStudmennではどちらが人気があるかと言えば、そりゃもう絶対的にStudmennです。こんな例えが正かどうかは別として、日本人アーティストといえば海外では坂本龍一で、日本国内だと人気ではスマップというような、そんな感じか、と。
 アイスランド人の多くが二足のわらじを履いているように、彼はStudmennのメンバーであり、広告代理店社長であり、最近アイスランド音楽史上最大の契約をシルヴィア・ナイトというアイドル歌手と交わしたレイキャヴィーク・レコーズの代表者でもあります。
 
c0003620_1424123.jpg 彼が去年発売したアルバム『ピアノ!』は、ピアノを丸ごと使い、リズム・セクションはピアノの本体を使い、文字通りたたき出した音。これの音楽を本当にピアノだけで作ったのか?と疑いたくなるバンド・サウンドです。
 今年秋の来日公演話があり、その関係の連絡をとっていましたが、どーも数ヶ月前からヤコブにしては連絡が遅すぎる・・・と思っていたら、知らない間に国会に立候補していた、と。
 
 JFM『ピアノ!』は全国の音楽ショップでお取り寄せ可能です。が、動画DVD付きのDualDiskヴァージョンはICELANDiaのショップのみの取り扱いになります。高音質で全曲試聴が可能にしてあります。ここにありますので、ぜひみなさんご試聴ください。試聴の際は▲マークを押すとスムーズです。
 
 次回はアミーナの新譜についてを取りあげますね。お楽しみに!! (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




  アイスランドの音楽って凄いぞ!↓バナーをクリック!
c0003620_1544764.jpg
 
[PR]
by icelandia | 2007-05-25 14:42 | News | Comments(2)
水にまつわる最近のアイスランド・ニュース
 いつもICELANDiaのブログをお読みいただき有り難う御座います。
 今日はちょっと雑多にニュースをお届けしますね。以下は昨日5月22日のアイスランド全国紙Morgunbladidの表紙です。自分が誕生日だったということもあり、あちこちの紙面を覗いていると、こーんなのが出てきました。画像が小さくて分かりにくいかもしれませんが、

c0003620_13273658.jpg

 
湖水に飲み込まれる水鳥の卵
 表紙の下の写真は、水の上に野鳥の卵が浮いているものです。
 昨年、大きな社会問題として論議をかもしたKarahnjukar damの建設が去年の秋に開始され、自分たちの長年の居場所が失われたことを知らない水鳥が、卵を産んでいったのでしょう。このダムは、大規模水力発電所のために作られているもので、完成後にはアルコアのアルミニウム工場に電力を供給するようになります。・・・というか、そのためだけに作られているダムです。
 
 数年前、建設計画初期の段階でビョークの母親がこの建設に大反対してハンストを行い、娘のビョークも反対コンサートを行っていますが、まぁとにかく、政府はこの計画を結構しました。先日の選挙結果を見てもよくわかりますが、「なぜ自然を壊してまで?!」という人々が環境問題に取り組む党派の得票数を伸ばしたようです。
 
 卵はgreylag geese というガンカモ科のもので、ダムに近いハルスロン(Halslon)という湖がこの水鳥の営巣地であったと。
 
 いつも思うことですが、経済性ということではアルミ精錬工場はアイスランドにとってタラ(水産資源)に継ぐ経済基盤になることでしょう。でも、でも、この時代に、大自然を壊してまでそのような工場を作るべきなのか・・・・それも国家事業として・・・。揺れ動く気持ちは非常によく分かりますし、それが選挙の結果にもありありと出ていたと思われます。5月に行われた国会選挙についてのブログはこちらです。
 
海水に飲み込まれた観光客 (上記誌面には関係ありません)
 自然を侮っていた訳ではなかったはずです。そこにはツアー・ガイドが立ち会い、その瞬間も注意を呼びかけていたというのですから。
 
 5月20日の午後、アメリカからのツアー・グループが南アイスランドはヴィークのレイニスフャラ海岸へやってきました。ここはレイニスヒャットルという山野近くにある黒砂で有名なビーチで、日本の観光客もよく足を運ぶ場所です。海面からボコボコと岩が突き出て並ぶレイニスドランガルも見ることができ、少しでもビーチの奥へ行ってみたいのが観光客の心理。しかし、前触れ無く激しい波が襲ってくることでも有名であるため、ガイドはそれについてを事前に言及し、事故が起こった時も「小さな岩穴に入らないよう」呼びかけていたそうです。
 
 悲鳴が聞こえたと同時に、ペンシルヴァニアからやってきた75歳の女性が波にのまれてしまったそうです。アイスランド旅行はこれで5回目なので、とてもアイスランドが大好きな女性だったことでしょう。すぐにレスキュー隊に連絡が入り、女性の遺体が見つかったのがその約2時間後。
 
 アイスランドは良くも悪くもアバウトで、例えば観光客が絶対に行くようなゲイシール(間欠泉)にしても、サクも囲いも何もなく、下手して近づくと簡単に火傷することでしょう。観光客が好奇心を出すと、「どこでも観光スポット」に成り得るアイスランドですが、とりあえずは観光客がバスで押し寄せる場所には、何らかの安全対策が早急に必用、ということになったようです。ーーでも、あまりにも代償が大きい。心よりご冥福をお祈りいたします。
 
  みなさん、自然を侮るべからずです。
 
雪に染まったレイキャヴィーク 
 日本ではポカポカ陽気の5月21日、レイキャヴィークに雪が降りました。この時期に降る雪は、春冷え呪文(Spring Cold Spell)と呼ぶそうで、それほど珍しいことではないそうです。この寒冷前線が来ると数日間このような天気が続き、雪やみぞれがよく降る、と。
 去年は特にそれがひどく、北部では5月20日以降にかなりの雪が降ったということです。
 
 雪が降ったとはいえ、5月の気温は平年並みとか。これからアイスランドへ向かわれるみなさん、アイスランドは既に「夏」ですが、気温は日本の都会の冬並みに冷え込むことが多々あるので、ぜひ防寒をお忘れ無く。(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




  アイスランドの音楽、春の新譜入荷!↓バナーをクリック!
c0003620_1544764.jpg
 
[PR]
by icelandia | 2007-05-23 13:32 | News | Comments(0)
アイスランドへ行く航空会社はどこがいい?
 いつもICELANDiaのブログにお寄りいただき有り難う御座います。
 
c0003620_11463698.jpg アイスランドはそろそろ観光のハイ・シーズンです。白夜の季節であり、たっぷりと自然観光ができるこの季節のアイスランドは、ヨーロッパからの観光客の人気スポット。特に6月からはボチボチとみんなが交代で長期休暇に入るので、アイスランドのホテルや航空運賃も上がり気味。日本からも、夏休みを利用してアイスランドへ、とお考えの方もいることでしょう。日本人の場合は「オーロラが見たい!」という人が多いので、夏よりも秋の方が人気なんですけどね。

 どのシーズンでもそれぞれに風情があり、私自身は日照時間が短い冬の雰囲気が大好きですが、どちらにしてもアイスランドってどうやって行くの?という人への旅行ヒントを少し。
 
 まず、アイスランドへは日本からの直行便がありません。今年はチャーター直行便も無いそうなので、アイスランドへ行くためにはヨーロッパまたはアメリカで飛行機を乗り継ぐ必用があります(遠回りになるアメリカの話は除外します)。
 
<日本から同日でアイスランドへ乗り継げる経由地>
  *曜日によって不可の日もあり
アイスランド航空
・ロンドン(ヒースロー)
・コペンハーゲン
Iceland Express
・ロンドン(スタンステッド)
・コペンハーゲン

<宿泊すれば乗り継げる経由地> 
アイスランド航空
・ヘルシンキ(フィンランド)
・オスロー(ノルウェー)
・ストックホルム(スウェーデン)
・ベルリン(ドイツ)
・フランクフルト(ドイツ)
・ミュンヘン(ドイツ)
・アムステルダム(オランダ)
・ミラノ(イタリア)
・チューリッヒ(スイス)
・グラスゴー(スコットランド)
・パリ(フランス)
・バルセロナ(スペイン)
・マドリッド(スペイン)

Iceland Express
・オスロー(ノルウェー)
・ストックホルム(スウェーデン)
・イェーテボリ(ヨーテボリ)(スウェーデン)
・ビルン(デンマーク)
・ベルリン(ドイツ)
・コペンハーゲン(デンマーク)
・ロンドン(イギリス)
・フランクフルト(ドイツ)
・アイントホーフェン(オランダ)
・パリ(フランス)
・バーゼル(スイス)
・フリードリッヒスハーフェン(ドイツ)
・アリカンテ(スペイン)

ブリティッシュ航空
・ロンドン(Gatwick)
 

 つい数年前までは、アイスランド航空しかアイスランドへ飛んでいなかったのが、Iceland Expressが到来して価格競争が出てきたため、アイスランド航空の運賃も随分と安くなりました。
 特にIceland Expressはキャンペーンなどを行う時は激安で、今まで何度かロンドン->レイキャヴィーク(アイスランド)片道1ポンド!なんていうのが出てきていました。現在はどうやら片道65ポンドキャンペーン中のようです(限定数のみ販売)
 
ロンドン/レイキャヴィーク間の往復航空運賃の比較
  (2007年5月30日前後3日の出発、一週間後に復路を使用と仮定しての最安値):
Iceland Express(スタンステッド): 65+65=130ポンド 約31,500円
アイスランド航空(ヒースロー): 181ポンド 約43,800円
ブリティッシュ航空(ガトウィック):165+145=310ポンド 約75,300円

アイスランド航空日本支社を賢く利用
 一見BAが高く見えますが、アイスランド航空でも少し融通の利くチケットや出発日が変わるとBAと同じようなレベルの値段になります。以前はアイスランド航空の日本支社を通すとヨーロッパ発券のチケットより2-3割高い印象を受けていましたが、どうやらそれは是正されたようなので、アイスランド航空の英国サイトから無理にチケットを買う必用もなさそうです。
 それから、なんといってもアイスランド航空の日本支社は東京に事務所があり、観光相談にも親身にのってくれるので、アイスランド国内の旅行やホテルの手配に関しても頼れる場所です。
 
c0003620_1148717.jpg
 ということなので、格安航空券を使ってヨーロッパ主要都市まで行き、なるべく安い航空運賃を探し出してアイスランドへ渡れば、運賃の合計は10万円以内で納まる計算になります(ただし近年は給油チャージが重いので、空港使用税等を含めると、どうしても10万を出てしまうことでしょう)。もちろん季節によってはそーんな値段じゃ絶対に行けない時期もありますので、あくまでも”かなり安い時期”ということです。
 
 ただし、航空運賃だけを見ていても実際は駄目で、運賃は安くても経由地での交通費や宿泊費、食費等を考えると、少し高めでも乗り継ぎのスムーズなアイスランド航空を利用した方が、総合的にお得になる場合も多いことでしょう。
 時間はあるけれど、とにかく安くあげたい場合は、上記のようなヨーロッパ経由便ではなく、クアラルンプールなどアジア諸国を経由するといいかもしれません。
c0003620_11471727.jpg 

パッケージツアーもあなどれない 
 案外旅行代理店が出しているパッケージで、自分で手配するよりもお得感のあるツアーが時々出てくるようなので、そのようなパッケージを狙って行くのも手です。
 

ICELANDia 独自企画ツアーも!! 
 特に10月はIceland Airwavesというアイスランド最大の音楽フェスがあり、音楽ファンを集めて去年ICELANDiaの企画でツアーを行ったところ、街中からオーロラが見えるラッキーな夜が2晩もありました。今年もやりますので、音楽ファンは是非ご注目くださいね!
 今年も去年に続き、シガーロスやムーム、キッチン・モーターズ関係のアーティストに直接会える可能性大です!! (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




  未知のアイスランド体験を!↓バナーをクリック!
c0003620_1544764.jpg
[PR]
by icelandia | 2007-05-20 11:54 | アイスランド旅行お裾分け情報 | Comments(0)
4年に一度の総選挙,結果速報!:今後のアイスランドは?
 いつもICELANDiaのブログをご注目いただき、有り難う御座います。
 
 2007年5月12日、アイスランドで4年に一度の総選挙が全国6選挙区で一斉に行われました。有権者約22万人で投票率83.6%。投票率タカッ!
  地方に強い基盤を持つ独立党(Sjalfstaedisflokkurinn)と都市部の知識層に指示されている進歩党(Framsoknarflokkurinn)の連立政府が1995年から続き(氷史上最長)、安定した政府が現在のアイスランドに繁栄をもらたしているともいえ、さて、今後はどう動くのか・・・。
 
 経済の発展は国民生活の充実に欠かせないものであり、その点で現在の政府は評価できるが、一方ではそれが実態のないバブルの投資ブームではと懸念されてもいます。また去年は大型アルミ工場誘致に伴い発電所の建設から開始するという、前代未聞の大規模な自然破壊を許したということで、随分と物議をかもしました。
 
 予想としては、現連立政権は議席数にプラマイが出ても、国会議員63名のうち、まぁ過半数は辛く確保するであろう、と。しかしながら、環境問題では現政府は汚点を作った形で、それに関しては環境問題を重視する党が票を伸ばすであろう、とも。
 
 結果は以下の通りで、大筋では予想通りといったところのようです。
 
 <2007年アイスランド国会総選挙結果> 
 シンボル   党        支持率  獲得議席数(前回比)
c0003620_9504757.gif独立党(Sjalfstaedisflokkurinn)   36.6     25    (+3)

c0003620_9495496.gif進歩党(Framsoknarflokkurinn)   11.7    7     (-5)

c0003620_952276.gif社会民主盟(Samfylkingin)    26.8    18    (-2)

c0003620_9531646.gif左翼緑の党(Vinstrihreyfingin)  14.3     9   (+4)

c0003620_9512394.gif自由党 (Frjalslyndi flokkurinn)     7.3     4     (ー)

c0003620_9515834.gifLiving Land党(Islandshreyfingin)   3.3    0  
 
 ということで、連立政権内でのプラマイがマイナス2議席。最も議席数を伸ばしたのは、緑の党という環境や女性問題に取り組む政党になりました。上記の数字はアイスランドの全国紙Morgunbladidの発表。
 
 え〜、正直なところ、各政党の細かな政策については私もよく分かりません。それでもどうやら言えそうなことは(結果を見れば誰でもわかるけど)、保守であり都会派の独立党が政策全般、特に経済発展での政策を評価されて議席を伸ばし、予想通り環境に重きを置く緑党も大幅に議席数アップ。

 今回の選挙で特筆すべきことはやはり緑の党でしょうか。この党は1999年に社会民主盟から独立した女性ひとりだけで建てた政党でした。女性と環境にスポットを当てたこの政党は大いに共感を呼び、政党設立の1999年に9.1%の支持率を得て6議席を獲得。前回2003年の選挙では若干支持率を落としたものの、今回は過去最高の支持率を得て9議席を確保。男女平等と環境に強いアイスランドの特徴的な現象といっていいかもしれません。

 アイスランド的ということでは、北欧諸国は高福祉国家であり、社会民主主義的な政党が伝統的に強いのですが、アイスランドは社会民主盟の勢力があまり強くないのが特徴的です。
 
 また、Living Land党というのは、政府が進めるアルミ工場建設・誘致に対して反対している政党で、今回の選挙のために作られた新政党でした。
 
 上記の結果はアイスランド語の記事しかないため、推測できる範囲で二重三重に確認したつもりですが、もしも私の解釈が間違っている場合は、遠慮無くご指摘ください。(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




  新譜今週中に到着予定!↓バナーをクリック!
c0003620_1544764.jpg
[PR]
by icelandia | 2007-05-14 10:01 | アイスランドってどんな国? | Comments(0)
アイスランド、ベビーブームと「母親になるのに最も適した国」の相互関係
 いやはや、先進国はどこも少子化問題でたーいへん。もちろんアイスランドも例に漏れず、未来の担い手不足に政府が頭を悩ませています。
 ーーというような事実はなく、アイスランドは少子化どころか現在はなんとベビーブームの真っ最中!
 
 アイスランド国営病院の2006年の夏(6〜8月)の出生率と、今年の同時期の期待出生率を比較すると、今年は20%アップ!なんでも近年のバブリーな経済背景と、外国人労働者の増加のために、今年はベビーブーム状態だそうです。
 
c0003620_23123763.jpg この現象は、近年のバブルで経済的に余裕ができたことと、海外からの労働人口の増加のためではないか、と。病院側では、確かに経済的な余裕は出生率の上昇に寄与することは証明されているが、外国人労働者家族がポコポコと家族の人数を増やしているかと言えば、それについては分からないと見解。
 
 出生率上昇の理由が何であれ、ベビーブームではなくても近年のアイスランドの出生率は2.0以上あり、社会的に女性が働きやすく、福祉も充実していて、男性が子育てに協力的で、子供を産んで育てやすい大前提が揃っている。というか、「(アイスランドの)男性が子育てに協力的」であると見てしまう日本人の私の考えがそもそも、”子育ては女性”という前提から来ている。つまりは、日本というのは両親が子供の日常に対して同じような責任を感じていない社会であるということに他ならない。
 
 以前のブログに書いた覚えがあるけれど、アイスランドでは幼稚園の送り迎えや食事など日常の世話に責任を持つのは男親として当たり前のことで、会社勤めをしていたとしても、会社や同僚がそういった子育て中の男性には配慮してくれるし、だからといって左遷などあり得ないことで、まぁとにかく、社会の仕組みも考え方も異なります。
 
 それは文化の違いではあるけれど、私自身も含めて、これだけ大勢の女性が「日本は男尊女卑社会、女性として生きにくい。子育てしにくすぎて子供が産めない」と異口同音に言っているし、その動かしがたい証拠としての少子化なので、感情論での物言いは禁物とはいえ、日本は少子化対策をするより、女性が生きやすい社会を目指せば、芋づる式に出生率は上がると思いますが・・・。
 
 
 上記の考えを裏付けるかのように、最近こんなレポートが発表されました。題して「母親指標 (Mothers' Index)」。これは国際援助団体のセーブ・ザ・チルドレンが毎年、世界140カ国を対象に母親/子どもとしての暮らしやすさを調査するもので、2007年5月7日発表の最新レポートによれば、アイスランドは「母親になるのに最も適した国(=母親指標)」の第2位。第1位はスウェーデンで、3位以下がノルウェー、ニュージーランド、豪州、デンマーク、フィンランドと、上位は大半が北欧諸国。日本はアジア諸国の中ではそれでも一番いい成績で第29位。
 
 そして日本のランキングの内訳を見れば、「女性指標 (Women's Index)」が33位で先進国とは思えない低さ。しかしながら「子ども指標(Children's Index)」では5位であるため、ようやく総合29位に食い込んだという女性蔑視のお粗末が露呈。ちなみにアイスランドはどちらの順位も2位。
 
 世界人口が増えすぎるよりも、少しは減った方がいいんじゃないの?と私は単純に考えているので、少子化でもいいかと思っているけれど、とにかく、古い時代の日本の男性がいる限りこの国の男尊女卑は当たり前に続くので(当たり前=問題意識無し)、その辺は世代交代を待つしかないようです。(小倉悠加)c0003620_13213440.gif




  アイスランド音楽新譜はもうすぐ入荷!↓バナーをクリック!
c0003620_1544764.jpg
 
[PR]
by icelandia | 2007-05-11 23:13 | アイスランドってどんな国? | Comments(0)
見応え充分:『ニュース23』アイスランド特集の感想
 いつもICELANDiaのブログにお寄りいただき有り難う御座います。
 
 4月30日のTBS系『ニュース23』をご覧になりましたか? 1時間近くにも及ぶアイスランド大特集で、まずは時間の長さにびっくり。それから、内容もかなりよかったし、フェアな報道であると思いました。
 
 特に現地取材の強みだなぁと感じたのは、ハフナルフョルズの住民投票についてで、そのニュースでは読んでいて4月14日のブログにも書いていたものの、字面ではわかり得ないニュアンスが取材映像には満載でした。
 その中でも未成年であるため投票権を持たず、投票はできないけれどぜひ自分達の声を聞いてほしいと立ち上がった少女には、正直面を食らいました。いえ、面を食らったのは、男尊女卑と若者の政治無関心の日本式が私に染みついているからであり、アイスランドでは当然のことなのでしょう。
 政治と一般市民が非常に近い国であり、私が直接知る若者(大学生)も、みな口を揃えて「将来は国のためになることがしたい」と言います。日本のような無関心な若者は、アイスランドでは少数派のようです。そんな若者の心意気と、社会の中にどっぷりと男女平等が根づいている国の力強い将来を見た気がします。
 
  地熱利用についてはその通りで、工場排水(温水になった天然水)を生活で有効活用しているあの姿は、あこがれをも抱きます。しかし、報道されていない部分を言及すれば、温水はすべてパイプで都市へ運ばれる訳ではなく、一部は発電所の周囲に流されているため、近隣が水蒸気で四六時中暖められ、それは動植物の生態系を変えることになります。もちろんCO2の削減や化石燃料を海外から調達しないことのメリットの方が大きいのですが、地熱とて、全てがすべて、パラダイスのようにバラ色ではありません。
 
 その他何点か気づいたことを列記すれば、大統領官邸については、室内だけではなく(あくまでも憶測ですが)外の玄関のアプローチの部分や車が置いてあったガレージ部分の下にも温水が引いてあるのではないでしょうか。(その部分だけ雪の跡が見当たらなかったので。手入れがいいだけかな?)。
 というのも、レイキャヴィークではそれをしている家が多々あり、特に最近建て替えたり、改築したりする人は玄関先のアプローチの地面にも温水パイプを通す人が増えているからです。雪が降った際に雪かきが不必要だし、氷が張って滑りやすくなることも回避できるからです。
 
 もう一つは、「なぜそこまでして環境保全を考えるのか?」というルーツを捜したかったのか、保育園でのゴミ分別授業の様子やエルフの話は、個人的にはこじつけに思えて仕方ありませんでした。当初は、伝説や古くから伝わる物語の中にそのようなルーツが探せないかと番組側は思っていたようですが・・・。
 
 環境保全を促する言い伝えのようなものを探し、それを彼らが環境にこだわるルーツとして紹介したいと考えること自体が、都会の日本人的な発想ではないか、とも。
 エルフが住んでいるので特定の岩をよけて道路を通したり家を建てていた例を出していましたが、日本でも古木を避けて道路を作ることは日本でもあります。なんかあの部分は、保育園の分別ゴミ授業にしても、何か唐突で不自然な気がしたのは私だけでしょうか。
 
 私が思うに、アイスランド人はごく日常的に良くも悪くも自然と隣り合わせで生きているのでーーもっと言葉を強くすれば、日常的に自然環境に命を託しているので、自然の脅威をまざまざを毎日感じて生きているのだと思います。ツール探しを特別にしなくても、日常そのものが動機なのである、と。(でも、それだとテレビ的にわかりにくいかな・・・)
 自動車で5分も走れば自然のまっただ中へ出られるような環境で、まして人口30万人では車もまばら。もしも何かの関係で雪に閉ざされたり、吹雪で視界が悪くなったり、道路の路肩を越えてしまったら・・・・もうそこは死と隣り合わせです。火山が爆発して小島の住民が退去して復興したこともまだまだ記憶に残るところで、伝説や言い伝えに頼るまでもなく、日常的に自然の脅威と共存しているため、本能的に、切実に、自然の変化が自分達の存在自体を脅かすかもしれないということを感じるのだと思います。
 あくまでも私個人の勝手な考えです。漁師が海のことをよく知るように、彼らは大地の変化を敏感に感じとり、このままではいけない、と行動に移しているのではないでしょうか。巨大国家ではなく、地方自治体のように小回りも利くので。
 
 アイスランドが最も揺れている環境問題は、この特集ではあまりハッキリとした形では取りあげられていませんでした。が、今回のテーマは、アイスランドがいかにCO2を出さない国を目指しているか、というのが主題だったので、そういう観点からは、取りあげない方がベターだったのかと。CO2削減に関して何を実施しているかということでは、レポートの通りであり、とても分かりやすくフェアに報道していたと思いました。
 
 それに何よりも、全国ネットの試聴率の高いニュース番組で、あれほど大々的にアイスランドを取りあげていただき、本当に感謝です。 取りあげるべき価値のある実験を国家規模で行っている場所であり、それを広く日本の人々に知らしめる特集をしてくださり、本当に有り難う御座います。私自身、折に触れてこのブログで書いていることでもありますが、そりゃぁもう、伝わる頭数では月とスッポンというか、銀河系とミクロの世界みたいな差があるので、アイスランドを応援する者としては、これほどうれしいことはありません。番組スタッフ、取材関係者の方々には、心から感謝申し上げます。有り難う御座います。
 
 ーーーーという特集番組が放映された4月30日、アイスランドでは4月最高気温が記録されました。奇形奇岩の地帯として知られるアゥスビールギ (Asbyrgi)という国立公園で摂氏23度が記録され、2003年にランガネース半島(Langanes)で記録された21.8度を上回る暑さ(21度程度では暑いといっても涼しそうだけど・・・)。
 ちなみにアイスランド全土の4月の平均気温は摂氏5度。真夏と言われる6,7,8月でも10-15度あたりなので、20度を超すのがいかに猛暑であるかが、お分かり頂けるでしょうか。
 
 私も地球温暖化での氷河面積の減少が心配です。アイスランドだけではなく、北極圏にかかる国全般の問題ですね。もちろん全世界的な問題です。 (小倉悠加)c0003620_13213440.gif




  GWを利用してゆっくりと試聴を!↓バナーをクリック!
c0003620_1544764.jpg
[PR]
by icelandia | 2007-05-02 23:42 | アイスランドってどんな国? | Comments(2)
ブログトップ
外部リンク
ICELANDiaからのお知らせ
アイスランドのあれこれをお伝えするICELANDiaTVをYoutubeで公開中!
最新の記事
以前の記事
記事ランキング
検索
カテゴリ
タグ
最新のコメント
> MURATAさん ..
by ICELANDia at 08:04
明日8/10から12まで..
by MURATA at 13:27
当ブログを見つけていただ..
by ICELANDia at 19:24
ブログジャンル







Copyright © 1997-2008 Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - ヘルプ - エキサイトをスタートページに | BB.excite | Woman.excite | エキサイト ホーム