execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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二子玉川でアイスランド+北欧カフェ・ウィーク、今週土曜日から!
 『 各国別の「男女平等」実情調査、首位はアイスランド』という記事が、8月27日CNNのニュースとして掲載されました。
 実感として私も分かります。政治や産業界にも女性の進出はめざましく、家庭以内でも男女が強力する意識がとても高い国です。アイスランドで仕事をするとスムーズだし(日本だとホントたいへん!)、日本に帰ってくると、いろいろな面で日本とアイスランドの落差を感じます。残念ながらその落差は、決していい意味でのことではありません。

 さてさて、朝夕が過ごしやすくなり、何となく秋の気配がしてきました。そんな時、アイスランド・北欧ファンにはちょっとうれしいお知らせがあります。
 いつもお世話になっている写真家のシバノ・ジョシアさん企画・監修・店長代理で、なんと今週土曜日から9日間、二子玉川のカフェで北欧のスペシャル・ウィークを開催!
 ICELANDiaの小倉も参加させていただく日がありますので、お近くの方はぜひ!

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-Scandinavian Cafe Week-『北欧カフェWEEK』
 http://onabys.jugem.jp/?eid=310


2011年9月3日(土)~11日(日)@二子玉川Lasah


営業時間:11:00~22:30(通常より遅くまで営業します)

会場:お茶と食糧雑貨[Lasah(ラサ]

〒158-0094 東京都世田谷区玉川4-8-2ヴィヴァーチェ

TEL:03-5428-9462
 期間中はシバノさんのアイスランド写真展の他、好きな人にはたまらない(?)イベントがいくつかあります。

モンゴル堂:ボードゲームカフェ・長月会 
 
9月3日(土)19:00~22:00 詳細はこちら

「Where's the snow?」映会+ICELANDia小倉悠加ミニトーク」
 9月10日(土)20:00~21:30 詳細はこちら
 Price ¥2,500-(北欧ドリンク・スイーツ+お土産付)
【ご予約はメールで】
 9/10(Sat)『上映会+ミニトーク』予約専用アドレス:mongoldou@gmail.com
 本イベントは先着予約制になります。上記の予約アドレス宛てに参加をご希望されるイベント名を件名にご記入いただき、お名前(フルネーム)、連絡先お電話番号、 予約人数をお書き添えのうえ、御予約ください。

丸山早苗さんトーク:フィンランドの家庭料理"(北欧スイーツ・ドリンク、お土産付)
 9月11日(日)19:00~20:30 詳細はこちら

 お時間のある方、興味ある方、ふらぁ〜っと立ち寄れる方(予約が必要ない場合)よろしければぜひ!(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif




  アイスランドのトラッドもあります!↓









ビョークのライブ決定!エアウエイブス・ツアー!↓
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by icelandia | 2011-08-29 03:55 | News | Comments(0)
アイスランドの郵便局が今週最高に忙しかったのはなぜ? 
 やっと朝夕は涼しさが定着して、少しは過ごしやすくなってきましたね。でも昼間はまだ暑い日が続くので、熱中症への注意は怠りませんよう。

 アイスランドは8月半ばから秋の気配になり、その頃からオーロラが見えるようになってきます。今年はオーロラの当たり年と言われるので、これからがオーロラは本番ですね。

 現在レイキャヴィクの昼間の気温は10度ちょっと。涼しいというよりも、「寒い」でしょうか。

 夏休み気分も終盤を迎え、9月の新学期(学校の新年度)を迎えようという今週、アイスランドの郵便局は一年で一番忙しい時期を迎えたそうです。ん?クリスマスにはまだ早いですよね。いえ、クリスマスとは無関係です。が、いつもよりも、郵便の配達バッグが重いこと重いこと・・・。

 というのも、これから寒さ本番を迎えるアイスランドの各家庭に、今週ある物が配達されたのです。それは何かといえば、IKEAのカタログ!それも、アイスランド全土の全戸配布で約11万8千世帯!
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 どうやら各国表紙が異なるのか、少なくとも日本のカタログとは表紙が異なるようです。

 それにしてもIKEAって本当に人気がありますね。もちろんアイスランドでも人気です!
***

c0003620_23443867.jpg 時々、「ジャズのピアノ・トリオはアイスランドにいないの?」という質問をされます。存在していますよ。一番有名なのが、アグナル・マール・マグヌッソン率いるB3というトリオで、ICELANDia音楽ショップにも置いているのですが、私がサボって解説を書いていなくてごめんなさい。

 評価は高いトリオです。よろしければ是非。B3のCD購入時に「ブログ見ました」と備考欄に書いていただければ、2011年8月末までメール便送料無料とさせていただきます。c0003620_23443364.jpg

B3 『fals』 Agnar Mar Magnusson
http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=24247605
B3 『KOR』  Agnar Mar Magnusson
http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=24247516

 明日はちょっとしたイベントのお知らせがあります。ぜひお楽しみに!(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif




  アイスランドのトラッドもあります!↓









ビョークのライブ決定!エアウエイブス・ツアー!↓
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by icelandia | 2011-08-26 23:47 | News | Comments(0)
シガーロスの『INNI』は2008年ロンドン公演のCD/DVDプロジェクト!
ちょっとだけお知らせを!

突然公式サイトにアップされたシガーロスの『INNI』は、2008年ロンドンはAlexandra Palaceで行われた2公演のlive / audio CD/ DVD プロジェクトのクリップである可能性が高いそうです。

SigurRos公式サイト
http://www.sigur-ros.co.uk/

ニュー・アルバムじゃないみたいだけど、楽しみ!

それから、幻のアルバムであるSigur Ros『Von Brigdi』が再プレスされて入荷!グループ側の希望により、大手ショップでは流通しません。というか日本で普通に入手できるのはICELANDia音楽ショップのみです!ぜひご利用ください。今月末まで限定価格。9月から定価になります。

Sigur Ros 『 Von Brigdi』
http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=638397

それから、ムームのアイスランド語ヴァージョンを数枚入手しました。プレミアでの販売になってしまいますが、再プレスがどうなるかわからないので・・・ 『LOKSINS ERUM VID ENGIN』 http://bit.ly/p2GRed 商品が表示されなければ、売り切ですm(__)m (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif




  アイスランドのトラッドもあります!↓









ビョークのライブ決定!エアウエイブス・ツアー!↓
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by icelandia | 2011-08-24 11:09 | News | Comments(0)
ポピュラー音楽ファンも必聴! アイスランドの伝統・伝承・民族音楽、名作2枚が再リリース!
 7月のアイスランドは、訪れた観光客の数が過去最高の約8万人を記録しました。火山噴火の影響もなく、観光産業が順調なようでよかった。オーロラこそ見ることができませんが、7月はアイスランド観光で最高の季節だと私も思います。

 さて、また少し新入荷した目玉のアルバムをご紹介したいと思います。今回ご紹介する2枚のアルバムは、アイスランドのベストセラーの再プレス盤になります。アイスランド音楽ファン、北欧音楽に興味のある方、世界のトラッド・伝統音楽に興味ある方は必聴のアルバムです。

 アイスランドでは英米にはない独特のテーストを放つアーティストが少なからずいて、その代表的な存在がビョークでありましょう。そしてポピュラー音楽はその時代の世相・思想や文化を映し出すと言われる通り、やはりビョークやシガーロスが、アイスランドという国の思想や文化を最も鮮明に反映するアーティストであると思います。

 アルバムのご紹介前に少しだけアイスランド音楽のお勉強を。

 アイスランドには、アイルランドのケルトほど如実で分かりやすい伝統音楽、民族音楽はなく、最も伝統的とされる芸能はリームルというもので、物語の吟唱になります。抑揚を付けて物語を語るため、音楽とは言い難い。語るだけで楽器も使わないし。
 
 アイスランド人は孤島に移植してきた民族であり、ノルウェーからアイスランドに渡る前に、アイルランドで美人を盗んだ話は有名(だからアイスランド人には美男美女が多いという説は、結構納得しちゃいます。アイスランド人は本当にきれいな人が多いし、少ない人口の割にはミス・ユニバース等を多く排出)。そのため、盗んだ美人経由で若干ケルト系の音楽も入っているであろうとも言われます。

 アイスランドの伝統音楽と言われる形式に、ふたご歌というのがあり、現在の西洋では、「ハモる」というと3音階を保って演奏(歌う)のが主流ですが、アイスランドで伝統的にはこれが5音階で、聞いてみると、不協和音のまま歌い続けるためちょっと不思議。
 それから、メロディが突然止まって終わったり、我々がよく耳にするメロディの進行の仕方をしてくれないので、聞き慣れないと結構戸惑います。逆に言えば、これを聞き慣れてしまうと、「あぁアイスランドだぁ!」という、いわばお国訛りを聞いたようなリアクションにもなります。

 伝統音楽を絶やさないようにと、譜面に書き取ってこれを残そうとした研究者が18世紀末から19世紀初頭に存在し、ここにご紹介するアルバムも、その譜面を活用。
 同様に、録音機器が出てきた時にアイスランド中を歩き、伝統吟唱のあれこれをコレクションしていき、それを編纂した音源も存在します(この話はまた後日別口に・・・というか、以前書いた覚えがあるかも)。

 今回ご紹介したいアルバムは2枚あり、どちらも非常に質の高い作品です。作品自体も素敵なのに加えて、これぞアイスランド!と思える独特のメロディやハーモニーが展開され、ポピュラー音楽を知る上でも大変に参考になります。
 もっとハードコア(?)のヤツもありますが、聴きやすさを考えると、やはりここらへんが入門編には最も適していると私は思います。
 
 アイスランド国民に愛されてきたという音楽を聴く度に思うことですが、ホント、こういうのは何枚か聴いておいて絶対に損はないと思います。

hamrahlidarkorinn 『Islensk Podlog』
http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=34050868

c0003620_21524976.jpg まずはアイスランドでピカ一と言われる合唱団が歌唱をした、アイスランドの伝統曲。アルバム・タイトルの英語名は「Iceland Folk Songs」これが名盤中の名盤でなくして何なのでしょう!

まず、合唱自体にとても清潔感と清涼感があり、好感が持てます。嫌味がなく、とても聞きやすい合唱で歌われる不思議な音階や旋律、ハーモニー。日本でよく耳にする西洋音楽とは一線を画す歌が少なくなく、アイスランドの国の音楽文化の一端を知るに大変適しています。
 
 私事になりますが、私がどこで聞いたのか記憶がなくても「この曲知ってる!」という曲が多く、ここに収録された作品がいかに生活の中に深く入り混んでいるかということを実感。
 例えば「Visur Vatnsenda-Rosu」はビョークが歌っていますね。民族音楽とはいえ、その他にもロック・グループが取りあげていた曲などもあり、グループのオリジナル曲だと思っていた私は、これを聞きながら、何度「え?民族音楽を取りあげてたの?!」と驚いたことでしょう。 
 
 合唱団としても優秀で、アイスランド独特の音楽性がよくわかる、一枚持っていて損は無いというか、アイスランド音楽が好きであれば、必ずお聞きいただきたい名盤です。

Bara Grimsdottir 『Funi』
http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=34056062 

c0003620_21523923.jpg こちらのアルバム・タイトルは英語でいうと「Fire」、日本語だと「焰(ほのお)」が妥当でしょうか(「焰」のタイトルを見るとU2を思い出す私・・・)。
 タイトルはどうであれ、このアルバムも前述と同じくアイスランドの民族音楽を扱ったもので、こちらは生粋の女性フォーク・シンガーが歌っています。バックの演奏もギター程度でシンプルなものばかり。

 このアルバムもアイスランドに伝わる音楽を集めているため、前述のアルバムとかぶる曲もありますが、演奏者が変わると雰囲気も変わり、それも興味深いところかと思います。

 シンプルな歌唱で、より民謡(フォーク)っぽいものを求められる方は、たぶんこちらの方が雰囲気的には好きなのではと思います。音楽は個人の趣味なので、どちらがいいということではなく、要は好みの問題であり、できれば両方とも聞いていただければと思います。

 どちらもしっかりとした解説付きで、英語ヴァージョンの抄訳はショップの商品説明のところに掲載しました。また、解説のみならず、歌詞が英語に翻訳されたものもあるので、アイスランド人のメンタリティを知る、よき指針になってくれるかとも思います。
 正直なところ、アイスランドの人のジョークはかなりシニカルで(私の知り合いがたまたまそうなのでしょうか)、ブラック・ユーモアは私には分かりにくい。それはイギリスのジョークにも結構言えることで、どうも私はあまり馴染めませんが、「知る」ことと「馴染む」ことは別物なので、とりあえずは知ることができただけでも有り難いことです(アイスランド語じゃわからなすぎるので)。
***

 今年10月に最高が決定しているアイスランド・エアウエイブス&オーロラ・ツアーの説明会は8月20日(土)です。詳しくはこちらをどうぞ。(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif




  アイスランドのトラッドもあります!↓









ビョークのライブ決定!エアウエイブス・ツアー!↓
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by icelandia | 2011-08-16 21:55 | アイスランド音楽名盤紹介 | Comments(0)
今年で第6回!アイスランド・エアウエイブス&オーロラ・ツアー説明会最終案内!
 暑い日が続きます。熱中症に気をつけ、必ずマメに水分と共にミネラル分も摂取してくださいね。
 日本はうだるような暑さ、レイキャヴィクは気温20度足らずの快晴、晴天続きでしたが、どうやら今週は雨模様になりそうです。そうはいえ、アイスランドの天気は変わりやすいため、一日中ジトジト降りっぱなしということはあまりありませんが。

 さて、そんな中、アイスランド・エアウエイブス&オーロラ・ツアーの募集が終盤になってきました。今年はビョークのアイスランド公演を見るチャンスもあり、フェスの出演者も粒ぞろいで、今年の私は身体を5等分くらいに引き裂かないと全部は回りきれないことでしょう。
 そうなってくると、逆にビョークのライブが恨めしいかも。ビョークの裏に私の好きなアーティストがやっていたら、大泣きだもん。でもビョークも見たい!(どっちやねん!!)

第6回:
小倉悠加と行くアイスランド音楽フェス&オーロラの旅7日間

(9日間ヴァージョンもあります)
2011年10月11日(火)〜10月17日(月)

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 このツアーについての説明は、こちらのブログをご一読ください。

 このツアーは、お客さまの便宜を事細かく考えてサポートし、自分で自由に歩いて発見したり、好きなアーティストを探求することのできる余地を充分に残した楽しい内容です。

 今年でツアーは6年目(6回目)を迎え、毎年お客さまからいただくフィードバックやリクエストを反映して内容も充実。私が現地の音楽関係者やアーティストと顔なじみであるからこその、ちょっぴり特別な情報や待遇などが発生することもあり、それが大きな違いを産むうれしいサプライズが毎年起こっています。

 物事は何でもそうですが、実際に行ってみないと分からないことが沢山あり、エアウエイブス初参加前のレイキャヴィク滞在時間が一ヶ月間にも及んだ私でも、最初の時はアタフタ&右往左往&よくわかんないで終わりました。
 もちろん初回もそれなりにすごく楽しかったのですが、やはりもっと情報が欲しかったなぁと痛感したものでした。

 それは誰でも同じなのか、よく現地で日本人の方に私は呼び止められ、いろいろと質問をされます。それは音楽関係者でも同じで、評判を聞きつけてやってきたのはいいけれど、よく訳が分からずだった人が、私と少し話をして「なるほど、やっと分かりました」ということもありました。
 あまり分からなくても、それなりに楽しめることは楽しめますが、せっかくアイスランドまで行くのですから、しっかりと情報をゲットして、フルに楽しみたいと誰でも思うのではないでしょうか。

 なのでこのツアーは、アイスランドまで遠出をするみなさんに、最初から充分に楽しんでいただけるように細かな配慮をしています。実際に評判がすこぶる良くて嬉しい限りですし、私が蓄積してきたものを出来る限り現地でみなさんと共有しますので、ぜひ充実した時間を過ごしてくださいね!

 以下が最終の説明会になる予定です。希望があれば9月にあと一回やってもいいのですが、既にかなり参加者が決まっているため、席がとれるかが問題になるかもしれません。

アイスランド・エアウエイブス&オーロラ・ツアー説明会
終了致しました

(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif




  アイスランドのトラッドもあります!↓









ビョークのライブ決定!エアウエイブス・ツアー!↓
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by icelandia | 2011-08-15 19:18 | News | Comments(0)
アイスランドの自然&生活を写真と音でつづる写真集+CDセット限定入荷!
 アイスランドから荷物が届き、何点かご紹介したいものがあるので、少しブログに書きますね。

 アイスランドは大自然が素晴らしく、とても素敵な写真集が何冊かあり、入手可能なものはICELANDia音楽ショップでも扱っています。

 で、素晴らしい写真集は当たり前に素敵な写真ばかりですが、ちょっと捻りのある、遊び心のある写真集もいいのではと思い、こちらの写真集をご紹介させてください。

『 Pictures - and their sounds』 (200部限定)
 http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=33971285
 *38枚の写真とCDのセット。英語。アイスランド国内のみ流通。
 *サイズ21x15cmのスケッチブックサイズ。 全約80ページ

 
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 表紙が素っ気ないのですが、なかなか斬新で楽しい作品で、ドイツ生まれでレイキャヴィク在住のクラウス・エスターネック氏がアイスランドで行った展示会を一般おみなさまにも楽しんでいただきたいと作ったものです。

 この作品の特徴はアイスランドのあちこちを回りながら写真を撮影した直後にその場で音を録音したこと。たとえば、下の写真はクレイファルヴァトンという温熱地帯で撮影されたもの。地から熱湯がブクブクと沸き上がってきているところです。
 言葉で書くと「ブクブク」ですが、これが本当はどんな音なのか・・・。それがこの写真集+CDなら分かるということですね。
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 上記の写真と音の他、収録されたのはレイキャヴィクのシンボルであるハトグリムス教会の鐘の音や、シガーロスが『Heima』でも演奏していた魚の工場跡地の音、サッカーではしゃぐ少年の声、鳥の鳴き声、美術館の展示会オープニング時の音、大地から湯が湧き出るブクブク音、小川のせせらぎ、雨嵐が窓を叩く音等、ハっとさせられる音や写真が多く、とても楽しく想像力を働かせることができます。

 もちろん、音だけでも風景を想像することができるし、写真を見て音を想像することもできるし、どちらか単体の方がイマジネーションが広がっていいと思う人もいるかもしれません。本作は、写真と音の両方を提供することで、より現実に近い想像が可能になっているのが特徴でしょう。
 音を聴きながら写真を見ていると、あたかもその場にいるような気分になるのが不思議。それとも、そういう気分になって当然なのでしょうか。

 素晴らしい大自然のアイスランド写真集は結構ありますが、もう少し生活感があったり、もう少し実感が沸くようなものがいい、という方に特にお勧め!写真を長めながら音を聴き、どっぷりと観光気分に、またはアイスランドの住民になった気分に浸ってください。楽しめます! (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif




  シガーロスの幻のアルバムも再入荷!↓









ビョークのライブ決定!エアウエイブス・ツアー!↓
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by icelandia | 2011-08-12 13:10 | アイスランドってどんな国? | Comments(0)
アイスランドのライブカムは見る清涼剤!氷河湖、間欠泉、大露天風呂を疑似体験?!
 今日は思わずツイッター(@YukaOgura)で「あぢ〜」とだけ書いてしまいました。本当に暑い日が続きますね。ノドが乾いたと思わなくても、必ず水分と、汗で失われるミネラル分も摂取してくださいね。
 
 あまりにも暑いため、暑中お見舞いということで、アイスランドの今を見る事のできるライブカムをご紹介しましょう。まずはアイスランドはヨークルサルロンという氷河湖のライブカム。見るだけでちょっと涼しい気分になれるかも!

ヨークルサルロン(氷河湖)
http://live.mila.is/english/jokulsarlon/
 上のリンクがライブカム。画像はキャプチャなのでライブカムではありません。
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 それから、間欠泉がドッカーンと噴出するのを見たい人はこちら。5分か10分眺めていれば、必ず噴出するところを見る事ができます。現場へ行かないとその迫力までは分かりませんが、気分だけでもぜひ!
ゲイシール(間欠泉)
http://live.mila.is/english/geysir/
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 そして、広さが世界一と言われる露天風呂のブルーラグーンはこちら。見えている部分は、そうだなぁ、全体の5~6分の1程度でしょうか。ここの規模感も、やはり一度行ってみないと分からないでしょうね。
ブルーラグーン(世界最大の露天風呂)
http://live.mila.is/english/lonid/
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 10月のアイスランド・エアウエイブス&オーロラ・ツアーでも、ブルーラグーンへ行くことができます。最終の説明会を8月20日(土)に予定しています。詳しくはこちらをご覧ください。 (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif




  シガーロスの幻のアルバムも再入荷!↓









ビョークのライブ決定!エアウエイブス・ツアー!↓
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by icelandia | 2011-08-11 22:38 | アイスランドってどんな国? | Comments(0)
回顧録:2003年エアウエイブス最終回。台所から生まれる企画、シガーロスとアルバム・リーフの共演
 2003年のアイスランド・エアウエイブスのレポート最終回です。長ったらしい文章ですが、読んで一番面白いし、アイスランド音楽に関わり始めたばかりだからこそ、シーンの真髄がよく出ているかと自分でも思います。今はもう知りすぎてしまって、ちょっとこういう文章は書けないかも、とも・・・。

2003年Icelandic Airwaves見聞記 :パート3

 「パート2」はこちら
 前回も書きましたが、正しくは「Iceland Airwaves」です。2003年には、フェスの名前さえ正しく把握してなかった私(汗)。本当に失礼します!
***

 到着したのは、中心地からほんの1-2ブロック離れたレイキャヴィークにありがちな細長い建物で、階段のところにずらりと靴が並んでいた。そう、アイスランドの家では日本と同じように靴を脱いで上がる。

 部屋の中に入るとテーブルを囲んで10名ほどが整然と座り、ごく静かに笑談していた。奧にピアノがあり、部屋中の数カ所に書棚があり、読書家の多いアイスランドらしい内部だ。私は身近にある椅子に座った。それにしても私はここにいる誰も知らないし、誰も私のことを紹介してくれない・・・・。ちょっと居心地が悪かったが、ボケっと座っているのもバカみたいなので、隣の男性に「ここにはどんな人が集まっているの?」と聞いてみた。

 切り出してしまえば簡単だ。ここにはミュージシャンやビジュアル・アーティストが集まっていて、あと30分ほどで出番が来るミュージシャンもいるということを隣の彼は快く私に話した。しかし私が話しかけた彼とて全員を知っているわけではないという。ま、そんなものだろう。そして私の左から2番目に座る細面の彼を差して、
 「それから、この彼はMaus(マウス)のメンバー」だという。
 「あぁ、マウスね。アルバムのCDカバーの内側にあるポケモンは、著作権にひっかからないの?」と私がすかさずそのマウス君に質問した。

 マウスはアイスランド国内では安定した人気と実力のあるバンドで、当然エアウエイヴスでも演奏していたが、時間が合わず見ていなかっ
た。アルバムは聞いていたしポケモンの件は気になっていたので、話のきっかけついでに尋ねてみた。
 マウス君によれば、あのポケモンはギター・ケースに張ったステッカーの写真であるという。正規品を写真に写したものなので、著作権は違反していないというのが解説だった。ホントかな?
 
 そんなこんなで話が弾んできたところに、ヨハンが「紹介したい人がいるからキッチンへ来てくれ」と私を呼びにきた。そして紹介されたのは、Kimono(キモノ)のメンバーであるというアレックス。
 ははぁ、そういうことなのか。いつもメディア・センターで顔を会わせていたこの彼は、キモノのメンバーでもあったというわけだ。

 8月に訪氷した際キモノは湾岸の博物館でパフォーマンスを見ていた。そのキモノのヴォーカルとメディアセンターの彼が同一人物であるとは、紹介されるまで気付かなかった。そして彼はアイスランド人ではなくカナダ人だという。どうりで彼がアイスランド語を話すところを見たことがないわけだ。
 
 何でもヨハンはこの建物の上階に一時期住んでいて、引越時にアレックスから椅子を借りたことがあったとか。そんな雑談はいつの間にか先日のキラキラのパフォーマンスのことになり、気付くとふたりは、年末にヴィジュアルと音楽を融合させたライブをやってはどうか、という企画を話し合っていた。

 「キラキラがやってたみたいに、音楽とヴィジュアルの両方を重視したもので、ステージに奥行きのある場所がいいな。オーケストラ・ピットがあるとか、とにかく適度な段差があってどちらも強調できるような感じにしたいんだ」
 「そうだね。既にあるビジュアルを映像アーティストから提供してもらってもいいし、音楽に合わせたいなら新たに制作してもいい。アーティスト側は手弁当でもいいけど、そうなると映写機器や音響機材に金がかかるから、その実費くらいは賄える程度に協賛を取りつけて・・・・」

 それならあそこの劇場はどうか、どのアーティストに協力を仰ぎどこまで市が協賛してくれるだろうか等、私の目の前でどんどんと会話が進み、イベントの輪郭がおぼろげに浮き上がってくる。文章にしてしまえばそれだけのことだが、私は天と地がひっくり返るほど驚いた。
 
 英米や日本の巨大音楽マーケットの、それもメジャーな会社の内側しか知らない私にとっては、これはもう大ショックだった。イベントの企画というのは、企画会議があり、コンセプトや予算を練って出演者を依頼し、各企業から協賛を取りつけ、どう運営するか・・・というような、商業ベースの物事の進行しか馴染みがないため、民家のキッチンの一角でチップスをつまみながらビール片手に企画が生まれてくるその瞬間を目の当たりにしたことに、目眩がするほどのショックを覚えた。そして同時に、これがレイキャヴィークの音楽シーンの原動力であり強みであることをひしひしと実感した。
 
 「え?本当にそれを年末にやるの?」
 「面白そうだろう。ぜひやりたいよ」とアレックス。
 「ここではこんな風に何かが始まっていくのね。つまりキッチン・モーターズも、アパラットもこんな雑談から生まれてきたわけ?」
 「そうだよ。自然なことだろう」とヨハン。
 「マジ???!いつもこんな風に物事が始まるんだ・・・」
 
 どうやら二人は、話の成り行きに驚いている私を奇異に感じているようだった。彼らにとってはそれが当たり前であり、日常茶飯事である。驚きに値する要素はない。総人口28万人では商売にならないのか、世界の大手レコード会社の影はこの国では薄い。イニシアチブを取る商業ベースの音楽会社が不在であるからこそ、アーティスト自身が動かなければ何も始まらないし、今までもそうやって自らの手でシーンを動かしてきた。
 音楽アーティストというと、アーティスト以前にまずレコード会社がありマネージャーがいて、その壁を乗り越えないとアーティストに到達できないという図式が。私の音楽業界人生20年の常であったが、そんな贅肉のない彼らは、こうしていとも簡単に面白そうな企画を立て、その実現を楽しみに日々を送っていく。至極純粋で分かりやすい動機だ。そんな当たり前のことに驚いている我が身を振り返り、いかにどっぷりと商業主義にはまっていたのかを思い知らされた。
 
 世界が注目するレイキャヴィークの音楽シーンとは、そういう場所なのだ。この自由な空気と積極的な姿勢が、あのビョークを産み、シガーロスを輩出し、カラシを世界に送り出してきた。
 
 私が唖然としている間にも、アレックスとヨハンは盛んにその計画を練っている。すると私の横に立っていたラゥルスが、「これを見てごらん」とニタニタしながら新聞記事を開いて見せた。
 それは彼が自社レーベル第一弾としてCDをリリースするエイヴォール・パルスドッティルの新聞の全面記事だった。それもフリーペーパーではなく、しっかりと購読料を取るアイスランド最大にして最高に信頼されているモルグンブラジズ紙(Morgunbladid)である。
 「すっごーい!どうしたのこれ?」
 「明日の朝刊なんだ。いいだろう。彼女はフォトジェニックじゃないんだけど、カメラマンが頑張って時間をかけてたから、すごくいい写真になってる。それにほら、表紙の上にも顔写真入りでこの記事のことが紹介されているだろう。もう大満足だよ」とご満悦。
 
 ラゥルスはビジネスマンではあるが、アーティストに負けず劣らず信念を持って音楽に携わっている。売れ線狙いの商業的な音楽は排除して、「この音楽をぜひ聴いてほしい」という音源だけを集めたCDショップ、12Tonar (トエルヴ・トーナー)を開き、いまや音楽出版、レーベル運営にも手を出そうとしている。彼の話は別口に詳しくするとして、アーティストとは動く場所こそ異なるが、ラゥルスはこういったアーティストのよき理解でありシーンを支える立て役者のひとりだ。
 
 私の目の前でシーンが動いていくような、レイキャヴィークの音楽シーンの真髄に触れたような、そんな感覚にとらわれた上に、先程のテーブルの面々に誘われてアイスランド産のブラック・デス(=黒い死)と呼ばれるウォッカ並の強い酒をあおったせいか、軽く頭がクラクラする。「あぁ、本当に来てよかった」と心地よい酔いを感じた瞬間だった。
 
 心底満足してしまったので、これで日本へ帰ってもいいくらいだったが、夏に東京へ招聘したトラバントを地元で見なければ悔いが残る。
 その場に居た何人かが出番になるので会場へ向かうというので、私もアレックスの家を出ることにした。彼らは港にある美術館(Hafnarhus ハフナルフゥス=ハーバー・ミュージアム、レイキャヴィーク・アート・ミュージアムとも呼ばれる)へ向かい、私とクリスティン・ビョーク(=キラキラ)と彼女のボーイフレンドでハドソン・ウェインというバンドのメンバーの彼は、トラバント目当てにナサへと足を運んだ。
 
 ナサは熱気ムンムンだ。すごい人混みで前の方へ行くには時間がかかりそうだし、人混みをかき分けるのは至難の業だなぁと思っていると、こっちへいらっしゃいとばかり、クリスティンが奧へ行こうと私を手招きをしている。奧の方はやだよぉ、アイスランド人は背が高いからステージが見えないだもんと思いつつ、仕方ないので彼女に続けば、なーんてことない、ステージ前への近道だった。

 すると間を置かずトラバントのメンバーが現れた。既にアイスランドでは人気が確立されているだけあり、客もバンドも演奏前から出来上がっている様子。おぉ、東京よりも衣装も派手じゃん。顔や身体にはグリッターが塗りたくられている。クリスティン(通称キラキラ)に「トラバントのメンバーの身体にキラキラがついてるね」と言うと、ニッコリしていた。

 ライブは東京公演と同じくゆるい曲からのスタートだが、最初からエンジン全開だ。ヴォーカルのラグナーが客席を煽れば煽るほど、観客は喜んでついてくる。日本では彼のエッチな仕草に度肝を抜かれ、客が引いたことがあったが、ここではみんな大喜びだ。アイスランドに何度か滞在して分かったことだが、彼らは人生にジョークを求める。それもイギリス人的なスノッブな「ユーモアのセンス」などというものではなく、悪趣味と紙一重の毒のあるジョークを好む。トラバントはそれを体現したようなバンドなのだ。だからアイスランド人のジョークを理解しない限り、彼らを真に楽しむことは難しい。    
 ひねりのきいたエレクトロ系のサウンドも面白いが、彼らの醍醐味は、毒あるジョークを熱を込めて大まじめに演奏するところのコントラストにある。私自身が選んで東京に呼んだバンドだったとはいえ、日本向きではなかったとちょっぴり反省。地元でのライブはメタクタ楽しく面白く、大笑いしながら楽しんだ。
 
 さて、私はBlake(ブレイク=元GusGusのメンバー)を見るつもりだったが、クリスティン達は美術館へ戻るという。

 「The Album Leafを聴きにいきたいの」ということだ。
 「それって誰?アイスランド人?どんな音楽?」
 「私もよくわからないんだけど、シガーロスのメンバーが関わっているっていうから、チェックしておこうと思って
 そうかぁ。シガーロスと聞いては私も行かざるを得ない。ブレイクも面白そうだが、ダンス・ミュージックであることに違いなく、そういう意味では想像がつく。そうなると、断然シガーロス系に軍配が上がる。うーん、やっぱり持つべきは音楽通の友。
 
 ハーバー・ミュージアムに到着すると、ちょうどこちらも前のパフォーマンスが終わったようで、忙しなく人が出入りしているところだった。まずはガールフレンドを連れているムギちゃんに会い、それからクリスティンが、「彼女もミュージシャンなのよ。アミナというストリング・カルテットのメンバーで、この前ムームというグループといっしょに東京へ行ってきたばかり」とオゥロフを紹介してくれた。アミナはシガーロスの日本公演のバックを務めていたし、ムームは私のお気に入りバンドである。
 オゥロフにあいさつし、「東京のリキッドルームでの公演、素晴らしかったわ」と言うと、私がムームの東京公演を見ていて日本からわざわざエアウエイヴスを見に来ていることに非常に驚いたようだった。そういえばムギちゃんも、ライブ後に私を見て驚いていたっけ。こんなに頻繁にレイキャヴィークに来る日本人は珍しいのだろう。

 ムームと聞いて心躍った私は、あれやこれやと彼女にぶつけてしまった。
 「ジョニー・キャッシュへの歌もスペシャルだったし(日本公演がジョニー・キャッシュの葬式の日であったため特別に一曲披露していた)、ムームの音はレイキャヴィークの街の雰囲気をよく伝えていて、アイスランドが思い出されて、聴いているとこの街がすごく恋しくなって、何度も涙しそうになったわ。それで、ニュー・アルバムの進行状態は?どんな感じの曲?ツアーは?」

 と、質問を連発する私に彼女は戸惑いながら、「私はツアーに動向しただけでレコーディングのことはあまり分からないの。ごめんなさい」と言われてしまった。確かにそうなのだろう。ムームは双子の姉妹と2人の男性から成るグループであるが、この双子の片割れが脱退したので、彼女はその穴埋めをしたにすぎない。

 それじゃ他のメンバーによろしくと言ってオゥロフと分かれ、座る場所を探すことにした。狭くはない会場なのだが、かなりごった返している。ざっと見たところ軽く2百人は集まっていそうな感じで、この手のライブにしては破格の客数だし、アーティストや業界関係者が占める率がとても多いように見えた。
 
 ステージに現れたのは、シガーロスのキーボード奏者であるキャータンと、同じくシガーロスのドラマーのオリー、それからギターがジ・アルバム・リーフことジミー・ラヴェル、バイオリンの女性はアミナの一員であったようで(前述のオゥロフではない)、その4人でのステージだ。
 そしてジミーがギターを演奏し始めたとたん、私は心の中で悲鳴をあげた。だって、モロ好き系の音なんだもん。

 しっとりと落ち着いたアコースティックなギターの響きに、ヴァイオリンの暖かな音が踊り、キャータンの幻想的なキーボードが全体を包むと、そこに抑えたビートのドラムスが加わる・・・・。北欧の冷たく澄んだ空気を、更に幻想的にするような濃厚かつ甘美な世界に、気持ちよく酔いしれる以外何ができようか。
 ジ・アルバム・リーフを聴いている間、私はひたすら幸せだった。時々ビール瓶がフロアに転がり、カラカラと甲高く鳴る音まで効果音に聞こえるほど、何もかもが完璧に思えた。博物館というスノッブな空気の会場、レイキャヴィークの静寂、そして街を囲むアイスランドという驚異の大自然に、これほどしっくりくる音楽はない。それに単なるミーハーだが、シガーロスを思いがけず地元レイキャヴィークで聴くことができたのが、とてもうれしかった。そこに居合わせた観客も同じ気持ちだったのか、最後は大拍手のスタンディング・オベーションだっ
た。
 
 ハイになるのは脳内ホルモンの仕業であるという。心地よい音楽は人をナチュラルハイにする。GusGus(ガスガス=現地ではグゥスグゥスの発音)を見ると言っていたクリスティンは、「やっぱり眠くなったから帰るわ」と脱落し、他の関係者も次々と帰宅の途へついた。私も最高にいい気分だったのでホテルへ帰ろうかとも思ったが、欲張ってGusGusを追求することにした。

 時間はちょうど深夜0時。ナサは相変わらず入場止めの満員御礼状態。私は緑色のプレスパスをひらひらさせて、優越感に浸りながら会場内へ。既に12時からのインターナショナル・ポニーのパフォーマンスが始まり、御多分に漏れずビート強調でガンガンやっている。確かに楽しいパフォーマンスだし、気持ちよく乗れるのだが、私が感じるレイキャヴィークの雰囲気とは趣が違う。数曲は楽しんで聴くことができたが、この調子であと一時間GusGusを待つのは辛い。
 
 アレックスの家を出た時点から、すべてがオマケだ。今日は十二分にすべてを堪能した。今夜はこれでお開きにした。
 
2003年10月19日(日) 
 今朝は何やら外が騒がしい。ホテル・ロフトレディールの私の部屋はアイスランド国内とフェロー諸島などの近隣の島への航空便が出ている空港の真ん前で、それでも普段はごく静かなものだ。なのに今朝は何となくワサワサと気配がする。

 カーテンを開けて驚いた。小型のプロペラ機が・・・・30機ほどずらりと揃っているだろうか。何でも開港100周年記念とかで、航空ショーがひらかれていた。日本に残してきた息子のためにと動画を撮っていたのと、贅沢かつわがままな話ではあるが、この2-3日で数年分の音楽を一気に体験してしまったような感じもしていたので、ショボショボした目で町中のシラカスまで出ていく気がせず、結局この日は丸一日ホテルで過ごした。
 というわけで、私にとっては正味4日間のエアーウエイヴスとなった。(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif




  シガーロスの幻のアルバムも再入荷!↓


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by icelandia | 2011-08-09 23:33 | アイスランドってどんな国? | Comments(0)
ビョークの新プロジェクトは「自然・音楽・テクノロジー」を「聴き・学び・創作する」です!
 私、ハタと思ったのですが、ICELANDiaブログでビョークを取りあげたことが、ほとんど無いような気がします。

 ビョークもシガーロスも、他のサイトや個人のブログで充分に取りあげられるので、あえて私がご紹介するまでもないだろうというのが理由。同様に、置いておけば売れるとは思うけど、ICELANDia音楽ショップでもビョークはレア盤しか置いてません。シガーロスも同じ。商売気なさすぎか・・・。

 昨夜、アイスランドの合唱団の歌を聴きながら、国際的に評価されるビョークの個性のひとつは、アイスランドで脈々と繋がれてきたメロディに基づいていること、そのせいかビョークのアイスランド国内での評価は、国際的な評価になかなか追いつかないこと等を考えていて、それは面白い記事になりそうなので、10月に彼女の公演を見た後、それはまとめて書こうかなぁ、とも。
c0003620_23595295.jpg
 あ!でも、ビョークの腕にあるタトゥーのサインポストのペンダントは扱ってます。アイスランドの職人さんが作ってくれています。

ビョークとお揃い!?ルーン・コンパス、Signpost サインポスト
http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=10726020

 そそ、それで、私はブログでビョークについてを書いていなさすぎると気づき、今日はサクっと最近のビョークの活動をご紹介しますね。既にご存知の方も多いとは思いますが・・・。

 ビョークのニュー・アルバム『Biophilia』は9月26日発売予定(日本も同じかな?)。でもアルバムが出る前に、既にiPadアプリでいろいろな曲が発表されています。悲しいかな、私はiPadを持っていないため、そこらへんの事情がよく分かっていません。
 音叉の超特別ヴァージョンの限定盤も販売するようですが、あまりにもお高くて、とりあえず自分の分は確保しましたが、ショップで扱うかは未定。
 
 このアルバムは、ICELANDia音楽ショップでも扱う予定にしていますが、特にアイスランド・ヴァージョンのアルバムが出るわけでもないため、10月にアイスランドへ行った際、何かおまけになるものがないかを探った上で販売しようと思っています。去年はアミーナのサインをメンバー全員からもらうことができましたが、可能であれば、ビョークも同じようにできないかなぁ、と。

 このアルバム・・・というよりも、バイオフィリア・プロジェクトでは、「自然・音楽・テクノロジー」を「聴き・学び・創作」すること目指したもので、アイスランドの国立劇場ハルパ公演でも、ライブと共に展示会が行われます。子供達の教育プログラムもあるため、子供になって忍び込みたい衝動に。知り合いの子供を貸してもらえば、保護者として参加できるのか?と、何でも覗き見したい私!

 そして今回は、アイスランドに国立劇場ハルパがオープンしたため、ビョークは久々に故郷のアイスランドで本格的なツアーを行います。全8公演(内、音楽フェスのアイスランド・エアウエイブスが2公演)。先日イギリスで行われた公演の模様がこれ。

 なにやらスゴイのか原始的なのか、よくわからない仕掛け!楽器らしいのですが、どのような仕組みで音が鳴っているやら興味津々。リハーサルに入り込めないかなぁとか、アイスランドの方が東京よりも融通が利きそうなので、好奇心丸出しで見てくる予定。

 ビョークを見るチャンスのある、アイスランド・エアウエイブス・ツアーはたぶんまだ数席残っていると思います。詳しいことは、こちらでどうぞ。
 
 最後にビデオをもうひとつ。ビョークが発注した楽器の制作風景。あぁ、早く聴きたい!見たい!



小倉悠加/Yuka Ogura
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by icelandia | 2011-08-07 16:43 | Comments(0)
心に染みるアイスランド・フォーク満載、祖母に捧げたホーム・コンサートの実況盤登場!
 いつもICELANDiaブログにお立ち寄りいただき有り難う御座います。

 新しいアルバムが何枚かアイスランドから入荷したので、ちびちびとご紹介させてください。

 折りに触れて書いていますが、アイスランド音楽は良くも悪くも商業ベースに乗りにくい。なにせ総人口が32万人なので、0歳児から最年長者まで全員が2枚買い、やっと50万枚ヒット。普通は売れたとしても数百枚です。
 なので最初から、商業的にどうのという考えがなく、趣味や楽しみで作ったり、家族のために演奏したりと、音楽シーン自体がとてもさわやかに私には映ります。

 それでも才能がある人は容赦なく才能があり、ビョークやシガーロス、そしてムームやヨハン・ヨハンソンのように、国際的に活躍するアーティストもいて、むしろ変な下心がない分だけ個性的な存在が多く、決して大きなシーンではないのに、個性豊かなアーティストが揃っているのがアイスランドの音楽です。

 そんな中、近年私がすごーく気に入っているのがスヴァヴァル・クヌントゥルというシンガー・ソングライターで、いつの時代でも必ずその存在が光り輝くであろう弾き語りアーティストで、ごくシンプルな演奏と歌で心にしみる歌を聴かせてくれます。
 サウンドの作りがスゴイのはなく、ひたすら暖かな声で素朴に歌う人。そしてそれが凄くイイ!

 だって、こんな感じのちょっとモサくて目がかわいいお兄さんが、暖かい声でやさしく歌ってくれたら、ホンワカするでしょう。そうかといって軟弱ではないし、メロディにもヒネリがあり、ソングライターとして力量のある人です。


  前作の『Kvoldvaka』はシガーロスのスタジオを使い、ヨンシーがサウンド・エンジニアを務めていました。
 http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=17941940c0003620_2346241.jpg  

 このアルバムの内容はUstreamの ICELANDiaTVでも何度かご紹介して、ハマッタ方が少なからずいらっしゃった覚えが。
 ギターやピアノ、ドラムスと、ミニマムな編成でのアレンジで、しっとりと、暖かな声で歌いかけてくれるアルバムで、キャンドルライトの似合う作品です。曲はスヴァヴァルのオリジナル。

『amma (songs for my grandmothers)』(祖母に捧げる歌)
http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=33854872
 そして、次に出てきたのが『amma』(アンマ=祖母)というアルバムで、友人であり、所属レーベルの社長の自宅のリビングで、家族と友人のみを招待して行ったライブの模様を納めた作品です。

 内容は、自分をずっとやさしく見守ってくれた3名の祖母に、歌ってあげたいと思っていた、アイスランド伝来のなつかしい曲ばかり。
 c0003620_23432170.jpg 歌詞を印刷した小さなブックレットもついているので、アイスランド語学習者にはとてもいいアルバムだと思います。アイスランド特有のメロディも感じられるし、アーティスト自身の言葉による短い解説も、その歌や、取りあげた理由の背景がわかってとても興味深く、思わず日本語訳を付けてしまいました。アルバムご購入者には日本語訳を差し上げます。歌詞ではなく英語になっている解説部分のみです。

 それからこの所属レーベルの社長宅というのは、私がアイスランドへ行く度に顔を出してお茶をする場所で、去年行った時に「昨日ここで、スヴァヴァルがホームコンサートをやった」と言われて、すごーく残念な思いをしたのでした。だって私も参加したかったんだもん!

 アイスランドで長い間歌われてきた曲ばかり、というだけあり、どこかで聞いたことのある親しみやすいメロディが多く、私はこういうのが大好きです。

 以下は、アーティストからの言葉です(発売元より許可をいただき翻訳しています)。
***

リスナーのみなさまへ、

 この数年間、私はライブで、自分の作品と共にアイスランドで愛され続けるフォークやトラッド曲を取りあげることが増えています。それは私自身が深い感銘を受け、人生の大切な一部になってきた曲ででもあります。自分のオリジナル曲での新作を出す前に、そういった曲を集めた、いわばカバー・アルバムをライブ録りで作りたいと思いました。

 私の友人達もそのアイデアに賛成で、私のレコード会社の社長アザルスエイン・アゥスベルグも、彼の居間でコンサートに諸手を挙げて歓迎してくれたので、障害も何もなく、計画通り事を進めることになりました。軽食が用意されたハウス・コンサートには、家族と友人を招待しました。その雰囲気には忘れがたいものがあります。

 そこには祖母のスヴァヴァの姿もありました。私が彼女に歌ってあげたいと思っていた懐かしい曲の数々に耳を傾けてくれた美しい瞬間でした。そんなこともあり、このアルバムは幼い孫をいつもやさしく、暖かく心から見守ってくれた私の祖母スヴァヴァ、ヴィルボルグ、ソゥルヒルズルに捧げます。このアルバムに収録したのは大切な曲ばかりで、私の心の中に特別な思いがある作品ばかりです。

 リビングに集まってくれたのは、私が大好きな人ばかりで、いわば「中間業者」抜きで、音は無理に増幅することもなく、直接愛する人々に歌いかけることを楽しんだ、素晴らしい夜でした。キッチンにはサウンド・エンジニアのヨン・スクッギがいて、あらゆるノイズ、音割れ、私の大きな息づかいに耳を傾けてくれた。彼の存在は計り知れず、心から感謝を。

 アザルスエインのリビングに漂っていた愛と暖かさ、そしてしっとりと落ち着いた雰囲気が、みなさんの耳まで届きますよう。レコーディングを聴き直しながらこの文章を書くにつれ、私が歌に託した両親への、兄弟への、祖父母への、愛する友人や恋人への愛情を改めて感じます。このアルバムに耳を懲らせば、近所を通過する車やリビングの椅子、編み棒の音が聞こえるかもしれません。でも、それがこの作品をより一層「家庭的」にしていると思います。

 どうぞお楽しみください。

Yours always,
Svavar Knutur
***

 アイスランドから何枚か新しいアルバムが入荷しました。順にご紹介しますね。もちろん2003年のエアエイブスの続きもお届けします。 (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif




  シガーロスの幻のアルバムも再入荷!↓









ビョークのライブ決定!エアウエイブス・ツアー!↓
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by icelandia | 2011-08-06 23:57 | Pops | Comments(0)
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小倉悠加が参加するツアー説明会、2017年は3月から5月までのみとなる予定です。それ以降は未定です。
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