execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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オーラブル・アルナルズ&交響楽団ライブ詳細レポートby Keiko Kurita
 日本も本格的に寒くなってきましたね。今年の夏、私は冷房なしで乗り切たため、冬もどこまで暖房なしで乗り切れるかを実践中です。

c0003620_2304857.jpg そして寒さに関してもすごく頼もしい助っ人がアイスランドのニット製品で、何年も前からアイスランド・ウールのひざ掛けは冬の必需品でしたが、今年はここに毛布を導入。これが「ご冗談でしょう」というほど暖かい!熱源は自分の体温なのに、「電気毛布か!?」という暖かさ。暖かすぎて話にならないほどです。大きいのでヒザの上で毛布を二重にしてますが、暑ぎて時々冷たい空気を入れるようパタパタしちゃう(笑)。

 よく見ると細い毛糸が表と裏で二重に編んであり、裏側は表の二倍の密度。だから毛足も長くフワっとした感触ながらも、しっかりと腰もあるんですね。感心!これがそのブランケット。既にグレーがなくてごめんなさい。

 これで簡単なガウンみたいな部屋着が欲しいなぁーーってリクエストしようっと!
***

 さて、今回のICELANDiaブログは、写真家の Keiko Kuritaさん によるオーラヴル・アルナルズのライブのレポートです。このライブの別レポートはこちら。
 Keiko Kuritaさんの素敵な写真と、ライブの裏舞台まで迫った詳細なレポートをお楽しみ下さい!
 
Olafur Arnalds & The Iceland Symphony Orchestra 
featuring Arnor Dan
at HARPA Eldborg

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ただ一言。素晴らしいコンサートでした。鑑賞できたことに本当に感謝しました。

オーラブル・アルナルズのコンサートの鑑賞は、オーロラを見る感覚ととても似ていると私は思うのです。正直言って、写真は何の役にもたちません!そもそも演奏中は、シャッター音をたてたくないのですっ!!ホール隅の人が足を組み替えた音までクリアに届くような繊細な静けさの中、響きわたる壮大で美しく生きた音を「体験」することが全てなのです。いつもそのくらい特別なコンサートを繰り広げるオーラブル・アルナルズがアイスランド・シンフォニー・オーケストラと、しかもアルノル・ダンのボーカルもフィーチャーして演奏していたのです。感激とはこのことです!

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ところで。アイスランド・シンフォニー・オーケストラについての余談・・・というか補足を。

そもそもHARPAはアイスランド・シンフォニー・オーケストラのために作られた施設なのです。90人あまりのメンバーが在籍するシンフォニーのための楽器倉庫や、リハーサルルームなどもあり、オーケストラのメンバーは言わばここに出勤して来るのです。

そして、HARPA内、Eldburgというメインホールでは毎週木曜日、シンフォニー・コンサートが行われています。毎週かわるがわる特別ゲストのピアニスト、バイオリニスト、ソプラノ歌手などを迎え、休憩を挟んだ前後半、それぞれ1時間ほどの楽曲を演奏。演目は年間スケジュールがまとめて発表されます。私もアイスランドに1年間滞在した際、好きな演目や気が向いた時にフラッと観に行ってました。

クラッシックのコンサートにフラッと行けるあたりがアイスランドなのですが・・・きっかけは、このオーケストラで演奏しているメンバ何人かと日常で知り合った事や、HARPAという馴染の場所で、かしこまりすぎずに気軽に行ける環境だったからでした。そして、50人以上の演奏者がアコースティックの楽器を様々な強弱で奏で、それぞれが重なり合い、こんなにも豊かな表情で音楽が響くということに本当に感動してしまったのです。

オーラブルのコンサートがあったこの日も木曜日。通常のコンサートと同様、前半に別のバイオリニストを迎えマックス・リヒターがリコンポーズしたヴィヴァルディの『四季』を演奏し、後半はオーラブル・アルナルズとアルノル・ダンを迎え『For Now I am Winter』のアルバム全12曲をひとつの交響曲のように演奏するというコンセプトでした。

実は、コンサート前日のリハーサル後、友人のシンフォニーのメンバーにどんな気分?と聞くと「うーん・・・いつもと同じよ!」との返答!!私にとっては特別な思い入れで待ちに待ったコンサートでしたし、きっと他のエアウェイブスのお客さん達もそうだったことでしょう、そしてオーラブルとアルノル、主役の当人たちも緊張ぎみだというのに、そんな状況を余所目に、シンフォニーメンバーは余裕でした。さすが!!

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そう。シンフォニーにとってはいつもと同じでも、オーラブル達にとっては違って、特にアルノルにとっては「一生に一度」の出来事だったみたいです。「今までロンドン、ベルリン、NYでフルオーケストラの演奏は行ったけど、こんなにも大きな人数のオーケストラは初めて。正直、アイスランドで、あの部屋で、フルオーケストラと演奏なんて本当にいろんな意味でクレイジーで、エアウェイブスのシチュエーションだから実現したかもしれないけど、とにかく一生に一度の出来事」なのだそう。(断言されるとすごく残念だけど・・・)

前日のリハの後アルノルとはHAPPA楽屋で話しましたが(オーラブルは国営放送RUVの取材にすぐ行ってしまった)確かにいつものチャーミングで情熱的なハート全開のアルノルではなく、あきらかに緊張感が漂っていました。この日、オーラブルのクルーはアメリカツアーから帰って来たばかりで、特にアルノルは20℃の環境の変化に喉の調子を崩してしまい「昨日はファルセットがうまくいかなかったんだ。今日はよくなったけど、オーラブルとの曲は声にフォーカスした歌い方だから・・・」と、ナーバスな様子。

お手製の「スペシャルドリンク」だけを飲み、他のアルコールはもちろん、コーヒー、紅茶、ジュースも飲まないとのことでした。ちなみに、1.5リットルのペットボトルに入れたスペシャルドリンクの中身は、お湯、新鮮なショウガ、ほんの少しのレモン、クローブ、オーガニックはちみつ(オーガニックは味が違うから!)そしてラクリスのお茶を少し。以上は成分の10%で、あとの90%は精神的な思い込みを注ぐのだそうです!でもそのおかげで声はよくなったとのことで、本番は素晴らしく歌い上げました!

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ええ。本番の演奏は、悠加さんも書いていらした通り、プロフェッショナルなオーケストラの響きと、モダンなセンスのピアノ、電子音の融合が素晴らしく、本当にハイクオリティーな演奏でした。それもそのはず。ステージのマイクシステムはリハーサルを重ねエンジニアによって「完璧にコントロール」されているそう。だけど交響楽団との共演なので、ステージ上にモニターがなく、自分たちの声はナチュラルなエコーだけで確認する状況だそう。そういう全ての状況が、あの雄大な音響を存在させていたのですね。残念なことに、これら私の撮った写真なんて全くその時の「体験」を伝えられていないのです・・・
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この日、終始ステージからアイスランド語で語りかけていたオーラブル。だけど最後に「アイスランド語で話しても誰も分かってくれてない気がするから・・・」と英語で「アイスランドで、両親の前で、シンフォニー・オーケストラと共に演奏できた素晴らしさと感謝」を述べていました。

演奏後は、予想していたとはいえ・・・もう完全なスタンディング・オベーション。私も心からの拍手を送りつつ、こんなに充実した表情の彼らをバルコニー席から望んだことをとてもうれしく思いました。
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終演後、楽屋にて。家族や友人に囲まれ、緊張のとけた顔で、だけど感極まったりしながらくつろいでいたオーラブルとアルノル(と、他のクルーもいたけれど!)彼らに感激と感謝を伝えていると「ほんと素晴らしい体験だったよ!!だけどね、どこでプレイして、どんなにサウンドがよくても、それを共有する人たちがいなければ何にもならない、会場をいっしょに作り上げているのだから!」と、みんなに”感謝返し”をしていました。
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PS.
そしてなんとこの夜、レイキャビークの上空にオーロラが!「オーラブル・アルナルズのコンサートは、オーロラを見る感覚ととても似ている」と述べた通りなのですが・・・まさにオーロラまで体験できるなんて、なんと素敵な演出でしょうアイスランド!! (でも、これこそ、こんな携帯写真じゃ何も伝わらなくてすみません!)
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***

Kuritaさんには引き続き、アイスランド・エアウエイブス2013のレポートをお願いしています。次回もお楽しみに。(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif



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知る人ぞ知る軽くて暖かな最高級アイスランド・ニット製品入荷!!↓


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by icelandia | 2013-12-10 23:12 | Comments(0)
世界一軽くて暖かい?!北欧の魅力たっぷりアイスランド・ニット製品出揃いました!
アイスランド・エアウエイブスのレポートの途中ですが、ICELANDiaショップにアイスランドのニット製品が出揃いました!
 毎年のことですが、かなり種類や量を絞っていますので、好きな色や形をゲットしたい方は、ぜひお早めにご覧ください。

伝統のアイスランド・ニット製品一覧
://icelandia.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=879861&csid=0

 アイスランドって寒いからきっとニット製品がたくさんあるんだよね!というだけではありません!
 アイスランドのニットは、ウールの質自体が非常に特殊で、世界でも珍しい軽くて暖かな構造の繊維なのです。

 それに関しては、以前ブログを書いていますので、こちらの「世界一?軽くて暖か、扱いやすいアイスランドのウール」をご参照ください。

 c0003620_3585567.jpg 去年評判がよかったVarmaの製品も今年は新製品を仕入れ、特にこのストライプの手袋は、ありそうで無いデザインで、かつ実際に着用すると結構かっこよくて私は気に入っています。シンプルな帽子とお揃いにもできます。
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アイスランドのウールがたっぷり使われたこのざっくりソックスはとても暖かくて、今年はまだ一度も暖房をつけずにいる私の必需品になっています。コットンの靴下と重ね履きをすれば最強。

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 定番で、こういったふわふわ、ふかふか帽も可愛らしいですね。この帽子、折り返したところが(つまりはオデコに当たる部分)コットンニットになっていて、実用性もよく考えられています。


 それから、去年すごく評判がよかったフェルトのひつじグッズも仕入れてきました。為替相場の変動で、仕入れ値があれもこれも、ものすごい値上がりで大変ですが、この品物に関しては、価格は据え置きにさせていただきました。
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 なにせ自分の趣味で固めているようなショップなので、気に入ったものしか仕入れませんが、その中でも特に今年お勧めしたいのはアイスランド・ウール100%の素晴らしい毛布!
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シガーロスのファンの方は、彼らが『Valtari』を発表した際、Farmers Marketブランドが特別に毛布を制作したことを覚えているかと思います。今回仕入れたこの毛布もシガーロスの毛布と同じく、田舎町の小さな工場で、昔ながらの過程で作られたもので、軽く、暖かく、それでいてしっかりしていて、アイスランドらしい野性味のある逸品です。

 その他、一点ものの素敵なセーターやマフラーなどもありますので、じっくりとご覧ください。もっと写真が見たい!という方は、リクエストしていただければ、なるべく対応させていただきます。

 (それから、ひざかけも同様に素晴らしいのですが、すいません、既に売り切れました・・・。一枚買って気に入って、買い増す方が結構いらっしゃるため、来年はもっと仕入れます。)

 これから冬も本番。益々冷え込む日が続きますね。ぜひあったかなアイスランドのニット製品で、心も身体もじわりとあったかくなってくださいね!
 (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif



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アイスランドのクリスマスをここで調達!↓


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by icelandia | 2013-12-07 04:06 | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2013(3)オケ共演圧巻のオーラブル、芸術家集団ベッドルームレーベルを堪能
(前回のブログはこちら)  今年のアイスランド・エアウエイブスは本当にメチャクチャすごかった!ライブの数もものすごいし(たぶん750ギグくらいじゃなかったっけ?!)、内容のクオリティの高さも素晴らしいのが大半だった。

 もう全貌など掴めたもんじゃありません。なのでこの際開き直ることにして、数多くのアーティストを見ることはやめて、ゆったりと大人の女性として楽しむことに徹底しました!(とはいえ半日で10組のライブを回るような、そういう以前の周り方もしちゃいましたが。ついいつものクセが出ちゃった(笑))。

 それぞれにメインのギグはあったと思いますが、 私が最高に感激したのは、 オーラブル・アルナルズ で、まだ二十代半ばなのにあの充実度はちょっとあり得なかった。

 アイスランド交響楽団との共演で、最新アルバム『For Now I am Winter』のアルバムを最初から最後まで通して演奏するという大コンセプト。で、それがこのライブの後半。前半はマックス・リヒターがリコンポーズしたヴィヴァルディの『四季』。私はなんたって幼稚園時代からの四季ファンだから興味はあったけど、ゆったり大人の女性として楽しむとは言ったところで、そこまでゆったりと時間を過ごせた訳ではなく(←まだ思い切りが足りない!)、後半からハルパの大ホールに入りました。

 で、ハルパに到着した時にホールの12Tonar前で演奏していたのが Oyama で、けだるい感じのヴォーカルと、うねるようなゆるいギターが絶妙なコンビネーションで、知らない間にぐいぐいと引き込まれていく不思議な魅力のグループでした。
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 これにはちょっとしたアクシデントがあり、なにせ大ホールではアイスランド交響楽団が『四季』を演奏している。でもロビーでは大音響でオルタナロックのOyamaの演奏。どうやら大ホールの中までこのロック音楽が届いてしまうようで、演奏途中に誰かがメンバーに耳打ちし、その後「大ホールでのオーラブル・アルナルズの演奏に支障が出てるから、休憩時間まで僕らの演奏を一時中止します」 というアナウンス。
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 え〜、もうオーラヴルやってるなんて!と焦ったら、そうではなく、演奏していたのは四季だったようです。Oyama側が「大ホール=オーラブル」という意識になってたのでしょうね。
 という曰わく因縁付きの演奏で、大ホールの前半の演奏が終わり、20分の休憩に入ったところで、Oyamaは演奏を再開していました。

 そして私は大ホールへ。
 
 ズラリと並んだアイスランド交響楽団のメンバーと共演するのは、27歳になりたてのオーラブル・アルナルズ。若手のポスト・クラシック・コンポーザーとして近年めきめきとその名が知られるようになってきた。二十歳そこそこで、学校の仲間か何かであろう若いストリング・カルテットを従えてのデビューを知っているので、すごく感慨深かった。

 実はこの演奏の数日前、彼のスタジオで少し立ち話をして、「故郷のアイスランドでのフルオケとのライブで、緊張してない?」と尋ねたら、「いや、もうフルオケとの演奏はルーチンになってるから・・・でもやっぱりアイスランドでのフルオケは初めてだから、ちょっとストレスはあるね」と。

 このライブでは最新アルバムをフルに演奏。交響楽団の音色は端正で上品で、そこに丁寧に、丹念にオーラブルがつむいでいく電子音も痛々しいほど美しく、両者が溶け合うようにからんでいく様が見事だった。シンプルなメロディだからこそ、オーラブルの一音一音に感情をこめたエモーショナルなピアノ演奏が際立った。
 バックのビジュアルもシンプルで、矛盾した言葉を連ねるけれど、ミニマルなゴージャス感という表現がぴったりでした。
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 途中数曲歌ったアルノル・ダンの歌声は、シガーロスのヨンシーとはまた違った声質のきれいなソプラノで、普段ガンガンとロックを歌っている彼からはちょっと想像し難い芸術的な響き。アルノルのこのヴォーカルをあぁいう風に使えば最大限に生かせると思ったオーラヴルは、やっぱりものすごい天才なんだなぁと感心。
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 どの曲も川のせせらぎのように流れ、次々と変化し続ける情景と共に、私の心の中も揺れ動き、遊び回り、アイスランドのあんな風景や、こんな情景、自分が出逢ったあんな出来事や、後悔してるこんな出来事などもなぜか思い出されて、すごく感慨深く感激したライブでした。

 アイスランド交響楽団というプロの演奏集団が、オーラヴルの痛いほどのみずみずしい感性を支えたんだろうなぁ、素晴らしいコンビネーションだなぁ、と、しばらくその場を立つ気がしないほど、浸りきりました。

 私は生の弦楽器の響きが大好きなので、アイスランドでこんな豪華な演奏を聴かせてもらって幸せでした。ホント、素晴らしかった。

 このライブに関しては、写真家のKeiko Kuritaさんが楽屋にも潜入して写真を撮ってくださっているそうなので、それは後日お届けできる予定です(こちらの記事です)。

 静かな音の多いクラシックのライブなので、シャッター音に気を遣いながら撮影してくださったシバノ・ジョシアさんにも感謝。

 そして今回のアイスランド・エアウエイブスでもうひとつ、たっぷりと堪能したのが ベッドルーム・コミュニティのハトグリムス教会でのライブでした。
 アイスランド・エアウエイブスとして今回初めてハトグリムス教会の使用許可が下りたということで、ベッドルーム全員、超張り切って取り組んだこのライブも聞き物!

 これも凄かった。ほとんど休み無しで、ぶっ続けで5時間くらい演奏が続きます。セットチェンジといっても5分程度。
 ベッドルーム・コミュニティのメンバ−、親分である ヴァルゲイル・シグルズソンを筆頭に、ベン・フロスト、ダニエル・ビャルナソン、ナディア・シロタ、それから最近このメンバーに加わったジェイムス・ヴィニィ が、入れ替わり立ち替わりの演奏で、あまりよく区切りがわからない。
 それぞれに個性があるけれど、ベッドルームとしての共通の音色や音の質感があり、それがごく自然に流れていきました。
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 正直なところこれも最初から聴けたわけじゃなくて、途中からの参加。結構超満員で、最初の30分ほどは座れる席が見当たらず通路に座ることに。

 休憩時間になったので、会場を一周していると、真ん中の通路の広いところの席が空いたので、パッとそこに陣取ると、なんと隣3名ほど全員私のツアー・グループの人。さすがいい席とってる!そこは、通路を隔ててミキシング・テーブルの後ろだから、音響のバランスも悪いはずがない。

 音響と言えば、教会は天井が高く、ミキシング次第では大惨事にもなるし、大成功にもなる。ここはベッドルームのいつものエンジニア氏と、この教会の音響になれてる係員とのチームワークで音響を組んだそうで、とても響きがよかった。
 ハルパの大ホールでの音は端正で、スッキリした感じで、こちらの教会は暖かみと余韻がよかった。どちらがいいとかではなく、そういう質感を感じたということだけです。
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 その席に落ち着いてしばらく聴いていると、私の横の席が空き、その席をパっと掴んだのが・・・ヴァルゲイル本人!演奏中につき、軽くハグして小声で、「演奏素晴らしかったし、この教会でのライブおめでとう」と言って挨拶。

 そして私が一番楽しみにしていたのが ベン・フロスト。 ベンはいつも奇想天外で、実験的で、あっちにぶっ飛んでいて、本当に大好き。あまりにもあっち方向で理解できない時もあるけれど、でもそのぶっ飛び度が好きなので、それはそれでいいんです。去年は2ドラムスのパフォーマンスだった。

 その点、今年のベンは普通というか、分かりやすいというか。電子音、ノイズ、ストリングスの共演で、彼が得意なとんがった美しさと狂気で素敵だった。教会の荘厳さが、ノイズのおどろおどろしい雰囲気に溶け合って印象的でした。

 私のお目当てはベンだったので、そこで去ってもよかったけれど、居心地がいいし、音楽も好き系なので、そのまま最後まで居座ることに。で、これが大正解で、最後まで居てよかったぁ!

 トリは ジェイムス・マクヴィニィのパイプ・オルガン演奏で、そういえば私は本格的なパイプオルガンのライブを聞いたことがなく、あのド高い天井にパイプオルガンの圧倒的な音量が放たれると、ロック音楽もメじゃないほどノーテンにきて、パンチがあったわぁ。あれを聞いた後は、大音響のロック音楽をノリノリで聞いた後の爽快感!
 そこで思ったのは、なるほど教会でのパイプオルガンというのは、信者を圧倒させるのにとっても効果的なのね、ということ。どうでもいいけど・・・。
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 こんなのばかり紹介してると、アイスランド・エアウエイブスってクラシック系フェス?と間違われそうですが、そうではありません。中心はロックです。が、ジャンルは本当に問わなくて、クラシック的なものも、ジャズ的なものも、ソウル・ファンク的なものも、ラップもメタルもあり、何でもアリです。たまたま私の琴線にふれたのが、今年はクラシック系が目立っただけで。(次回に続く) (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif



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by icelandia | 2013-12-06 02:23 | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2013(2)演奏付きムームのアート展示会でシガーロスのアートもゲット!
 (前回のブログはこちらアイスランド・エアウエイブス2013の目玉のひとつはムーム!5-6年ぶりに彼らがアイスランド・エアウエイブスに登場することもあり、あれこれと力を入れてやっていました。

 そのメインは教会でのスペシャル・ライブですが、ムームに関してはツアー独自の夢のバス・ツアーもあり(かなりのお客さまから実際に「夢みたいだった!」と言われました)、とても写真の数が多いので、パラパラと他の話題を挟みながらご紹介しますね。
   
 今回ご紹介するのは、彼らがフェスと平行して開催したアート展示会で、『The Art Side of the múm』とタイトルされた催しは、ムームのアルバム・カバーの歴史とその関連アートの展示会です。
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 そしてここは前年、シガーロスの『Valtari』のアート展示会を行ったギャラリーでもありました。

 この展示会のオープニングはアイスランド・エアウエイブス初日の夕刻から。オープニング時間キッチリに行っても誰も居ないのが常のアイスランドなので、私はツアーのお客さまを伴って30-40分遅れて行きましたが、ちょうどいい感じの時間帯だったようです。ひどく混み合ってもいないし。
 
 ギャラリーには、歴代のムームのアートワークの歴史がいい感じのスペースを保ちながらディスプレイされています。

 こんなに大きなものも!(この写真はムームのグループ側からお借りしています
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 CDになってしまうとあのサイズですし、アナログも決まったサイズ。なので音楽ファンはオリジナルのアートワークの大きさを知る由もないことが多いことを、去年、今年と続けて痛感させられました。

 あれもこれも、見覚えのある、親しみのあるアートで楽しい!
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 そして私の姿を見るとすぐにオルヴァルが、「あと30分で演奏を始めるから」と教えてくれました。うわぁ〜凄い!演奏付きなんだ!!

 そして始まったのが彼らの演奏はこれこそ真のアンプラグドで、電気楽器も、音声を増幅する機械も何もない、生粋の「生」演奏でした。素敵だったぁ!!
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 彼らは心を込めて、感情豊かに3曲ほど演奏してくれました。こんな素敵な機会は滅多にないなぁ、と、やはり今年もアイスランドでフェスを楽しめることに感謝。
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 アイスランド・エアウエイブスは音楽フェスですが、それに併せてこうしてアート展を開催する音楽アーティストがもっと増えると楽しいことでしょう。

 グループのリーダー格としてグループをまとめ、お客さまに気を遣ってくれるオルヴァルが、今回も私たちをここに招待してくれました。
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 いつも穏やかで朗らかなグンニは、グループのムードメーカーです。
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 シッラの歌声も相変わらず艶やかで伸びやかだし、ギーザの幻想的な雰囲気も音も、ムームには欠かせない魅力ですよね!

 そして奥へ行こうと思った時に見つけたのが、なんとこれ!
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 ムームの展示会にシガーロス!!!みなさんご存知の、シガーロスの『Agaetis Byrjun』の胎児を見つけてびっくり。もちろん肉筆のオリジナル画です!
 ギャラリーのオーナーに「なぜムームの展示会にシガーロスなの?」と尋ねると、「音楽ファンが来るだろうから、シガーロスも喜ばれるだろうし、作家がさっきちょうど持ってきたんだ。オープニング数時間前に飾ったばかりだよ」と。

 「これって販売可能?」と尋ねて即時ゲット。シガーロスのアルバムのアートワークになったそもものの絵はシガーロス側はン百万で買い取っているそうです。こちらは同じ作者のセルフカバー。
 安くはありませんが、これは掘り出しものというか、作者も久々に描いたのだそうです。現在は私が自宅で楽しませてもらっていますが、12月4日(水)の午後9時からICELANDiaショップに出す予定です。こちらに表示されます。高額なので瞬殺ということは無いとは思いますが・・・。

 おっと、ムームの話からは逸れて失礼。シガーロスが入っていることは全く問題なく、「だってみんな友だちだからね」とムーム側も快く受け入れていました。そして演奏が終わり、多くの人がアイスランド・エアウエイブスのライブへとギャラリーを出て言った後に現れたのがヨンシー!!

 写真はNGだったけれど(プライヴェートな時間なので)、日本からのお客さまもヨンシーと出逢うことができて、とても感激していました。ね〜、アイスランドまで来ればあの人にも、この人にも会えるのよぉ〜〜!!

 ムームのアートもアンプラグド演奏も楽しめたし、シガーロス関係のアートワークもゲットしたし、結構それだけでお腹いっぱいですが、その後にこれまた心に残る素晴らしいライブ演奏に出逢ったことは、言うまでもありません。(次回に続く) (小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif



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by icelandia | 2013-12-02 00:51 | Comments(0)
アイスランド・エアウエイブス2013(1): 楽しかったBistro Boy とBloodgroup,街はゆっくりとフェス気分に!
今回のブログはアイスランド・エアウエイブス前のざわざわとした空気感をどうぞ。

 (前回のブログはここ)私のアイスランド・エアウエイブスは、フェス前から始まっていて、アイスランドぶらぶら歩き(3)セーター完成間近、アウスゲイルのリハにも潜入でもお伝えした、アゥスゲイル君やモーゼス・ハイタワーの他にもリハーサル訪問は続きました(これは後日レポートの中に組み込みますね)。

 それから、 今年はアイスランドの作詞作曲家協会設立30周年 だったこともあり、アイスランド・エアウエイブス前は、ハルパで毎週末行われていたゴージャスな記念ライブ・シリーズも週末にvc見せていただきました(チケットをご提供くださった協会会長に感謝)。
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 これが意外にも(?)大勢のアーティストを楽しむことができて、ミニ・アイスランド・エアウエイブス状態だったのです。音楽的にホクホク。というか、あちこちから見に来てとご招待いただき、アイスランド・エアウエイブスでもないのに、心が引き裂かれる思いを・・・。
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 今年はフェスの正式な開始前にもオフ会場の演奏は始まっていて、半年前にオープンしたラッキー・レコーズがその会場に割り当てられていました。ラッキー・レコーズのことはスケジュールに掲載されてた。
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 ラッキー・レコーズは以前別の場所にあり、もっとごく小さな中古屋でしたが、ここは以前の店舗とは比べものにならない広さで、ソファに座ってコーヒーを飲みながらゆったり視聴できるのは12 Tonarと同じ。
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 ここで最初に見たのがfont color=orangered>Bistro BoyのDJ で、まったりとフェス気分を盛り上げるには最高でした。アイスランドらしい音(というのがあるのか分かりませんが)、雨粒や、風や、嵐や、そういった自然を思い起こさせる音がたくさん散りばめられ、どことなく幻想的ですごく気持ちよく聞かせてもらいました。
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Bistro Boy 『Solheimar』
http://icelandia.shop-pro.jp/?pid=67446105
c0003620_182164.jpg みなさんにもその雰囲気をお裾分けしたく、即売していたCDを何枚か分けてもらい、 サインもゲット。自主制作盤なのかと思ったら、カナダがベースなのに、なぜかアイスランドのアーティストが多く所属しているMoller Recordsのリリース。
 タイトルの『Solheimar』はレイキャヴィク郊外にある共生社会のことでしょうか。これを聴きながら、ぜひお家をアイスランドのローカルな雰囲気にしちゃってください!
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 続いて同じMollerからのTanya&Marlonも楽しませてもらいました
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 それで、別に何を見ようということでもなく、夕食を求めて歩いているとどこからともなく音楽が・・・。こういう時、あれこれを知ってるとすぐに音の出所がわかるものです。Hressoの裏手だろうと思って行ってみるとビンゴで、なんと、そこには人気の Bloodgroup が!!

え”〜〜〜聞いてないよぉ!そんなのどこにも載ってないよぉ!という、まぁありがちなんですが、それもBloodgroupって凄すぎないか?
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 これは何かのイベントだったらしく、「artist in a box」と書いてあり、箱の中に入ってのパフォーマンス。オンラインストリーミングをしていたような気配でしたが、結局真相はわからず。どちらにしても、ノリノリの楽しいパフォーマンスで、私が入った時はガラガラだった会場が、間もなく押せ押せ状態に詰まっていきました。ブラッドグループだもんねぇ、そりゃ詰まるでしょ!
 Bloodgroupのドラムスってヨンシーのバックでも来たドッディだったのね、というのを初めて知った。去年もBloodgroupは見てるんだけどなぁ。

 で、本当はカフェでゆったりと暖かい食事をと思っていたのが、私の悪い癖で(?)音楽を楽しむのが優先になり、食は二の次に。結局はサンドイッチを買って帰ることに。

 でもこれもナイスなサプライズで、このエビサンドには漏れなくベーコンがついてきます、という感じで、このコンビネーションが意外にもすごく美味しかった。量もたっぷり!
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 そしてこの夜、日本からのお客さまをお迎えし、翌日からフェスが本格始動になります。(次回に続く)(小倉悠加/ Yuka Ogura)c0003620_13213440.gif


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by icelandia | 2013-12-01 18:10 | Comments(0)
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