アイスランドの国民食:カスピ海ヨーグルトの次はスキールだ! |
いつもICELANDiaのブログにおいでいただき、有り難う御座います。 今日は日本では食べたくても食べられない罪なおいしいもののご紹介です。 私はおいしいものが好きで、おいしくないものは好きではないーーーって、バカみたいな文章ですが、自然と調和して共存しているとは思えない都会に住んでいると、この単純なことがとても難しくなります。 だって、見た目は良くてもスーパーで購入するきゅうりやレタスの味がないこと。刺身を買っても、「サシミってこんなもんだったっけ?」という程度。舌が肥えているとかおごっているとか、そういうことではなく、野菜に味がないし、見渡せば輸入品ばかりで地元の食品はどこ?という異常事態。日本ではししゃもも北海道からではなくアイスランドからやってきます。私はこのアイスランド産のししゃもにめっぽう弱く、必ず「長旅ご苦労様」と声をかけて毎回ひとパック購入。心なしかアイスランドのししゃもは格別においしい。ししゃもは鱈のエサなので、アイスランド人は食べません、ってどーでもいい前置きでしたね。 そんなアイスランドで特に人気なのがスキールという乳製品。「Skyr」と書きます。パッケージも見た目もヨーグルトですが、ヨーグルトともチト違う。酸っぱさはなくモチモチっとした食感で、濃厚なのにノーファットの低カロリー。日本で入手できる食品に例えるとすれば、酸っぱさを抜いたカスピ海ヨーグルトを濃縮して、モチモチ感を10倍にした感じとでも言いましょうか。 その味は、とてもマイルドなクリームとリコッタのようなチーズの中間あたりなので、ヨーグルトと同様にいろいろなフレーバーが出回っています。数えたことはないけれど、たぶん10種類くらいあることでしょう。砂糖が入っていないプレーンから始まり、お決まりのバニラ、イチゴがあり、それからブルーベリーやラズベリー、洋梨・・・アプリコットかマンゴのようなものも見た覚えがあります。私のお気に入りはピーチで、アイスランドへ行くとすぐに24時間スーパーへ直行し、このスキールを手に入れると「あぁ、アイスランドだぁ!」と思うのです。価格は小さなサイズで300-400円程度。フレーバーによって価格が異なります。小さなサイズといっても日本のヨーグルトの2-3倍はあり、食べ応えも充分なので、特に高いという印象ではありません。 カスピ海ヨーグルトがこれだけ流行しているのですから、低カロリー低脂肪のこのスキールもどこかが日本で作り始めてくれないかと期待しています。新製品を探している食品会社のみなさん、いかがでしょう? (小倉悠加) |
by icelandia
| 2005-03-08 02:08
| アイスランドってどんな国?
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Comments(3)
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おいしそうですね。確かフィンランドのヨーグルト等は既に一部が日本でも販売されています。売り込んでみたら(笑)
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icelandia at 2005-03-13 23:43
コメントを有り難う御座います。確か2年ほど前、乳製品を扱う大手の食品会社がスキールとは一体どのようなもので、日本で発売できるか?という調査にアイスランドまで行ったという噂を聞いたことがあります。その後何も聞かないので、どうなんでしょうか・・・。
トラックバックありがとうございます。返事が大変おそくなってしまってすみません。「Skyr」ってホント美味しいですよね。一口で。Skyrファンになってしまいました。日本で発売されたら、家の冷蔵庫に常備の一品になるでしょうね。どこかで売り出してくれないものでしょうか...