ゆるゆらレポート3 : 待望のKiasmosリリース記念ライブ、ビョークとお茶で新作情報ゲット!? |
今回もアイスランドでのゆるふわ(?)お茶話のあるICELANDiaブログです。 私が去年監修したアイスランド音楽コンピレーションhttp://www.ustream.tv/channel/icelandiaに収録したKiasmos(キアスモス)はオーラヴル・アルナルズとBoodgroupのヤヌスのプロジェクトです。Bloodgroup(ブラッドグループ)もコンピに入れましたね。 Kiasmosは実は数年前、アイスランド・エアウエイブスの前夜祭で見て、すごーくよかったのですが、オーラヴルもヤヌスもそれぞれの活動に忙しく、なかなかKiasmosのアルバムをフィニッシュする時間がなかった、と。 今年の春にオーラヴルがツアーから戻ると、二人は本格的にKiasmosのアルバムを仕上げることにして、遂にそのアルバムが完成。先日の10月30日、地元アイスランドでそのリリース・パーティを決行!もちろん私は潜入してきました。 二人ともアップビートのノリノリで、浮遊感とキレが入り交じったパンチのある音作りもさることながら、アイスランド音楽マニアとして何が楽しいかといえば、ブラッドグループの音と、ポスト・クラシカルのオーラヴルの音があちこちに散りばめられていて、時にはそのまんまの音を使ってるらしく、知ってる人は思わず「お〜!!」というリアクションでした。もちろん私も! 写真はどちらも、Markus Moises撮影です。演奏中、私の前にヌっと現れたのが彼で、逆光のせいで誰だかわからなくて、こんなオバサンを誰がナンパしようとしてるのかと思ったら、なーんだ知り合いだ(笑)。「いいカメラ持ってるじゃん。私のiPadでは撮影できないから、いい写真あったら使わせて」「いいよ!」ということに相成りました。ありがとう、マルクス。 Kiasmosのところでアルノル(Agent Frescoヴォーカル、「残響のテロル参加」)と会えるかと思っていたら、「ごめん、アイスランド・エアウエイブス前だから、いろんな作業中で出られない」と。みんなそうだから仕方ありませんね。先日会ったシンファンことシンドリも、「これからアイスランド・エアウエイブスまでずっとこもって前準備」と言ってたし。他のバンドもリハーサルで忙しいようです。 Kiasmosの翌日、オーラヴル・アルナルズの東京公演でも素晴らしいバイオリンを聞かせてくれたビョークとお茶(国際的に有名なビョークお姉さまじゃないビョークです)。他愛も無い話のあれこれと、東京の地下鉄がいかに静かだったのかに驚き、寝る間を惜しんで行った激烈な4時間のカラオケがいかに楽しくて、あのカラオケのおかげで寝不足も疲れも感じず、その後のツアーを毎日カラオケの話題で笑って過ごして、ものすごくいい感じでツアーを終えたことを話してくれました。 「ビョークはものすごくミュージシャンに気を使ってくれる。すごく頻繁に”休憩しなくて大丈夫?お茶飲みたくならない?”」と声をかけていたそう。それに、クラシックの音楽家ではないし、何でも知ってるようなそぶりもしないし、楽譜に意味不明なことが書いてあったりして、「この意味は?」と尋ねると、「やっぱりその書き方じゃわからないんだ。ごめんなさい。例えばお城がたくさんあるようなことを想像して弾いて」とか、そういう指示だったとか。さすがお姉さま、ユニークだ!! ということで、彼女のニュー・アルバムは少なくともオーケストラはレイキャヴィク市内で録音したようです。奇しくも『残響のテロル』のオーケストラ録りをしたのと同じスタジオ。というか、大人数のオーケストラ録りができる場所が少ないので、同じになる可能性は高いのです。 それにしてもビョークは美人だわぁ。レイキャヴィクなら普通にいるとはいえ。彼女は北部のごく小さな街の出身だそう。きれいな女性とお茶できるのって大好き(笑)。 私の楽しいお茶シリーズはまだ続く予定ですが、時間の関係もあり、どこまでブログでお伝えできるでしょうか。アウスゲイルのマネージャーや、Oyamaの来日前のインタビュー、『馬々と人間たち』のベネディクトソン監督とも会える予定です。(小倉悠加/ Yuka Ogura) 知られざる魅惑のアイスランド音楽満載ショップ!↓ |
by ICELANDia
| 2014-11-03 09:30
| アイスランドってどんな国?
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