アイスランド・エアウエイブス三日目(後半) 成長したVOK、待望のKiasmos、新人も盛りだくさん! |
今年のアイスランド・エアウエイブスにビョーク出演決定!ムームやオブ・モンスターズ・アンド・メン、アウスゲイルなども出てくるはずなので、今年は本当に豪華なラインアップ。小国の、北の孤島の音楽フェスだけど、自国のアーティストだけで充分に素晴らしい!ここにシガーロスが入ってきたら卒倒ものですね。 アイスランド・エアウエイブス&オーロラツアーの説明会は3月28日(土)です。詳しくはこちらをご覧ください。 *** (前回はこちら)え?夜になってメイン会場の本番になったんじゃないの?と思われるかも知れませんが、このオフ会場が私には超大当たりで、無名の若手バンドの宝庫であり、気軽に出入りするのにちょうどよく、(これを言うと笑われそうだけど→)雰囲気が10年前の、まだ小規模でローカルなフェスだった頃にそっくり。あまりにも心地よくて、つい長居をしてしまいました。なので私のiPad撮影ばかりで失礼します。 Ring of Gygesは、4月のバンド・コンテストで見ていたバンド。結構手堅い感じで、若手バンドにしては弾け度が少ないのがバンド・コンテストで票が伸びなかった原因かな。演奏自体はとってもいいんだけどなぁ。 Lockerbie(ロケルビー)日本でもアルバムが出てるグループ。日本人が好きそうなアイスランドっぽい音を出す。日本人が好きそうな感じの、音響系のサウンド。正直言って小粒の印象だった。 この間に、近隣にあるHurraやGaukurinnの会場ををチラチラと見ていた。というような会場のハシゴが5-6年前までは割合簡単にできたのに、近年は良くも悪くもそれが出来なくなってしまったので、Hitt Husidの出現は非常にうれしい。 それから、驚いたことに、このHitt Husidはオフ会場だけど夜10時以降もやってた。でも、オフィシャルでは午後6時頃までの予定しか載ってない。この会場の責任者がたまたま私がよく知る人なので尋ねてみたところ、オフ会場とメイン会場の差別化もあり、オフ会場は夕方以降はやらないことになっている。だけど、多くの若いバンドから「アイスランド・エアウエイブスに出演したい」と迫られるので、夕方以降は非公式に開けているという。フェスの事務局がそれを知ってか知らぬかは私には分からないけれど、とりあえずは「止めろ」というお達しも出ていないようで、そこらへがレイキャヴィクの懐の深いところ。 会場へ行ってみれば夜遅くまで予定が詰まっていたので、余計に私は入り浸ったという訳。 そしてHitt Husidのようなローカルな雰囲気は薄いけど、会場のハシゴがしやすいのがハルパ会場で、ハルパでは最大4会場を見てまわれる。こちらは劇場タイプの座席があるカルダロンで行われたDopurのライブ。男女2人だけの、激しいノイズ系ユニット。「エッジのきいたパフォーマンスでひきこまれた」と写真家のシバノ・ジョシアさんの弁。 こちらは去年のツアー打ち上げライブでお世話になったVOK(ヴゥク)。 毎年バンド・コンテストの優勝者は本当に優秀で、アイスランド・エアウエイブスで必ずチェックしておきたいグループ。去年はとにかく一生懸命だったけれど、今年はステージ展開にも演奏にも余裕が感じられた。マルグレットのヴォーカルは相変わらず魅力的だし、マルチプレイヤーとしても活躍。アイスランドの女性ヴォーカリストってなんでみんなこんなに素敵なんだろう? そしてツアーのお客さまがものすごく楽しみにしていたKiasmos(キアスモス)のメイン会場演奏。ハルパの気持ちのいい環境で、思う存分楽しんで演奏したオッリとヤヌス。 ポスト・クラシックのオーラヴル・アルナルズの顔ではなく、ノリノリのエレクトロ・キッズになるオッリを見るのも楽しい。それでも、アルバムを聞いても分かるとおり、ここかしこにセミクラのオーラヴルの音や、ブラッドグループで使ってるヤヌスの音も入ってきて、その辺は知識があればあるほど細かく楽しめる。 Kiasmos最高!大好き!来日公演実現させたい!! 彼らのライブ、日本の音楽ファンも絶対に好きになると思います。この二人、本当に楽しそうに演奏するんです。音も気持ちがいいし。何度でも見たい!!(次回に続く)(小倉悠加/ Yuka Ogura) アイスランドからの音楽とグッズ満載ショップ!↓ |
by ICELANDia
| 2015-03-20 04:04
|
Trackback
|
Comments(0)
|