2018アイスランド・エアウエイブスレポート 2日目 |
(前の記事)アイスランド・エアウエイブスの二日目。今年からオフ会場の数が激減して、いい意味ではゆったりと市内観光やら郊外観光ができるようになったと思う。裏を返せば、音楽をゴリゴリ、ガツガツとひたすら自分の中に突っ込んでいくことができない。 そんな数少ないオフ会場での数少ないギグの一つが12 Tonarでのキャルタン・ホルムの演奏。いつ聴いてもかっこいいノイズと爆音ギター。 そしてビールのバーでアウスゲイルが新曲を披露するという。そのストリーミング会場へ。 この後はひたすら国立劇場に入り浸った。まずはBára Gísladóttir(バラ・ギスラドッティル)。期待の新進コンポーザーで、2019年の今年 Skúli Sverrisson(スクリ・スヴェリソン)と新譜を録音したという。そのスクリとの共演だった。地味な演奏ではあるけれど、奥深く、聞き応えのあるものだった。 次にデンマークからのLisa Morgensternが続く。キーボードを何台も駆使しての演奏だった 次のHugar(フガル)はシガーロスのマネージメントが押してるグループで、日本でどうにかライブができないものか?と持ちかけられたことも。そんな裏を知っているせいもあり、シガーロスを狙った感がありすぎて、どうも私は納得できなかったし、前でピカピカ光る電飾が目に強すぎて痛かった方が印象深い(ゴメン)。 超楽しみしてたHögni(ホグニさま)は期待以上で、ホグニといえば泣く子も黙る名ポップ・シンガー。きっと華麗に歌いまくるのかと思っていると、まずは舞台の横からのポエム・リーディングで始まり、舞台にいるストリングスを指揮、そして自分もピアノに座って演奏の大活躍。 自ら作曲した組曲が終了すると一旦ステージをはける。それで終わりかと思ったら急にステージに飛び出してきて、茶目っ気たっぷりに「いつものように歌っていいよね?」と。そして彼お得意の弾き語りとなり、私のようなミーハーファンを大いに喜ばせてくれた。ありがとう、ホグニさま! トリはÓlafur Arnalds(オーラヴル・アルナルズ)。仲間のストリングス隊を従えての心温まる、ビジュアルも音もどこまでもピュアで美しい演奏だった。アイスランドのアーティストというと、電子音の使い方がとても上手で、特にオッリの音はアンビエントなのに煌びやかな、華があり、私はとても好きだし、いつも彼の音響とコンセプトには関心する。今回のステージもピカイチによかった。 ほんと、満足な一日でした。(次に続く) (小倉悠加 / Yuka Ogura)アイスランドの文化、食、自然を現地からご紹介↓
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by ICELANDia
| 2019-10-26 08:46
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