レイキャヴィーク・アート・フェスティバル開催! |
アイスランドはもう夏気分です。5月も半ばを過ぎれば白夜の風情で、夜中過ぎても太陽は沈まず、人々は夜更かしを楽しみます。 この夏の訪れを待って始まるのがレイキャヴィーク・アート・フェスティバルで、レイキャヴィーク市主催で毎年開催されるこの催しは今年で第20回。年々規模が大きくなり、今年は1ヶ月にわたり約50のイベントが催されます。 日本人が「フェスティバル」という言葉を聞くと、どこか一カ所に大きな会場が用意され、そこでいろいろなイベントが繰り広げられることを想像しがちですが、アイスランドの場合はそれはありません。フェスティバルというのは総称で、イベントは市内の指定されたあちこちの会場で行われます。 フェスティバルのオープニングはレイキャヴィークの旧中心部に特別設置された「REYKJAVIK 871 +/-2 The Settlement Exhibition 」という展示会で、フェスティバルの開始を記念して今週末は入場料が無料になります(それ以降は有料)。この展覧会は2001年にレイキャヴィーク市内で発見されたヴァイキングの住居跡をフィーチュアしたもので、930年頃に使用されていたと思われるものです。背後にアルシング(国会)を、前に広場を見て、斜め左手の奧の方が、ずーっと大規模な工事中でした。何か歴史的な発見があったということは聞いていましたが、それが博物館になるとは知りませんでした(きっと現地の人は周知だったことでしょう)。 詳しいことは展示会のサイトでどうぞ(英語) この他にも国内アーティストによる展覧会やライブ音楽はもちろんのこと、海外からの音楽家や舞踏家を招待しての催しも少なくありません。アーティストの参加人数は全体で約600名。私は初めてアイスランドへ行った時がたまたまこのフェスティバル中で、マシュー・バーニーの『クレマスター』の公開を始め(マシュー本人もいました)、面白い催しをいくつか見ることが出来ました。 フェスティバルは6月2日までなので、間もなくレイキャヴィークへ行く人は、お決まりの観光コース以外にも、市内でたっぷりと面白いイベントに出くわすこととでしょう。 レイキャヴィーク・シティ・フェスティバル 公式サイトはこちらです(一部英語)。 (小倉悠加) アイスランドの音楽SHOP、日本盤購入で送料無料!↓バナーをクリック! |
by icelandia
| 2006-05-13 22:46
| アイスランドってどんな国?
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