execitemusic
本レーベルは、Excite Music Store及びモバイルコロムビア上で先行独占展開され、配信される楽曲は、国内で入手が困難な高いクオリティのアイスランド楽曲を幅広いジャンルで集めていきます。
レーベルリリースの第1弾は、ヨーロッパでは名高いアイスランドJAZZを展開、第2弾は、アイスランドPOPS、第3弾は、アイスランドクラブミュージックを展開していく予定です。
小倉悠加
(おぐらゆうか Yuka Ogura)
70年代半ば洋楽に目覚め、単身アメリカへ留学。大学時代から来日アーティストの通訳に従事し、レコード会社勤務を経てフリーに。以来、音楽業界で幅広く活動。カーペンターズの解説の殆どを書いているためカーペンターズ研究家と呼ばれることも。2004年自らアイスランドの音楽を扱うアリヨス・エンタテイメントを設立。ミュージック・ペンクラブ会員。
小倉悠加

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ひとりレコード会社=インディーズは大忙し
 いつもICELANDiaブログを読んでいただき、有り難う御座います。
 
 今日はほとんど意味のないブログかもしれません。とにかく忙しい・・・。
 
c0003620_192373.jpg 7月8日発売『カミング・ホーム/シグルズール・フロサソン・アイスランド・スーパー・ジャズ・カルテット』 これ、マジに評判いいです。最近に珍しい(?)、正統派モダン・ジャズということで。メロディは聴きやすいし、ポップス・ファンの私が心からはまるので、かなりお勧めです。
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 最近の若い子は(あーー、この表現でオバサンだということが露呈しますねぇ)、インディーズ・レーベルをちゃちゃ〜〜っと作って、自分たちのバンド活動を全国にしっかりと発信したりして、本当にスゴイ!かくいう私もインディーズの極み。社員ひとりの会社です。
 なりすましインディーズというか、表向きにはインディーズを装っていても、実は裏にはメジャー・レコード会社がついていたりして、そういうところが社員も複数いるからいいなぁ、いいなぁ、って、ひたすら思う今日このごろ。私も周囲の関係者に支えられて何とかやっていますが、でも最終的には本当にひとりなので「自己責任」状態。スリルがあるといえばそうだし、面白いというのもあるし、何でこんなに大変なこと始めちゃったんだろうとも思うし、でも音楽好きだし、アイスランド好きだからいいっかぁ・・・・。外見は立派な大人ですが、心の中は何だかいつまでも大人になれないでいるようです。
 でも、世の中、こういう少々頭が回らない人間もいないといけないのかもしれません。アイスランドの音楽など真剣に紹介しよう!というビジネスマンなど、存在するわけがないでしょうから。
 
 今までは配信でお楽しみいただいてきたICELANDiaの音楽が、7月からCDのアルバムとなって全国発売になります。私ひとりで全国のショップへは行けないため(本当は一軒一軒お訪ねして、ご挨拶したい気持ちですが)、流通はユニバーサル・ミュージックが引き受けてくださいました。配信はコロムビア経由だし、流通はユニバーサルで、日本のレコード会社の老舗と、巨大レコード会社が、私ひとりのインディーズを応援してくださっているというのが、ちょっと不思議だし、誇りでもあります。アシスタントが居ると、いろいろと助かるだろうなぁ・・・。最近は子供にゴハン作ってあげる時間もないし・・・。  (小倉悠加)c0003620_19234418.jpgc0003620_22263649.jpg



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7月8日発売 『クリスチャーナ・デビュー!/クリスチャーナ』Excite Music Storeでダウンロード購入も可能)

来日公演もどうぞよろしく!!!!
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# by icelandia | 2005-06-18 19:37 | Comments(2)
がんばれ!燃料電池車アイスランド一周
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 本日6月11日、自然エネルギーの普及をめざす川崎市の市民団体、グリーン・エナジー・アドベンチャーのメンバーが、レイキャヴィークからアイスランド一周の旅に出発します。
 
 燃料電池を積んだ三輪車でアイスランドをぐるりとまわる、ちょっと夢のような企画です。三輪車といっても子供用の三輪車ではなく、大人がゆったりと座れるタイプなので(写真掲載の許可がいただければ、アップしますね)、見た感じは結構快適そうです。
 以前のブログに書きましたが、アイスランドは環境にやさしいクリーンなエネルギー社会を目指し、既に電力の大半を地熱発電で賄い、去年からは公共バスの一部が実験的に水素電気を使用し、世界で初めて水素燃料スタンドが作られたのもアイスランドでした。
 アイスランドは都市部を避ければ交通量も多くなく、空気もきれいで、風光明媚。クリーン・エネルギー社会の先進国でもあり、この企画にぴったりの選択です。グリーン・エナジー・アドベンチャーのメンバーは水素と大気中の酸素を反応させて電気を作って動かす車で、約140キロを走破する予定で、5人交代で運転し、夜はテントで過ごしますが、野営の祭も電気は太陽電池や風力発電で賄い、あくまでもクリーンなエネルギーでの旅を目指します。 
 
 朝晩は冷え込み、昼間は日差しが強いことでしょう。既に白夜の時期なので、照明用の電気はあまり必要ではないのが助かるかもしれませんね。
  メンバーのみなさん、素敵な旅を期待しています。どうぞ楽しんできてください!
  
 グリーン・エナジー・アドベンチャーのサイトはこちらです。
  
                (小倉悠加)

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# by icelandia | 2005-06-11 14:09 | News | Comments(0)
カーペンターズ研究家がなぜ?
 いつもICELANDiaブログを読んでいただき、有り難う御座います。
 
 表題の「カーペンターズ研究家が〜」というのは私自身のことです。なぜ私がカーペンターズ研究家という肩書きをいただいたのかという理由はよく分からず、苦し紛れだったことでしょう。音楽評論家でもないし(人が心をこめて作ったものに対して”批評”なんて出来ない・・・という気持ちの持ち主なのでダメなんです)、なぜかカーペンターズのアルバム解説だけは私が担当しているため、カーペンターズのムックを監修した際に、出版社からいただいたのがそのような肩書きでした。
 
 カーペンターズはもちろん大好きで、この音楽業界に足を踏み入れたのも、ひたすら彼らに直接会いたい!という他愛のないミーハー精神からでした。十代の頃には「夢だけじゃ生活できないよ」と(両親を除く)周囲から嘲笑を買いつつ、それでもひたすら「大好き!」という気持ちが抜けなかったせいか、気が付けばカーペンターズのアルバムの解説を全部書き、ファンの親玉のようになっていました。現在では数タイトル私の解説ではないものもありますが、リード・ヴォーカルをとっていたカレン・カーペンターが亡くなってから20年以上が過ぎた今、同じ人物が書く解説は結局同じことのくり返しになるため、ファンのためには新しい人物が新たな息吹を吹き込んで解説を書いてくださればとも思っています。

 そーんな私がなぜ突如としてアイスランドなのか?うーん、元来、浮き草のような性格なので、その時々の思いに流される傾向はありますが、なにせ20年以上も前に消滅したグループをとことん追うようなヤツなので、そう簡単に何かになびくということでもありません。
 
 あるきっかけからアイスランドに関わるようになり、アイスランドという国を知れば知るほど、日本との類似点もあり、また中途半端じゃなくて日本と極端に正反対なところもあり、最初はそれが面白くて仕方ありませんでした。
 
 正反対ということでは、カーペンターズと対極を成すのがアイスランドの音楽でもあります。音楽性ではなく状況的なことですが。
 カレン・カーペンターが亡くなったのは私が学生時代で、現在のようなインターネットは全く無く、ましてカレンと直接会って話したこともなく、墓参りがようやく実現したのも90年代半ばのことでした。カーペンターズ音楽の要であった兄貴のリチャードとは家族ぐるみで会った時期もあり、ファンとしてはこの上なく幸せな境遇ではありましたが、カレンのことに関してリチャードの口は固く、彼とて同じことを語り尽くしているので、一度全部話をぶつけてしまうと、それ以上には進めません。
 これがビートルズやエルビスであればまだ、り下げようもあり、いろいろな角度からの考察もできますが、カーペンターズはあまりにも素直で、それでいて掘れば掘るほど壁が多く・・・結局は、ただひたすら彼らの音楽を愛し続けることだけで、それはまるで完全に失恋したのにその恋人をいつまでも思い続けるような切なさばかりで、「生きた」何かに関わりたいと激しく思っていた時に、ちょうどアイスランドと出会ったような感じがします。
 
 20年以上も死の影を追い続けていたような者にとって、アイスランドは生そのもので、それまで音楽業界で体験してきた常識が覆されるほど、"ナマ"そのものなのです。インターネット時代の今は音楽業界自体の構造が変化してきたとはいえ、それでも大きなレコード会社だと、洋楽の場合は来日でもしない限り直接アーティストと接触することはまずありません。それどころか、直接アーティストに連絡を取るのはタブーで、まず相手のレコード会社、次にマネージャー、それからアーティストという手順を踏まないとダメな場合が多いのです(カーペンターズも同じことです)。
 
 アイスランドで活動をして最初に驚いたのがそのことでした。メジャー・レーベルでの仕事経験しかなかったため、ルールを犯さないようにと「担当者は?レーベルは?マネージャーは?」をアイスランドで連発してぶつかったのが、「それ、いったい何のこと?」というキョトンとしたリアクションでした。間もなく分かったのは、アイドルを除くアーティストは独立して活動していることが多く、レコード会社に所属していること自体が稀で、何よりもまず最初にアーティストに話をして、もしもレコード会社等に連絡する必要があればそうする、ということでした(それでもビョークだけは例外で、ビョークは大統領よりも会うのが難しい人物とされています・・・もっともレイキャヴィークであれば街中で見かけたりしますが)。
 
 死の影を追いかけてン十年の私にとって、それはとても新鮮な体験であり、文字通り生き返ったような感覚が今でもします。生きた人間を扱うのはそれなりに苦労も多いのですが、やりがいも大きく感じています。人口30万人弱の孤島という地理が災いして、実力は国際レベルなのに埋もれているミュージシャンがいかに多いことか。私がやっていることが、ビジネスとして本当に成り立つのかは、正直なところよく分かりません。それよりも、現在の私が一番うれしいのは、生きた人々と現在進行形でいろいろなプロジェクトを行えることです。カーペンターズは日本では不動の大スターで、巨大レコード会社が取り扱い、誰が何をやってもやらなくても、ある程度は確実に売れていくグループです。私が現在扱っているのは、とにかく無名で、レコード会社といっても私自身が存在するだけなので、超マイナーな存在。私が動けばもしかしたら少しでも現地のミュージシャン、ひいてはアート・コミュニティの助けになるかもしれないし・・・・と思うと、なんだか動かずにいられなくなります。
 
 そんなわけで、ICELANDiaは良くも悪くもほとんど心意気の世界です。十代の頃、「夢だけじゃ生活できない」と言われた私ですが、結局、その夢の親玉のような存在になりました。このアイスランド・プロジェクトもどういった経路で動いていくのか分かりませんが、少なくともアイスランドという孤島に住むミュージシャンにとっては希望の光なので、自己満足のボランティアに終わらず、キチンと彼らの生活基盤の一部を担えるようになるものを日本に築いて、その光を絶やさないよう力を尽くしていきたいと思うのです。
 
 それで、これからはブログ更新の度に以下をアップしますが、ひとりでも多くの方にこのグループの存在を知って頂きたく、また生の演奏にも触れていただきたいので、ご容赦を!
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 シグルズール・フロサソン・アイスランド・スーパー・ジャズ・カルテット
  with a special vocalist クリスチャーナ 

  
 7月16日(土) テアトロ・スンガリー青山 (地下鉄表参道駅徒歩1分)
  特別ディナーショー:ビュッフェ・ディナー、ワンドリンク付
  17:00開場 18:00開演 前売&当日:8000円
 7月17日(日) テアトロ・スンガリー青山 
  17:00開場 17:30開演 前売り4800円 当日5300円 ワン・ドリンク付
     *16・17日とも、予約順に良いお席を取らせていただきます。

*ご予約・お問い合わせ先:
  テアトロ・スンガリー青山   tel 03-3475-6648
  アリヨス・エンタテイメント email: info@alljos.com 
                 fax 045-900-3239

出演者の詳しいことはこちらをご覧ください。
 
 (小倉悠加)
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# by icelandia | 2005-06-08 22:26 | カーペンターズ | Comments(0)
アイスランド音楽゙夢の共演、東京公演決定!
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アイスランドが誇るジャズ・スターの共演が
東京でも決定しました!


シグルズール・フロサソン・アイスランド・スーパー・ジャズ・カルテット
with a guest vocalist
クリスチャーナ


ジャズ・ファンのみなさん、音楽ファンのみなさん、特に女性ヴォーカル・ファンのみなさんは、これを見逃すと「あの伝説の初来日、見たんだよねぇ」と言えなくなります!

シグルズール・フロサソンはアイスランドのジャズ大学の学長。クールな響きのサックスが特徴で、穏やかな演奏の中にキラリと光るシャープさを持つ達人です。 そのシグルズールが、日本でのお馴染みのあのグループのメンバーも入れて、アイスランド屈指のスーパー・ジャズ・カルテットを結成。今回限りの限定スペシャル・グループです。

クリスチャーナ はジャズ・ヴォーカル界の新星。美しく澄んだ声で歌い上げるスキャットや、スイング感抜群のノリのよさで、その実力はヨーロッパ屈指とも言われる存在です。

このゴージャスな2組が同じステージに立つのも、愛知万博あってのおかげ。今回限りです!
特に東京公演は、2日間あるのでみなさまにじーーくりと楽しんでいただくため、ディナー付きショーと、コンサート形式の両方をご用意しました。この公演はアイスランド共和国及び在日アイスランド大使館の協力あってのことです。この値段、この顔ぶれは、公的援助がなければ実現しないことなので、ぜひこの機会にアイスランド音楽の素晴らしさに触れてください!

クリスチャーナの試聴はこちらからどうぞ。 スーパー・ジャズ・カルテットの音源は間もなくExcite Music Storeにアップされます。

*公演日程
 7月15日(金)愛知万博
 7月16日(土) テアトロ・スンガリー青山 (地下鉄表参道駅徒歩1分)
  特別ディナーショー:ビュッフェ・ディナー、ワンドリンク付
  17:00開場 18:00開演 前売&当日:8000円
 7月17日(日) テアトロ・スンガリー青山 
  17:00開場 17:30開演 前売り4800円 当日5300円 ワン・ドリンク付
     *16・17日とも、予約順に良いお席を取らせていただきます。

*ご予約・お問い合わせ先:
  テアトロ・スンガリー青山   tel 03-3475-6648
  アリヨス・エンタテイメント email: info@alljos.com 
                 tel 045-317-2339

出演者の詳しいことはこちらをご覧ください。 (小倉悠加)
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# by icelandia | 2005-06-04 13:18 | Jazz | Comments(0)
無意識の中に潜む男女差別:ジェンダー・ギャップのないアイスランド
いつもICELANDiaブログを読んでいただき、有り難う御座います。

昨日の世界競争力ランキングに引き続き、今回は世界経済フォーラムが発表した「ジェンダー・ギャップ指数」の話です。

「ジェンダー・ギャップ指数」とは、つまり男女差別指数のことで、日本の順位は58カ国中第38位という低いもの(ハッキリ言ってアラブ諸国並み)。アイスランドは他の北欧諸国と同じように男女差別がとても低く、世界第3位。58カ国中第38位という日本の地位と共に、アイスランドの第三位というのは私の実感とさして相違のない指数でもあります。ちなみにアメリカは17位で、毎年1回はアメリカへ行く身なので、アイスランドと日本の中間というのは、まさに実感するところです。

私自身長年女性をやっているので、男女差別は生まれてからずっと良くも悪くも日本の社会の中のあちこちで感じてきたことで、日本が下位に位置するのは驚くことではありません。社会のルールでは表向きには男女平等を謡っても、実社会では、そして家庭内でも、男女差別は相変わらずのところが多々あります。そんな日本の社会に居ると男女差別が当たり前としてすり込まれるので、正直なところ私は北欧(アイスランド)で活動するようになり、初めて無意識に男女差別を当たり前と思っている自分に気づいて愕然としたことがあります。
 
例えば、こんな事がありました。アイスランドに出入りするようになって間もない頃、私はある人に勧められて、アイスランド外務省へ話をしに行きました。女性ひとりの小さなプロジェクトの話を、わざわざ外務省のような国の機関へ持っていくこと自体はばかられましたが、まぁそれは横に置いておくことにしましょう。
 
私は予定通り外務省へ行き、受付とセキュリティを通って、アイスランド外務省の日本担当に会いました。私の横には背広を着た紳士が座り、私の目の前にはスーツ姿の女性が座っています。日本の慣習がぬけない私は、それを半ばジョークのように言いながら名刺を取り出し、まずは男性に差し出したところ、その男性から、まずは女性に手渡すよう即されました。”そうそう、ここはヨーロッパ。レディ・ファーストだもんねぇ”。そして名刺交換を済ませ、男性の方を向いてお話し始めると、まずは口を開いたのが女性の係官でした。私は心の中で、”なるほど、エライ人は口を開かないのか”などと思っていたら、どうもその話しぶりから、私の印象とは違うのかもしれないということを感じ始めました。

そう、外務省の日本担当はこの女性であり、男性は秘書でした。秘書に向かって発言をする私を見て、もしかしたら男好きと思われたかもしれません。日本人の私にとって、男性が主役であり女性が秘書であることが無意識にすり込まれていたと知った時、正直なところ愕然としました。私の中に男女差別は無いと思っていたのに、見事に男女差別が当たり前のようにすり込まれていたことを知る結果となりました。

その後、文部科学省、運輸省、観光省等、数々の政府間公機関に顔を出しましたが、現在までその担当係官はことごとく女性が上司で男性が部下でした。観光省へ行った時も、受付の次に通されたのが男性職員のオフィスで、一通り話しをし終えた後に「それならもっと適任者がいる」ということで、その後女性職員のオフィスに通されました。内心”おっと、私の提案は格落ちになって、部下の女性に回されたかぁ”と思いましたが、それは全く逆で、観光省では女性でないと出世できないと言われているほど女性幹部が多く、私が最終的に会ったのは観光省のトップの女性でした。

外務省のアジア全域担当こそ年配の男性でしたが、とにかく、役職の位はアイスランドに限っていえば日本人の感覚でいくと間違う場合が多く、そんなこんなで懲りたというか、やっと事態が飲み込めた私は、関係省庁へ行くとまずは女性の方が位が上であろうことを想定して、話しを始めることにしています。・・・で、それ以来、その予測は外れたことがありません。

また、日本でこうして女性ひとりでこのような物事をしていると、奇異な目で見られたり、セクハラまがいの発言もあったりしますが、アイスランドでは、日本女性ひとりの会社だからといって、一度も不愉快な思いをしたことがありません。外人で、それも女性のプロジェクトだからということが理由で、官庁に門前払いにされたり、不愉快な発言をされたりしたことは、本当にビタ一度もないどころか、このような地道な活動を行う私に対して感謝を示されることも多く、だからこそ余計にアイスランドの人々のためにこの日本で努力しようと思えるのです。

そのような社会なので、アイスランドでは男性の家事も子育ても、あまりにも当たり前。私が知る限り、家事は奥さん任せという人は存在しませんし、子育ても男性も責任を負ってごく当然。当然すぎて、かなり社会的地位のある男性に向かって「あなたが子供を迎えに行くの?奥さんは?」などと質問しようものなら、アホちゃうか、という顔をされます。
音楽業界から一目置かれるあるCDショップのオーナーは2人の子持ち。奥さんと共働きです。「そりゃ店の閉店は午後6時だよ。でも保育園は6時に閉まるんだから、その前に子供を迎えに行って当然だろう。店のみんな理解してくれてるよ。妻は激務で残業が当たり前だから、時間の自由が効く僕がやって当たり前じゃないか。」保育園のお迎えをやっている親であれば、至極当然、納得のいく発言です。でも、このような認識の日本の男性がどのくらいいるでしょうか?それが当たり前でなければいけないと知りつつ、そう考えようとしつつも、日本女性で、子育て=女性、という図式が刷り込まれている私は、やはり彼の発言に驚きを覚えざるを得ませんでした。 

男女差別は社会が悪い、男性の考え方の改革をと言われますが、日本の女性は知らず知らずのうちに男女差別を当たり前だと無意識に受け入れているのかもしれません。ごく普通の主婦とはかけ離れているような活動をしている私でも、無意識に男女差別を容認していたようです。心から差別のない社会を望むのであれば、外を見て、自身を見つめ直し、まずは自分自身とその周囲から草の根で変化を起こしていかないといけないなぁと、アイスランドとのお付き合いをするようになり、つくづくと感じています。(小倉悠加)
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# by icelandia | 2005-05-29 12:53 | アイスランドってどんな国? | Comments(9)
新聞にも書かれなかった理由:アイスランド世界競争力第4位
いつもICELANDiaブログを読んでいただき、有り難う御座います。

社員ひとりだけのレコード会社である私は大忙しで、CDアルバムの初リリース、来日アーティスト3組(スーパー・ジャズ・カルテット、クリスチャーナ、バングギャング)、その制作と宣伝、ライブの手配を全部ひとりでやる上、アイスランド大使館から万博用の発行物を手伝ってほしいと依頼され、アイスランドと聞くと何にでも飛びつかなくては気が済まない私としては、その全部が同じように重要であるため、このブログの更新が出来ていないことがすごーく気になっていました。

いろいろと書きたいと思っていたことがあるので、ちょこちょこと小出しにしますね。

というわけで、今日は国際競争力の話題です。ちょっと固い話もたまにはいいでしょう。

この国際競争力というのはスイスの国際経営開発所(IMD)というところが毎年発表しているもので、2005年に発表されたランキングではアイスランドの国際競争力は世界第4位!ヨーロッパだけを見れば第一位です。それはなぜか?というところまでは新聞にも載っていませんね。理由は以下のようになります。

 *アイスランドの法人税は18%で、経済協力開発機構(OECD)の加盟国中最も低い。
 *欧州経済地域(EEA)加盟国なので、EU市場と関税なしの取引が可能。
 *労働意欲の高い高学歴労働者が豊富。
 *大西洋の真ん中に位置するため、アメリカ大陸とヨーロッパを航路であれば数時間で行き来できる。
 *アイスランド(氷の島)は名前ほど寒くはなく、港も一年中凍結しない。
 *外貨の売買に関する制約がない。
 *事業主が外国人であることの制約が基本的にはない。
 *ヨーロッパで最も安く電力を供給(おまけに地熱発電なので環境にやさしい)。
 *工業用地が規模を問わず確保しやすい。
 
 アメリカとヨーロッパ両方を見据えてビジネス展開をする企業のみなさん、まずはアイスランドを足がかりにしてはいかがでしょう。 (小倉悠加)
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# by icelandia | 2005-05-28 23:48 | アイスランドってどんな国? | Comments(4)
アイスランドの音楽業界事情
いつもICELANDiaブログを読んでいただき、有り難う御座います。

 さてさて、このブログの開設当時からずーっと一度は書きたいと思っていたことがありました。それはアイスランドの音楽ギョーカイについてです。私はアイスランドに長々と住んだことはないし、ましてそのギョーカイをそれほどよく知る訳ではありませんが、全くの部外者である日本人にしては、それでもまぁまぁ大枠は把握していると思われます。
 
 日本の音楽ファンに「アイスランド出身のアーティストは?」と尋ねれば、まず最初の答えはビョークであり、少しコアなファンになるとシガーロスとかカラシ、もっとコアコアになるとムームといったアーティスト名が出てくるかと思います。で、そういったアーティストはもちろん本国アイスランドでも有名ですが、私の印象では・・・・彼らは国際的に有名なので、それに伴い国内でも有名になった、というような雰囲気があり、アイスランド国内で大スターだったから、国際的に飛び出したのね、という感じではないんです。
 
 それじゃアイスランド国内では誰が有名なのか?ズバリ、アイドルです。十代の可愛い女性や、二十代のかっこいい男性の集まりとか、まぁそいった人たちです。音楽的に良いとか悪いとかではなく、日本で爆発的に人気があっても、国際的には売り出されたことがない歌手と同じですね。そして、そのようなアイドルや国内向けのみのアーティストは、あるレコード会社に全員が所属しています。そのレコード会社がアイスランドの音楽需要の70%を占めて、残りの30%のところだけが、アイスランド国内よりも、国際的な視野で活動をするアーティストを支援しています。
 なので、ICELANDiaが扱うアーティストはその30%の部分であり、アイスランド国内で爆発的人気!という人は実は・・・・いやいや、これが居るんですねぇ。
 
 国内の大半の音楽流通を扱うこの会社は、”世界的な視野”などという考えはおよそ持たないようで、我々のような外人が所属アーティストについての問い合わせをしても、数カ月後に「海外担当部署はありません」というつれない返事が返ってくるだけで、ある意味商売気がなく、信念を貫いているといえばそうなのですが、そのような訳でICELANDiaでは扱っていません。
 
 そんな会社とは対照的なのが残りの30%で、こちらはもう極小レーベルとも言えなくて、アーティスト個人がやっている場合も多いのですが、アイスランド国内も見据えつつ、狙っているのは国際的なマーケットです。それに、70%のアイドルの音楽はどこの国でもかなり似たり寄ったりですが、30%の音楽は自分を国際的なアーティストとして確立したいと願っている人ばかりなので、音楽的にも個性があり、単なるアイドル・ミュージックよりもずっと魅力的です。その代表として国際的に高い評価を得たのがビョークであり、シガーロスでありましょう。もっとごく最近ではICELANDiaで扱うことになったバング・ギャングもそういったアーティストの仲間です。
 
 それで、まぁ打ち明け話に近くなりますが、ICELANDiaが扱うアーティストは、どこかひとつのレコード会社やレーベルに所属し、その会社との交渉のみで済むようなものではなく、15組のアーティストがいれば、少なくとも13カ所と契約を交わさなければならない感じで、ほとんどがアーティストとの直接契約になります。・・・というのがどのような意味かといえば、とーっても面倒!なんです。だって、ひとつのレコード会社と契約してしまえば、その会社に所属しているアーティストが自動的に入ってくるということではなく、全部自分で探し当てて、個別にいろいろなことをお話し納得していただき、それでやっと契約できるからです。
 
 やってみて初めて分かったのは、なぜ今までどのレコード会社もアイスランドの音楽を取り上げることがなかったのか、ということです。だって国内大手の音楽会社は外国の市場に興味がないし、残りの30%はバラバラなので、まとめるのに異常なほどの労力と時間がかかるので、効率を重んじるのであれば、手を出さないのが得策です。うーん、私はなーんと効率が悪く難しいことに手を出してしまったのだろうと思うこともありますが、でも、アイスランドという同じ島国の人々に何らかの貢献が出来るのであれば、それが一番の心の栄養です。
 
 そんなわけで、アイスランド国内を除いて、世界中のどこへ行ってもこれだけ多くのアイスランド・アーティストと契約しているレーベルはICELANDia以外にありません!ExciteのDownload Storeにはまだあまりアップされていませんが、既に20枚ほどリリースできるアルバムがあります。その半数が非常に質の高いアイスランドのジャズで、その他がポップス、エレクトロニカ等になります。
 
 隠し持っている訳ではありませんが、まだ表に出していないアルバムやアーティストには、結構驚くようなものがあり(最も驚くのは日本人ではなくアイスランド人だとは思いますが)、例えばビョークよりも前に出現して、25年以上もアイスランドのポップス・グループの頂点に君臨し続けるスツーズメンというグループもそのひとつです。スツーズメンも前述の70%の部類に入るのですが、海外に目を向けない所属レコード会社の方針に嫌気がさし、このグループは自分達のヒット曲を独自で再録音して、海外に売り出せるような環境を整えました。で、ちょうどこのグループのメンバーと知り合いだった私に、「日本で出してくれない?」。
 ICELANDiaのように駆け出しで実態がまだ無いようなレコード会社よりも、本来であれば大手の会社が扱うべきアーティストのステータスです。このグループのメンバーは、ソロとしても北欧では既に有名で、アイスランドでは全員が名士で、芸術の様々な分野で歴史に残る活躍をしているメンバーばかりです。で、そんなグループに、フュージョン・グループ、メゾフォルテのメンバーが入っているというのも面白いことです。また、AORファンならよく知るアルバム『ジャック・マグネット』のヤコブ"フリーマン"マグヌソンもいて、ヤコブの最新アルバムも今年の秋にはリリースできると思います(音源は既に私の手元にあります)。
 それから、スツーズメンの女性ヴォーカルはラッガという個性的な女性で、既に何度か来日しツトム・ヤマシタと共演していいます。その共演は愛知万博でも見られる予定です。
 
 で、愛知万博といえば・・・・と、私の頭の中ではこういった話が延々と続きますが、万博の内容はまた後日にでもしますね。万博でも来日するクリスチャーナの歌をとりあえずはどうぞ!こちらから試聴、ダウンロードできます。 (小倉悠加)
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# by icelandia | 2005-05-10 13:09 | アイスランドってどんな国? | Comments(1)
旅チャンネル(アイスランド編)も認めたポール・ライドン
いつもICELANDiaブログを読んでいただき、有り難う御座います。私も遅ればせながら『旅チャンネル:アイスランド編』を見せていただいたので、ちょこっとご報告です。

 いやぁ、すごくいい番組ですね。アイスランドというと、判を押したようにオーロラ、間欠泉、滝・・・のような大自然ばかりで、もちろんそれもスゴイことは確かですが、全部の番組がそれをやっても食傷気味になります。今回のこの番組は、確かに滝や間欠泉も出てきますが、環境保全のための水素バスや地熱発電の話、在氷日本人のお宅訪問、ニット工場訪問、ショッピング探索、福祉施設紹介等、市民の暮らしがよく見えてくるもので、とても好感が持てました。
 ブルーラグーンやオーロラも勿論紹介されていて、オーロラは寒い場所での屋外キャンプではなく、近代的な宿泊施設の玄関先でしっかりと見えていました。光が空でシュルルーっとダンスするようなあの感じ、本当に素敵です。
 
 この番組に、ICELANDiaの音源をかなり使っていただきました。いろいろな条件があったため、結局現在Excite Music Storeにアップしているものはありませんでしたが、ICELANDiaのアルバム通販で扱っているPaul Lydonがなぜか同じ曲で2回もかかっていました。このポール・ライドンのアルバムは、アイスランドの音楽業界人御用達アルバムで、なぜか「すごく気に入ってる」という音楽関係者が多く、実は私もハマッタひとりでした。それで、ポール本人にかけあって、アルバムを譲ってもらうことにしたのです。先日、ピーター・バラカン氏とお会いした時も、いろいろとお渡ししたアルバムの中で、ポピュラーではこれが一番よかったとおっしゃっていました。

c0003620_428167.jpg ほとんどピアノとヴォーカルのみの地味なこのアルバムに、みなさんなぜ惹かれるのでしょうか。私の場合は、このアルバムはレイキャヴィークの雰囲気、それも秋から冬にかけての時期にすごーくマッチすると思っています。日本の自宅でアイスランドが恋しくなった時も、まずはこのアルバムをかけます。話題が話題を呼び、アイスランドの雑誌で取り上げられたり、確かアイスランド航空の機内誌にも彼の記事が掲載された覚えがあります。
 それから、たぶん流行らせようとか、売ろうとか、そういう邪念(?)が一切なく、趣味で作ってみただけ、というのが、今の世の中ではほとんど存在しないほど珍しいのかもしれません。音楽の原点である、自己表現ということのみで作ったアルバムです。とにかく100%自分のやりたい音楽を作るというのは、簡単なようでいて難しいことです。
 70年代、私はウエストコースト系の音楽を事細かく聴いていました。バーズにさかのぼり、イーグルス系から、当時はまだ新人だったトトに至るまで全部聴いたものでした。東の方もバンドがディランのバックでがんばっていて、南部にはオールマン・ブラザースのような特色のあるバンドがかなりいて、音楽的に本当に活気があり面白い時代でした(そんな時代をリアルタイムで知っていると、今はねぇ・・・)。

 アイスランドの音楽が面白いところは、音楽がまだビジネスに締め付けられず、ピュアでいられる部分が残っていた時代の雰囲気を醸しているからです。そういう点でポールは、70年代のシンガーソングライター系の音楽にも通じるところが多分にあります。
 単なる個人的趣味で持ってきたポール・ライドンが、ピーター・バラカンさんにもよかったと言っていただき、『旅チャンネル』でも取り上げられて、どうやらみなさんの密かな愛聴盤になっていくのでは、という気配です。
 ポールについては、小さな独立サイトを作っているので(インタビューもあります)、ご興味ある方はぜひご覧ください。 (小倉悠加)
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# by icelandia | 2005-04-24 04:22 | News | Comments(4)
パット・メセニー東京公演セットリスト
懲りずに書きます、パット・メセニー。あのバンドはなぜ3時間近くも休憩なしに、あれほどの緊張感と集中力をもって演奏できるのでしょう?プロとはいえ、仕事とはいえ、聴衆側でさえ、ずーっと同じ集中力で聴き続けるのは無理です。

私自身は2日目の方がリラックスして聴けました。音楽の全体像が更によく分かって、本当に楽しい。今日は前衛的なものや革新的なのが逆に面白くなり始めて、かなり余裕。このように緻密で奇想天外で、万華鏡のような音楽を聴き慣れてしまったら、他の音楽が聴けなくなるんじゃあるまいか?ってことはないでしょうけれど、それほど麻薬的な魅力を感じます。

最新作『The Way Up』は一曲約70分の超大作。クラシックの組曲のようなものです。それで思うに、この『The Way Up』を全部通してライブで演奏されるのは、今回のツアー限りではないでしょうか?細切れにして主題の部分を5分程度演奏するということも考えられなくはありませんが、通しでやるのは今回のツアーの他はないような気がします。そうしてみると、貴重なライブを見ることができたことになります。

22日の個人的なハイライトは「ついておいで/Are you going with me? 」でした。ギターソロがとてもセクシーで、思わず官能のスイッチを押されてしまいました。私のこのスイッチを押せるミュージシャンは、ギターでは他にクラプトンくらいでしょうか。そのスイッチが押されたせいもあってか、その後のピアノとギターの掛け合いはこの世にないほど透明感があり美しく、音楽は本来こうでなくっちゃという極みで、ずーっと一生このままこの音楽を聴いていたい、という気分でした。

それにしても、パット・メセニーはいったい何種類のギターを駆使しているのでしょうか。それから、お恥ずかしい話ですが、パット・メセニーがギタリストであることは知っていても、彼のアルバムを聴いてもギターらしき音はあまり出てこない。ポップス・ロック・ファンである私が知るギターの音色は限られたもので、ヘンテコな音を出すギターといっても、10CCのギズモ程度。まさか世の中にシンセ・ギターなどというものが既に80年代に存在していたとは驚きです(知らなすぎますね)、パット・メセニーのライブ・ビデオを見るまで、”あの”音がギターであったとは夢にも思いませんでした。

それで、以下がセットリストです。国際フォーラムの2日間は変わらなかったようです。アメリカでの演奏曲目などを見つつ、自分が覚えている限りのところなので、間違っている場合はどうぞ遠慮無くご指摘ください。出展アルバムはなるべくオリジナル・アルバムを選んでいますが、分からないものもあるので、これも正しいものを教えていただければと思います。

**Pat Metheny Group in Tokyo set list **
Intro: This is Not America 『The Falcon And The Snowman: Original Motion Picture Soundtrack』
The Way Up   『ザ・ウェイ・アップ/The Way UP』
(Go) Get It   『トリオ99>00 / Trio 99>00』
James   『オフランプ/ Offlamp』
Lone Jack    『想い出のサン・ロレンツォ/ Pat Metheny Group』
Are You Going with Me?  『オフランプ』 『トラヴェルズ/ Travels』
Last Train Home  『スティル・ライフ/ Still Life (talking)』『The Road To You』
Roots of Coincidence  『イマジナリー・デイ/ Imaginary Day』
Always And Forever   『シークレット・ストーリー/ Secret Story』
Farmer's Trust 『トラヴェルズ/ Travels』
Minuano (Six Eight) 『スティル・ライフ/ Still Life (talking)』

アンコール
Song for Bilbao 『トラヴェルズ/ Travels』

今回のツアーのDVD発売を期待したいですね。それから、聴衆は21日よりも22日の方がよかった。昨日と連続で来ていて一曲目が1時間以上だと知っている人が数多くいたであろうことと、曲間に大声を出したりピーピー音を出す輩がいなかったので、雰囲気が中断されることなく、落ち着いて聴くことができました。アコースティックな曲の前でギターがアンプに繋がらず(ケーブルが分からなくなったとか?)、若干の空白時間が出来た際も、誰一人声も出さず(咳払いのみ)、みなさん、素晴らしいマナーでした(拍手!)。そういえばのりのりで演奏するパットが一度、ギターのケーブルを踏んづけて抜いてしまった場面がありましたね。

最後に、お子さんをお連れの親御さん方、ご苦労様でした。誰かに頼んで置いてくるほど小さくもないし、一人で留守番させておくにもまだ心配な年齢のお子さん(小学生中学年程度)をお連れの方をかなり見かけました。次の日は学校がないので、少し夜更かしさせても大丈夫ですしね。子供は偏見がないので、思いの外ジャズが好きなようです。音楽好きのお子さんになるといいですね。 (小倉悠加)
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# by icelandia | 2005-04-23 18:56 | Comments(2)
やっと見た!生パット・メセニー
いつもICELANDiaブログを読んでいただき、有り難う御座います。
ここはアイスランド関係のブログなので、この話題を出すのは正直なところどーかなーとは思うのですが、この感動を誰かに伝えたいという気持ちが強く、どうしても書かずにいられません!(なので、新たに「アイスランド以外」というカテを追加しました)

それほど素晴らしかったパット・メセニーの東京公演。

彼の素晴らしさは私が認める前に、グラミー賞がたーっぷりと認めていますが、ここ1-2年で遅ればせながら彼の凄さに気づいた私は、80年代からの彼のライブを見ていなかったことをこの上なく後悔していました。パット・メセニーという名前は80年代初頭から当然知っていて、でも、ラリー・カールトンとか、リー・リトナーとか、そういったフュージョン・ジャズ・ギタリストのひとり、といった感覚で、それほど特別視もしていなければ、どちらにしてもジャズはあまり聴いていない時代だったので・・・・完全に逃していました。

この1-2年でパット・メセニーを大好きになってしまったため、ライブを見ていないことが悔しくて悔しくてぇ。90年頃だったか、周囲がやたら「パットが来る、パットが来る」と騒いでいた時期があり、「はぁ〜〜?」なんて思っていたら、それから15年も経った今、自分が同じように騒いでいる(遅い!)。

なので今回は気合いを入れて、チケットを取りました。

正直なところ、根っからのポップス・ファンである私には、若干前衛的すぎて革新的すぎて、よぉわからん、というところもありますが、全般的には本当に素晴らしい。彼はギタリストであり、サウンド・クリエイターなんですね。すごく緻密で、奇想天外で、これだけ内容の濃いコンサートは、いくら催し物が多い東京でも、滅多にないのでは?というクオリティ。それから、国際フォーラムでは何度かコンサートを見ていますが、今回が一番よかった。音響抜群です(パットの場合はいつもあのように音響抜群なのでしょうか?)。座席の良さもあったかもしれませんが(卓よりも10列程度後方の中央あたりの席)、耳栓無しで気持ちよく聞けるポピュラー系(ジャズも含む)って、珍しくありませんか?

で、個人的にはアルバム『オフランプ』からの「ジェイムス」をやってくれたのが、すごくうれしかった(これって完璧にミーハーファンの感想文ですね:笑)。この曲は、80年代にどこかで聴いてとても耳に残っていて、演奏者はパット・メセニーらしいということは何となく分かっていたものの、曲名がわからないまま20年の月日が経過。80年代はお嬢さんだった私も、今では子持ちの立派な中年女性になり、今やポップスやロックよりもジャズの方が好きで、「パット・メセニーというのはみんながいいというのだから、一枚くらいは聴いてみよう」というのが命取りとなり、購入したパットのアルバムはあれよあれよという間に10枚を軽く越えました。それでやっと見つけたのが、この「ジェイムス」という曲。日本語の解説を読めば、ジャイムス・テイラー風にやったのだそうで、言われてみれば確かに”っぽい”!一時期ウエスト・コーストのシンガーソングライター系ばかり聴いていた時代があったので、ジェイムス・テイラーの曲風はよくわかります。80年代当時の私がそんな背景の曲に惹かれたということに、至極納得したのでした(解説はありがたい)

4月21日は、そんなわけで私の初の生パット・メセニー体験でした。もちろん22日も行きます。ライブは毎日出来が違うため、出来ることなら同じアーティストは2-3度続けて見たい。2度見ることができるので、わーい、わーい、と心の中で喜んでいた時に、ふぅーっと浮かんだのが、「でも、生ジャコパスは見逃したよね」ということ。そう、私がパットを初めてまともに聴いたのは、ジョニ・ミッチェルの『シャドウ・アンド・ライト』というアルバムで、そこにはジャコとパットの両者が入っていたのです。うーん、ジャコパスは見逃したなぁ・・・。

そうそう、アイスランドですよね。えーと、去年の12月オスカール・グジョンソン(オスカールの試聴はこちらでどうぞ)というサックス奏者を日本に招きました。渋谷のCDショップに連れて行ったら、「ビルが丸ごとCDショップとは信じられない」と狂喜乱舞して、あれやこれやとアルバムを購入。私は例によってパット参り。その後の昼食時は、どのアルバムをなぜ購入したかという話になり、オスカールが言うのです、「僕さ、パットのアコースティックなアルバムを最近購入して、すごく気に入ってるんだ。タイトルは・・・何だったっけ・・・」。「『ミズーリ・スカイ』じゃないの?チャーリー・ヘイデンとやった作品」「そうそれ!」と、延々と『ミズーリ・スカイ(Beyond The Missouri Sky)』がいかに素晴らしいかの話で盛り上がったのでした。パットって、アイスランドで演奏したことはあるのでしょうか?

確かにパットは私の音楽的趣向にはちょっーとばかり前衛的なのですが、それでもポップでコマーシャルな要素も多分にあり、メロディや主題がしっかりしているので、なんだかんだと言いながらも、やっぱりすごく魅力的です。
本日私はしっかりと堪能させてもらいました。明日もきっと今日以上に堪能することでしょう。(小倉悠加)
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# by icelandia | 2005-04-22 02:45 | Comments(2)
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